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可愛い弟子16Part1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:可愛い弟子16Part1
投稿者: タカ ◆8pDveiYQdk
なんて、めごいワラシだ・・・・。

「おめ・・・名前は?」

「ツグミ。」

「ツグミちゃんか・・。歳は、幾づさ?」

「・・・・・・・」

「なだ?言えねが?・・・」

まんだ、自分の歳もわからねのがや・・・。

「どら、見で確かめてやる、こっちさ、こ・・。」

めんこいベベ着て、まるで、お人形さんみでだな・・・。
どら・・・おお、パンツもめんこいの・・・。
おお・・やっぱし生えどらんさ・・・きれいなダンベだぁ・・・・・。

「どれ、開いて見せてみ・・・・。」

おほ・・ぱっくり開きおって・・・・。どれどれ・・・。

「やん・・・くすぐったい・・・。」

「ほが、くすぐってか?したら、これば、どだ?」

「はうっ!・・・うっ!」

「マメ舐められたら、気持ちえのが?」

「うん・・・・・気持ちいい・・・・・はあっああっ!!。」

「ほれ、もっど、気持じよぐしてやる・・はあはあ・・ほれ・・・。」

「ああっ!・・・・はうっ!!・・・オジ様!気持ちいい!!・・」

「そっがぁ、もっど、もっど気持じよぐしてやるからな・・・いっぺい、可
愛がってやど。」

「オジ様!して!・・・早くおチンチンでして!!・・・。」

「まあだだぁ・・おめには、20万も払っとるすけ、十分愉しませてもらう
けな。今夜は、一晩中可愛がってやど・・・・・。」

「ああ・・・オジ様・・可愛がってください・・ツグミを・・・いっぱい、
可愛がってください・・・・。」

なじゃ、犬みてな娘っこだな・・・。へへっ・・へへへへっ・・・・。




いい匂いがする・・・・。

これは・・・味噌汁の匂いだ・・・・。

豆腐の味噌汁だ・・・・。

潮の香りが一緒に漂ってくる・・・・。

お袋、ワカメは多めに入れろよ。

親父みたいには、なりたくないからな。

ハゲって、隔世遺伝だっけ?。

なら、オレは、大丈夫か。

でも、オレの子供はどうなる?ハゲるのか?

女の子なら、どうなるんだろ?

どこからか、女の子の声が聞こえる・・・・・。

可愛い声だ・・・・・・・。

すごく・・・可愛い・・・・・声だ・・・・・・・・・・。

「ママ!昨日、でっかい地震があったよ!」

「!!!!!」

「そう?、地震なんかあった?」

見上げる先に、見慣れた蛍光灯があった。
しかし、サイズや形はまったく同じだが、縁取りの色が微妙に違う。
オレの部屋のは緑だが、目の前にあるのはピンクだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

やべっ!!!!!!

慌てて、布団から飛び出した。

おわっ!!

勢いあまって、転げ落ちた・・・。

どすんっ!

結構な音。

「なに?今の音?なんか、ママの部屋で音がしたよ。」

「あ、ああ・・・・何かしら?何かが落ちたのかも?」

落ちました・・・・・。

「あ、いいわ、いいわコトリ、ママが見に行くから・・・・」

シホの焦ってる顔が目に浮かぶ。

そっと、引き戸が開けられる。

「ママ、どうしたの?何か、いるの?」

シホは、引き戸をわずかに開いて、恐る恐る、中を覗いてるらしい。

「どうしたの?」

コトリの足音が近づいてくる。

「ううん!なんでもない!なんでもなかった!」

ぴしゃり!と、引き戸が閉められた。

シホの寝室の中。

ベッドの影に息を殺して、伏せていた。

何時だ?

そっと、頭をもたげて、ベッドの枕元にある目覚まし時計に目をやると、時
間は7時過ぎ。

まだ、そんな時間か・・・。

パンツも穿いていなかった。

生まれたまんまの姿。

(一緒に、住もう!・・・・)

耳に残っているシホの声・・・・。

そりゃ、願ってもないことさ!!

一緒に住んで、シホとコトリ、ふたりまとめて、あんなコトやこんなコト。

でも・・・・。

まだその時期じゃない・・・・。

コトリに、なんて説明する?

(お嫁さんにしてくれるんでしょ?)

日本の法律で、重婚は犯罪です。

ハトヤマ政権になったら、一夫多妻制にならねえかな?

無理っぽいな・・・・。

とにかく、今はまだ、シホとの関係をコトリに気づかれるのはマズイ。

それは、シホとて同じこと。

オレが、コトリの大のお気に入りなのは知っている。

今、関係が知れれば、コトリが傷つくのは必至。

要はタイミングの問題だ。

カミングアウトするには、まだ、早すぎる・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

取りあえずパンツ穿こ。

音を立てないように、ベッドの上をゴソゴソ。

あった。

うん?これは・・・?

シホのパンツだった。

あいつノーパンか?

