終了の時間になると梨果は早々と舞台から下り、皆が注目する中バスローブをまとい着替えた別室に駆け込んで行った。それを期に皆も片付け、帰りの準備をしていた。こんなに高揚した時間は久々だった。下着が不快に湿っており、更に動くたびに少量づつの液体が尿道口から溢れ出す感覚を伴う。ふと、川瀬氏と田村氏が会話を交わしているのが気になり、聞き耳をたててみる。
「梨果ちゃん良かったねーピチピチだった。あの梨果ちゃんだと思うとたまんないね。」
「やっぱり乳は小さくて乳首も子供っぽかったけど可愛らしくてツヤツヤだったね。またあの梨果ちゃんってのがまたねー。成長したもんだ。まさか成長を直に見れるなんて普通じゃありえないよな。しかも余すとこなく全部。」
「ちゃんと見たか?梨果ちゃんのオマンコ。子供と大人の中途半端な感じで本当見ちゃっていいのかよ?って罪悪感が逆に興奮したね。あんなの初めて見たよ。」
「見た見た。またあの見られちゃった。って顔がたまらなかったね!チラッと奥が見えた時濡れてるように見えたけどまさかねー。もうちょい開けるとよかったけど梨果ちゃんのマンコ自体が閉じ気味なのかな。」
「ヘアーが無いから割れ目はよく見えるんだけど、確かに奥が見えづらかったねあそこまで足を開かせたのになぁ。」
「手で強引に開かないとダメかもね。締まりがいいんかね?梨果ちゃん処女かなぁ。処女だったら処女膜ってのを一度みてみたいよ。」
「馬鹿、そんなもん見えるかよ。」
あの幼い少女に対する感想が淫語にまみれてるのを聞いて、大人の男が寄って集って美しい肌に精液を飛ばして白濁の液体にまみれている梨果を連想し、また局部に血がめぐる。
そうこうしているうちに皆は帰りはじめ、私は片付けに遅れをとってしまい、例の「舞台」を片付けている講師と二人きりになった。
「先生、お疲れさまでした。今日は大変でしたね。」
「あぁ。君か。うん。洋子くんが急病らしくてね。大学に連絡したけど代わりを手配できなくて仕方なく梨果に頼んだんだが貧相で申し訳ない。」
「いえ、とんでもない。また新鮮な感じがしてよかったですよ。娘さんは何度かモデルの経験はあるのですか?」
「うちでは子供の頃から何度かやってもらってるよ。さすがに裸はないけどね。しかも他人の前は初めてだから今回は過酷だったかもね。そんな中先程の君の進言はありがたかったよ。」
「いえ。しかしよく引き受けてくれましたね。因みにぶしつけですが、では娘さんの…を御覧になるのは久しぶりですか。」
「え?ぁあ…そうなるかな。小さい頃に風呂入れてやってたから10年とかぶりになるかもしれないね。」
苦笑いする講師に合わせるように笑って
「いいですね。うちは馬鹿息子しかいないんで。」
「いやいや生意気で困ったものですよ。それじゃあ私はこれで失礼しますよ。」
「お疲れさまでした。」
そうして講師は教室を後にした。私も鞄を肩にかけ教室を出た。
この施設へは市内巡回バスに乗り通っている。本数が少なく、次の時間までまだ15分程あったので一人ベンチに腰をかけ先程のスケッチを開き眺めていた。晩夏の夕暮れは少し過ごしやすくなり、ひぐらしが秋の訪れを告げていた。
「あれ?ぜーんぜん描けてないじゃないですか。」
急に後ろから声がかかり、驚いて振り返ると梨果がそこにいて私のスケッチを見ていた。
「お疲れさまです。梨果はピンチヒッターだから今回だけですからね。描けてなくても知らないんだから!次回からはまた洋子さんだよ。」
「あ、梨果さん。お疲れさま。うん、描くの遅くなってしまったよ。」
「そっか。やっぱ私なんかじゃ描く気しないよね。」
「いや、そんなことないよ。むしろ見とれてしまって…」
あわてて変なことを言ってしまって、自分も梨果も閉口してしまう。しばらくして。
「そっか。」
と言って梨果はベンチの私の隣に座った。ふとTシャツの胸の膨らみを横目で見ると先程まで見ていた中身が脳裏に蘇る。
「…梨果が裸になった時ね、目がみんな梨果を…ていうか胸とか身体ばかりを見てて…変な気分だったの。すごく恥ずかしいのはわかってたんだけど怖かった。どんどん変な感覚になってくるし、なんか不思議な気分になってきて…だから特にアソコ見られるのは嫌だったよ…なんか心の中まで覗かれてる感じ。隠していいって事になって本当よかったの。」
そう言うと深く溜息をつくと数秒の間があり言葉は続いた。
「あの…ちょっと聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
「え?なに?」
「えと…初対面の人にこんなこと聞くのは…てか初対面だから聞けるのかな。えと…男の人のアレの事なんですが…」
梨果が赤面して言うそのアレというのはペニスを意味してるのは汲み取れた。
「その…あれが大きくなるきっかけって何なんですか?」
どう答えていいのか困った。しかも相手は15歳の高校生だ。
「それは…エッチな事を考えたり。見たりしたらとか…」
「やっぱそうですよね…。だから気になっちゃうんです。以前から電車内で前に立った人のズボンの前を見ちゃったりするんです。梨果って変な子なんです。」
「そうなんだ。でもどうして急にそんな話を?」
「今日モデルやってて思ったんです。例えば電車でスポーツ新聞のえっちなとこ読んでる人のを見れば大きくなるかな?と観察してみても変化無いんですよ。」
「うーんそれはそうかも。うまく説明できないけど場所とか状況とかひっくるめて興奮するからね。」
「だとすると今日モデルをしてみんな凄かったんです。あの場所は美術を学ぶとこですよね?でもね、みんな凄かった。川瀬のおじさんも田村さんもみんな…。」
ドキッとした。私も含めて言われているのか判らないが、講師の事を思い出した。梨果はスッと立ち上がりこちらに向き直った。
「今日の絵の続き、描きたいですか?」
「え?まぁそうだけどもう今回だけだから…。」
「特別にモデルやってあげる。個人的に。ただお願いがあるの。おじさんも裸になって欲しいんだ。」
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