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女優
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:女優
投稿者: 裕子
「御大、ボチボチお時間ですが?」
「何を言ってるんだ、今日は撮影日だろ?」
そう言われてマネージャーの高山はハッとした。
そうだ、今日はあの映画の撮影日だった。映画界御大と呼ばれる吉川。70歳を過ぎたところだが今だに女好きで精力満タンだ。
時代遅れで若い女優にも手を出しセクハラで訴えられそうになりそれを阻止するのに高山は何度も冷や汗を掻いてきた。

仕事ぶりは優秀でスケジュールの管理も難なくこなしてきたつもりだ。
「あのお話、、本気だったんですか?」
「バカヤロー、当たり前だ。」
今日は後援会との大事な打ち合わせが予定に入っていた。大事な後援会。無視するわけにもいかない。
「電話だ。」
暫く考えた後、マネージャーに電話を入れさせた。
「もしもし、、ああ吉川ですが。申し明けない、高山の不手際で。」
「その事なんだすけど今からノーギャラでエキストラに出るとか?」
「そうなんですが、、良かったら会長も来なさいよ。損はさせません。」
ノーギャラの出演で損はさせないとは一体どういう訳だ。
キャンセルされて会長はどうせ暇ならと吉川の申し出を受けた。

会長の遠山が撮影所に着くと、成る程普段よりエキストラらしき人が多い。

吉川の元にも40,50代のベテラン俳優。ともにヤクザ映画によく出るコワオモテだ。吉川には若い頃から可愛がられやはり女好きだった。
その後にも若手俳優が続々と集まって来た。コワオモテもいれば太鼓持ちのような者、どちらかというと冴えない落ちこぼれのお笑いタレントのような者が多い。

その顔触れを見て遠山はある共通の女優を思い出した。石川冴子。ここ三年程表舞台から姿を消していたのでもうかれこれ40歳になるだろう。

10代でデビュー。歌も何曲かヒットした。歌唱力もあったが20代からは女優に専念。時代劇のイメージが強く爆発的な人気は出なかったがそれでも
一流の女優として活躍してきた。そして今集まっている連中は御大の吉川を始め全てがその女優にちょっかいのようなものを出した連中だった。
吉川とベテラン俳優は特に冴子にセクハラをして困らせたものだ。訴えこそしなかったものの3人の人気はその頃から急落したし
人間としての価値も問われた。

吉川の元に集まった連中は今から全員ノーギャラでエキストラとして出演するらしい。
「遠山さん、あんたもどうだ?、、実は見学は出来ないんですよ。見たかったら野次馬のエキストラとして出ることですな。
我々は顔のアップもありますし、アドリブでセリフもありますが遠山さんの顔は誰も気付きませんよ。」

そう言われると益々興味が湧いて来る。
「おやおや、、御大、それに森田にお前たちも。随分大勢の応援ありがとうございます。」
挨拶に来た男は業界の鬼才、異端児と称された、、と言ってもそれ程評価はされていない。自画自賛のようだが。
今は闇に葬られた監督。根岸だった。

一時sm映画が有名監督のもとで有名女優を使い一般の映画として評価されたことがあった。
根岸はそれに乗じて時代劇smポルノと称して石川冴子に白羽の矢を立てたことがあった。ベテランの森田や速水も相手役で出演することに乗り気であったが
当然冴子が承知する訳がなかった。
「そろそろ着替えを。」
促されて遠山も楽屋、と言っても大部屋に案内され御大共々着替えをした。
どうやら時代劇だ。遠山は町人風の衣装に簡単な鬘。
他の連中は小汚い百姓、やくざの子分。森田と速水はやくざの幹部だ。
吉川は年齢が年齢だけにと根岸は躊躇したが本人の希望で悪代官の衣装を身に着けた。

ヒットした作品と同じ原作者の作品だが根岸が選んだのは時代劇。
今日が撮影初日だが宣伝を兼ねて全裸引き回しのシーンからの撮影となった経緯を根岸は集まった人間全員に説明した。
「何せ予算もありませんので。でも本日の撮影を見て我こそはと思う同志の役者さんがいらっしゃいましたら是非今後もノーギャラで出演ねがいます。」

吉川がノーギャラを承知してまでの出演。吉川だけではない。どんな理由があるか分からないが今日ここに集まった連中監督も含め主演は石川冴子以外の
誰でもない。遠山は確信した。