しかし、それにしても・・・・派手なパンツ。

はっきり言ってセクシーショーツ。

ピンク色のフリル付き模様入り。ラメっぽいのも所々に入ってる。

三十路前。

お前、自分の歳を・・・ま、顔が可愛いから、いいけどね。

股間の所は、まだぐっしょり。

夕べ、すごかったもんな・・・。


「お尻で、して・・・・・。」

逝きそうになっていたオレの耳元で、シホが囁いた。
上に跨っているシホの尻肉を掴みしめて、もう片方の手で頭を抱え込んでい
た。
オレが逝くときのサイン。
しかし、シホは許さなかった。
不意に胸が離れて、シホは背中を見せると、弓なりにしならせていった。

「お願い・・・お尻で、して・・・・・」

豊かな双丘を自分の手で、割り開いていた。

お尻って、お前・・・・・。

「大丈夫だから・・・・・・。」

暗がりの中、はち切れんばかりの丸みの狭間が露骨に剥き出され、中でひっ
そりと息づく蕾が、待ちかまえているのがわかった。
引き寄せられるように、シホの尻を抱え込んでいた。
アナルは、シホの愛液にしとどに濡れていた。
押し込んでいくと、かすかな抵抗を見せただけで、それは、呆気ないほど簡
単に呑み込まれていった。
膣とは、また違う気持ちよさ。
押し込んでいくときの何とも言えない抵抗感。
引き抜くときは、出て行くのを惜しむかのように締めつける。

慣れている・・・。

意図的にするのではなく、身体が勝手に反応する。
そんな感じだった。
シホは、両手で口をふさぎ、必至に声を殺していた。
それでも、沸き上がる歓喜の声を鎮めきることができず、獣の咆吼のような
呻き声で喘いでいた。
眼下に見下ろす、華奢な身体に、ひどく嗜虐的な昂奮を覚えてならなかっ
た。
壊してしまいたい衝動に駆られて、夢中で叩きつけていた。
シホのアナルは、乾くことも知らず、最後まで卑猥にオレのを呑み込みつづ
けた。
初めてのAF。
頭の中が真っ白になって、シホの中にぶちまけた。
終わると、シホは、当たり前のようにオレのモノを口にした。
汚れを拭い取るように、丹念に舌で舐め清め、最後は、濡れたティッシュで
後始末までしてくれた。
惚けたように天井を見上げていたオレに、無邪気な笑顔を見せると、尻の穴
からわずかに噴きこぼれていた精液を自分の指ですくい取り、それをオレの
頬にそっと、なすりつけた。
シホは、オレを見下ろしながら笑っていた。
ゾッとするほど凄艶で、あどけない笑みだった・・・・・。


シゲさんは、「知らないはずだ。」と、言っていた。
しかしシホは、少なくとも、自分たちの身の回りに何らかの異常事態が起こ
りえる可能性に気づいている。
でなければ、夕べの不可解な行動が理解できない。

「すぐにわかったよ。」

あどけない顔で笑っていた。

「だって、正面にいるんだもの。」

確かに正面にはいた。
だが、家と家との狭い隙間は、外灯の影になり真っ暗な闇になって、オレの
姿を隠していたはず。
ましてや奥に潜んでいたオレを、そうそう簡単に見つけられるはずはない。
にもかかわらず、シホは、まっすぐにオレの所にやってきた・・・・・。

見ていたから?・・・。

アパートには、どの部屋にも、ふたつの窓がある。
玄関を真ん中に挟んで、右には浴室の窓。左にはキッチンの窓。
どちらかの窓から、シホは、外の様子を覗っていた。
オレが隠れていた場所は、アパートを見張るには、絶好のピーピングポイン
ト。
最初から目星さえつけてあれば、中に潜む者を見つけることは容易い。

ならば、納得できる。
シホが簡単にオレを見つけた理由もうなずける。
あんな夜中にまで神経を使うほどだ。
オレが思っている以上に、シホたちに迫る驚異の度は、大きいのかもしれな
い。
守ってくれ、と言っていた。
いったい相手は誰なんだ?
夕べは、寝不足のせいもあって、確かめる前に墜ちてしまった。
ぴったりと寄り添っていた柔らかい肌が、ひどく心地よくてならなかった。
シホは、ずっと甘えるように胸に頬ずりを繰り返していた。
愛しむように、何度も何度もオレの胸に唇を寄せていた・・・・。




ひでぇ匂いだ・・・・・。
糞か・・・。
いいや、この匂いはそれだけじゃねえな。
3年・・いや、4年ぶりか・・・・。
4年分の精進落とし。
もう3日目だ。
3日もかけて垢落としをしてんだから、これぐれぇの匂いがするのは、当然
か・・・。

「ミノ、いたか・・・・・・。」

「へい、風呂場でクソまみれになって、ぶっ倒れてました。」

「息の方は?」

「大丈夫です。かなり飛んで白目剥いてましたが、息はしてました。」

「そうか。体洗ってやって、いつもの先生ん所へ運べ。」

「へい・・・・。」

まったく、泣けてくるね。
こんな朝早くから呼び出されて、クソまみれの女の後始末かよ。
しかし、生きてただけ、まだマシか・・・。
アレだけの器量よしは、滅多に手に入いらねえからな。
ガキの方も無事みてえだし、取りあえずは一安心ってところか・・。
いきなり商売モン消された日にゃ、こっちも泣くに泣けねえからな。
あーあ、ガキの方は、すっかり手なづけちまったみてぇだな。
母親が死にかけてるってのに、嬉しそうに笑ってやがるよ。
名前はなんだっけか・・・。
そうだ・・・タカコだ。
確か、そんな名前だった。
けっ!あんなデケェもんケツに突っ込まれても、平気な顔かよ。
相変わらず、オジキはガキの扱いがうめえや。

