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週末の金曜日、仕事帰りの松田圭介はいつもの帰り道を歩いていた。
繁華街を通り過ぎ、公園の前を通る。 普通は定時で帰れるのだが、金曜日はその週の終わらない業務を行うことが多く、ここを通るのは21時、22時になることが普通であった。 公園の前には若い女性が何人かいる。 誰かを待っているように立ってたり、道路にしゃがみ込んでスマホをいじったり。 皆、短いスカートや肌を露出させた服装で、群れる事なく。 そう、ここは週末になるといわゆる「立ちんぼ」の女性が支援してくれる男性を求めている場所なのだ。 それほどその界隈で有名な場所ではないのだが、わかる人はわかるらしく、時々声をかけ交渉している男を見かけたことがあった。 圭介はできるだけ関わらないように、道の端の方を歩いていたが、何気なく公園の方に目をやった。 そこには周りの女性よりひときわ若そうな女の子がいた。 長い髪をツインテールにして、ゴスロリというのだろう、黒ずくめでアクセサリーがジャラジャラ付いた服装で、道に座りスマホを眺めていた。 「あのコ…未成年じゃないのか…。絵里香とそんなに変わらないみたいな…」 圭介の娘、絵里香と同じくらいのその女の子に目が行ってしまった。 圭介が見ていると、女の子は不意に顔上げ、圭介と目が合った。 すると、女の子は何かを含んでるような感じでニヤリと笑い、両脚を開いた。 圭介からは、その女の子の下着が丸見えになっていた。 黒ずくめの服装から伸びる女の子の色白な肢体、その中心に白い下着が目に飛び込み、思わず圭介は目を逸らし、足早に家路を急いだ。 日曜日 圭介は、たくさんの買い物袋を持って帰宅した。帰る途中で雨が降り出し、家に着いた頃は土砂降りとなった。 圭介はおととし離婚している。原因は、圭介の浮気だった。それは10年も前の話で、一旦は妻も許してくれたが、何かあるたびその事を思い出し、ケンカすることが多かった。 今、妻は娘の絵里香と妻の実家にいる。 絵里香は通学途中にある圭介の家に時々来ることはあった。 家に帰って、食材等をしまい、ようやく一息つける。 圭介は早めのビールを開けようとしていると、スマホに絵里香からの着信があった。 「もしもし、お父さん?今カラオケ来てたんだけど、スゴい雨でさぁ、迎え来てくんない?」 なんだよ…とは思ったが、 「わかったよ、どこのお店?あぁ、じゃあ20分くらいで着くから。」と言って、電話を切った。 そしてビールを冷蔵庫にしまい、車でカラオケの店に向かった。 到着すると、店の中から絵里香が土砂降りの中走って出てくる。その後をもう1人、女の子は追ってくる。 2人は勢いよく後部座席に座り、 「ヤバかったぁ〜」濡れた服をハンカチで拭きながら 「友達、家まで乗せてって」と言った。 あぁ、いいよ、と言ってバックミラー越しにその友達を見た。 「あれ?このコ、どっかで…」圭介は見覚えがあるような気がしたが、思い出すことはできなかった。 そのまま車を出し、その子が言う所に送っていった。 「ここで大丈夫です。」その子が言ったところで車を止めた。 「じゃあ、明日。またね。ありがとうございました。」と、絵里香と圭介に挨拶をして車を降りた。 長い黒髪で、ちょっと痩せ過ぎと言ってもいいくらいか細い身体だった。 圭介は車を走らせると、絵里香に聞いた。 「学校の友達だよね?」 「そう、藍莉。去年までクラス一緒でよく遊んだりしてんの。」 「そうかぁ。あ、どうする?うちに寄ってくか?」 「ん、いいや今日は。まっすぐ帰って」 そう言われて絵里香を妻の実家に送っていった。 次の週の金曜日。今日も圭介は残業だった。昨日が給料日ということもあって、仕事が終わってから部下と飲んだ帰りですでに23時を過ぎていた。 その日もあの公園の前を通った。 