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可愛い弟子Ⅶ
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:可愛い弟子Ⅶ
投稿者: タカ ◆8pDveiYQdk
静かだ・・・・・・。

静かすぎる・・・・・・。

なにも、聞こえてこない。
普段なら、アパートの前を通りすぎていく車の音や、近所で吠える犬の鳴き
声が聞こえてくるはずなのに、今夜はまったくそれが、ない。
目の前にある小さな膨らみだけが、すややかな寝息を立てていた。

コトリちゃんは、やっと落ち着いたらしい。
顔の赤みもだいぶ薄れ、苦しげな表情もしなくなった。
さっきまで、うわ言のように繰り返していたオレの名も、今はもう、呼んで
はくれない。
天使のような穏やかな表情で、彼女は、深い眠りの中にあった。
明日は、二日酔いかもしれない。
そんなことを考えたら、ちょっとだけ、おかしかった。

(やっぱり、親子って、似るのね・・・・)

耳朶の奥に、残っていたシホのつぶやき。
何度となく頭の中でリフレインした。
顔を見ることさえも出来なかった。
シホも迷っているのか、あれから、なにも言ってこない。
気配を消そうとするかのように、オレの後ろで、じっと息を潜めている。
懈怠な時間だけがゆっくりと流れた。
どれだけの時間、二人は、そうしていたのかわからない。

先に動いたのは、シホだった。

頬が肩に乗せられ、心地よい重みが背中に預けられる。

「シホさん・・・・・。」

背中に伝わる、暖かい温もり。

鼻孔に立ちこめる、甘い匂い。

耳に聞こえてきた、すややかな寝息・・・。

ん?寝息?

「ぐー・・・・。」

ぐー!!!?








「ごめんなさい。私もお酒は弱くって・・・。」

だからって、なにも寝なくても・・・・。

グラスに半分もなかったでしょ?

どんだけ弱いのよ・・・・。

ぽうっ、と桜色に染まった頬が、やたらと艶めかしかった。

「コトリも、私に似たのかしら・・・・」

シホさんが、独り言のようにつぶいた。

おいおい、「似てる」って、まさかそういうオチじゃないだろうな?。

あの子は子供。あんたは大人。

ふざけたこと言ってると、マジで襲うよ。

シホさんは、ほんとに眠たそう。

とろんとした瞳で、オレを見つめながら、欠伸ばかりを繰り返す。

時計を見たら、そろそろ今日が終わろうとする時間だった。

突然のアクシデントに、てんやわんや。

でも、話しかける切っ掛けは掴めた。

チャンスなんか、まだまだ幾らだってある。

取りあえず、好青年で通っているオレ。

好印象のうちに、退散するのが吉かと、席を立とうとしたときだった。

「あー!やっぱり、だめ!。ちょっと、シャワー浴びてくる。」

え?

シホさんは、スタスタと自分の寝室へ。

そしてパジャマらしきものを、持って戻ってきた。

「ちょっと、待っててね。」

と言っただけで、そのままバスルームへと消えていく。

え?・・・・・・・・・・

エエーーーーっ!?

どうする?好青年のオレ!?。




玄関を上がると、すぐに右手に奥まった廊下があり、その廊下を挟むように
トイレと、ユニットバスが対面同士に設置されている。
いかにも日本的な発想らしく、狭い空間を少しでも有効活用しようと、廊下
は、脱衣所の役目も果たしていた。
脱衣所の代わりをするわけだから、当然、人目から隠すために入り口のとこ
ろには、仕切りがあるのだが、これが、アコーディオンカーテン式のパーテ
ィションだけと、いかにも頼りない。
しかも、しっかりと密閉されるわけでもないから、耳を澄ませれば、衣擦れ
の音が、はっきりと聞こえたりするのである。

カサカサと音がする度に、妄想全開120%。

今にも波動砲ぶっ放しそうになる。

「待っててね」、と言われた手前、勝手に帰るのもなんとなく躊躇われて、
シホさんがシャワーを浴びている間、ひたすら煩悩と戦い続ける羽目になっ
た。

なかなか手強くて往生したが、取りあえず制限時間いっぱい戦って、テクニ
カルノックアウトで勝ち。

あー、疲れた・・・。

「待たせて、ごめんね。」

湯上がり姿のシホさんを拝んだ途端、今度は、こっちが完全にノックアウ
ト。

しっとりと濡れた長い黒髪。

ほんのりと朱色に染まる柔肌。

なぜか泣いたように潤んでいた瞳。

この可愛らしさを、何にたとえて表現すればいいのか、わからない。

キュート、コケティッシュ、ビューティホー。

精一杯に頭を回転させても、この程度の形容しか思い浮かばない自分が情け
ない・・・。

まさしく、コトリちゃん完全大人バージョン。

きっと、コトリちゃんも大きくなったら、こんな素的な女性になるに違いな
い。

やっぱり、今のうちヤッちまお。

固く心に誓った、オレだった。




ゆったりとした大きめのパジャマは、胸のところが大きく開いていて、目の
やり場がない。

シホさんは、濡れた髪をタオルでしきりに拭っているだけで、こちらの視線
なんか、気にする素振りもなかった。

「ふぅっ、やっと目が覚めたわ。」

別に無理して覚まさんでも・・・・・。

内心は嬉しいくせに、素直になれない26才。

まったく先の読めない展開に、正直戸惑っていた。

弱いと言っていたはずなのに、シホさんは、髪を拭きながら、空いたグラス
に、またワインを注いでいく。

8分目あたりまで注いだかと思ったら、一気に煽るように、それを飲み干し
ていった。

唖然としているこちらを尻目に、ふっー、と大きなため息を吐いた後に、彼
女は言った。

「タカ君も・・・入ってくれば?・・・・」

えっ!?どこに?

思わず、ボケるところだったよ。

シホさんは、少し恥ずかしそうに俯いていた。

入ってもいいけど、次は、あんたの中に入るからね。

ひとりでツッ込んでたら、すぐにまたシホさんが口を開いた。

「それとも・・・・すぐに、ベッドに行く?・・・・・・。」







神様・・・・あんた、なんか企んでる?・・・・・。

早すぎる展開に、まったく付いていけないオレ。

いったい!、どうなってしまうのか!!?(ガチンコ風)

 
2009/08/29 00:42:57(Y/xKTzKE)
2
投稿者: (無名)
待ってました。
呼んでいるうちに興奮してきました^^
続きを待っています。

09/08/29 00:58 (qvAwTj9e)
3
投稿者: (無名)
直ぐに次を…切実
09/08/29 03:04 (zj9nUwRO)
4
投稿者: ★★エース★★ ◆dwolIJXUIY
ID:na260aaa
早く続き見たいです\(^O^)/
09/08/29 16:29 (gbSG1SJp)
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