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昔の同級生
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:昔の同級生
投稿者:
僕は中島かずき。どこにでもいる普通の青年だ。今まで平凡に生きてきた僕だが、こんな僕にも好きな人ができた。と言ってもほとんど片思いだ。

その恋は僕が高校生になった時に始まった。僕が好きになったその人は僕と同じクラスだった。

名前は西嶋かほ。僕のクラスの女子は失礼だが、そこそこレベルからかなりのレベルの美人がたくさんいたが、僕として西嶋が一番だった。

いつ好きになり、どこがよかったのか。強いて言うなら入学初日の自己紹介の時からだろうか。

西嶋とは席が近い事もあり、クラスとみんなと話したことも何度かあった。

僕から見た西嶋の印象とイメージはやや地味目の清楚系という感じだ。同時に性格自体も大人しめだが、根は真面目であまり妥協を許さないタイプだった。

身体的な特徴はセミロングの黒髪にオレンジ色の瞳、色白の肌、そして10代でありながらそこそこ大きいと思われるバスト・・・

僕の考えではクラスの中で一番大きいのでは?・・・と本気で思っている。
2022/09/25 13:44:05(shrIEmk3)
2
投稿者: 蟹
それから3年間、西嶋とは不思議と同じクラスになり、交流もそれなりにあったが、僕に告白する勇気はなく、そのまま自然消滅。

と言いたいが、そもそも僕と西嶋はただの同級生と友達の関係で終わっているため、男女としての自然消滅も何もない。

唯一変化があったとすれば、西嶋の胸の大きさ。1年、2年、3年となる度に西嶋の胸は確実に大きくなっていた。

そうしていると最初は話題にならなかった女子達も含めて西嶋の胸の大きさは男子の間でそこそこ話題になった。

より厳密に言えば、女子らがいる表では「そこそこ」、男子のみの裏では「かなり」話題になっていた。

西嶋の「胸」の大きさは。

大きさは2年の頃にメロン、3年の頃にやや小さいスイカになっていて、歩くたびに小さく揺れていた。

僕も含めたクラスの男子たち、後輩となった1、2年生たち、そして男性教師の何人かも当然それを見ていた。
22/09/25 14:34 (shrIEmk3)
3
投稿者: 蟹
学校から帰れば西嶋をおかずに僕はひたすら自分を慰めた。おそらくクラスの何人かもやっていたはずだ。

修学旅行や文化祭。西嶋との思い出もかなり作ってきたが、最後まで告白できなかったのは本当に心残りだ。

高校を卒業して1年。僕は在学時から一人暮らしを始め、大学も少し離れたところに進学した。

季節は5月。僕は大学の近くにある美術館に行くことした。そこではヌードデッサンのコンテストが行われていた。

ぶっちゃけるが、僕は美術や絵画の知識は皆無で、女性の裸の画に囲まれるのが本心だ。

またコンテストは投票制で観客がひとつ選んだものの数によって1番が決まり、受賞された者は賞金まで貰える仕組みだ。

それに対して僕は、いくらスケベ心を持っていても自分が1番だと思った作品に清き1票を投票するだけだ。

バスを使って少し歩くと僕は美術館についた。美術館の展示室はそこそこ広い部屋だ。

予想通り、そこでは様々な女性のヌードデッサンが展示されていた。

正直、予想どころか、想像していた以上にきわどいものばかりだ。どれもこれも甲乙つけがたい。

モデルはそれぞれ人妻か、大学生か。中にはどうやって描いたのか10代そこそこの娘から20代後半くらいの女性達が裸で立っている絵もあった。
22/09/25 21:48 (shrIEmk3)
4
投稿者: 蟹
しばらく僕はいろいろなヌードを観て楽しんだ。どこに目を向けようが、心臓と股間に悪いものが視界に入ってくる。

そんな時、それは不意に僕の目の前に現れた。

それはもちろんヌードの絵画。だが、その絵は僕にエロいものとは違う妙な感情を抱かせた。

その絵の女性はラフ画で描かれていた。
22/09/27 01:06 (wJA3pkI8)
5
投稿者: 蟹
その女性はベッドの上で寝そべっていた。それだけ見れば彼女が相手と思われる男とこれから行われる情事が目に浮かぶ。

