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第二章
第三項 後日、再び整骨院を訪れた桜は、医師に施術室に通されてたあと今日から本格的な施術のために施術用の下着に着替えるよう言われた。 桜がもじもじとなかなか着替えスペースに行かないのを見て取ると、医師は「どうされました?」と疑問を投げかける。 桜は小さな声を絞り出す。 「……あ、あの……先生、もう少し、大きい……サイズの……着替えは……」 医師は事務的に答えた。 「サイズはMとL、それにフリーサイズがありますが、前回お渡ししたのは一番ゆとりのあるフリーサイズですよ」 桜は瞬時に思考を巡らせた。衣類であれば、Lの方が大きいという先入観がある。彼女は恥ずかしさを押し殺し、すがるような目で医師を見つめた。 「……あ、あの………Lで、お願いします……」 それが間違いだと気づいたのは、着替えを終えてカーテン越しに鏡を覗いた時だった。渡されたLサイズは、フリーサイズよりも圧倒的に小さく、肌を覆う布は極限まで削ぎ落とされていた。ボトムスは臀部を覆うことすら叶わず、尻肉の半分以上が無防備にはみ出している。 自分から「Lが良い」と主張した手前、今さら「サイズを戻してほしい」などとは言えない。桜は羞恥で顔を赤く染め、必死にチューブトップの端を引っ張りながらバスタオルを体にきつく巻くと診察台へと向かった。 「では、前回も言いましたが、今日から本格的にオイルマッサージを始めましょう」 医師の言葉と共に、重苦しい空気が個室に満ちる。まずは背面から。温められたオイルが、背骨に沿って何度も、執拗に塗り込まれる。普段は他人から触れられることのない細くくびれた腰回りのを、医師の手のひらが容赦なく揉み解していく。 やがて、「正面へ」という指示が出る。桜は従う。ゆっくりと体を仰向けにする。肌の露出が恥ずかしくて、腕と手で体を隠すが、医師に手首を掴まれ体から剥がされる。 桜は頬を赤らめると顔を横に向けた。 医師はさらに大量のオイルを手に取り、桜の鎖骨から腹部へと、滴るほどに流し込む。ぬるりとした温かさと、肌を伝う粘液の感覚に、桜は息を詰めた。 医師の手は、徐々にその範囲を広げていく。 最初は腹部をなぞっていた掌が、やがて乳房の際をギリギリと攻め始めた。乳頭を避けるような、しかしその輪郭をなぞるような不自然な動き。桜は背筋に冷たいものが走るのを感じ、違和感を抱く。 (……治療、ですよね……? でも、どうして……) 疑問は言葉にならず、喉元でつかえる。しかし、医師の手は止まらない。手のひらが彼女の乳房を中央へと力任せに寄せ、形を整えるように撫で回した瞬間、桜は限界を超えた。 「……あ、あの……」 掠れた声が漏れる。しかし、医師は涼しい顔で作業を続ける。 その時、医師の指先が、チューブトップのわずかな隙間から、その内側へと侵入した。直接的な接触に、桜は身体を強張らせた。 「……そ、そこも……ですか……?」 勇気を振り絞った問いかけ。しかし、医師は手を止めるどころか、手慣れた所作で指を動かしながら、当然のことのように答えた。 「リンパを流すには、この周囲の緊張を取るのが不可欠なんです。治療の一部ですから、力を抜いてください」 正論のように響く冷徹な言葉。医師の視線はあくまで「治療者」としてのそれであり、桜はそこに何も言い返せなくなってしまった。 自分は治療を受けている。これは必要なことだ――。そう自分に言い聞かせるしか、この異常な状況を正当化する術を、彼女は持っていなかった。桜は目を閉じ、ただ天井の薄暗い影を見つめるしかなかった。 第二章 第四項 医師の指先は、布の境界線を行き来するたびに、ミリ単位で奥へとその侵略範囲を広げていった。チューブトップの際から滑り込んだ指が、乳房の裾野に広がる柔らかい肉に触れる。その熱と、布が肌を擦る鈍い感覚に、桜は息を呑んだ。声は出ない。ただ、天井の照明へと忙しなく視線を彷徨わせ、やり場のない羞恥を逃がそうと必死だった。 医師は滑らかにオイルを追加し、今度は掌のカーブをそのまま乳房の輪郭に重ね合わせた。内側から外側へ、逃げ場を塞ぐように揉みしだく。それは「治療」という言葉の裏に隠された、あまりに際どい手つきだった。しかし、医師の表情はあくまで職務に徹する冷徹なもので、桜は何も言い出せずに硬直するしかなかった。 医師の手は、乳房の裾野から脇腹を通り、お腹へとオイルの滑りを最大限に利用して往復する。