松崎銀次の母、毅梨(きり)と図書館でセックスした男、通称おじき。おじきはある男に相談を持ちかけた
その男と待ち合わせしているのが、セクハラスナック接触。
おじきが店に入ると、男は先に来ていた
おじき「わりー、わりー、捏(ねつ)」
その男、戸愚智(とぐち)捏(ねつ)。
戸愚智「かまわねーさ、で。どーした？」
おじき「やーよ、ちと熟れた女をもらえそうだから、扱いを聞きてーなってわけよ」
戸愚智「豚まんボディか」
おじき「ま、豚まんだな」
スナック接触のママ「豚まんはひどいわ」
戸愚智「手放さない方法か？」
おじき「それもあるが、どういう男に弱いんだ？」
戸愚智「テキパキしてそうで、しっかり者ってイメージがあるだろ？年いった女だと」
おじき「多少、口うるせー女のイメージだわな」
戸愚智「年重ねると、やっぱり経年劣化があるもんでよ、しっかりしてる様でヌケてるんだよ」
おじき「丁寧にフォローするのが一番か？」
戸愚智「逆だ、むしろ再教育くらいのつもりでビシビシやるんだよ」
ママ「やだ、こわーい」
おじき「例えば？」
戸愚智「失敗やあら探しをやるわけじゃねーのよ、男っていうもんを叩き込むんだよ、女の体に」
おじき「女が逃げ出すだろ？」
戸愚智「そう思うから、女に優しくして女から離れていく。
例えば、ちょっとケツぷりぷりさせていたら、叩いてやればいい。いいケツだって言って」
おじき「癒し系と俺様系なら、どっちだ？好かれるのは」
戸愚智「女の建前は癒し系、本音はがっつり男らしいやつ」
おじき「亭主関白は終わったって言うだろ？」
戸愚智「亭主関白は終わったさ、独壇関白は進行中なんだぜ」
ママ「ちょっと好きかも」
おじき「わかりやすく言うと？」
戸愚智「まず、女に名前はない。あるとすればメス豚」
おじき「他には？」
戸愚智「色気を感じさせたら、てめぇ扱いで衣類を剥ぎ取る」
おじき「イチャイチャしねーのか？」
戸愚智「衣類を剥ぎ取って、誰が王様なのか教えてやるのよ」
おじき「なんか逃げそうだけどな」
戸愚智「優しくするのは一切エサにならねーさ、むしろ上からモノを言ってくれる。そして、仮に上から言ってきても、口で正しても無駄だから、セックスで感情をぶつける」
おじき「それで女は何を習得するわけなんだ？」
戸愚智「当然、不快な感情も織り混ざっているが、女は不思議とそばに居るんだよ」
おじき「不満はあるのに、どうしてだ？」
戸愚智「本能的な優しさを、こっちが示している」
おじき「女にとっての優しさって、なんだよ？」
戸愚智「プリンみてーなプルプルした優しさは動物に見せればいいのさ、女には犯すぞくらいの威嚇で接すればいい」
ママ「捏さん、こわーい」
おじき「女は、それでも離れないのか？」
戸愚智「言ったろ、しっかりしてても経年劣化はある。だから男は女に言いたい事は遠慮なく言うんだよ、そして女の感情に言葉は響かねーから、体に教えてやる。ビシビシとな。
何を教えるか、それはてめぇは俺の女なんだよ、と受け入れを脅迫観念として叩き込む。そうすると、家畜されていると女はバグり出す。脱げと言えば脱ぐ、アレやれコレやれの命令もやる。それは男がセックスの時にオス化している状態を女の脳みそが回想して、感情とは裏腹に体は男に病みつきってわけだ」
おじき「もう軍隊の世界だな」
戸愚智「常にどっしりと、女に媚びず、男のわがままを垂れ流す。これだけだ」
ママ「ずっと、こわーい」
おじき「ママ、これは正解なのか？」
ママ「そうね、ひとつ言えるのは飴をくれる男はたくさん居るよね。そうなると、女は退屈しちゃう。そんな感じ」
おじき「結論は、女のケツは叩くもの。だな」
戸愚智「ビシビシ、セクハラしてやればいい」