ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
恋塒… 第4話
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:恋塒… 第4話
投稿者: 月の熊 ◆Wwema/3vyQ
代行の運転手さんは
黙々と車を走らせる…
客に話しかけたらマズイのか
それとも私達2人の違和感に気付いたか…
彼女は両手で握りしめたローターを
鞄に隠そうとするので
静かに私は鞄を持ち上げ私の左側に
置いた。
小声で
「気分どう?」
ワインのせいか、それともこの状況で顔を赤らめてるのか
彼女は下の一点を見つめ微動だにしない…
「酔ってないか聞いてるだけですよ…」
私の右手の指先は
彼女の両手の中にあるローターのダイヤルを
回そうと探っている…
電池は抜いてある。
振動するはずもないローターが
動いてしまったらどうしようと
彼女は私の指先から必死にもがいている…
運転手に悟られないように。
片手では隠しきれないローターだ
必然と彼女の両手は拘束してるようなものだ…
尚も
私の指は彼女の手の中に捩じ込もうと
弄っている…
「運転手さん!代行って結構忙しいんですか?」
そんな事は本当に聞きたいわけじゃない…
「週末は少し忙しくなりますねー」
彼女に第三者がいることを意識させるためだ。
人差し指が彼女の頑なに閉ざした
拳の中に入り込んだ…
すると更に彼女はギューっと閉めた
「痛っ!」
ピンクの無機質なもので挟まれたら
いくら女性の力でも痛い、
「お客様、どうしました!大丈夫ですか?」
運転手がルームミラーで
後ろを探る…
「いや、人差し指が挟まれて…」
ルームミラーの視線は彼女にある
「車、止めましょうか?」
二度目のギューが来た…
「イヤイヤ大丈夫ですよ、そのまま行ってください
ちょっと室内灯付けて良いですか?」
「どうぞどうぞ」
三度目のギューを感じながら指を抜いてみると
見事に鬱血して紫色に変色していた…
室内灯を消しながら
彼女に一度見せそのまま両手拳の上にその指を乗せ
ゆっくりとタップを続ける…
彼女は目をつぶり声にならない声で
すいません…と、
車は江ノ島に近づいてきた…
「お客様、次の信号を右で宜しいですか?」
私はサッと身を乗り出し
運転手さんの肩を静かに叩き
海に面した建物を指差し
「そこで!」
とだけ伝えると
運転手も察知したかのように無言で頷き
何事も無いように右に曲がり車を止めた。
彼女はまだ目をつぶっている…
料金を支払い
運転手は後ろの車で帰って行った
「さぁ 着いたよ!」
ずっと力を入れていたのであろう
彼女はやっと着いた安堵で肩が落ちていた…
何事もなくローターを取り上げ
先に降りると彼女側のドアを外から開けた
かすれた声で精一杯の
「ご馳走様でした」と言いながら
彼女は藤沢駅側にでも着いているつもりだろう…
着いたのは
青いネオン管の
「HOTEL SEA. SIDE 」
夜の海の波の音が
彼女の心を表してるようだ…


つづく


2018/12/24 02:04:29(7Ocv7bdn)
2
投稿者: あゆ☆ ◆5O.MmWydQc
早く続きが読みたいです。
気になります…
18/12/24 03:07 (ohWTmfbh)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.