彼女の右手を引き寄せた。突然の事に驚いた彼女が
「ひゃっ」
と声をあげた。
その声に動じもせずに彼女の華奢な腰に手を回した。迷うことなく彼女の唇に食らいつき、まるで高級な果物を少しずつ喰らうかの様に味わった。
柔らかくチロチロとうごめく舌を捉えて私の舌と絡ませる。最初は遠慮がちにだった舌の動きがどちらともなく激しくなっていく。
――ああ、舞。愛しているよ…。
決して口には出さない…いや出せないが心はその思いでいっぱいだった。
長い長い濃厚なキスを終えると彼女の顔が離れていった。彼女は口の周りについた両方の唾液を舌で舐めた。舌の動きを見ているだけで、いやらしい気分にさせられる。
私の視線に気づいた彼女の形の良いな唇が、再び私の鼻先に近づいた。口をすぼめ微かに息を吐く。甘い彼女の香りが直に鼻をくすぐった。
彼女の後頭部に荒々しく左手を回すと先程よりも熱く激しくキスを交わした。
続…かせて頂けますか?
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