そのたびに、摩擦でわずかに持ち上がったチューブトップの裾が、少しずつ、確実にずり上がっていく。 胸元が剥き出しになる恐怖に、桜は反射的に指先を動かし、さりげなくトップスの端を下に直そうとした。 「……動かないでください」 医師の鋭い声が飛ぶ。 「動くと施術が乱れるので、最初からやり直しになりますよ」 注意を受け、桜の心臓は早鐘を打った。羞恥心と恐怖で喉が引きつる。 「……ごめんなさぃ……」 それ以外、何も言えなかった。ただ謝ることしかできない自分に、強い嫌悪感を抱きながら、彼女は再び身を固めた。 すると、医師の指先が再びチューブトップの際から侵入した。今度は先ほどまでとは違い、乳房の丸みに手のひらをしっかりと密着させ、じっくりと揉みしだき始める。押したり、引いたり。まるで、この狭い布の檻から、その柔らかな果実をこじ開けて引き出そうとするかのような、執拗で粘り強い動きだった。 (……やめて……) 桜は唇を噛み締め、何かを訴えようと口を開きかける。すると、医師はスッと何事もなかったかのように手を引き、お腹を淡々と撫でる動作に切り替えた。 「……んっ……」 桜が拍子抜けして息を吐いた瞬間、医師の手は再び乳房へと戻る。今度はより丁寧に、やわやわと、それでいて逃げられないようにその感触を慈しむように揉みしだきだした。抵抗の糸口を掴ませぬまま、医師は桜の身体を弄ぶようなリズムを繰り返していく。無口な彼女の沈黙は、医師にとってはこの上ない許可証であるかのように、個室の中にはただ、オイルが擦れる卑猥な音だけが響き続けていた。 第二章 第五項:境界線の向こう側 荒くなる息が、静まり返った個室に小さく反響する。 桜はたまらず視線を下に落とし、そこで自分の胸元が恐ろしい状態になっていることを悟った。ずり上がったチューブトップから、膨らみの大部分がはみ出し、無防備に晒されている。照明を反射した下乳は、たっぷりと塗られたオイルのせいで、毒々しいまでにツヤツヤと光り輝いていた。 「にゅちゅり……、にゅちゅり……」 医師が手を動かすたび、肌とオイルが擦れ合う、卑猥な水音が個室を支配する。その湿った音と共に、医師の指が柔肉のを執拗に撫で上げた。(こ、……こんなっ……) 電流のような刺激が走り、桜の身体がビクンと大きく跳ねる。 「……あ、あの……ッ」 拒絶の言葉を漏らそうと口を開いた瞬間、医師の低い声がそれを遮った。 「動かないでと言ったはずですよ。治療が台無しになります」 冷ややかな叱責に、桜の思考は停止した。しかし、それ以上に恐ろしいことが起きようとしていた。医師の両手が桜の乳房を根元から掴み、オイルに滑ったチューブトップがズルリと上へズレる。乳房が強引にチューブトップから引きずり出そうと、さらに上へ押し上げていく。 布の抵抗はすでに限界に達し、乳房の輪郭が今まさに完全に露出せんとするその時、桜の口から悲痛な吐息が漏れた。 「……あぁ……っだっ、だめです……せ、先生……見えちゃぃます………」 あまりの羞恥に、桜は涙目で医師を見つめた。喉の奥から絞り出すように、震える声が漏れる。 「……せ、先生………っ」 それは懇願だった。しかし、医師は止まらない。むしろその羞恥に濡れた桜の表情と、剥き出しになった乳房の光景を慈しむように、さらにまで回すように揉みしだく。 「皆さんにしていることですから。……何も恥ずかしいことはありません。私に任せておいてください」 医師はそう言うと、残された布地をさらに押し上げ、桜の胸のすべてを無慈悲に露出させた。 「ぁ……あぁっ……そ、」冷たい空気が露わになった肌を撫でる。桜はあまりの羞恥にボブカットから覗く耳まで赤く染める。 医師の掌から伝わるオイルの熱さが、それ以上に桜の感覚を麻痺させていく。 無口で、ただ耐えることしかできない桜は、逃げ出すこともできず、ただ医師の意のままに揉みしだかれる自身の肉塊を見つめながら、絶望的な沈黙の中に沈んでいった。 第二章 第六項 完全に露わになった桜の乳房に、医師は惜しげもなく新たなオイルを注ぎ足した。ぬるりとした粘性の液体が、膨らみの全てを覆い尽くし、天井の無機質な照明を弾いて淫らに照らし出す。医師の大きな掌は、治療という大義名分を盾に、桜の乳房を根元から、あるいはその柔らかな頂点を、執拗に揉みしだき続けた。 「くっ………っ………!」 (……本当に、これが……治療なの……?) 桜の脳裏で警鐘が鳴り響く。過去、一度だけ経験した性の営みは、あくまで合意の上での儀式のようなものだった。だが、今の状況は違う。身動き一つ取れぬまま、ただ一方的に蹂躙される屈辱。