その女性は別に扇情的なポーズはとっていなかった。横になりながら見事な脚線美を誇る白い両足を伸ばしていた。

女性は身体の右側をベッドに寝かせていた。右腕は身体の下に置かれ、肘は彼女の豊満な胸を置き、手首は指を少し握る形でベッドに置かれた頭の近くに寝かされていた。

一方で彼女の身体の左側は赤裸々に曝け出されていた。

白い首筋ときれいな鎖骨、天を向いた白い左肩。左腕のほうは豊満な胸を挟む形になり、握った手首をベッドに置いていたが、挟まれた胸に目が行ってしまう。

彼女の豊満な胸。彼女の身長はわからないが、ややアンバランスなところがあり、もしかしたら小柄で巨乳なのかもしれない。

淡い色で描かれた乳輪と乳首。右のほうは下を向き、左のほうは正面を向いているなど両腕に挟まれた乳房はその柔らかさを表現するように変形していた。

そして見事なくびれと股間にある黒い茂み・・・彼女が大人の女性であることの証もしっかりと描かれていた。

身体全体も彼女の肉感的な、見事なプロポーションを描き、わざわざセクシーなポーズもとる必要がないことを物語っていた。
22/09/27 13:28 (wJA3pkI8)
6
投稿者: 蟹
しかし、僕が1番注目したのは彼女の顔だった。

頭をベッドに置き、顔を浮かせる形にこちらを見つめている。

可愛らしい唇は笑みを浮かばせ、オレンジ色の瞳を持つ眼は色っぽい上目遣いで見ているこちらの心を掴むような・・・

素晴らしい造形美を誇る身体に反して、顔は幼さを残し、そのギャップがたまらない。

ベッドに置かれている黒い髪は長さはわからないが、そこそこ長いと思われる。

第一印象として清楚な裸の美女。しかし、彼女の顔の微笑みは単なるエロさだけではない、相手を想う慈愛に満ちた笑みも感じさせる。

と言っても彼女の視線の先にいるのは残念ながら見ているこちらではないだろう。

少なくとも僕はそう思った。

まじまじと絵の彼女を見つめながら僕はようやく自分の中にある違和感の正体に気付いた。

西嶋かほ。

絵の中の女性は元同級生の西嶋とそっくりだった。

22/09/27 16:46 (wJA3pkI8)
7
投稿者: 蟹
そう思った瞬間、僕の心は確信と動揺に支配された。今まで想像のものでしかなかった初恋の人の裸体・・・