公園前はいつもより遅い時間に通っているせいか、賑やかだった。 何人かの女性の前に立って、話している男達。若い男や、中には圭介よりも歳が上であろう中年男性の姿も見えた。 「こんな事して…結局売春だろう…捕まっちまうぞ…。」彼らを横目で見ながら公園を通り過ぎようとしていた。 すると、こないだのツインテールの女の子の姿があった。彼女はまた地べたに座り込んでスマホを見ていた。 圭介は思わず二度見した。 それは、こないだ絵里香を迎えに行ったときに乗ってきた女の子だった。 「間違いない…、あのコ、藍莉とか言うコだ…。ってことは、高校生でウリ?…」 そんな事を思いながら、彼女を見ていると、向こうも気づいたらしく、 「おじさん。」と声をかけていた。 「おじさん、絵里香のお父さんだっだね〜、昨日はありがとね。」 昨日、車の中では物静か話していたので、この馴れ馴れしい態度に圭介は驚いた。 「君は…藍莉さん、だっけ?まさか立ちんぼなんかしてるの?…」 「えっ、見てなかった?座ってたじゃん。立ってないでしょ笑」 「いや…そう言うことじゃなくて…ウリをやってるのか、って。」 「違うよ、お小遣いくれる、って言われたらもらって、ちょっとだけデートしてあげんの。」 それがウリだろ…圭介は聞こえないように呟いた。 彼女は、 「あ、絵里香にはナイショにしてて。友達なくすと困るからさ。」 「絵里香だけでなくて、親とか学校にしれても困るんじゃないか?やめたほうが…」 と圭介が言うと、 「おじさん。」と彼女が言葉を遮った。 「遊んでみる?友達のお父さんだから、サービスしとくよ1.5で。」とニヤリと笑いながら言った。
2025/11/21 20:21:23(9wyiSu3q)
「藍莉さ、こっちの方上手い、って言われんだよね。」と言いながら、自分の人差し指を口に咥えた。
その意味するものを悟った圭介は、踵を返し、「…興味ない…」と歩き出した。 それに並ぶように、彼女もバックを後ろ手に持ち歩き出した。 「なんでついて来るんだ…」と思った圭介に彼女は、 「興味ないの?こんなに若くてピチピチした可愛いコが誘ってるのに?」 「…」圭介は無言で歩いた。 「パンツ見たじゃん?あれでも?」と彼女はまた話してくる。 「見たんじゃなくて、見せたんだろ…、ってか、なんでついて来るんだ?」 「ん〜、おじさんならサポ無しでもいいかな〜、って思ったからさ笑」 それを聞いて、圭介は歩を速めた。 彼女はそれを見て諦めたのか、立ち止まった。そして、大きな声で、 「おじさ〜ん、今度遊ぼうね〜」と手を振っていた。 「あんなコが絵里香の友達だなんて…」 圭介は悶々としながら家に向かったのだった。 数日後、圭介は絵里香と食事に来ていた。 妻は介護の仕事をしていて、今日は夜勤、祖母も友達と温泉に出かける、ということで一晩圭介の家に泊まる事になっていた。 せっかく娘が泊まりに来るので、料理をするつもりだったが、絵里香に拒否され、回転寿司屋に来ていたのだ。 食事をしながら圭介は、 「こないだ車に乗せた…藍莉、ってどう言うコ?」と聞いてみた。 「えっ、なんで?気になる?」 「いや、絵里香の学校の事とかあんまり聞かないし、友達もわからないから…どういうコなのかな、って思って…」 「ふーん、そうか。藍莉はねぇ…どっちかと言うとサイコパス。」 「えっ?」圭介は思わず聞き返した。 「なんていうかさ…普段はこないだみたいに大人しいんだけど…例えば、何かに夢中になったりとか、人が変わるというか…口調とか…でもね、それはホント、たまにだから。全然普通、普通。」 なるほど、圭介はなんとなくわかるような気がする。 車に乗ってた時と、公園で声をかけてきた時が、あまりにもギャップがあり過ぎた。 絵里香は続けて、 「なんか親がさ…毒親みたいだし…」 毒親?どういう事だ?と思ったが、それ以上は聞けなかった。 