「おばさん‥」
「孝文‥くん」
「逢いたかった」
孝文は呟くように言うと玄関で史子を強く抱きしめて来る。
そのまま唇を貪り合う史子と孝文。
暫く振りの孝文の感触に史子は軽く目眩を覚える程だった。
家の中とは云え玄関で孝文の手は史子のスカートの中に忍び込んで来る。
「おばさん‥今すぐにしたい‥」
孝文の指先が届く以前から史子のそこは激しく潤い下着まで濡らしていた。
「あぁ、孝文くん」
久しぶりに触れられる史子は悩ましげに下肢を揺らす。
「お願い、すぐに良いだろう‥」
「あぁ、孝文くん、ここじゃ駄目ょ、部屋に行きましょう」
孝文の逸る気持ちを抑えるように史子は玄関の鍵を閉め孝文を部屋へと導き入れる。
リビングに入ると孝文は更に強く史子を抱きしめ、そのままソファーに崩れ落ちる。
スカートの中から下着が剥ぎ取られて行く。
孝文は我慢出来ない様子で史子の股間に顔を埋めようとして来る。
「あっ!駄目ぇ、孝文くん‥今は嫌、洗って無いから‥汚れてるから、それは嫌‥お願い、このまま来てぇ」
史子は孝文の顔を両手で挟み上へと導く。
孝文は焦るようにジーパンと下着を脱ぐ。
何時ものように孝文の股間には猛々しくいきり立つ物が‥。
「あぁ、孝文くん」
史子は、そこに視線を向け孝文を促す。
ソファーの上で史子と孝文は、ひとつに重なり合って行く。
「あぁ、孝文くんに、こうされたかった‥あぁ~ぁ、孝文くん」
久しぶりの孝文は凄かった。
史子は、ここが自宅だと言う事も忘れるくらい激しく悶え喘いだ。
激しい欲情を受けた後に史子は急に羞恥を覚えた。
平穏な家庭で、若い孝文に愛され身悶える自分に羞恥を覚えた。
孝文の為に準備をした夕飯を済ませ、近所を気にしながら二人で入浴も済ませる。
リビングに孝文を待たせ史子は寝室に入った。
夫婦の為の寝室‥そこを孝文を迎え入れる為にシーツを整える史子。
ベッドの脇の棚には微笑んで並ぶ夫と史子の写真と親子三人で写した写真が額に入って立ててある。
その写真を見た時に史子は心乱れ罪悪感を覚えた。
棚の引き出しに写真を仕舞う。
ごめんなさい‥。
史子は心中で呟いた。
薄く化粧を済ませた史子は孝文の待つリビングに戻った。
黙って見つめ合う史子と孝文。
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