「トリの兄貴。あのオジさんは?」

ハツか・・。
オメェは、まだオジキを知らなかったな。

「よく覚えておけ・・。あの人がこれから俺たちのカシラになるお方
だ・・・。」

「えっ!?しかし、あのオジさんは・・・・。」

そうよ。うちのオヤジとは犬猿の仲よ。
うちは本家筋。向こうは今じゃ外様だ。

だがな・・・。

だからこそ好都合なんだ。
現にオジキがパクられたときも、ウチにゃお咎めがなかった。
ウチとオジキんところは、同系とはいえ、いつ出入りがあってもおかしくね
ぇ、ってくらい仲が悪い。
おかげで俺たちとオジキがつるんでるなんて、誰も気づかなかったろ?
それで、俺たちもパクられずにすんだわけだ。
オジキがひとりで被ってくれたってのも、でかかったがな。
たかが粉の不法所持だったが、再犯だったのもあって、4年も喰らっちまっ
た。
せっかく、あのブタ野郎を使って、これから一儲けしようって時だったの
に。
そういや、アイツの名前は、なんつったかな・・・。
あのブタ野郎に影のように、いつも、くっついていた男。
優男みたいな顔してやがるくせに、エライ肝っ玉の据わった野郎だった。
会う度にいつも俺を睨んでやがったっけ。
オジキがパクられたのも、あの野郎が何かしやがったに違えねえ。
じゃなけりゃ、オジキが粉の不法所持なんて、間抜けなことで捕まるわけが
ねえ。
今度会ったら、ただじゃおかねぇ。
必ず、ぶっ殺してやる。

「いいかハツ・・・・。あのオジさんのことは、誰にもしゃべるんじゃねえ
ぞ。」

「へい。それは、わかってますが・・・。」

「いいや、おめぇはわかってねえよ。」

「えっ?」

「へへっ、オメエ、素手で殴り殺される恐怖ってわかるか?」

「素手ですか?ゴロ巻きなら、得意ですぜ。」

「じゃあ、あのオジさんとやってみるか?テメェがいかに無力で、ただの腰
抜けなのかが、よくわかる。」

「あのオジさんって、そんなに強えんですか?」

「俺も腕っ節には多少自信はあるがな・・・。あのオジさんと比べたらノミ
みてぇなもんだ。さしずめ、あのオジさんは、昔この地球上で暴虐の限りを
尽くしたティラノサウルスってところだな。」

「へぇー。」

「へぇ、じゃねぇ。わかってんのか?オメェが、もし、オジさんのことを誰
かにベシャって、それで俺たちの仕事に支障なんか出てみろ。オメェは、そ
のティラノサウルスになぶり殺しにされるんだぞ。テメェがどんだけ抵抗し
ようが、あの人には関係ねぇ。自分の骨が一本一本砕かれる音を聞きなが
ら、オメェは、この世とおさらばすることになるんだ。そうなりたくなかっ
たら、テメェのそのスカスカの脳みそにしっかり刻んどけ。あのオジキのこ
とは、絶対に誰にもしゃべるな。」

「へい・・・。」

まったくすげぇ人だよ。
腕っ節だけじゃねえ。
頭もキレる。
娘と母親を同時にバイさせるなんて、俺も最初は半信半疑だったが、あれほ
ど、でかい商売になるとはな・・・。
オジキがぶち込まれて以来、派手にやるのは控えていたが、晴れてオジキが
出てきた今となっては、もう心配する必要もねえ。
また、でかい花火を打ち上げてやる・・・。
その為にも、今からしっかりと手綱を締めておかねえとな。

「アニキ、女の支度ができましたぜ・・・。」

「そうか。だったら、さっさと運び出せ・・・。わかってんだろうが、裏口
から行けよ・・。」

「へい・・・。」

まだ8時前じゃねえか・・・・。
あのヤブ医者の怒った顔が目に浮かぶぜ。
だが、どうせ、あのジジイも診察にかこつけて悪さしてんだ。
早朝料金代わりだ。
今回は目ぇつぶってやるから、しっかり楽しみな。




コトリが、学校へ行くのは、7時55分くらい。

8時までは、学校の門が開かない。

歩いて5分ほど。

めちゃくちゃ便利な通学距離。

でも、お願いだから、早く学校へ行って・・・・。

めちゃくちゃシッコがしたかった。

朝一トイレが、オレの習慣。

すっかり、それに慣れてる身体。

頼むから、早く行って・・・お願いだから・・・。

コトリがいなくなるまで、まだ、20分以上時間がある。

パンツ一丁の姿。

さすがにジーパンは、衣擦れの音が気になって穿けなかった。

なんでもいいから、気を紛らわせたい・・・。

股間を押さえながら、ざっと辺りを見回す。

すげぇCDの数。

ベッド横の棚に50枚ほど。

あ、ビヨンセがある。

気晴らしに音楽でも聴くか・・・・。

あら、無印レーベルCDだ。

コピー品か?

CDとヘッドホンをセットして、ポチッ。

ん?何も聞こえてこない。

失敗品かよ・・。

ちっ!

わずかな隙間から見えていたのは、クローゼットの中に押し込められた小さ
なタンス。

へへっ。

へへへへっ・・・。

シホのパンツ見っちゃお♪

気づかれないように、そぅーっと、そぅーっとクローゼットを開けた。

タンスは4段造り。

まず一段目。

ビンゴ!!

のっけからお宝発見!

目に痛いくらい華やかな下着が、綺麗に丸められて、ぎっしりと詰まって
る。

あるある♪

すげぇ派手なやつばっかり。

黒のスケスケがある。

赤のスケスケもある。

うん?真ん中に穴開いてんのも、あるんですけど・・・。

白いヤツでさえ、みんな可愛いフリフリ付き。

あどけない顔に似合わぬ、ど派手なインナー類。

今度、どれ穿かせよっかなぁ、なんて、考えてた。

続いて2段目。

こっちは、キャミとか、ブラとか。

これは、いいや。あんまり興味なし。

引き続いて3段目。

ん?アルバム?

縦長の細いアルバムが10冊くらい重ねてあった。

あとは、わけのわからない小物ばかり。

見っちゃお♪

うわっ!可愛い~。

コトリの写真だ。

つい最近、撮った写真もある。

これは、この前の奉納試合の写真だ。

コトリを抱いたオレが写っている。

へぇ~。

アルバムは、上ほど新しいものらしかった。

下に行けば行くほど、コトリが小さくなっていく。

シホが、メッチャ若い!