その次の日 定時で終わった圭介は、スーパーに寄っていた。今日の酒の肴を選んでいると、 「おじさん!?」と、声をかけられた。 そこには黒髪を下ろし、ノーメイクでメガネをかけた夏服の女の子が立っていた。 一瞬誰か分からなかったが、すぐ藍莉だと気付いた。 「おじさん、買い物?」そう尋ねる藍莉に圭介は無言で頷いた。 「今日は何食べるの?ふーん、お刺身かぁ。」そう買い物カゴを覗き込んでくる。 カゴを隠した。 買い物を終え、スーパーを出ると、藍莉もついてきた。 「なんで…ついて来るんだ?…」 「藍莉んち、こっちだもん。」 それ以上は何も言えなかった。 藍莉はいろいろ話しかけてきたが、誰かに見られたりでもしたら、早くこの場を去りたい、そんな気持ちがいっぱいで、 「ああ…」「うん、そう…」と適当に返事していた。 気のない返事をされていることに気が付いた藍莉は少し考えて、 「私とエッチしたい?」と聞いてきたことに、圭介はそこまでの流れで「うん」と言ってしまった。 言ってからハッと気付き、 「いや!違う!そうじゃない!」と慌てて言い訳をした。 藍莉はプッ、と笑って 「おじさん、面白い笑笑」とクスクス笑ってる。 圭介は気を取り直してまた聞いた。 「なんで…あんな事してるんだ?…」 藍莉は、う〜ん、と考えるような素振りをしている。 「お金か?」 「う〜ん、それもあるけど…セックスするのが好きだからかな、気持ちいいし笑」 圭介はそれを聞いて、はぁ、とため息をつき、少しおいてから言った。 「あのさ…その時はいいんだ、大丈夫、って思っても…将来、絶対後悔することになることがあるんだよ…。だから…だから、自分で少しでも後ろめたいことがあるんなら…やめたほうがいい…。」 藍莉はびっくりしたような顔をしている。 そして、取り繕うように、 「な、なぁに〜?説教?そんな、親も言わないようなこと言わないでよぉ〜。」 と誤魔化したように言った。 「もし君が俺の娘だったら、ぶん殴ってでも首に縄を付けてでもやめさせる…。でも、君は俺の娘じゃない…。だから、こういう事を言うしか…ないんだ…。」 続けて言った圭介の言葉に、藍莉は明らかに動揺してるのがわかった。 藍莉は一瞬、気付かされたように真面目な顔をしていたが、 「じゃあさ、」と切り出してきた。 「おじさんが藍莉とエッチしてくれたら…そしたら、やめるよ。」と、いつもの調子で言ってきた。 それを聞いて、圭介は顔をしかめ、無言で歩き出した。 歩きながら、「バカにしやがって…」とイライラしてきた圭介は、そのまま足早に家に向かった。 藍莉はその後ろ姿を見ながら 「あ〜あ、怒らちゃった…ダメだなぁ、私…」と自分に呆れるように言った。 そして、独り言の様に言った。 「やべっ、好きかも…おじさん…。」
25/11/21 20:22
(9wyiSu3q)
「松田さん、娘さんからお電話です。」
部署内の女性社員から声がかかった。 娘?なんで会社に直接…不思議に思いながら、保留のボタンを押した。 「もしもし?絵里香?」 受話器から聞こえたのは、 「おじさん?藍莉。」 藍莉からの電話だった。 「なっ!…」思わず声を出した圭介は、周りに聞こえるわけでもないのに、隠れるように話続けた。 「なんで…なんでここがわかった?ってか、なんで電話なんかしてきたんだ?…」 圭介は周りを伺いながら、コソコソと話し始めた。 「あのさぁ、今会社の前にいるんだけど、ちょっと来れない?ちょっと財布忘れちゃって。少し貸してくんない?夕食の買い物できなくて。」 「そんな知らないよ!…」 「えぇ、定期も入ってるから帰れないの、おじさん、お願い!」 それから2人は会社近くのカフェにいた。 「なんで財布忘れた人がこんな所にいるんだ?」圭介は、あきれた顔をして言った。 「だって〜、外にいると日焼けしちゃうと悪いし〜。」 藍莉は悪びれる様子もなく言った。 