しばらく彼の愛撫は続きました。あの夜のように、私の熱い沼の中に小魚が迷い込んできました。先回とは比べようがないくらい、縦横無尽に泳ぎ回ります。まさに水を得た魚なのでしょうか。
私の花芯を吸い上げる唇と、いたずらっ子の小魚で、もう私は息も絶え絶えになってしまい、許しを乞う私の声もかすれていました。
「ねぇ、もう許して」
彼は静かに床に立ちあがると、両太ももを抱えて私の身体をずらし、ベッドに平行に横たえました。私の胸元にたくしあげられたセーターとブラジャー。腰に巻きついたスカート。彼がこれらすべてを抜き去ると、私はショーツ1枚の姿でベッドに横たわっています。少し残った羞恥心が両腕で乳房を隠していました。
彼も手際よく一糸まとわぬ裸になりました。そして横たわる私の足元に立膝でにじり寄り、スルスルと私の最後の布切れをはぎ取りました。あの通夜の夜にはなかった、二人の生まれたままの姿です。
彼は私の下半身を持ち上げるかのように、引っ張り上げ、後ろにでんぐり返りそうになるくらい、高く腰が引き上げました。彼の目の前にはむき出しになった、私の濡れそぼった下半身があります。
その体勢で彼はふたたび私のソコに吸いつきました。さっきと大きく違うのは、彼のすぼめられた舌先が私の中に侵入したり、唇がソコを取り過ぎて後ろの部分にまで到達したりしているということです。
私のからだの奥からすべての愛液を吸い取るかのように、音を立ててすすりあげます。私はまたもはしたない悲鳴をあげてしましました。彼はわざと私に聞かせるかのように、ぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃとそこをなめあげます。
その後、1時間余りにわたって密室で繰り広げられた二人の行為は、私の感性を時に高みに、時には奈落に落とし込み、何度となく絶頂を迎えるほどの過激な交わりでした。
しかし意識がもうろうとなる激しい動きの中でも、私の中にいるもう一人の女が、荒れ狂う私と、繰り広げられる痴態を冷静に、あたかも映画のスクリーンを眺めるように見つめていたのです。
狂おしい時間の経過を、そんな彼女に説明させます。
激しい愛撫の後、彼は私の体を横たえると、両ももの間に体を割り込ませてきました。そして彼はペニスの頭を、すっかり濡れそぼった割れ目に押し当ててきました。少し押し込むようにすると、私のソコは彼を優しく包み込むように迎え入れたのです。
「綾さん、入るよ、いいね?」
私はコクコクと何度もうなずきました。
彼はそのまま、ぐぐっっと腰を押し込んで、私の奥まで満たしました。
「ムグッフ」
私の悲鳴は彼の唇で遮られました。それほどすごい声だったのです。しばらくそのままの体勢で、二人は呼吸を整えました。彼が身体をやや起こして私の顔を覗き込みます。私も目を開けて彼を見つめました。
「あああ、綾さんの中だ、やっと入れた」
感慨深そうにため息交じりにつぶやきます。
私が再び目を閉じると、彼は動き始めました。始めは緩やかな、私の中を探るような動きが、次第に激しくなりました。リズミカルな動きに私の両ももが自然に開いて行きます。
「アッ、アゥ、アッ」
私の方からも下から突き上げるように彼を迎え入れます。
私の開かれた両足の膝が、一気に彼の両肩に担ぎあげられました。一層深いところまで侵入したペニスは、再び大きなストロークを繰り返し、私の奥につきあたり、突き破られそうな怖いまでの快感です。
彼は時折ペニスを抜き去ると一呼吸を置いてから、外から一気に侵入してきます。
抜き去られた不安と不満と、一気に侵入してくるその衝撃に、立て続けに絶頂を迎えました。
「だめ、これだめ、きつすぎる、こわれちゃう、どうにかなっちゃう」
何度かくりかえされたそんな出し入れ。
その後、私の両足を彼の体に巻きつかせ、背中に両手をまわして、私を抱き起しました。胡坐をかいた格好の彼の両足の中に、私のお尻があります。二人の下半身はつながったままです。
「綾さん、僕たち今一つになってるんだよ。ここ、見てごらん」
恥ずかしさに、きつくつむった両眼を開けて、恐る恐る前かがみに覗き込みました。私のソコが彼のペニスをしっかりとくわえこんでいる様子が見えます。
「いやっ」
身体を後ろにそらせて両手を背後につきました。彼はその体勢で私の腰をつかみ、前後に揺さぶるようにピストンを始めます。何度か突かれたあと、私は耐え切れずに後ろに倒れ込んでしまいました。
彼はつながったまま両膝立ちになり、私の腰を持ち上げてピストンを続けます。ブリッジのように反り返った体勢でのピストンは、さっきまでとは違った角度へペニスの先端があたり、またも激しい絶頂に襲われました。そしてその動きが最高潮に達した時、私は生まれて初めての異様な高まりを感じ、身体の中から何かがほとばしるような感覚とともに気が遠のいて行きました。
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