代官役の吉川のため一部脚本は付け加えられた。
「随分過激な内容のようですが上映できるのでしょうかね?」
「そんなことはどうでもいい、タダで冴子の素っ裸が拝めるんだ。なあお前たち。」
「お蔵入りになろうと俺たちには関係ねえ、あの冴子さんがみんなにケツの穴まで見せて下さるそうだ。」
「ケツ、、?」
遠山が怪訝な表情を見せると根岸は答えた。
「今の日本の現状では当然アソコは見せられませんよ。でも肛門なら無修正で見せています。もっともアダルトビデオの世界ですが。
ですが石川冴子のケツの穴が拝めるとなれば男達も黙ってませんよ。世論を動かしてでも一般の映画館での上映をめざします。」

「まあ、そういうことで本日は秘密裏にマスコミも呼んであります。大々的に宣伝あるいはスポンサーも付くかもしれませんしね。」
「女優石川冴子の連絡の歴史、、そんなドキュメンタリー映画も同時進行したらいいじゃないか。」

やがてその時が来た。エキストラ全員配置に着いた。遠山も見物客に紛れ込んだ。
吉川はセットから少し離れた場所で冴子に会った。
「久しぶりだな。冴子。まさか素っ裸のお前に会えるとはなあ。フフッ。それにどうした?それはああ脚本にあったなあ。まさか本当に剃ってくるとは
思いもしなかったぜ。」
素っ裸の冴子は剃毛されていた。
馬が吉川の前に引かれてきた。
台本が吉川に手渡されたが大丈夫だ、アドリブで行ける。」
ここは吉川のために追加されたシーンだった。それから冴子の耳元で何か囁きつづけた。セリフでも吹き込んだのだろう。
冴子は悔し気に吉川の顔を見つめ返す。

「おい、、誰かもう一台のカメラを持って来い。二人のやり取りも撮るんだ。」
どうやら根岸は冴子と吉川の主従関係のようなものを取れるとその瞬間に悟ったのだ。

原作のヒロインと結び合わせて根岸は隷属する喜びに芽生える冴子の心の変化を記録したかったのだ。軽蔑、見下ろしていた連中の勝ち誇った顔。
それが一層冴子の被虐性を刺激していくのを確信していた。

どんなアドリブが出て来るのだろう、根岸の知らないまま映画の撮影は始まった。

カメラは至る所にセットされていた。監督の手元は勿論セットの屋敷の二階、見物客、いわゆるエキストラの目線。道の端に掘られた溝。
あらゆる角度から冴子の肢体が撮られるようにセットされた。勿論望遠レンズも使用されている。
そのため冴子の気が付かないところで肉体の隅々までビデオに撮られようとしていた。


「随分人が集まってますが一体これは?」
「武家女の引き回しらしいんですよ。」
「お武家様の奥様が素っ裸で引き回されるんですって。男達は大喜びよ。」
「何でも夫の仇を討つためにこの町にやってきたんですが後一歩のところでお代官様に。」
「その仇っていうのがどうやらあのお代官らしいぜ。綺麗な奥様に惚れ込んで横恋慕、、挙句は夫を誰かに切らせてそうよ。」
「浪人ものに襲わせたんだけど、、ほれあそこに。」
指の差す方向には二人の浪人と森田達のヤクザの姿があった。
そんなセリフを言う役者も冴子の登場を首を長くして待っている。
町人の女に扮した女優達はそれぞれ一歩的に冴子に嫉妬や恨みを持っていた。そして今日その恨みを晴らせると聞いてやはりノーギャラで出ている。
それだけにセリフも様になっている。

「浪人を追ってこの町に来たんだけどお侍さんはやくざの用心棒。それでも剣の達人で男達を切りつけてもう一歩のところ。
代官か応援に入ったのよ。何でも今の時代仇打ちはご法度。お役人まで大勢加わって多勢に無勢、とうとうお縄に」
「代官がそのお武家の奥様に横恋慕した吉川様だって知った時の悔しさったらありゃしないわ。それと事実を知った時の奥様の無念、、
お察し申し上げますわ。」

「それにヤクザの親分は何人か血祭に上げられお叱りだそうよ。是非、、死罪にせず女を引き渡せってお役人に言い寄る始末。」

「もっと話は聞きたいがお役人が来たぜ。」

「いいか、冴子。撮影は一回。何せ予算がないからなあ。それにこんな晴天の日も滅多にない。お前の再デビューには持って来いだ。」
本来なら素っ裸とは言え罪人。縄目を受けての引き回しだが吉川の提案で両手の縄も解かれ更に簪や櫛、髪結いまでが取られ冴子のこの日のために伸ばした
髪の毛は片の下に垂れ下がった。