「って言うかさぁ、なんでここわかったの?会社。」 「ん〜、絵里香から聞いた、ってか、言ってた。おじさんの話してて、どんな仕事してんの、って聞いたら、ここにいるって。」 はぁぁ~、と言って、愕然と圭介は額に手を当てた。 「…5000円でいいか…。」そう言って、圭介は財布から5000円を取り出した。 「ありがと、恩に着る!」と、藍莉は手を合わせて、5000円を手にした。そして、 「金曜日返すから、絶対来てね!」と言った 「金曜日…公園か?いや、その日は何時にそこに行くか分からないぞ!?」 「大丈夫だよ、その日はおじさん来るまで相手しないで待ってるから。」 「相手、って…やめろ、って言っただろ!?」 思わず、圭介は言った。 すると藍莉は、圭介に近づき、 「だってさぁ…だってまだおじさんとエッチしてないじゃん…」 そう耳元で呟いた。そうして藍莉は先にカフェを出ていった。 「ったく…。」呟きながら、会計を見る。 「!あのコ飲んでたカフェ・なんとやかんとや、ってこんなにするのか!」 またため息をつきながらレジに向かった。 金曜日。 圭介の仕事自体は珍しく早く終わったのだが、こんな時に限って圭介の上司から飲みに誘われた。上司の誘いを無下にすることもできず、結局公園に着くまでには、22時までかかった。 圭介は足早に向かっていたが、途中で、 「わざわざ行く必要ないんじゃないか?5000円くらいくれてやってもいいし、会う義理もないんだ。」 そう思い、歩を緩めた。 「会社にまで電話をかけてくる、何を考えてるか分からないんだから、もう一切の関係を切りたい…いやいや、関係、と言うほどの事もないのだから…。」 だが、すぐ思い直した。 「もしかしたら…また会社に、お金返す、って電話してくるかもしれない…。」 圭介は立ち止まり、 「もしかしたら…俺が来るまでずっと、ずっと待っているのかも…。」 そして、圭介は早足で歩き始めた。 公園に着くと、少し先にいつものように地べたに座り込む藍莉の姿があった。 姿を確認して藍莉の元へ向かった。 だが、藍莉に近づくのは圭介だけではなく、向こうから2人の男達が藍莉の下にやってきた。 その2人は警官だった。 まずい状況になった。行くに行けず、圭介はただ立ち尽くしていた。 警官が来ると藍莉は立ち上がり、下を向いたまま何か聞かれてる。 圭介は思わず公園内に入り、内側から藍莉の下に走った。 そして公園の中から藍莉と警官がいる所に出てきてこう言った。 「?娘が何かしましたか?」 突然の登場に、藍莉は目を丸くした。 「保護者の方ですか?」警官が言った。 圭介は続けて言った。 「はい、娘です。今日は仕事終わりに待ち合わせてから2人で食事をして、ちょっと私、飲み過ぎちゃって…公園のトイレに行ってて…。」 正直、こんな言い訳が通用するとは思っていなかった。だが、なぜかそんな行動をとってしまったのだ。 すると藍莉も、 「全部出した?スッキリした?」と、話を合わせるように圭介の背中をさすった。 警官達は無言だった。 焦った圭介は、また演技を続けた。 「ああ…大丈夫、こんなに酔っ払って、お巡りさんにも迷惑かけたら、ママに怒られちゃうな…」と、わざとらしい演技を続けた。 「あの…」警官の言葉にドキドキしながら返事をすると、 「最近この辺り、いろんな犯罪起きてるようですので。お気をつけてお帰りください。」と言ってきた。 そうして圭介と藍莉は、家に帰る振りをして、一緒に歩き出した。 しばらく無言で歩いていたが、不意に、 「おじさん…ありがと…。」 藍莉が言ってきた。その言葉は、純粋に本心の様に圭介に伝わった。 「…だからやめろ、って言っただろ…。」 2人は歩きながら話していた。 警官達はまだこっちを見ている。 「おじさん来なかったら…マジでヤバかった…。ありがと…。」 「もうこれで懲りただろ…。やめな…。」 藍莉は少し黙っていた。 