そんな思いを胸に秘めながら、改めて絵画の女性をまじまじと見つめ続けた。

僕が絵画に見とれていると、その場所に会話をしながら向かってくる女性が2人やってきた。

1人は元同級生の高橋希美、そしてもうひとりは、先ほど僕が思い出していた西嶋かほ本人。

「あれ?中島くんじゃない!君も来ていたんだ」

「え?あ、ああ。久しぶりだな」

「本当にね。卒業してもう1年だっけ?」

とりあえず再会の挨拶で互いに喜び合う僕と高橋。そして・・・

「まさかこんなところでまた会うなんて。希美と2人で見る予定だったのに・・・」

どこか不服そうな西嶋。同時に恥ずかしそうでもあり、西嶋には悪いが、僕は高校在学時と違った西嶋のかわいい一面が見れて少し嬉しかった。


22/09/27 17:15 (wJA3pkI8)
8
投稿者: 蟹
束の間のいい気分に浸った後、僕はワクワクする気持ちとちょっとした不安な気持ちがやってきた。

このヌードの女性が本当に西嶋なのか、なら誰が描いたのか、西嶋の裸体を眼に収めるという僕の前では一度もなかった幸福を誰が味わったのか。

「ところでさ、この絵の女性ってもしかして、西嶋?」

僕は意を決してストレートな質問をした。

「えっ・・・?う、うん・・・」

やっぱりか。覚悟はしていたが、腹の中に鈍い痛みが伴い、心の中にも少し嫌なものを感じる・・・

「マジか・・・えーと、どんな人が描いたのかな?」

当然だが、僕は西嶋に気まずそうに聞いた。

「あ、あーそれは・・・」

僕の質問にさらに恥ずかしそうになる西嶋。顔も赤く染まり、複雑な気分だが、それはそれで可愛い。

「私が答えるよ。描いたのはかほのいとこよ」

高橋が話に割って入り、作者を明かした。西嶋のいとこ?そんなの初耳だ。

「西嶋のいとこ?どんな人?」

男なのか、女なのか。西嶋の裸体と見た性別の期待と不安がごちゃまぜになる。

「かほよりちょっと年下の男の子。だから従弟よ」

男・・・高橋ははっきりと断言し、右手の人差し指で「従弟」の字を虚空に描いた。

西嶋よりちょっと年下と言うからには高校生くらいだろうか。従弟というからには僕よりも長く西嶋と交流していたのか。

「はあ・・・そっちの従弟ね。年齢的にプロの画家志望?」

「いや、そっちの道に進む気はないけど、それなりに画は上手いのよ」

裸の西嶋がモデルとはいえ、プロになる気もないのに絵画の素人の僕でも心をドキッとさせるほどの上手さ。ずいぶんと贅沢な奴だ。

「なら、かほのヌードを出展した理由が気になるわよね?そりゃあ、もちろん賞金が目当てよ」

先にも述べたが、このコンテストで優勝すれば賞金がもらえる。その額は100万円。普通に仕事をしてそれほどの額を一度に得るには時間がかかる。

「でも私欲のための賞金じゃないわよ?ほら、かほのご両親って神社持ってて、かほも巫女をやってるじゃない?」

そういえば聞いたことがある。西嶋はある地域の有名な神社の娘で期間限定で巫女も務めていると。しかし、西嶋はそれなりに裕福だったはずだ。

「単刀直入に言うと西嶋家が所有する田舎の神社が天災にあって、その修繕費用が1番の理由よ」

なるほど、そういうことか。でもそれなら、

「あっ、それならご両親が何とかしてくれるとか思った?かほもいい歳だから自分で何とかしたいって思ったのよ」

すべては西嶋の自立心から、というわけか。

「で、かほと従弟君が人肌脱いだってわけ。まあ、かほの場合は全部脱いだんだけどねー」

冗談交じりに西嶋のヌードデッサンの経緯を話す高橋。最後の言葉は余計すぎる上に僕も西嶋も恥ずかしさのあまり赤くなった。
22/09/27 21:16 (wJA3pkI8)
9
投稿者: 蟹
「あっ、希美、中島くん。私、裕也くんのところに行くね」

裕也くん

「うん。わかったわ」

高橋がそう返事をする。それを聞いた西嶋はこの場から遠ざかった。

「裕也くんってもしかして作者?」

「うん。作者の野島裕也くん」

野島に西嶋。確かに親戚っぽい。

「ここだけの話をするけど、その前に確認させて、中島くん」

高橋の雰囲気が少し変わった。

「中島くんってかほの好きでしょ?」

西嶋にヌードデッサンのことを聞いたように今度は僕がストレートに高橋に図星をつかれた。

「う、うん。告白することはできなかったけど」

「やっぱりね・・・じゃあさ、かほと裕也の関係って単なる姉と弟みたいな関係だと思ってる?」

「そんな質問してくるってことは・・・そうじゃないんだな」

「うん。残念だけど、2人の関係は子供の頃から付き合いなの。もちろん、途中から男女のそれになったんだけど」

そういえば西嶋は在学時も先輩や後輩に告白されたけど、断ったって話が何度もあった。

僕としても無意識にそのことに恐怖を抱いていた。だからこそ最後まで告白できなかったというのもある。

今思えば西嶋に好きな人がいることが知る勇気もなければ、それを受け入れる気持ちもなく、ただただ逃げていたのだろう。

だが、この美術館に来た事でずっと胸と心の中にあった嫌な気持ちは思わぬ形、望まぬ形でなくなってしまった。喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら。