「冴殿の髪に付いていたものだ。着物と一緒にして町人たちに引き渡せ。冴殿が髪に付けていたものまで皆のものに見せ素っ裸で我々に屈したことを
証明するのだ。」

吉川の一人満足芝居に皆うんざりしだしたが役人の後ろに馬上の吉川、その後ろを素っ裸の冴子が歩いてきた。
もう映画の撮影とは言えなかった。各自興奮して冴子を石川冴子と呼ぶ。
「これ、、冴殿だ。」

「あの石川冴子が素っ裸で歩いているぜ。おまんこの毛を剃っている。」
「皆のもの静にせぬか。これより秋月冴の罪状を伝える。」
騒ぎは終わらない。何せあの石川冴子の全裸だ。
「冴、、静かにさせろ。」
冴子が口を開くと一瞬にしてシーンとなって次の言葉を待った。

その間も冴子の裸体はあらゆるところから撮られていた。カメラの見えないところでスマホを取り出すものもいた。
「どうか、、、皆様。お静まりなさいませ、、、冴より皆様方にお伝えいたします。
冴はここにおいでなさりまする源八殿、並びに新兵衛殿のお二方を何の証拠もないまま夫の仇と決め付けこの町で切り付けてしまいました。
誠に申し訳ございませぬ。また応援に駆け付けられた今川組の皆様にも死人と怪我人を出しましたるところ駆け付けたお代官様に取り押さえられました。
仇打ちはご法度でございます。本来なら死罪になるところ吉川様の計らいで死罪だけは免れた次第でございます。」

ここで冴子は一息ついた。こんな時でもその迫真の演技は職業病かもしれない。
「それでどうして素っ裸なんだよ。」「どうして毛がないのさ?」


野次が飛び交う。そしてまた静寂が。
「夫を亡くして3年。源八殿、新兵衛殿の無実が証明され冴は自害するところでした。でも冴も女でございます。
この世の名残にもう一度だけ肉の喜び浸りたい、、そんな冴の心の奥底を察して下さりお三人方で私を抱いて下さったのございます。
特に吉川様には夫の生存中より冴はお慕い申し上げておりました。」
「夫がいながらお代官様に来いするなんて何てハシタナイ女なんだよ。」
「一晩で三人も相手したのか」

「それは拙者の口から申そう。余程男に飢えておられたのだろう。まあこの体を見ればお分かりであろう。
お代官と二度お楽しみの後のことじゃ。日が明けようとするのにいつまでも衣服を纏われないので問うと、、お詫びに我々にも抱かれると申される。
こちらとて間違いとは言え命を奪おうとした女。決して抱く気にはならぬ。」
「まるで我々が抱きたがっているような言い分じゃ。」
そんないい女の素っ裸目の前にして良く我慢出来たものだなあ。」

「我慢出来なかったのは冴のほうでございます。罪人の癖に偉そうに申しましたることをお詫びしてこの世の名残りにもう一度お二人で冴に肉の喜びを
お与え下さいまし、、そう申しました。お二人は冴のお尻の穴まで可愛がって下さいました。」
「まあなんて恥知らずな女なの、、それでもお武家様の奥様なの?」

「尻の穴を綺麗にするのが大変だったぜ、なあ冴。」
「そのことは何もここで、、、」
「いいじゃないか。人間誰でも同じさ。しょんべんもすりゃ糞もする。」
「大小便の話はまた後だ。冴殿、、下の毛はどうしたのだ?」

「吉川様に冴さえ良ければ素っ裸で死んで死に恥を晒すか生き恥を晒してでも肉の喜びに浸りたいのか選択を迫られましたの。
冴は今川組の皆様方にもお詫びをしとうございました。死んでも詫びきれるものではございません。
それでこにょうな年増ではございますがお抱えの女郎となってお詫びしたく存じます。
また、、今川屋の女郎は下の毛を剃られているとか、、それで冴もこのような姿に、、それと店の新入り女郎として本日はお披露目を兼ねて
素っ裸で引き回しの刑にして頂いた次第でございます。」

「尻の穴も使えるんだって?」
「どうして三年もご亭主と離れてそんなことが出来るんだよ。」
「石川冴子、、、いや、すまん。冴殿。町人たちに尻の穴を見せてやれ。」
「、、、その前に厠へ行き等ございます今朝から一度も。」

「厠へは行かせねえ。冴はもう今川屋の女郎だ。勝手に厠なんぞに行かせねえ。


中途半端ですが用事ができました。一旦休憩。
 
2024/10/28 16:17:49(srj0NyJ5)
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