もう警官からは見えない所まで来ていた。 「…そだね…、でも…」と言いかけて、藍莉の態度が変わった。 「私達ってさ、けっこう気が合うみたいでない?なんか、やりとりが夫婦漫才みたいで!」 この期に及んで、まだふざけてるのか… 圭介はまたイライラしてきた。 「俺と…」圭介の言葉に、「んっ?」と、藍莉は聞き返した。 「俺と…俺に抱かれたら…ウリをやめるのか?…」圭介は言った。 言ってから、何を言ってるんだ、とと後悔して言い訳しようとする前に、 「…うん…、やめる…マジで…」と、藍莉が今までにないくらいしおらしい様子で返答した。 奇しくも目の前には、ラブホテルがあった
25/11/21 20:23
(9wyiSu3q)
なぜ圭介がそんな強気になったのか分からない。酒が入っていたせいなのだろうか
圭介は、藍莉のか細い腕を掴み、ホテルの入り口へと向かった。 今までとは違う態度の変化に、藍莉は戸惑っていた。 「ちょっ、ちょっと待って、おじさん!」 「なんだ!?怖くなったのか?」 「でなくて…ってか…いいの…?」 「何…言ってんだよ、君から言ってきたんだろう!?」 確かに言ったけど…、そう思った藍莉だったが、口に出せなかった。 「なんでだろう…、今までこのおじさんよりも上の、気持ち悪い男達を相手してきたのに…もっと乱暴な感じでしちゃった事もあるのに…」 藍莉は今までの様にできない自分に戸惑っていた。 お金と快楽を目的でやっていた相手ではなく、今までで初めて好きだ、と言う感情を持った相手からの行動が受け入れられないことに、まだ気付いていなかった。 「やったらやめる、って、嘘ついてたんだな…。」圭介の言葉に、少しカチンとときたのか、藍莉は、 「…行こ…。」と、逆に圭介の手を引いて奥に入っていった。 部屋に入ると改めて藍莉は緊張してきた。 「な、なんか、部屋狭いね、思ってたより…」そう言ってゆっくり後ろを振り向くと、無表情の圭介が立っている。 そして、藍莉は圭介に突き飛ばされ、ベッドの上に横たわった。 「…っ!えっ、ちょっ!…」そう口にするやいなや、圭介が覆いかぶさってきた。 馬乗りになり、両手を押さえつけて見下ろす圭介の表情に、藍莉は恐怖に近いものを感じ、声が出なくなっていた。 「舐めやがって…大人を舐めやがって…。」 「お、おじさん…どうしたの?…」 「やったらやめる、って?…なんだよ、それ…あ゙っ!」荒げた声に怯える藍莉。 圭介は、藍莉の顎を掴み、「自信あんだろ?ここ!あ゙っ?気持よくさせんだろ?ここ!」と、藍莉のスカートの上から股間を掴んだ。 その瞬間、「いや〜っ!!」藍莉は激しく抵抗した。押さえつけられている以外の身体を、目一杯の力で。 「やだっ!こんなのやだっ!…おじさん、やめて!やだよぉ…、おじさんとこんなの…やだよぉぉぉ…」と藍莉は泣き出してしまった。 泣きじゃくる藍莉を見て、圭介は我に返ったようにおとなしくなった。 そして、押さえつけていた手を離し、 「ごめん…」と一言だけ呟いて、背中を向けた。 部屋の中は、藍莉の泣きじゃくる声だけが響く。その声に耐えられない様に、 「…帰って…帰ってくれ…」と言った。 そう言って立ち上がり、藍莉の事は見向きもせずシャワーを浴びに行った。 圭介は椅子に座ったまま、頭からを浴び、微動だにしないていた。 「なんてこと…してしまったんだ…」 いくら酔っていたとはいえ、いくら彼女にウリをやめさせるためとはいえ、あそこまで怖がらせる必要はなかった、圭介はそう後悔していた。 「でも…、これで嫌われればもう相手にしなくていいかも…」そんな風に考えていた シャワーから出ると、彼女の姿はない。 代わりに薄暗い部屋のテーブルに白いものがあった。 それは、1000円札が5枚。先日貸した5000円なのだろう。 「ああ…帰ったんだ…」そう思って、冷蔵庫からビールを出して、一口飲んだ。 