梨果は舞台に上がると小さな裸体を高い位置から晒した。手は股間に添えられ性器の露出を阻んでいる。ダウンライトが当てられ明るくなったその舞台で羞恥に耐えるその様が痛々しい。一枚の布をあてがう情けはないのであろうかと思ったが、自分も強く梨果の神秘を望み、さらには羞恥に耐えるその姿はサディズムを刺激した。
「えっと…どうすれば?」
梨果は講師に尋ねると
「みなさんどうでしょう。なにぶん素人なので梨果の楽な形でよろしいでしょうか。」
そこで生徒側から声があがった。
「そうですね、じゃあ椅子に腰掛けて片足を膝を立てて乗せて…」
声の主を見ると自転車屋の川瀬氏だ。梨果も顔をあげ川瀬氏の存在に驚き、さらに他の生徒達を見渡すと何人かの知り合いの存在に気付き愕然とした表情をした。ショックなのか目が潤むがもう既に少女は全裸を晒してしまっている。更に旧知の川瀬氏の要望は性器をあからさまに晒すような内容と誰もが理解できるものだ。
「え…ぁ、自転車屋さん?えと…それは…ちょっと…」
梨果が小さな声でいいかけると
「うん。それでいいんじゃないですかね?」
同じく梨果の旧知である田村氏の声高な意見に阻まれる。多数決なのだ。大半が賛成した。
渋々梨果は性器を気にしながら腰を下ろし、顔を真っ赤にして片足を上げた。
「梨果ちゃん。その手はどけてごらん?」
幼い子供を諭すように初老の川瀬氏が梨果に言った。幼少の頃から知ってる優しいおじちゃん達から変貌し、男の欲望の塊と化した彼らの圧力に満ちた要望に梨果は唇を噛みながら応えるしかなかった。
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