隣のモミジ。築年数古いアパートに住むモミジ宅にモミジのかつての恋人ケヤキが遊びに来た
由香「ねーねー、隣から男の声がするよ」
刃堂【はどう】「隣ってよ、女だっけ？」
由香「うん、何度か鉢合わせになった事あるよ。私らより年下っぽいけど」
刃堂と由香の悪趣味な時間が始まった
モミジ「久しぶりだね、私ドキドキするよ」
ケヤキ「そっか？俺とおまえの関係だろ。ドキドキしねーよ」
由香「男の方さ、あんたに似てるね。喋り口調が」
刃堂「そんな事ねーよ」
モミジ「私の都合で恋人破綻させたのに、こうやって会うのも都合良すぎるよね」
ケヤキ「まんじゅうはまんじゅうだろ」
由香「まんじゅうって何？！」
刃堂「顔がまんじゅうなんだろ」
モミジ「今日はまんじゅうじゃないよ」
ケヤキ「そんな報告いらねーから」
由香「やっぱり、あんたそっくりだ。喋り口調が」
刃堂「俺の分身か？」
モミジ「スカートめくりはやめたの？」
ケヤキ「おまえのスカートめくれねーから、他をめくってた。そんな感じだからスカートめくりはやってねーわ」
由香「ますます、あんたそっくり」
刃堂「ぅうん、ステキ」
モミジ「めくってもいいよ」
ケヤキ「ババ抜きでババ引いていいよって言われてる感じで、なんか違うんだな」
モミジ「座り方変えようか？」
刃堂「是非」
由香「バカ、賛同しないの」
ケヤキ「見せたいのか？そんなに」
モミジ「違うよ、襲われたいの」
刃堂「判決、襲いたい」
由香は刃堂の頬をつねって
「よく堂々と言えるね」
刃堂「イテテ、心の声がつい」
由香「(((￣へ￣井)」
ケヤキ「やけぼっくりってどうだ？」
モミジ「少し遠距離だけどいいの？」
由香「元恋人同士なのね、なるほどね」
刃堂「やけぼっくりセックス始まるのか」
ケヤキ「遠距離じゃねーさ、ここに転がり込むんだよ」
モミジ「え！ここで同棲するの？」
ケヤキ「ダメか？」
由香「積極的だね、いいじゃん」
刃堂「おまえ、隣の男と俺を間違えそうだな」
由香「私の体内には、あんたのぞうざんがマーキングしてるから間違えないの」
モミジ「同棲するための契約してほしい」
ケヤキ「大家に挨拶か？」
モミジ「私に言わせるの？」
刃堂「千円もらってやれ、男から」
由香「女心をわかったつもりでいるよね？」
刃堂「ぅうん、お姉さん目が怖いぃぃ」
ケヤキ「婚約の言葉か？」
モミジ「それもアリだけど、ちょっと違うかな」
由香「男って鈍感だねー」
刃堂「パンツの色、当ててほしいんだろ」
由香「あんたが望んでいるでしょ」
モミジ「仕方ないから私から言うよ」
ケヤキ「なんだよ」
モミジ「( ´ﾉω｀)」
由香「ひそひそ話してるよ、たぶん」
刃堂「賢いな」
ケヤキ「あぁ、いいぜ。それが契約なら」
モミジ「( 〃▽〃)」
刃堂「セックスしよ、でも言ったのか？」
由香「ビンゴ。だと思うよ」
ケヤキ「契約がセックスか、すげーな」
モミジ「契約っていうか、条件みたいな感じかな」
由香「素直でかわいいじゃん」
刃堂「俺らも、おっぱじめるか？」
由香「なに、ムラムラしてんの。バカ」
ケヤキ、刃堂。シンクロして「仕方ねーな」
モミジ「今、異常に反響した感じがしたけど。気のせい？」
ケヤキ「気のせいだろ」
由香「仕方ねーなじゃないでしょ」
刃堂「ついつい槌槌」