5才くらいのコトリを抱いたシホは、高校生くらいにしか見えない。

あいつの若さは、昔から妖怪並みだな・・・・。

ところでこれは、どこだろう?

幼稚園?保育園?

コトリが小さくなっていくと、どこかの学級あたりで撮った写真が増えてい
く。

コトリの周りには、友達がいっぱいいる。

でも、なんか変だった。

大きな子供も、何人か写ってる。

それに、ある時期からシホの姿がまったくない。

コトリの赤ちゃんの頃の写真も、見あたらなかった。

他にもアルバムがあるのか?

引き出しの中を探ってみたが、他には、薄汚れたノートが2冊あるだけだっ
た。

なんのノートだろ?・・・・。

開くと、わけのわからない数字と記号が、びっしりと書いてある。

なんだ?家計簿か?

パラパラ捲っているうちに、写真が一枚落ちてきた。

またコトリだ・・・・・。

4,5才頃のコトリが写っている。

一緒に写ってるのは、誰だろう?

見知らぬ男の胸にコトリは、甘えるように抱かれている。

これが、父親なのだろうか?

若そうだが精悍な顔をした男だった。

精悍というよりも、強面と言った方がいいのかもしれない。

ひどく目つきの鋭い男だった。

同じような強面の男たちが、その男を真ん中にして、何人か一緒に写ってい
る。

皆、黒のスーツ姿。中には、派手なシャツ。

写真の中に、シホの姿はない。

シホがシャッターを切ったのかもしれない。

何かの旅行に行ったときの写真のようだ。

背景に、時代劇の屋敷にあるような大きな門が写っている。

たくさんの人が、その門の中を出入りしている。

どこかの観光地か?・・・。

コトリは、雪のたくさんあるところに、昔、住んでいたと言っていた。

写真の中に雪は、なかった。

しかし、この場所から、そこがわかるかもしれない。

しっかりと、門の形を目に焼き付けた。

アルバムをしまって、4段目の引き出しを開けると、そこには開封してない
ストッキングや、未使用の生理用品などが入れてあった。

奥に、可愛らしい巾着袋が入っている。

結構な大きさがある。

手に取ると、ずっしりとした重さがあった。

巾着の口を開いて、中を覗き込んだ。

目に飛び込んできた物に、息を呑んだ。

手錠だ・・・。

それにバイブやローターが入ってる。

離婚した前の旦那ってのは、いったいなにをシホに教え込んだんだ
か・・・。




「オジキ・・・少しは寝たんですか?」

「ああ?なんだ、トリ、俺の身体を心配してくれてんのか?」

そりゃ心配もしますよ。
ムショから出たばっかで、こんなところに入り浸り。
放免祝いにも出んと、ガキを相手に三日も遊びまくってたんじゃ、組長も終
いにゃキレますよ・・・。
しかし、相変わらず、すげぇ身体だな・・・。
ムショん中では、ただ遊んでたわけでもなさそうだな・・・。

「悪いが、それ取ってくれ・・・。」

俺の話聞いてますか?
ほんとにしょうがねえな・・・。

「コレですか?」

「オウ、それだ・・・さあ、タカコちゃん、ちょっと痛いことしようねぇ。
ちゃんと我慢できたら、また、ご褒美あげるからねぇ・・・。」

アメの次は本物のムチかよ。
相変わらず、やることにソツがねえな・・・。
ちっ!こんなことならミノとハツを行かすんじゃなかった。
残ってんのは、タンだけか・・・。

「おい、タン!こっち来い。」

「へい!」

「今からオジさんが、ガキの仕込み方見せてくださるから、しっかり勉強し
とけ。」

「へい。・・・」

ピシィッ!

「キャウゥッ!!」

早速、始めやがったか。

「ほーら、ちゃんとおしゃぶりするんだよぉ。痛くても放しちゃだめだ。痛

ったら、もっと思いっきり吸い込んでしゃぶるんだよぉ。そうしたら、痛い
のも我慢できるからねぇ。もし、歯を立てたりしたら、もっと痛いのが飛ん
でくよぉ・・・。ほーら!」

ピシィッ!!

「フォゥッ!!」

「おお!上手だよぉ。今のはすごく気持ちが良かった。やっぱりタカコちゃ
んは、イイ子だねぇ・・・。今度は、つづけていくからねぇ。ほら!」

ピシッ!!ピシィッ!!

「フォウウウッ!」

「・・・・アニキぃ・・あんなコトして、大丈夫なんですかい?・・・傷モ
ンにすると足下見られまっせ・・・。」

「バカかオメェわ。よく見てみろ、ケツをひっ叩いちゃいるが、赤くなって
るだけで傷なんか残ってねえだろ。ちゃんと加減してやってんだよ。」

「そうっスか?でも、なんかすげえ音がしますけど・・・。」

「手首返して、音だけデカくしてんだよ。そのうち見てろ、音聞いただけで
震え上がるようになるから・・・。」

「でも、それじゃ怖がらせるだけで、かえって逆効果なんじゃ?・・・・」

「ほんとにオメエはバカだな。よく見てみろ。しっかり頭撫でてやってんだ
ろ。ああやって、ひっ叩きながら頭撫でてやってるとな、少しでも気に入っ
てもらおうとして、必至にするようになるんだよ。見てみろ、あのガキの
顔。」

「まあ、確かに・・・すげぇ夢中で咥えてますわ・・・。」

「そのうち、何されても、よがるようになるぞ・・・。」

「へぇ・・、でも、そりゃクスリのせいなんじゃ?・・・」

「オジキは、もうクスリなんか使っちゃいねえよ。ガキを仕込むときにクス
リ使うのは最初だけだ。痛がらねえよにな。慣れてきたら、もうクスリなん
か使わねえんだ。じゃねえと、オメェたちみてえに、むやみやたらにヤク中
にしてたら、デク人形が出来るだけで、芸のできる犬には、ならねえだろう
が。」

