お尻に置かれていた左手が、静かにワンピースの裾をたくしあげ始めました。そして私のショーツにじかに触れたのです。ゆっくりとショーツの上から私のお尻を優しく、時に強くなでまわしています。左胸と右のお尻に快感が分断され、私は荒い呼吸を繰り返し、彼のなすがままに身を任せていました。軽く開かれた私の両足の間に、彼の右足が入りこみ私の下腹には、硬くなった彼の感触が押し付けられていました。
自分は貞淑だと今の今まで、かたくなに信じてきた私でした。でもその時は、『私の中にこれを受け入れたい、無茶苦茶にしてほしい』そんなふらちな思いが頭の中を渦巻いていました。
障害者トイレはあまり使われることがないのか、床は掃除が行き届いてきれいな状態でした。
彼の取った次の行動は、意外なものでした。膝まづいて私のワンピースの裾から頭を潜り込ませてきたのです。丁度フレアの部分を頭からすっぽりと被るように。シャワーを浴びてきたこと、ショーツを着替えてきたことに『よかった』と安堵する自分に、心の中で苦笑いをもらしました。
彼は私の下半身を覆うショーツに口と顎を押しつけ、イヤイヤをするようにこすりつけます。
「そんなこと、それに汚れているから駄目・・・」
そう言って彼の頭を押さえるのですが、当然聞く耳を持ってくれません。
「綾さんのここ、いいにおいだ。いつまでもこうしていたい」
ワンピースの中からくぐもった声が聞こえます。
そのまま続けてほしい、そんな意志表示のように私は両手で、彼の頭を強くひきつけていました。『もっとして、そのまま続けて・・』
そのうちに両方の太ももの裏をつかんでいた彼の両腕が、ショーツに掛かりました。
『いよいよだわ』
覚悟が私の頭の中に定まりました。そして静かに引き下ろされるショーツ。膝までそれが下りた時、彼は顔と口をじかに私の下腹部に押しつけました。
しばらくのち、顔を上下左右に動かし始めたのです。彼の頬や口の周りのひげのざらざら感が、私の下腹部の肌の部分や、下の毛の部分に刺激を与えます。時に彼の吐息は、私の股間の敏感な部分にも届きました。
彼は舌の先を伸ばしてきましたが、その体勢では私の女に届くはずもありません。両手で内腿に手をかけ、若干両足を開きましたが、膝にとどまっているショーツが邪魔をしてとても及びません。
正直なところ、私は一刻でも早く彼の舌が、私の女の部分に届いて欲しかったのです。もはや心は彼のものになってしまっている私に、とどめの瞬間を感じさせて欲しかったのです。
ショーツはさらに下げられ片方の足から外されました。私は恥ずかしい思いも忘れて思い切り両足を開きました。彼は私の片足を彼の膝の上に乗せると、微妙な角度が確保できたのか、一気に私の花芯に舌を触れさせました。そしてどの指でしょう、私の女の中に差し入れてきました。もうしとどに愛液で濡れた沼の中で、彼の指はまるで小魚のように暴れまわります。前や後ろの壁にぶつかり、入り口で時に優しく、時に奥の方まで荒々しく侵入する、憎らしい小魚に私は翻弄されていました。声を出してはいけない事はわかっていました。でもこらえればこらえるほど、声にならない声がほとばしります。
「もうだめ、ねっ、ねっ、私もうだめです。どうかなっちゃうー」
声を殺して訴えました。
私の女をもてあそぶ彼の指が抜かれました。やめることを懇願したはずの私が、出ていく彼の指を押しとどめます。できる限りの締め付けで。それでも私の下半身から離れた彼はスカートの中から這い出て、そして立ち上がりました。
いつの間にか彼のジャージの下とトランクスは、一緒に床の上に脱ぎ捨てられ、ペニスが彼の下腹につかんばかりに屹立しているのが、トイレの薄明かりの中で見えました。
「綾さん、もう我慢できない。早く君の中に入りたい、いいね?」
そう耳元でささやくと、再びワンピースに潜り込ませた彼の右手が、私の女をとらえます。さっきの指でしょうか、中にまで侵入させると手のひらを前後にこすり始めました。私の女から愛液があふれ、彼の手を濡らしているのがわかります。
「ああぁ、」おもわず漏れた声をごまかすように
「駄目よ、こんなところで、こわいわ。誰かにみつかったら困る」
ここまで二人の状況は進んでも、最後の恥じらいと、ためらいとそして夫への罪悪感が、そんな言葉で彼に抗ってみせたのです。心では早く彼を迎えたがっていたのに。
「大丈夫さ、こんなところ誰も来やしないさ、それに来たとしてもまさかこのトイレ中で、僕たちがこうなっているなんて、絶対気づきやしないよ」
そう言って彼はペニスを私の股間にあてがい、次に差し入れてきました。
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