【Side Story-1】
○月×日
ここに来れたなら僕と彩依の説明は要らないよね?そう、ちょっとだけ訳ありなんだ。
で、僕が何も知らない彩依に"男の子"の事を教えなきゃならなくなったんだけど…。
シャー…
「ン…ンン…」
今、二人は家のバスルームでシャワーしてます。彩依がちゃんと男の子になったかの検査なんだけど、例によってイキナリ僕の前に出すんだもん。ビックリして思わず殴っちゃったよ…。ホントにデリカシーが無いんだから…。
「ハァ…ハァ…もう、こんなにしてぇ…」
「紫織が触るからだろ」
「触らなきゃ洗えないでしょ」
まさか"男のコ"の洗い方も知らないなんて思わなかったからレクチャー中。
「ホラ、ちゃんと剥いてここも綺麗にしなきゃ。一番汚れが溜まるんだからね」
男の子になりたてだから仕方が無いけど、僕が他の男のコを洗う羽目になるなんて…。
裸で仁王立ちの彩依の前に跪き、大きくなった彩依のを泡をタップリ付けた手で優しく洗っているんだ。仕方が無いだろ、だってスポンジだと痛がるんだもん。
「ホラ、もう…動かないで」
「んな事言ったって…大体なんで紫織だけバスタオル巻いてるんだよ」
いくら幼馴染みで公認の仲といえど簡単に見せられますか。
指を動かす度に腰が跳ねるからどうしても力が入ってしまい、結果扱いてるようになってしまう。
「ホントにそう洗うのか?遊んでるんじゃ無いだろうな…あっ…」
「じゃあ自分で洗ってよ。やり方解ったでしょ?」
本当はもう綺麗になってるんだけど彩依の反応が可愛くてツイツイ指がエッチに動いてしまう。だって元は男子だからポイントは手に取るように判るし。
「そ…それはヤダ…ゥ…ァア…」
「だったら大人しく…って、キャアッ!?」
ビュクッビュクッ…
彩依から白くて熱いモノが噴き出し、僕の顔や胸に降り注いだけど何が起きたか解らず固まってしまった。
「ちょ…ヤダ。出るなら言ってよ、もう…」
疲れたのか彩依は壁に寄り掛かって肩で息をしている。
「で…出るって?」
「今のが"射精"、赤ちゃんの素の精液が出たって事。これ位授業で習ったでしょ?もう、ベトベトだよ…」
「ハァ…ハァ…そうか、今のが射精か…なら一応はクリアだな」
「何がクリアよ、採取出来なきゃちゃんと能力があるか調べられ無いじゃないか…」
温度を確認したシャワーで泡と精液で汚れた彩依のを洗い流し、自分も流してから巻いたバスタオルで拭う。
「精液を浴びた紫織って凄くエッチだな…っていうか、水着まで着てたのか?」
「当たり前でしょ?今日はそういう事する為じゃ無いし」
あくまで彩依が男の子として生きていく為の知識とちゃんと男性になっているかの検査が目的なんだから。
……ホントだからね。
「何を今更…。紫織の裸はこの前隅から隅までチェック…」
バシッ
「もう、それがデリカシーが無いって言ってるの。あの時彩依はまだ女の子だったでしょ!男の子に見られるのとは違うの!」
あの時は本当に大変だった。朝起きたら突然女の子の身体になっていて、無理矢理制服どころか下着まで女の子用のを着せられて…。しかもその当日に初潮まで迎えてしまった。
後日、生理が終わった2週間後に排卵された卵子を確認して完全に女の子になっている事を思い知った。その時大きな病院で分娩台みたいなのに座らされて大きく脚を開かされるわ、触診されるわ、MRIで全身診られるわと恥ずかしいやら疲れるわと散々だった。
両親の情報は残しつつ遺伝子レベルでの性別のみを変えられたのだからある意味物凄い天才なんだろうけど、僕にとってはただのエッチで危ない幼馴染みなんだよね…。
「これからは出そうになったらちゃんと言ってよね。それ位はマナーなんだから……って、またおっきさせてるしーッ!?」
「いや…何て言うか、紫織を見てたら自然に…。その…何とかしてくれないか?」
何とかってーーッ!?
ま…まさか、抜いてくれって事?そ…そんな事…ボヒュ~。
さっきのは純然と洗い方を教えていただけだけど、今回はエッチな行為そのものだから…。
一気に恥ずかしさが込み上げてくる。
シュッ…シュッ…
「・・・ハァ」
結局、しちゃってる…。だって彩依にウルウルと困った瞳で見られると…。
「ネェ、まだ?」
「いや、凄く気持ちイイんだけど、まだゾワゾワってした感じが…」
「ァウ~~」
もう手が疲れてきちゃったよぉ。
「な…なぁ、紫織…」
「何?」
「その…口で……出来る?」
ちょ…それって、フェ○チオって事ーーッ!?
何でソッチ方面だけは詳しいのよ?
「この間、クラスの奴らが盛り上がって話してた」
覚えてろ男子共~~。彩依に余計な事教えやがって~~。
「イテー!?紫織、痛いよぉ~」
思わず握る手に力が入ってしまったみたい。
「ご…ごめ~ん…」
お口はまだ無理だけどせめてと水着は着けたまま胸の谷間に挟んであげる。
「し…紫織…?」
「こ…今回だけだからね…」
ギュッと挟み込んで上下にすり上げる。でもこんな事初めてだし、やり方なんて分からないよ…。 見様見真似で動かしてみると彩依のが熱く、固く、大きくなっていくのが判る。
「ハァ…ンア…し…紫織ぃ~」
な…何だろう、悶える彩依を見てると身体が熱くジンジンしてくる。これが女の子って事?
駄目…我慢出来ない。彩依のが可愛くて…愛しくて…。
…ハム
「し…紫…織?」
「ン…ンチュ…ほう?ひもひいひ?」
口の中にジワ~と彩依の味が拡がり、ヌルッとした先走りのカウパー氏腺液が下に絡まる。
(ああ…頭がクラクラする…)
「ハ…ハゥ…し…紫織…紫織ぃ…」
「……ッ!?」
彩依がグッと頭を抑えこみ、腰を跳ね上げてきた。
「ン…ンン~、ンン…ンン…」
胸を叩く手にも力が入らず、ただ空回るだけ。
「…ゥウッ!」
「……ッ!?」
ビュクッ…ビュクッ…
喉の一番奥で彩依のが弾け、精液が口一杯に溢れる。
「……ゥウ~」
苦しくて涙が零れてしまった。
「ぁ…あの…紫織…?」
「ケホ、ケホ…酷い!最低ーッ!!信じらんない…彩依のバカーーーッ!!!!」
バスルームから彩依を蹴り飛ばし、ドアを閉める。
「紫織…ゴメンってば…紫織~」
「帰れ、バカ彩依!顔も見たくない!早く出てけーッ!!」
ドアの向こうでショボくれた彩依の歩く気配がする。
パタン…
あ~ぁ…何やってんだ僕は…。せっかく覚悟決めて、新しい下着も用意して、母さんにも出て行って貰ったのに…。台無しじゃないか…。大体、彩依が悪いんだ…元女の子のクセに無理矢理…、お陰でちょっと飲んじゃったじゃないか。……って、僕が男のままでも同じだったろうな…。
ハァ…明日学校どうしよう…休んじゃおかな…。顔合わせ辛いし…。ハァ……
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