ベッドに倒れ込んだ圭介は、 「もう何時だろう…宿泊料金の時間になっただろうな…」 そう思って、スマホを探すために起き上がろうと横を見た。 そこには、藍莉の顔があった。 圭介は思わず、 「わわわっ!わああぁ〜!」と驚き、後ろに後ずさり、そのままベッドから落ちてしまった。 恐る恐るベッドの下から顔を出すと、そこにはなにもない。 すると、同じ様に藍莉がベッドの下から、ひょっこり顔を出した。 「びっくりした?笑」そう言って藍莉は立ち上がり、ベッドに寝転んだ。 「…何、してんだよ…帰ったんじゃねえのかよ…。」 藍莉はフフッ、っと笑って起き上がり、 「待ってたんだよ、シャワー。」とシャワールームに向かった。 そして背中越しに、 「約束だからね…」そう言ってシャワーを浴びに行った。 しばらくして、シャワーを終えた藍莉がバスタオルを纏って戻ってきた。その姿に戸惑った。圭介は話のきっかけを探そうと部屋を見渡すと、藍莉の持っていた大きめのバックが目に入った。 「これ、たいそうな荷物だね。」 「ああ、これ?オプション。」 藍莉はそう答えた。 オプション?何のことか分からない圭介の頭は、???となっていた。 その表情を見て、藍莉は続けた。 「オプションだよ、アノ時の。」 そう言って、藍莉はバックを開けて、中の物を取り出した。 それは、電マやローター、バイブレーター等だった。 「これが1000円、これは2000円」 おもむろにベッドの上に投げ出された玩具を見て、圭介は言葉を失った。 「オモチャ以外もさ、あるんだよ、ごっくん5000円とか生ハメとか…」 「なんで…」圭介は言葉に詰まった。 「なんで…、こんなのにお金出させて…なんでそこまで…」藍莉は答えた。 「いろいろ事情あんの…」 そう言って、藍莉は真剣な顔をして、圭介を見つめた。 「おじさん…ホントに、…ホントにやめるから…抱いて…」 藍莉は圭介に抱きつき、そのままキスをしてきた。 圭介も答えるように強く抱きしめ、そのままずっとキスをしていた。
25/11/21 23:51
(9wyiSu3q)
ベッドの上で2人は、お互い競い合うように激しいキスをする。
藍莉は舐め回す様に、唇に舌を這わす。 圭介も負けじと藍莉の口の中に舌を入れる いつしか2人がそうあるように、お互いの舌を絡ませていた。 「ずいぶん…慣れてるんだな…。」 「フフッ、おじさんも上手…、トロットロになりそう…。」 圭介が首筋に舌を這わせてくる。 藍莉は、「んっ…」と、くすぐったそうに身をすくめる。 藍莉が巻いていたバスタオルを外すと、お世辞にもいいスタイルとは言えない、まだ未成熟な痩せた身体だった。 圭介は小さな膨らみに手を当て、乳首にしゃぶりつく。そのまま藍莉をベッドに横にさせ、唇を這わせた。 藍莉は時折、ピクッ、ピクッとなりながら圭介の愛撫を受け、頭を撫でてくる。 「あっ…んっ…気持いい…おじさんの…、 すごく…気持…いっ!…」 愛撫に感じでいるのだろう、藍莉の声はだんだん甘えるような声になってきた。 圭介の手は、腰から太ももを触り、そのまま下着の中に入っていく。 「トロットロ、って、こっちの方か?もうびぢゃびちゃだぞ?」 そう言って圭介は、聞こえるように濡れた秘部に音を立てるように触った。 「あっ…ヤバい…いつもより、なんかスゴい…」喘ぎながら藍莉が囁く。 そうして圭介の股間に手を伸ばし、下着の上からさすってくる。 そして体勢を入れ替え、圭介の脚の間にちょこんと座った。 「今度はね、藍莉が気持よくしてあげるよ。」そう言って、おもむろに下着を下ろし、躊躇なく半立ちの肉棒に、パクッ、と食らいついた。 「あっ、これ…気持ちいいかも…」 痺れる様にねっとりとした感覚が圭介を包む。顔を上げると、藍莉は、手に取った肉棒に口を開け、目一杯舌を出して、根本から舐めあげるようにしながら、 「ねぇ、見ててよ?」と言いたげにこっちを見ている。 