「タオルここ置いておくからこれ使いな。」
浴室の脱衣場から梨果に声をかける。
「あ、ゴメン。ありがと。」
曇りガラスに裸体を透かせた梨果が答えた。
部屋に戻ると梨果の脱いだ制服が畳の上で異彩を放っていた。ブラウスを手に取り鼻に当てると梨果の甘い香りがした。まだ服を着ていない中年男の私は恥かしげもなくこんな行為でペニスを膨張させてしまう。脳裏に梨果の裸体が蘇る。完全に梨果の虜になってしまった。梨果は私に極上の快楽を与えてくれた。
その時、部屋の扉が開きバスタオルを体に巻いた梨果が戻ってきた。私は梨果に駆け寄り、バスタオルをはぎ取ると、全裸の梨果を強く抱き締め、烈しく口づけをした。汗を流した梨果の若い肌はさらりと心地よく、腹に当たるペニスはすぐ射精を催し、ボタボタと床に垂れた。1分ほどのことだった。
その後、梨果には再びモデルに撤してもらい、昨日描きかけていた梨果の裸像を描き終える事ができた。
「上手だね!リアルすぎて恐い。知り合いが見たら梨果ってわかっちゃうよこれ。」
私のスケッチを見て梨果は久々に声をあげた。
「でもサービスで胸を少しだけ大きくしといたよ。」
「えー!人が気にしてることをー!大きなお世話てすぅ!今や貧乳はステータスなんだよ。希少価値なんだからー!」
「いや、貧乳ってほどじゃないんじゃないかな…ははは。」
私はそんな乳房に手をやり顔を引き寄せて再び口づけをした。
「ん…もう。じゃ服着ていい?」
「うん。そうだね。じゃあ着るところも観察させてもらおうかな。見られるの少しは慣れたかな。」
「えー!慣れたのかなぁ…恥ずかしいよ。」
梨果はそう言いながら立ち上がると小さく丸まった下着を手にし、片足づつ通して引き上げ、陰部を隠す。時々ちらちら私の顔色を伺いながらブラを手に取り、肩紐を通すと、美しい乳房は隠れ、手を背中に回してホックを留める。右手をカップの中に入れ左乳房を引き上げ、次に左手を右カップの中に入れてやはり乳房を引き上げる。そして両手をカップの上に添えて整える。こちらを一瞥し、髪に手をやる。
「なんかこんなとこ見られるの恥ずかしい。私の場合あまり意味ないんだけどね。ブラがそういう形になってて…」
なぜか取り乱す梨果に手元にあるブラウスを手渡した。
ブラウスを着るとスカートを履き、ソックスを履いてリボンを付けると、ニットのベストと例のハーフパンツが残った。梨果はそれを手に取る。
「ちょっと待って。梨果さんこっち来て。」
私は床にあぐらをかいて座り、梨果を呼び寄せた。
「ん?どしたの?」
「そのままこっち向いてスカートをめくってみて。」
「え?!え!なんで。」
「訓練だよ。」
「って何の訓練。うー…うん。」
そういうと何となく悟ったか梨果は両手でチェックのスカートをつかんでゆっくりめくり上げると白い下着を顕にした。
「うぅ…さっき裸だったのに…逆にこういうの妙に恥ずかしいよぉ。ねぇもういいでしょ?」
「よし。今度後ろ向きになって。」
「えー。もう今度はなんなの?こう?」
「そのまま前屈みになって。」
「えー。やだなぁ…」
「膝曲げちゃだめだよ。そう。もっと屈んで。」
短いスカートはすぐ役割を放棄し、折り目正しいプリーツの奥に下着に包まれた尻が露出した。
「ちょっとじっとしててね。」
私は下着を横にずらし、性器を手で開き、確認した。
「キャ!なになに!ち、ちょっと!」
あきらかに濡れている。やはり羞恥に晒されるほどこの少女は性的興奮を催すのか。
「もう、なんなのー。」
「よし。いいよ。合格。よくできました。きっと吹っ切れたはずだよ。あとブラが透けるのなんてこれに比べればどおということないでしょ?」
「…えと、うん。…暑いから…いっか。…暑いから。」
「うん。もうやめな。」
「…うん。頑張る…頑張る。」
梨果はそういうとベストとハーフパンツをぬいぐるみのぶら下がった紺色のバッグにしまう。
「おっと、まずいなこんな時間か。息子が帰ってきたらことだ。」
「息子さんいるの?何歳?」
「15歳。梨果さんと同じだよ。もっとも学年は一つ下の中三だけどね。」
「げっ!それヤバいね!はやく帰らなきゃ!」
「梨果さん。夏休みはいつまで?」
「31日までだよ。」
「じゃあ夏休みのうちに内緒で温泉に行かない?」
「え?温泉大好き。でもお泊りはちょっと…」
「日帰りでいいよ。群馬のそうだな…近くだから。」
「え!ホント?行く行く。連れてって。いつ?」
「じゃ、次の日曜は?」
「大丈夫だよ!わかった。楽しみ。」
「よし、決まり。」
「じゃあ帰るね。いろいろありがと。」
「ありがとうはこっちの台詞だよ。なんかごめんね。ちょっと強引にしちゃって。」
「…うん。でもいいの。…おじさん好きだよ。」
「ありがとう。おじさんも君の虜だよ。」
「…ん。」
「送っていくよ。」
「ううん。大丈夫。チャリだから。ブーンって帰る。」
「そっか。」
玄関の外まで送ると自転車の鍵を外す姿で早くも下着をちらりと見せていた。
「パンツみえてるよ。」
「キャ!もう。すっごい気ぃ使うね。」
「はは。じゃあ気を付けて帰るんだよ。」
「うん。じゃまた日曜ね。バイバイ。」
伸びやかな足でペダルをこぎだし、梨果は去っていった。後ろ姿を見送るとすれ違いに息子の智明が帰ってきた。
「あ、おかえり。」
「…今の誰?」
「ああ、知り合いのお嬢さんだ。」
「桐邦高の制服…家からでてきたよね。」
「あ、ぁ…届けものをもってきてくれたんだ。」
「…ふぅん。」
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