「はぁ・・・。」

「あのガキは、この三日間で、しっかりオジキからヤキも入れられたはず
だ。それこそ死ぬような目にも遭ったろうよ。だが、オジキがすげぇのは、
そこからだ。
死ぬほどヤキ入れたあとは、それ以上によがらせて狂わせるんだ。今みてえ
にイイ子だ、イイ子だって念仏みてぇに耳元で唱えながら、よがらせまくる
んだよ。死ぬような目にあっただけに、ガキは、必至にその言葉にすがりつ
こうとする。それこそオジキに褒めてもらいたい一心で、何でもするように
なるって寸法さ・・・。」

「へぇー、たいしたもんスね。」

「ああ、たいしたもんさ。だが、もっとすげぇのは、それだけじゃねえ。オ
ジキが仕込んだガキは、逃げなくなるんだよ。これが不思議なくらい逃げね
えんだ・・・。」

「どうしてですか?」

「さあな、俺にもわからん。だが、オジキに仕込まれたガキどもは、必ずオ
ジキのところに帰ってくる。まあ、オジキのガキどもへの執着ぶりは、凄ま
じいものがあるからな。その怨念にでも取り憑かれるんだろう
よ・・・・。」

「へぇー。」

「オメェ、さっきからバカの一つ覚えみてえに、へぇー、ばっかり繰り返し
てるが、ちゃんとわかってんだろうな?オジキが帰ってきて、これから益々
ガキどもを増やしていかなきゃならねえんだぞ。今みたいに、オジキひとり
にまかせっきりってわけにゃいかなくなるんだ。」

「へぇ・・・・。」

「・・・・・・・・・まあ、いい。滅多にゃ見れねえもんだから、この際、
しっかり拝ましてもらっておけ・・・。」

「へぇ・・・。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「さあ、タカコちゃん、これで最後だからねぇ。これが、我慢できたら、ま
た、たっぷりとご褒美あげるようぅ。さぁ、いくからねぇ・・・。」

ピシィィィィッ!!!!

「フォウウゥゥゥウッ!!!!」

「ああ・・イイ子だったねぇ。よく我慢できました。あらあら、こんなに涙
流しちゃって・・。キレイに舐めてあげようねぇ・・・。ほーら・・・。さ
ぁ、キレイになったら、タカコちゃんの大好きなご褒美だよぅ。はい、足開
いてぇ。よしよし、イイ子だ。ちゃんと我慢したから、たくさんご褒美あげ
るからねぇ・・・。はい・・。」

「はぁうぅっ・・・・。」

「ほうら、入ったぁ・・・。もうタカコちゃんのモノだよぉ。好きなだけお
尻動かしていいからねぇ。いっぱいお尻動かして、オジさんも気持ちよくさ
せるんだよぉ・・・。」

「はあっ・・・いい・・・ああっ!気持ちいい・・・気持ちい
い!!・・・」

「ねぇ、アニキ・・。」

「なんだ?」

「なんで、クスリも使わねえのに、あんな胸もねぇガキが、あれだけよがる
んですかね?」

「オジキに惚れるからだよ。」

「惚れる!?」

「ああ。オジキはあれだけの色男だ。その色男にねちっこいのを朝から晩ま
で繰り返されるんだ。女は、自分を可愛がってくれる男だけが絶対の存在に
なるからな。もう、あのガキにしてみれば、オジキは神にも等しいだろう
よ。その神様が気持ちよくしてくれるんだから、声を出したって不思議じゃ
あるまい・・。」

「そんなもんスかね・・・。」

「そんなもんさ・・・。」

「おい、トリ・・・。」

いけね、お呼びだ・・・。

「へい。」

「風呂場の始末は終わったのか?」

「はあ、一応キレイに流しはしましたが、匂いまではどうも・・・。」

「コイツの腹ん中も溜まってきた頃だ。ちょうど、キレイにしてやろうと思
ってたところだから、別にかまわん・・・・。さぁ、タカコちゃん、お風呂
に行ってお腹ん中キレイにしようねぇ。ママは、もういないから競争相手は
いないけど、しっかり頑張って、たくさん出すんだよぉ。お腹ん中がキレイ
になったら、また、お尻をいっぱい気持ちよくしてあげるからね
ぇ・・・。」

けっ!あの小娘、嬉しそうに笑いやがったぜ。
もう、ケツの味もすっかり覚ちまったか・・・。
俺たちと違って、オジキは、気持ちいいって言うまでやめねえからな。
ねちっこくやられまくって、すっかり病みつきになったかい・・・・。
まあ、さすがだわ。
これで、あのガキも高く売れるようになる。
あの歳で何でもござれだ。
よがって声を出すことも覚えた。
客は、引く手数多だな・・・・。