ツインテールで幼く見える姿だが、その表情は妖艶で淫靡だった。 それから藍莉は圭介の脚を抱え上げた。 その姿は、アナルまで藍莉に丸見えの状態だった。圭介も今までこんなプレイをされたことはない。 「このカッコ、恥ずかしい?フフッ。」 と、笑い、陰嚢からアナルまで舌を這わし、舐め始めた。 「うわっ…なんだ、このコ…これ、俺もヤバいかも…」アナルを舐めた刺激に思わず、 ピクッと反応してしまう。初めての刺激に酔いしれていた。 すると圭介はある異変に気付いた。 さっきまで8割方勃起していた肉棒が、空気が抜けたように小さくなってきた。 「あれっ、…どうして…さっきまで大丈夫だったのに…」そのまま手をやり、軽くシゴイてたが変わりない。 「こんな時になんで…」 すると、藍莉もそれに気付いた。そして、また再び口に咥え、舐め始めた。 圭介は何とかしようと、そちらに気を集めるように集中した。それでも状況は変わらず、圭介は焦った。焦れば焦るほど、だんだん小さくなっていくようだった。 「ダメだ…どうしちまったんだ…」と、愕然としながら天井を仰ぐ。 藍莉はずっと頭を上下に動かしたりしている。一生懸命俺の為に何とか勃たせようとしてくれているその姿が、愛おしく感じていた。 藍莉は疲れたように顔を上げ、 「ふう…、ん〜お尻舐めちゃったからかな〜?たまにそういう人いるんだよ…」 「えっ!そ、そうなのか!?」 言われてみれば、アナルを舐められてから勃たなくなったような…圭介は、「そういう人がいる」という言葉を聞いて、ちょっとだけホッとした。 だが、直前になって勃たなくなった事にはショックを受けていた。 このままだと藍莉にバカにされるか、ガッカリされるか…もしかしたら、「やめるの、やめる!」と、ウリを続けてしまうかもしれない。 社会的制裁を受けるかもしれないこの状況で、気を決して挑んだのに…情けない… 圭介は落胆してしまった。 藍莉は元気のなくなった肉棒を掴み、しげしげと見つめながら何か考えている。 そして思いついたように、 「ちょっと待って!」と、圭介に背を向け、持ってきたバックからゴソゴソと何かを探していた。 圭介の目の前に、無防備な藍莉の小さなお尻が目に入る。藍莉は気付いていないのか、気にしてないのか、探すのに夢中だ。 思わず圭介は目を逸らした。 そして、「おじさん、」と呼ばれ振り向くと手にローターを持った藍莉が続けて言った 「藍莉がさ、1人でしてみるから見てて」
25/11/23 22:53
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「1人でしてみるから見てて。」
圭介は初め、その意味がわからなかった。 藍莉はベッドの枕元に枕を重ね、そこにもたれかかった。 そして圭介の方を向いてニヤッと笑って自らの指を身体中に這わせ、オナニーを始めた。 するとその瞬間、藍莉の表情が変わった。 それまでのイタズラっ子のような笑みから一瞬にして、淫靡で誘惑的な妖しい表情に変わった。その目は、官能的でまるで誘っているように見える。 その淫靡な瞳を見て、「こんな表情もできるんだ…」圭介は思わず見入ってしまった。 ローターのブ〜ンという音と、藍莉が身体を動かす度に擦れるシーツの音だけが部屋の中に響く。 藍莉は指とローターを交互に身体中に、時には1つの箇所に集中して這わしている。 その口元からはかすかな吐息と、小さな喘ぎとが交互に漏れている。 その両手は、だんだんと秘部の方に移っていく。 圭介は、その場に固まるように見入っていた。すると、圭介の下半身に少しずつ変化が見られた。 「おじさん…」藍莉がそっと囁く。 「藍莉ね…クリ派なの…。」 その意味を圭介は理解できた。 藍莉は、ローターを秘部に当て、もう片方の手で乳房をいじり出した。 それまでよりも、藍莉の喘ぎ声は大きくなる。圭介は魅入られるように、藍莉に近づいていく。 