「さぁてと、これで良しと」
手際よく荷物を収納し終えた彼は、おもむろにベッドカバーを引っ張り外し、それを床に落として、ソファに腰掛けた私に近づいてきました。
私のあごに手をかけ顔を仰向かせます。私は眼を閉じたまま、彼の口付けを受けました。静かな口付け。そのあとの激しい行為をまるで予期させない、とても穏やかの一瞬でした。
両肩をつかみ、引っ張り上げられた私は、黙って彼に従い立ち上がりました。
唇が解放され、肩を抱かれたままベッドに、ふたり並んで腰をおろします。
「会いたかった綾さん。あの日から今日までどんなに長かったか。どれだけあなたを想ったことか」
そう言いながら静かに私を押し倒します。軽い圧力をかけてのしかかってきた彼は、また私の唇を求めます。
今度の口付けは、私の唇をこじ開け強引に舌を割り込ませる、そんな激しいものでした。私も夢中で彼の舌に応じてしまいました。
サマーセーターの裾から差し込まれた彼の右手が、私の乳房をブラジャー越しにまさぐります。的確に乳首をもて遊んだあと、器用に私の背中のホックを外し、自由に解き放たれた私の乳房をじかに掴みました。指の間に挟まれた乳首に快楽の電流が走ります。
「ムググウウ」
唇をふさがれた私の鼻から、吐息が漏れました。
それは時に激しく、時に優しいタッチで、私の体の奥深くの快感を刺激します。
たくしあげられたセーターとブラジャー。彼の唇が右と左の乳房を往復します。
そして彼の手がスカートの上から太もも這いまわり、やがて裾からゆっくりと侵入、這い登ってきました。
「ねえ、お願い、シャワー浴びさせて。お願いだから、先にね。ねっ。仕事で汗かいたし、今日も暑かったから私汚れているわ。だからねっ、お願いよ」
彼の手をスカートの上から押さえ、必死に懇願する私。
「大丈夫さ、綾さん。あなたは僕の女神さまなんだ。あなたの汗なんかちっとも気にならない。あなたは汚れてなんかいないさ」
そんな歯の浮くような彼の言葉でも、女心が迷います。
「そんなこと言ったってぇ、でもぅ」
体をよじって拒否の姿勢をとる私でした。
でも彼のあまりに強引な攻撃に根負けして、思い直しました。
『会社を出る前にトイレで下着は変えてきたし、濡れティッシュで一応はソコの汗も、汚れも拭いとってきたんだわ。そんなに汚れてないはずだわ』
あとは彼に私のすべてを任せる決心をして、体の力を抜きました。
彼の腕はさらに上に伸び、私の下腹部に到達しました。しばらくパンストとショーツ越しに平たくなでていましたが、さりげなく股間に手を差し入れてきました。指が私のソコの堤を平行にこすりあげます。
「あっ」
「あっああぁ」
「あっ、あっ」
時折いたずらな指先が、堤の分岐点にある花芯に触れ、軽く押しこむように刺激し、そのたびに声が漏れます。
汗ではない、かなりの湿気がソコをおおっていたはずです。
彼は私のスカートのホックをはずし、ファスナー下げると、腰のくびれまで乱暴にまくりあげました。下着姿の下半身があらわになります。
そしてパンストの上端に手かけると、徐々に引き下ろし始めました。
私は床に下ろした両足の爪先を立ててお尻をあげ、彼の行為に協力します。彼は私の両足から一気に、パンストを抜き去りました。
私にしてはかなり大胆な、ブルーのハイレグのショーツが彼の目の前にさらされています。そこには濡れシミが滲んでいたかも知れません。あまりの恥ずかしさに両手でクロッチの部分を覆い隠しました。
「ねぇ、恥ずかしいわ。見ないで。お願い」
そんな私に彼は聞く耳を持たず、私の両膝を彼の肩にかけ、両手で私の手をやさしくひきはがすと、今まで隠されていたクロッチの部分に唇をあて、顔全体で愛撫を始めました。それからは彼のなすがままでした。
私の細くソコを覆っているショーツの布を横にずらせると、あらわになった下の毛にフーッと吐息を吹きかけました。
「ああああああー」
そして、そこに吸いついてきたのです。お乳をほしがる赤ちゃんみたいに。
しばらく続く彼の口の愛撫。私はソコの一点ですべてを感じていました。
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