<第2章>
俺はキヨシの仲立ちにより、志乃の手で筆おろしを済ませた。
その後、キヨシには内緒で何度となく志乃を尋ねては交渉を持った。
志乃は、俺を拒む事は無かった。むしろ、俺との行為を楽しんでいたのかも
しれない。
キヨシとの関係はその後も続いてはいたが、それはキヨシの太マラにあり、
気持ちは俺の方に有ったと自負している。
まだ青かった二人の男達は、こうした志乃等の存在によって、完全な男へと
変身していた。
その事を、二人の女はまだ知らずにいた。
「居るじゃないか・・タクローの所にも女がひとり・・・。」
筆おろしが済んでからと言うもの、あの時のキヨシの言葉が、
俺の胸の中で次第に大きく膨らみ始めていた。
その頃から、俺は母を女として見る様になっていた。
年齢的には同年代であろう志乃と母とを比較し始めたのだ。
ある時、志乃と交わりの最中、母の姿を重ねて見た。
その時、不思議な事にペニスの硬さが増し、更なる興奮を得たのだ。
母がどの様に喘ぎ、乱れるのか・・その興味が次々と湧き出し、果てしなく
母に対する願望が膨らんで行った。
母としたい・・それは今や俺の切なる願いに変わっていた。
では、如何すれば母と出来る・・?
その事を考える日々が続いた。
そう考えて行くと、父親の存在が疎ましく思え始めた。
母と二人きりなら・・いくらでも機会は考えられたが、父が居てはそれもま
まならない。
でも、父の居ない時なら・・、そんな簡単な結論を得るまでに多少時間がか
かった。
父の居ない時間?
そうだ・・父が出掛けた後なら、母と二人きりになれるではないか・・。
その時なら・・、俺は本気でそれを考え始めたのだ。
母の気持などは眼中になく、母とやる事だけが頭の中一杯になっていた。
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