生涯で誰にも——かつての相手でさえも、ここまでは——触れられたことのない領域を、見知らぬ他人に、これほどまでに執拗に弄ばれる事実に、桜は眩暈を覚える。羞恥で肌は火照り、内側からせり上がるような、嫌悪と快感が混ざり合った異様な高揚感に、彼女は唇を噛み締め、声を殺した。 「……み、みないで……ください……」 消え入りそうな、涙混じりの訴え。自分の身体が「治療対象」という名の「肉塊」へと貶められていく恐怖に、桜は視線を彷徨わせた。かつて感じたはずの愛撫とは似て非なる、冷徹で無機質な指先の動き。医師は彼女の悲鳴のような願いを、まるで塵を払うかのように無視し、ただ黙々とその柔らかい肉の感触を慈しみ続けた。 やがて、医師の手は乳房を離れ、ぬらりと腹部へと降りていく。桜は安堵する間もなく、その手つきの変化に身体を強張らせた。 「お腹の緊張をほぐすことで、骨盤への血流を促します。ここは重要ですからね」 もっともらしい理屈を口にしながら、医師の指先は、露わになった乳房のすぐ下、肋骨の際から腹部へと、あえて際どいルートをなぞり降りる。桜は自身の身体が、まるで解体される獲物のように、医師の意のままに切り分けられ、品定めされていることに絶望的な羞恥を感じた。 さらには、その指先が、極小のボトムスの際に触れ始めた。 布地が微かにたわみ、指がその内側の、さらに深い領域へと侵入しようとする。医師の手指先が、骨盤の歪みを矯正するという名目で下腹部を強く圧迫し、指先をゆっくりと、執拗に境界線へと潜り込ませていった。 逃げ場のない密室で、薄暗い個室に響くのは、オイルが肌を擦る卑猥な水音と、自分の短く荒い呼吸の音だけ。桜はただ、医師の指先が自身の身体を支配していく感覚に、抗うすべもなく、ただじっと耐え続けるしかなかった。 第二章 第七項 「……はい、では一度身体を起こして。四つん這いになってください」 個室に響く医師の冷徹な指示に、桜は一瞬、耳を疑った。だが、拒否する選択肢などどこにもない。治療という呪縛に縛られた彼女は、震える手足でゆっくりと身体を起こした。施術用の極小なチューブトップをさっとずり下げ、無防備な姿のまま、診察台の上で膝をつく。背中を丸め、隠れるように膝を抱えようとした桜だったが、医師の容赦ない声が遮る。 「もっと腰を落として。臀部を……そう、もっと上に突き出して。骨盤周りの筋肉を緩めるには、この姿勢が一番ですから」 羞恥で顔が熱い。頭から血の気が引き、指先は冷え切っているのに、臀部だけが異様な熱を帯びて空気に晒されている気がする。桜は言われるがままに腰を高く突き出し、恥部を隠すこともできない無防備な体勢を強要された。 背後から医師の気配が近づく。 「力が入りすぎていますよ。……力を抜いて……」 医師が触れたのは、先ほどまで執拗に弄ばれていた胸元ではない。ボトムスの縁からこぼれ落ち、無防備に突き出された桜の臀部だった。 小さな布面積のボトムスからは、彼女自身の意思とは裏腹に、豊かな尻肉が半分以上もはみ出している。医師の掌は、その肉感的な膨らみを慈しむように、そして矯正という名目で容赦なく揉み解し始めた。 「ん……ッ!」 意図せず口から卑猥な吐息が漏れる。指先が尻の肉をかき分け、割れ目の際までをオイルで塗りたくっていく感触。自分の身体が「肉」として扱われ、桜の視界は涙で滲んだ。 かつての経験とは違う。あれは互いの感情が介在するものだったはずだ。しかし今、背後で自分の身体を蹂躙する医師の手には、患者に対する敬意など欠片もない。ただ、機械的な欲求と治療という免罪符だけがそこにある。 医師の指が、ボトムスの食い込む肉を弾くように撫でるたび、桜の身体はビクンっと震え、臀部は恥じらいに大きく揺れた。彼女は顔を伏せ、ベッドの端を指先で強く掴む。抗うことも、逃げ出すこともできないこの四つん這いの姿勢が、彼女の尊厳を削り取り、医師の掌の下で一人の女性としてではなく、ただの「従順な標本」へと変えていくようだった。 「いいですよ、その調子です。このまま、しっかりほぐしていきましょうね」 耳元で囁かれる医師の言葉は、治療の助言というよりも、獲物を追い詰める捕食者のそれのように響いた。桜はただ、自身の臀部がさらけ出され、見知らぬ他人の手に支配されるという異常な状況の中で、自分自身の理性が音を立てて崩れていくのを感じていた。
2026/08/22 23:51:42(zNBbccEp)
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