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1:ゆう女体変換
投稿者:
ぶぅ
あ…あれ…?
ここ…どこ だろう…。 僕は、広い蒼空の下。 どうやら、眠ってしまっていたらしい。 それも、どうも遥か昔のように思える。 そもそも、僕? 自分は誰なんだろう。 ゆっくり体を起こし、辺りを見渡す。 丁度、初夏の様に暖かい日差しに柔らかい翠の新芽が触れている部分にむず痒い。 運ばれてくるそよ風に、僅かに懐かしさを感じる。 そうだ。この匂い。 何かの花だったと思う。 なんの花だろう。 そう思って立ち上がり、背中や地面についていた所のゴミを払おうと自分の体をみた。 ぼ、僕なんかじゃないじゃないか…。 女の子の体だ…。 胸は、柔らかく丸く膨らみ。ウエストから腰骨にかけてゆっくりと流線型に広がる、その姿は女性特有の形をしていた。 男性を象徴する器具も見当たらない。 じゃ、じゃあ…ぼく。じゃなくて、あたし。 そこに違和感を感じる。 たしかに、きっと、自分はぼくと言っていたし、自然と出たのも、ぼく だったから。 見渡す限りの広い草原に、女の子の体をした、ぼくが独り立ち尽くしている。 さっぱり、何が何だかわからないや。 それに目覚めたばかりだというのに、やたらに眠いのだ。 ふっと気を緩めると、直ぐにでも睡眠に落ちてしまいそうだった。 そう思う暇もなく、倒れこむように。 その場で崩れ落ちて、眠った。 ピーッ ピーッ ピーッ 規則的な電子音が図上から迫ってくる。 微かに人の喋り声に混じり、色んな騒音がまとわりはじめる。 ゆっくりと暗闇から光が刺して、目の前に光景がひらき、それらが一致すると動画のように流れ出した。 「ゆう?ゆう?わかる?あたしよ?ミサキ。わかる?」 ああ…。ゆうっていうんだっけ…じぶん。 ゆっくりとしか反応しない自分の体に鞭打って、やっとの思いで頷いてみせた。 ゆう…そうだ。やっぱり、僕はゆうだ。 ミサキ…そう。幼馴染みだ。 あれ…そうだ! 僕はたしか、そうっ!! 大変だ!! 父さん!!かあさん!! 事故だ、事故がおきて! 車、そう車だよ! 思い出したぞ!! そうだ、父さんが運転してた車が追突されて、崖から… そうだ!父さんもかあさんも無事かなっ? 自由の効かない体。 首をゆっくり動かして、あたりを見回す。 父の姿も、母の姿も見当たらなかった。 「よかったぁー。ゆう、気がついたのね。ゆうだけでも目覚めてよかった。」 僕だけでも…まさか 冷たい予感が頭を掠めてゆく。 それから、ミサキがゆっくり事情を話してくれた。 僕とかあさんを乗せて、父は山に行楽に出掛けた。霧のまいた山道。 ふざけながら運転してきた車を避けた父は、後ろからきた車に追突されて、崖にくるまごと投げ出された。数百メートルはある崖の下で生命反応があった僕だけが生き残った。
2015/05/15 10:02:49(XGX3Uj49)
投稿者:
(無名)
そして、延命治療にまだ研究段階ではあるものの、効果は実証された薬を投与され、生まれ変わった。
その副作用として女体に変換されたということらしい。 それから数日。 リハビリもこなし、普通にあるけるくらいに回復した。 主治医がいうには、こうだ。 「君は女性として生まれ変わった。しかし、当初懸念されていた生殖機能に問題が残ってしまった。どういう事かというと、つまり、女性特有の月経がない。生殖能力を欠いている。しかし、その反面、性的感情が昂りやすく、性的感覚が非常に高くなっている。しかし、君の体は妊娠できない体になってしまった。すまない。」 こう、説明されたが、妊娠とかここで言われても、全くしっくり来なかった。 イマイチ、ピンとこない話しに、やや上の空だった。 こうして、普通の生活が送れるまでに回復した、ぼく。いや、あたしは医師協会の援助のもと、新たな人生を踏み出した。 相川ゆう。 あたしの名前。 おそらく22歳。 まだ、働いていない。 幼馴染みのミサキとよく、食べにいったり、近所を散歩したり、本を読んだり、それは優雅で夢のような生活が続いた。 よほど高価なモノでなければ、協会が支給してくれた。 そんな時、これからの時代は何かと必要だし、みんな持っているからと言うりゆうでパソコンも支給された。 使い方や色々、ミサキの友達に詳しい人がいて、色々教わった。 やはり、気になるのは自分のからだ。 便利なパソコンで調べていく内に…ワイセツな画像が飛び出した。 ずきっ… 目に飛び込んできた、男性器を目の当たりにして、下腹部の奥が、反応した。 ひきつるような感じ。 胸の奥からお湯が溢れる感じ。 体温が上がる感じ。 身体中の血流が急ぐ感じ。 なにか…くる。 自分の体になにかくる。 隠れてたものが…顔をだすような…。 自然と両手で女性そのものを抑えていた。
