とりあえず開発した無名の株式会社から調べる事にした・・
無名と言っても名前はあるのだが知名度が無いし長ったらしいので無名でいい
師匠の車に乗って住所通りに行ってみた
近くの駐車場に車を停めた、師匠は車で待っていると言った
正直めんどくさいんだろうな・・
美空と僕は黒いカツラとメガネをかけた
一応変装しといた方がいい・・
黒髪の美空もよだれがたれそうなくらいかわいい
「その表現卑猥すぎる・・」
美空は僕をじっとにらむ
「かわいいよ、美空」
「う、うっさい・・行くわよ!」
照れたな・・
見た目は子供なので警戒はされにくい
少年兵と戦った経験のある人なら別だが
武装はしておく
G26の全体をブルーで塗装した物と予備弾倉
ナイフと専用端末
駐車場から歩いて5分
あった・・真新しいが小さな会社だ
警備員もいる
「こんにちわー♪」
僕と美空が子供っぽく挨拶した
にやけてる
この人ロリコンだろうな・・・しかし警備が熟練なら表情変えないと思ったけど・・まぁ、中に入ってみないと分からない
入る前にちょっと調べとこう
端末を操作する
レーダーのような画面になる
監視カメラは43台
多いな・・
あんまり大きくない会社なのに・・
見学できるらしいのでそれで入るつもり
他にも何人か見学者がいる・・
「見学の方!こちらにどうぞー」
案内の人来た
建物のロビーまで案内された
「こちらでしばらくお待ちください」
すこし待つことになった
美空と椅子に座る
怪しまれるような事はせずに帰るつもり
いきなりそんな事できない・・
【子供っぽい会話しとこうよ】
美空がテレパシーで話しかけてきた
しゃあないな・・
「ねぇねぇ、美空、カレー食べたいね♪」
美空が僕の台詞を聞いて吹き出しそうになった
「か、カレー食べたいよね!」
「はちみつたっぷり入ったカレーがいいなぁ」
僕たちって普段からこうゆう会話が多い
つまりまだまだ子供なんだよね・・
しばらくして案内の人が来た
見学の準備ができたらしい
「美空、手つなご」
「うんっ」
手を繋いで歩く
僕は危険な事に深入りする気はない
美空と普通に暮らす事が一番大事だとわかってるから・・
今調べてる事だってただ興味が沸いたから調べてるだけ・・
そんなたいした事じゃない・・
「美月・・」
「なぁに?」
「見学終わったらカレー食べようね?」
「くすっ・・うん」
この先に何があるんだろうか・・
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