「おい、タン・・・。オメエも行って、手伝ってこい・・・。」

「えっ!?俺がですかい?」

「オメエ、俺の話聞いてんのか?オジキと同じ事ができなきゃ、ダメなんだ
よ!少しでもオジキのテクを盗んでこい!わかったら、さっさと支度して行
きやがれ!」

「へいっ!」

まったく、バカ野郎ばっかりだ。
だが、オジキがいてくれりゃ、バカなコイツらも、少しは使えるようになる
だろ。
それだけが、せめてもの救いか・・・。




「行ってきまーす。」

コトリがようやく学校へと向かう。

集団登校だから、拉致される心配も、それほどないだろう。

それに、学校はすぐ目の前だ。

玄関の扉が閉まる音を聞いて、猛然とトイレに向かってダッシュした。

「おはよう。」

シホの挨拶にも、脇目もふらず一直線に駆け抜ける。

ドアを閉め、便座を上げる、たったそれだけの行為が、ひどくもどかしかっ
た。

すげぇ勢いで出た。

たいした量。

身体が芯から震えた。

ほっと安堵に一安心。

あぶねぇ・・・・漏らすかと思った・・・。

ちょっとだけ、お漏らししたコトリの恥ずかしさがわかったオレ。

「朝ご飯、食べる?」

トイレから出ると、すぐにシホが訊いてきた。

まるで夕べなど、何事もなかったかのような顔。

昨日と同じパジャマ姿。

立っているシホの前に、不意にしゃがみ込んだ。

シホが、不思議そうな顔をする。

おもむろにパジャマのズボンを引き下ろした。

「キャッ!」

ノーパンじゃなかった。

でも、やっぱり派手な下着。

白のフリル付き。

「動くな・・・。」

小さく後ずさって、逃げようとしていたシホに、太い声で威嚇した。

シホは、その場に足をすくめた。

尻を掴んで引き寄せる。

ゆっくりと顔をめり込ませた・・・。

「タカ・・・君?・・・」

早くに起きてシャワーでも浴びたらしい。

夕べの残り香はなかった。

石けんのいい香りがする。

胸一杯に吸い込んだ。

そのまま、パンティの腰に手をかけた。

ゆっくりと下へおろしていった。

「ダ、ダメッ!」

シホが抗って逃げようとする。

「動くなっ!」

さっきよりも厳しい声で、抑えつけた。

脅えたような目を向ける。

夕べとは、まったく違う目つき。

かまわず、そのまま下ろして足先から抜いてしまった。

細い足が、わずかに震えている。

黒く淫らな炎のような陰毛が、下に向かって凪いでいた。

ひどく形のいいデルタ。

男の目を愉しませるために、しっかりと処理している。

そんな感じがしてならなかった。

また顔を近づけて、茂みを鼻でかき分けた。

シホが小さく尻をよじってもがく。

だが、それだけだ。

観念しろ・・。

豊かな尻を鷲掴みにして、鼻をめり込ませた。

下から身体を持ち上げるように、顔を押しつけた。

芳醇なメスの匂いが鼻孔に立ちこめ、たちまち脳を灼く。

「だめ・・・・だめ・・・・・。」

シホは、オレの頭を押しのけようとするが、その手には、あまりにも力がな
い。

口でどんなに抗ったところで、身体は、男の求めを拒むことができない。

いや、拒むことを知らないのだ。

シホは、生まれながらの娼婦だ。

もう、わかっていた。

両足を抱え込んで持ち上げた。

そのまま寝室へと連れて行き、荒々しくベッドに放り投げた。

膝の裏に手を入れて、左右に押し広げる。

前戯などするつもりは、なかった。

どうしようもないくらいヤツが欲しがっていた。

やるよ。

指を添えて、無造作に押し込んだ。

「ううぅっ!!」

シホが、必死に口を手で押さえながら声を殺そうとする。

ひどく苦しげな顔。

お前は、いったい誰なんだ?

不安になると衝動的になるのがオレの悪いクセ。

いらん心配ばっかりさせやがって・・・・。

腹の下にいるのは、謎多き女。

組み敷いているときだけが、自分のモノだと実感できる。

シホを虐めてやりたくて、仕方なかった。

もっと苦しめてやる。

腰を大きく上下させ、長いストロークで、責めつけた。

シホは、可哀想なくらい顔を歪めながら、声を出すまいと、必至に息を殺し
ていた。

夕べのように、吼えてみろ。

ほころんだ花びらが、いやらしく濡れ光り、オレのモノまでぐっしょりと濡
らしていく。

ベッドが大きく揺れる。

ギシギシと激しく鳴る。

下の奥さん聞こえてる?

コイツは、こんなにいやらしいヤツなんだよ。

両足を肩に担ぎ上げ、折れるほどに身体を曲げた。

苦しげな顔の中から、救いを求めるような眼差しが向けられる。

もっと、苦しめ・・・・・・。

泣き出しそうな顔を見つめながら、オレは、ゆっくりと体重を掛けていっ
た・・・・・。




「なんだ、タン?その惚けたような間抜け面は?」

「いや、その・・オジさんの仕込みが凄すぎて、ちょっと・・・。」

まあ、初めて見た奴は面食らうだろうな。

「そんなに、凄かったか・・・?」

オメエの顔見りゃ、どんだけ凄まじかったのかわかるよ。

「いやあ・・・ついこの間まで、俺たちが仕込んでた頃と全然違うんでさ。
なんつうか、もう、いっぱしの淫売みてえになりやがって、あからさまに誘
ったりしやがるんです・・・。」

「それも、糞まみれん中でだろ?」

「アニキ!見てたんですか!?」

「見てたわけじゃねえ、だが、わかる・・・。」

オレも初めて見たときは、面食らったからな。
あきれるくらい白い肌だった。
その白い肌が、糞にまみれて、のたうってたよ。
ガキとは思えねえほど、悩ましくて色っぽい身体だった。
ゾッとするほどの妖しい瞳に誘われるままに、跨ってたわ。
汚ねえとか、汚れるとか、そんなこたぁ微塵も思わなかった。
それどころか、ひどく神々しくさえ思えてならなかった。
まるで掃きだめに舞い降りた天使だ。
その天使を糞まみれになって、陵辱する昂奮に我を忘れたよ。
あれは、オジキから、この話を持ちかけられたときだったな。
半信半疑だったオレが、この話に乗ったのも、あの娘がいたからだ。
あれ以来、俺もすっかりガキに取り憑かれた。
いや・・・・。
ツグミに取り憑かれたんだ・・・。
あの野郎、今頃、どこにいやがるのか・・・。