15/05/15 10:28
(XGX3Uj49)
投稿者:
ぶぅ
収まらない体の衝動に意識が支配されていく。
身体中に電気を帯びた虫みたいのが全身をゆっくり這い回る感じ。 女性の部分を押さえていただけの手も、いつしか、ソレを慰めるに変わっていた。 次第にソレは熱くなって、女液を溢れさせて空腹を訴える。 ソレに応えて、指を入れてみる。 ぞわっ。 な、なんだろう。この感じ。 更に奥に指を押し込む。 腰のあたりから、首筋に電気が走るような。 びくっ。 うっ、わあっ。 一瞬、身体が浮くような。 なんとも言えない。 き、きもちいい。 気付くと何度も自分を慰め、ミサキと出かける時間が迫っていた。
15/05/16 09:00
(TI4lvwdP)
投稿者:
ぶぅ
まだまだ、自分は女として不充分。
ミサキは、メイクの手解きとおしゃれを身につけさせようと街にでかけようと誘ってくれたのだ。 一通り、取り敢えずの間、困らない洋服類に下着、化粧品を買うと映画のワンシーンのような、買い物袋と箱でいっぱいになってしまっていた。 「ねえ?ゆうってば!ちょっと買いすぎたね」ミサキはうれしそうにベンチに腰かけて前に両足を蹴り出す仕草をして両手でハンバーガーを頬張ってみせた。 なるほど。 女の子の仕草というものは、やはり可愛くなくてはと日常的な行動もきをつけなくちゃ。 そう、感心していた時だった。 ミサキは、幼なじみだから口には出していう事もなかったが、とても色が白く全体的にしなやかさが滲みでるような。 それでいて、少しアンバランスな切れ長でややつり上がった瞳に線の整った鼻に健康的な少し大きめな口。 腰までの髪は、薄く栗色に染められていて、風に靡くと甘くとても薫る美人で、すれ違う男性を知らず知らずに釘付けにしていた。 「ねえ!そこの美人ふたり♪そんなにお買い物して、重いんじゃない?俺達、暇だから手伝ってあげるよ」 ミサキと歩くと、いっつもコレだ。 ミサキは気丈で、少林寺拳法を得意として、なまじ喧嘩も強かった。 それは以前、同じように一緒に街に繰り出した時。まったく同じような場面だった。 ミサキは表情も変えずに軽口を聞いてきた男に 「ご好意ありがとう。ですが、結構です」 そう短く答えた。 いつもの調子なら、ここで男も 「ねーねー、いいじゃんいいじゃん」と、はじまる訳だが。 「ま、そうだよね。いきなりだったもんね。ごめんごめん。ミサキちゃんだろ?キミ。昔から美人…」そう男が話してると、だんだんミサキの目付きがナイフみたいに尖り始めた。 「お、おいおい!拳法は勘弁してくれよ!オレだよオレっ!京二、沢村京二だよ!ったく…相変わらずこえーよな、ミサキ」そう言って屈託なく白い歯を見せて男は笑って魅せた。 だが、口では、勘弁しろと言っていたわりには恐がる様子もたじろぐふうでもなかった。 ミサキもいつの間にか、自分に向けるような目付きに戻っていて 「あっ!京二先輩!なっつかしーねー。だいぶ痩せた?分かんなかったよ。」とミサキはスックと立ち上がっていた。 「隣。座っていい?」 京二と名乗った男がズケズケとミサキの返答も待たずにミサキの隣に座って 「そう言えばさ。となりの子だれよ?すんげー美人だな…ミサキ、負けてんじゃね?」 そう言ってひとり笑うが、ミサキは傍らで 「ちぇっ」と吐いたが、それはミサキもたのしそうな感じだった。 「ね?京二先輩、この子美人でしょ?ゆうっていうんだぁ♪あたしの友達だよ?」 京二が自分をまじまじと覗きこむ。 「へぇ~。ミサキも相当な美人だけどよ。ゆうちゃんって言うんだぁ。ヨロシクね!おれ沢村京二」 そう言ってミサキの前を通り越して、長くて頑丈そうな右手を差し出してきた。 自分も右手で握手に応え 「ゆ、ゆうです。ヨロシクです…」 なんだか、自分が女として美人といわれるのも違和感があったのに、その上での握手は、ぎこちないものだった。 