「皆さんこんばんわ磯野波平です。今は桜の時期、そして花見。桜にちなんだ話を思いついたそうです。彼は
乞うご期待の雑さは必見です、どこで手抜きをするのでしょうか？！本編へ」

少し変わった街があった、名は花京(かきょう)
街の観光名物である花京桜は、ある日をさかいに呪われた
呪われた桜を、四患桜(しかんおう)と呼ばれる
四患桜と呼ばれる桜たちカルテットを紹介しよう
トラウマの桜(おう)略奪の桜、最愛の桜、未練の桜
このカルテットは、魅惑の月エイプリル支配者、千年桜(サウザンドオウ)のパワーでカルテットを封じている結界を破壊して溺情させる
溺情させられたカルテットは、開花クランケことデビル
桜鬼(ふぶき)として誕生する
桜鬼が誕生すると、通報屋の季雨(キサメ♀)がある事務所に依頼する。
その事務所とは、ウワサ事務所。
ウワサ事務所には、カルテット祓い師である
四葉(よつば)巫琴(みこと)30歳と助手である
二葉(ふたば)派生(はせい♂)25歳が居る
ある日の午後、通報屋の季雨が依頼を届けに来た
季雨「巫琴、巫琴、桜鬼(ふぶき)が現れたよ」
巫琴「カルテットは何桜？」
季雨「未練の桜だよ、しかも女性」
派生「女か、いいねー」
巫琴「喜ぶところじゃないでしょ、お勤めよ」
派生「かんなぎのパンチラが、、あはは」
季雨「エロ助手」
巫琴「発生した想廻(そうね)の声は何なの？」
季雨「まだ確認してないよ」
巫琴「桜鬼退治、行くわよ」
派生「かんなぎは今日何色かなーあはは」
巫琴たちは桜鬼のいる場所へ向かう
向かう途中、禍々しい漆黒の風が吹いていた
巫琴「居たわ、アレね」
派生「桜鬼もこりゃまた美人」
季雨「怨念がすごいよ」
巫琴は桜鬼に話しかける
巫琴「あなたはどんな未練があるの？」
桜鬼「私の名前は、越舘(こしたち)詩(うた)私には、すごく好きな人が居て片思いしてたの」
派生「詩ちゃーん」
巫琴「それで？」
桜鬼「その彼は思わせ振りで、私にキスしたりアレコレしてくる人だった。でも私も好きだから拒否しなかった」
派生「俺にもさせてー」
巫琴「行為には望んだわけね」
桜鬼「えぇ、交際したいけど彼の性欲にされるがまま従っていた。アオカンもした」
季雨「あらま」
派生「うひょー」
巫琴「聞く限りだと、まだ問題なさそうね？」
桜鬼「行為に及んでくることには問題なかった。そして、それは私にだけ求めているって思ってた」
巫琴「違ったのね」
桜鬼「日曜日に図書館に行ったの、読みたい本があったから」
派生「俺と今度行こうよー詩ちゃーん」
桜鬼「私が３番目の棚に入った通路の向こうから女性の声が聞こえたの。しかも卑猥な声で我慢してる声だったわ」
季雨「それのトラウマの桜も誕生しそう」
桜鬼「私は戻り手前の棚から入り通路を進んで、途中隣の通路に入りゆっくり忍び足で行くと、卑猥な声が凄かった」
派生「羨ましいー」
桜鬼「やっている姿は見えていたわ、チラッと男の横顔が見えたの。そう、彼だったわ。私はその場から去り図書館を出た」
巫琴「ショックだったのね？」
桜鬼「ショックもあるけどショックを通り越して彼を忘れてやろうと思った。行為も散々したけど経験としての糧だと思って恨みっこナシにしたわ」
派生「俺もやりてー」
巫琴「そうは決心しても忘れられなかったわけだ？」
桜鬼「そうよ、行為を目撃したけどそれでもっと彼が好きになった気がしたの。矛盾してるよね？矛盾してるけどなんか火がついちゃった」
巫琴「公然猥褻やってたそんな彼でもすごく好きだった、
それって出来ない事よ。私なら次の日会って胸ぐら掴んでやるわ」
派生「そんなかんなぎも可愛いわ」
桜鬼「バカだよね、思わせ振りなのに私だけだって期待しちゃってさ。たとえ私を好きじゃなくても体を求めてくれる事がすごく嬉しかった、行為は最高だったわ」
巫琴「もし妊娠したら、どーする？」
桜鬼「認知関係なく産むかな」
巫琴「どうして千年桜のパワーに従ったの？」
桜鬼「本気で人間を超えた狂気になれば、彼の事きれいに忘れられる気がした、化け物になって困らせてやろうと思った」
巫琴「その困らせてやろうは、未だ好きだからって事ね？」
桜鬼「えぇ、すごく好き。忘れたくないからね」
巫琴「わかったわ、でも千年桜のパワーは消させてもらうわ」
桜鬼「聞いてくれてありがとう」
派生「今度は俺と行為に及んで、詩ちゃーん」
巫琴「季雨、わずらいの滝を浄めるわ」
季雨「桜前線、悪霊退散」
巫琴「かんなぎ奥義、ちぎり応報」
季雨「舞い散れー想いの桜」
巫琴「一貫桜の三本槍、桜鬼を貫けーー」
千年桜から解放された詩は、桜満開に想いをばらまいた
その想いは次の桜を植えつけた
派生「あーー、巫琴のパンチラを見逃したー」
季雨「エロ助手が桜鬼になりそうね」
巫琴「人の想い、はかない」