「オジキは?」

「まだ風呂です。あのガキを念入りに洗ってますよ。大事そうにね・・。」

すっかりお気に入りかい?
まあ、ツグミに負けねえくらい、可愛い顔してやがるからな。
これでオジキもツグミを諦めてくれりゃいいんだが・・・。
まず、無理だろうな・・・。
ツグミは、特別だ。
ツグミだけは、オジキにとって特別な存在なんだ・・・・。


 
2009/09/21 20:30:01(w1khCowQ)
2
投稿者: 可愛い弟子16Part2 ◆8pDveiYQdk


「すみません。少し、遅れます・・・・。」

休めばいいじゃん。

「だめよ・・・。みんなに迷惑がかかるもの・・・。」

ゴムまりのように弾む乳房を手のひらに弄んでいた。

「タカ君は、仕事、いいの?・・・・」

シホは、ケータイを枕元に置くと、また、オレの腕枕に気怠そうに身体を横
たえた。

時計の針は、そろそろ9時になるところ。

もうすぐ就業開始時間。

「あ、ああ・・・・・。」

シホたちを監視するために、シゲさんから与えられた長期休暇。

曖昧な返事に、シホがクスリと笑う。

「重丸さんから、頼まれてるんでしょ?」

「どうして、そう思うの?」

「わかるわ・・・。あの人のやりそうなことだもの・・・・。」

あの人・・・・。

「前にも聞いたけど、シゲさんとはどういう関係なの?」

「父の・・・・古い知り合いなの。それで、こっちへ越してくるときに、
色々とお世話になったのよ・・・。それだけ・・・・。」

へぇー、そうなんだ。

お父さんとシゲさんがね。

じゃあ、初めからそう言えば、なんもいらん心配しなくてすんだのに。

泣きながら拒むことじゃないじゃん。

「あ、でも・・・。」

納得しないようなオレの顔を見て、シホがつづける。

「コトリのことでも、相談に乗ってもらっていたの・・・・。」

「相談?」

「ええ・・・ちょっとコトリのことで心配なことがあって・・・・。タカ君
には、迷惑かけたくなかったから、あまり、言いたくなかったんだけ
ど・・・。」

シゲさんの言ってた、拉致の可能性って・・・それか?

もう十分迷惑かけてるから、この際、思い切って全部話しちゃって。

「コトリちゃんのことで相談って、なに?」

シゲさんは、コトリの方が危ないと言っていた。

「その・・・」

すごく言いづらそうな顔。

何度もオレの顔色を窺っては、目を伏せる。

さっさと言え。

「その・・・別れた前の主人が・・・・。」

前の旦那が?

すぐに、頭の中に、タンスにあった男の写真が思い出された。

「・・・コトリを・・・。」

コトリちゃんを?

「・・・引き取りたがってるの・・・。」

げっ!まさかよ!

「それで、重丸さんに何度か相談したことがあるの。この前の体育館で
も・・・。」

ああ、あの時。

そう言や、オレのことを確かめる意外にも、何か用事があったようなことを
言ってたな。

しかし、妙だ。

シゲさんは、拉致される可能性があると言っていた。

と、言うことは・・・・。

「もしかして、そいつが、コトリちゃんを、連れ去る可能性があるわ
け!?」

子供の養育を巡って、誘拐まがいの行為に出る親がいると聞いたことがあ
る。

写真に写っていた男は、一見、好男子風の色男だったが、冷徹そうな眼差し
が、妙に冷たい印象をオレに抱かせた。

アイツなら、やりかねないかもしれない・・・。

「連れ去られるは、オーバーだけど・・・でも、意外と強引で、無茶をする
ところがある人だから・・・・。」

じゃあ、やっぱり誘拐される可能性があるってことじゃないか?

「夕べ、守って、って言ってたのは、そのこと?」

シホは、考え事をするようにオレの胸を見つめていた。

小さな頭が、すぐ横にある。

「夕べのことは、忘れて・・・。大丈夫だと思うから・・・・。」

抑揚のない声だった。

大丈夫って・・・・。

そんなんで、納得するわけねえだろ!

細い顎を掴んで、振り向かせた。

「コトリちゃんを取られたくないんだろ?」

睨むように見つめて問いかけた。

驚いた顔をしていたシホの瞳が、そのうち、じんわりと潤んでいく。

「どうしよう・・・・・。」

細い腕が背中に回される。

シホが、すがるようにしがみついてくる。

「・・・守ってやる・・・。絶対にオレがコトリを守ってやる・・。」

細い身体を強く抱きしめた。

嘘じゃない、と言い聞かせるように、オレは唇を重ねていった・・・・。


結局、そのあともシホを抱いた・・・・。
絡み合うように肌を重ねあい、当たり前のようにシホの中にぶち撒けてい
た。
一緒にバスルームに入り、身体を洗いあった。
シホは、オレの身体を甲斐甲斐しく手で洗ってくれた。
また、欲しくなって、バスルームでシホを抱いた。
どうしようもないくらい、身体がシホを欲しがって仕方なかった。
求めれば、シホはどんな事でも拒まなかった。
シホを足下に跪かせ、傲然と仁王立ちになった。
オレが許すまで、シホは口を使いつづけた。
頭を抑えつけて、深く押し込んだところで、シホは、すがるような目で見上
げるだけで不平ひとつも言わなかった。
壁に手をつかせ、お尻を犯した。
夕べのような獣じみた声じゃなく、すすり泣くような細い声でシホは泣い
た。
すぐにでも折れてしまいそうな華奢な身体に脳を灼き、幼さの抜けきらぬ甘
い声に、喩えようもない昂奮を覚え、そして、抱くたびに違う表情を見せ
る、あどけない顔に途方もない愛しさを感じてならなかった。
狂いかけていた・・・。
シホの身体に溺れている。
どうしようもないまでに執着してしまう。