藍莉は官能的な表情をしながら、恍惚の表情を浮かべ、圭介を見つめている。 まるで、圭介の性癖を煽り、誘っているかのように、うっとりとした表情で。 圭介はまるでスローモーションの様に、藍莉の側に横たわり、秘部に伸びた藍莉の手を取る。 藍莉が抱きついてきて、キスをせがむ。 キスをしながら圭介は、藍莉の手の中のローターを受け取り、藍莉の代わりに身体中、それも乳首や秘部等、敏感そうなところだけ攻め始めた。 「んっ…んっ…」 自分でするのとは違う刺激が藍莉の身体中に伝わってくる。 その刺激が不意に襲ってくる度、藍莉の圭介に回した腕に力が入る。 そのお返しとばかりに、空いている自分の手を圭介の肉棒に伸ばす。 それはだんだん回復してきているのが、触れただけでわかるくらいになっていた。 もうすでに、圭介は取り憑かれたように藍莉の身体を攻めまくる。 お互い攻め続けていたが、快感の波は藍莉に強く押し寄せていく。 ローターを掌に持ち替えた圭介。そのままクリトリスの付近に押し当て、指をゆっくり藍莉の中で挿れ搔き回す。 指を出し入れする動きと、クリトリスに上下に這うように当たるローターからの刺激に、藍莉は思わず声を上げる。 「あっ、やっ…そこ…うぅん…」 藍莉の息遣いがますます荒くなり、圭介に強くしがみついてくる。 「うぅ〜んっ…うぅ〜んっ…そこ…ヤバい…ヤバいよ、おじさん…」 堪えきれなくなった藍莉の声は、だんだん上ずっていく。 圭介の頭の中は、は理性も何もかも失ったかのように、目の前の藍莉の身体をハイエナのように貪り続ける。 まるで買ってから何日も放置された風船のように萎んでしまった肉棒は、完全に元のように、いや、それ以上の状態になっていた。 それを確認した圭介は、一呼吸おくことも、藍莉に言葉をかけるでもなく、本能のまま生殖行為を行う獣のように藍莉の中へ入っていった。 その入り口から奥へ入ってくる動きに連動するように、藍莉の身体は、グググッ、と仰け反っていく。 言葉にならないくらいに喘ぎ、時が止まったかのように藍莉は身動きせず、入ってきた圭介のモノの感触を味わっているように見えた。 「ぐっ…このコ…スゴい…まるで吸い付くされるように纏わりついてくる…これがよく聞く、ミミズ千匹、ってやつなのか…」 藍莉の中で、まるでしゃぶられているような感覚に、圭介は思わず身震いした。 今までにない、絶妙な心地よい、全てを吸い付くされてしまうような感覚だった。 ゆっくりと腰を動かした。 その一突き毎に、藍莉の口からは 「…んっ…んっ!…んんっ!」と声が漏れ、 その声はだんだん大きく、激しくなり、圭介を掴む手にも力が入っていく。 藍莉も、「ちょっと…ヤバいっ…おじさんの…気持ち…良すぎ…」 今までに何人も通り過ぎた自分の身体に感じた事のない快感に包まれていく。 「なんで…?大きいわけじゃないし…上手いわけでも…ホント、ホントヤバいかも…」 やがて、圭介の動きはだんだんと連続的になり、藍莉の身体に現れた快感が、動く度大きくなっていく。 「おじさん…すっ…すっごく気持ち…いいっ!…お、おかしく…なるっ…!」 その快感に耐えきれず、身悶えしながら正直に言う。 「お…俺も…こんなの…初めてかも…」 圭介にも強く快感が纏わりついてくる。 このままだとイキそうだ… 圭介は一旦間を置こうとして、藍莉から離れ、呼吸を整えていた。 藍莉も同じ様に、余韻に浸る様にしながら呼吸を整えている様だ。 そして起き上がった藍莉は、圭介を押し倒すように仰向けにし、その上に跨った。 そして圭介の方をチラリと視線をやり、「フフッ」と笑うと、おもむろに肉棒を掴み、自らの秘部に当て、ゆっくりと挿れていった。
25/11/24 07:55
(LVQI.YAS)
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