「あ、あれ?ゆうちゃんって、人見知りかな?強引すぎたか、ごめんごめん。おれさ、こうゆうのデリカシーなくってさあ。いやぁ、ホントごめんねー。わっはっはっ」 でも、この豪快な笑い声に随分と救われた。 ミサキが、此方を振り向き 「あのね、京二先輩はわたしの師匠なの。拳法のね。むちゃくちゃ強くて、あたしなんか一回も当てさせてもくれなかったんだぁ♪」 そう話すミサキの目は、ちょっとキラキラして、可愛かった。 道理でミサキの威嚇に怯むはずなかったのだ。 「さて、ほんじゃ、お邪魔みたいだから、いくわっ」京二がたつと 「えーっ 運んでくれるんじゃなかったんですかー? せ ん ぱ い♪」 そう言ったミサキはイタズラな目をして、自分に振り向いて、チロッと舌を出してみせた。 「マ、マジか。はっはっは。お邪魔じゃないなら、はこんじゃうぞー。」 こうして、自分達3人は、抱えきれない程の荷物を持って、自分の部屋に着いた。
15/05/19 11:08
(iyfVarbT)
投稿者:
ぶぅ
ダラダラと生産性のない屈託のない話題が楽しかった。
こんな日常がとても満足で。いとおしかった。 女性となって一年があっと言う間に過ぎていった。 ミサキも京二さんもすっかりお馴染みになって、いっつもいる顔になっていた。 そんな、ある日。 私もすっかり女になっていて。 京二さんを少し気にし始めていた。 「なぁ、ゆうちゃん?今夜、いい肉てに入ったからもってくわ。みんなでやこーぜ」 電話の向こうの京二さんの笑った白い歯が頭に浮かぶ。 「うん。京二さんありがとう。あたしは、じゃあミサキが帰る前にお野菜とか、買い出しにいってきとくね」 私も馴れたものだ。 しれじれ女てして話している。 「お?じゃ、それは頼んじゃおっかな!ヨロシクたのむわ」 「はい。じゃ、また夜に」 そう電話を切ったわたしは心弾んでいた。 木漏れ日が気持ちいい6月。 この日は、酷く暑かった。 薄手の紫陽花色のワンピースが自分でも爽やかで、この時期に好きな服の一着だった。 メイクも青系を選んだ。 ミュールは白でややヒールの高いものを選んで、バックは白の日本製のショルダーにした。 家を出て、まっすぐバス停までの10分。 真夏日に照らされ汗ばみながら。でも気分は爽やかだった。 バス停の日陰に腰を降ろして額の汗を拭うとファンデーションが剥がれてハンカチに薄茶色に付着していた。 まずいと思ってファンデーションをバックから出して埋め直した。 やがてバスが到着して、乗ってみると座れないくらい、人が詰まっていて、ちょっとガッカリした。 だけど、丁度エアコンの吹き出し口の真下で、涼しい風か顔から首筋へと汗を爽やかに乾かしてくれた。 そんな時だった。 あれ?いまの… 腰の辺りから、ちょっと触られた気がした。 やがてそれは偶然ではないものと変わった。 腰から、ゆっくりとワンピースの裾に目掛けて降りて行く。 あ…痴漢? 裾のあたりまでいくと、今度はゆっくり丸いお尻を大きな手のひらで柔らかく包み、ゆっくりと、でも意思をもって興味に揉みはじめた。 や、やっぱり!痴漢だ…どうしよう… 身体の奥深くに眠っていた、黒々した欲望がマグマのようにブクブクと身体中に溢れ始めた。 うっ…っ! もう、これだけで自分の身体じゃないみたいだ。 次第にお尻からはい回っていた得も知れぬ手は、女の部分に到達していた。 ジュブッ 熱いものが、堰を切ったように右の内腿からつたって溢れた。 腰から全身にガクガクと痙攣が伝染する。 暑いのに鳥肌が立ち、だらしなくヨダレをたらして耐えている自分の姿がバスの窓にうつる。 ダ、ダメ…な、なんか くるっ! 痴漢の指が中に侵入した時だった。 全身に電流が走り、全てが真っ白な世界に引き込まれていった。 「さ、次だ。次の停留所で降りるんだ」 そう腕をガッチリつかまれて、わたしは意思を身体の感覚に殺されて否と成らなかった。 痴漢の男に腕を引かれるまま、そう言うホテルの入り口に吸い込まれた。 頭で拒んでも身体が許さなかった。 むしろ、身体は男を望みさえした。 見知らぬ男。 見知らぬ場所で。 初めての女を思い知らされた。 それも、痴漢という下劣極まりない者に。
15/05/20 02:16
(3WZiRpNY)
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