だからかもしれない・・・・。

オレは、アイツの話しの中に、ふたつの大きな嘘があることに、まったく気
づかなかった・・・・。




「トリ・・。」

「へい。」

「今、ショーバイの方は、どうなってる?」

やっと、仕事の話かよ。

「今んところ、うちで抱えてるガキは、オジキの腕ん中で寝てるソイツを含
めて6人。内、3人が母親も一緒です。今朝、運んだ女は、今言った3人の
内の一人ですわ。」

「相場は?」

「単品なら、一晩で10から15、親込みなら20から30ってところで
す。」

「客の数は?」

「オジキがいなくなってから、一時減りましたが、今はまた盛り返してきて
ます。」

「・・てえと、だいたい300くらいか?」

「いや、まだそこまでは・・・・ですが、やっぱり忘れられないらしくて、
オジキがパクられたと知って、ビビって離れてった奴らも、少しずつ戻って
来よりますわ。」

「つうと、月のアガリは?」

「だいたい1千強ぐらい.多いときは2千を超えます。」

「少ねえな・・・。」

「まあ、オジキがいなかったんで、あまり派手にもやりませんでしたか
ら・・。」

これが組のオヤジにばれたら、破門どころじゃ済まねえからな。
ヘタすりゃ、港に浮くぜ。
オレひとりじゃ、あのバカどもと一緒に、危ねえ橋なんか渡れねえよ。
アンタが帰ってくんのを、ずっと待ってたんだぜ。

「それじゃ、客から不満も出たろ。」

「ええ、まあ・・・でも、なかなか、うまい具合にガキも仕込めなかったん
で、こりゃ仕方がありません。アシがつくことを考えれば、しょうがないこ
とです。」

「しょうがねえか・・・・。」

「え、ええ・・・。しかし、これからはオジキが居てくださるんで、また、
昔みたいに・・。」

「そうだな・・・。また昔みたいに派手にやるか・・・。取りあえず、客を
戻すところから始めるか・・・。」

「はあ・・・あの、そうしたいのは山々なんですが・・・・もう帳面はあり
ませんし、それに・・・。」

「それに?」

「はあ、戻ってこない客ってのが、その・・・ほとんどが・・・。」

「ツグミか?」

「へい。いまだにツグミを指名する客が多くて、中にはツグミ以外なら、い
らんという客までいる始末で・・・。」

「まあ、あれは特別だったからな・・・。」

「八方手分けして探しちゃいるんですが、どこへ隠れちまったもんだか、い
まだに足取りが掴めませんで・・・・。申し訳ありません!サツん中に鼻薬
カマした奴がいますんで、今、そいつに足取りを追わせているところで
す。」

「おいおいトリ、お前、サツまで使って探してんのか?」

「へい。もうそこまでしませんと、どうにもアイツらの行方が掴めませ
ん・・。」

「はは・・だいぶ苦労してんな、お前も。」

誰のせいで苦労してると思ってんだ?
アンタが、ツグミに執着するから・・・。

「トリ・・・もうツグミは、探さんでいいぞ・・・。」

「えっ!?しかし・・・」

どういう風の吹き回しだ?
あれだけ、見つけろって、うるさかったくせに・・・・。

「ツグミは、見つけたよ・・・・。」

「えっ!?」

「ツグミなら、もう先に俺が見つけたよ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

どうやって・・・・・・・?





「食器は、洗わなくていいから、流しの中に入れておいて。」

ええっと・・・これはなんですか?ウインナー?それとも墨?

焼きすぎて真っ黒やんけ・・・。

卵焼きなんか・・・・いい・・・言わない・・・。

シホは、お化粧も終わって、お出かけするところ。

「ごめんなさい。部屋のスペアキーはないの。ひとつは、コトリが持ってっ
ちゃってるから・・・・。これを、置いておくから鍵を掛けたら、秘密の場
所に隠しておいてくれる?」

「秘密の場所?」

シホが、鍵束から銀色の鍵を一つ外してテーブルの上に置く。

「電気メーターの裏側にちょっとした隙間があるの。よく見ないとわからな
いけど、部屋の鍵くらいなら挟める隙間があるのよ。」

そうなの?オレも気づかなかったわ。

シホは、玄関でヒールを履いていた。

「じゃあ、行ってきます!」

玄関で見送るオレに敬礼。

メチャクチャ可愛いんですけど・・・・。

抱きしめたいのを、ぐっとこらえて見送った。

コツコツと、シホの足音が遠のいていく。

階段を降りるかなと思ったら、また、足音が戻ってきた。

うん?忘れもんか?

玄関が勢いよく開けられる。

声をかけるヒマもなかった。

飛び込むように、シホはオレに抱きついていた。

わけもわからぬままに唇が重ねられる。

「忘れもの・・・・・。」

ほんの少し頬を染め、照れたように俯くシホのなんと可愛かったこと。

「じゃあ、行ってくるね・・・・バイバイ。」

行かせるか!アホウ!!







10分後・・・。

「すいません・・・昼から出勤します・・・。」

戻ってきた、お前が悪い・・・・。


09/09/21 20:31 (w1khCowQ)
3
投稿者: (無名)
ちょっとサイドストーリーの振り方が分かりにくいですかね。もう少し説明があった方が良かったかもしれません。

09/09/21 22:19 (A8JrZDUr)
4
投稿者: 帝
どのようなつながりがあるのか、過去に何があったのか・・

次の展開が気になるとこだね
09/09/22 03:46 (Pmfk.1uf)
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