「長い付き合いか・・・肌を見せるのにもあまり抵抗がなかったわけか」

「うん。かほはもちろんだけど裕也くんも裕也くんできっと恥ずかしかったと思う。でも嬉しさもあっただろうね」

ずいぶんわかった風なことを言うじゃないか。

「かほと裕也くんが初めて会ったのって結構、幼い頃だったみたいなんだよね」

西嶋から聞いたと思われる昔話をする高橋。

「かほが初めて肌を見せたのは田舎にある銭湯で、初めは裕也くんも何とも思わなかったんだよね」

性に目覚める前ならそれは当然だろう。

「でね・・・あっ、ここでする話じゃないから夜に私のスマホに連絡して!」

生々しい話題になることに気づき、我に返った高橋は夜にスマホごしの話を約束することに決めた。

僕と高橋はそのまま美術館を去ることにした。その帰りだった。

会場に西嶋を見た。そして、その隣にはかなりのイケメンの青年がいた。彼が野島裕也くんなのだろう。

「・・・・ちぇ・・・」

自分に正直になるように僕は内心、彼に嫉妬した。
22/09/28 13:53 (0b9QlUOd)
10
投稿者: 蟹
その夜、僕は高橋のスマホに連絡した。布団に寝ながら西嶋の話を聞くことにした。

「じゃあ、話すね。中島くん」

高橋はどういうわけか、ボイスチェンジャー機能を使っていた。

「かほと裕也くんが初めて会ったのはかほが5歳のとき。初めて肌を晒したのは田舎の銭湯よ」

マジか。ラノベとかでよくある幼馴染設定そのものじゃないか。

「裕也くんがいい歳になるまで毎年の恒例として一緒に入っていたのよね」

毎年の恒例。いい歳って何歳までだ?

「でも一緒に入らなくなっただけで彼の目の前で肌を晒すという行為は終わらなかったのよ」

えっ?

「裕也くんが小学校高学年になったら、期間限定の番台さんにもなったの」

ただの客から番台?

「位置的には女湯が見える位置でいつもかほのほうをチラチラ見てたんだって」

それは見るだろう。年齢的に思春期に入った頃なのだから。

「かほと裕也くんはお互い進学しても番台と客の関係は変わらなかった」

おいおい。西嶋が小学校、中学校、さらには僕と高橋達と出会った高校時代まで続いたのか?

「あっ、今でも続いているらしいよ?」

・・・・・は?

裕也の奴は僕や高橋が知らない西嶋の姿をずっと見てきたことになる。

親戚の幼馴染という特権を使って裕也は西嶋の生まれたままの姿を、女として成長していく過程を、ずっと独り占めしてきたことになる。

幼少期は何も思わなかった西嶋の身体。その身体の成長を間近で見てきたのなら、性に目覚めた相手も西嶋かもしれない。

年齢的に一緒に入ることはできなくなっても、客として肌を晒し続ける西嶋を見ることができた番台の裕也。

彼にしか見えなかった光景はどんなものだったか。僕には想像もしてなかった裸の女神のオアシスがそこに広がっていたのか。

何もなかった胸に豊かな丸いふたつの果実が実っていくのを、腰が括れ、尻が肉厚になり、股間に黒い茂みが生い茂っていくのを。

だからこそあんなヌードが描けたのか。

「どう?これが私の知っているすべてよ」

「え?ああ、恥ずかしい解説、一応ありがとな」

「うん。じゃあ、おやすみ」

「ああ。おやすみ」

僕はスマホを切って複雑な気持ちの中、眠りについた。


それから数日後。高橋から久しぶりに連絡が来た。

「野島くん、また久しぶりー。かほのヌード、見事優勝だったよ」

「おお、それはおめでとう」

気分はあれだが、とりあえず僕は祝った。

「あとこの間はごめん!夜に連絡するとか言って寝ちゃって」

え?

「あれ?あの日の夜に連絡しなかったのか?」

「うん。してないけどどうかしたの?」

じゃあ、あの日の高橋は?

いや、そもそもボイスチェンジャーで声を変え、なおかつ西嶋から聞いたとされる話をまるで自分の事のように・・・

あまりにも詳し過ぎる西嶋と裕也の思い出話。

あの日の電話の相手。高橋のふりをした西嶋。お前だったのか?

高橋が何か言っている気がしたが、僕の耳には届いていなかった。

しばらく西嶋と会うにはかなり覚悟がいりそうだ。
22/09/28 23:14 (0b9QlUOd)
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