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エステキカノジョ・1(エロくないです)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:エステキカノジョ・1(エロくないです)
投稿者: 春一 ◆/o4dV9rh4.
「ね、もう別れよ。」


付き合って3ヶ月、突然言われた。

ここは僕の学生アパート。狭いワンルームに沈黙が流れる。

僕が何かした?

そう問いても、彼女はうつむくだけ…。


何かあったの?
気に入らない事でもあった?
悪いところがあったら、直すよ?


そう質問を投げ掛けながら、僕には『ドッドッ』という心音の感覚が徐々に小刻みになるごとに、それまでぼやけてきたものが薄々見えてきた。


僕には心当たりがあった。


諦め半分の気持ちが支配する中、僕は問い掛けた。

ねえ、何言われても気にしないから、理由言ってみてよ?

…。

…。

…。

沈黙のあと、彼女が申し訳なさそうに口を開いた。


「あのね、あなたとのセックス、良くないの。」


え?

え?おいおい

『気にしないから』とは言ったけど、まさかそこまでストレートに言われるとは思わなかった。

ええそうです。
心当たりってまさにドンピシャです。
一言言ってしまえば女の口ほど軽いものはなく、それからは僕のコンプレックスを的確に言い当てながら抉りだしてきた。


「今まで何人かと付き合ったけど、…ごめんね、比べてるわけじゃないんだよ。
なんていうか、あなたって淡泊だし、求めてるツボを間違えてるっていうか、わかってないのよね…。
ホラ、体の相性って結構大事じゃない?何回かシたけど、気持ち良いって思ったことなかったんだ…。」


正直泣きそうになった。


そう言われたの、はじめてじゃなかったから。


僕は何も言い返せず小さく『…わかった。』とだけ言って彼女が部屋から出ていくのを見送った。

彼女がいなくなってから、鼻だけかんで、ふて寝した。

起きるともう外は暗くなって、携帯で時間を確認すると17:56と表示していた。


いけない!

今日は友人達と約束があったことを思い出した。

さっき彼女に振られたというのに、落ち込む気持ちはそっちのけで準備をしてアパートを飛び出した。

駅に着いたとき、幸い時間にはまだ余裕があった。

そのとき、友人の柳原から着信があった。

「もしもし~?春一?今どこ?」
軽いしゃべり方。明るいやつだ。

『もうすぐ着くよ。…なぁ、俺今日振られた…。』

自嘲するように報告すると、悪友は

「そうか~お前もいっつも短いよな!(笑)色々あるんだろうけどさ!まぁ、今日はかわいい女の子も呼んでるから、思いっきり楽しもうぜ!!な!」

え?女の子?聞いてないぞ…

友人たちと男友達に話を聞いてもらおうと思っていた僕としては、そんなにすぐ気持ちを切り替えられない。

待ち合わせ場所まで走ってすぐのところにいたけれど、それを聞いてからは遅めに歩いた。

うつむきながら足をすすめると、軽い笑顔の柳原、友人の三木と3人の女性が迎えてくれた。

合コンじゃないか。
よりによってこんな気分の時に。

店に入って席に着いてからも、気持ちはしずんだままで、自己紹介を簡単にすませ、僕はただ安いビールを流し込むように飲んでいた。
途中、3人のなかで一番派手な女の子が「そんなに飲んで大丈夫?お酒強いんだね!」と話し掛けてきた。
ぼくはぎこちない笑顔を返して、何か喋らないと、と考えていると柳原が

「こいつ今日彼女に振られたんだよ~!(笑)誰か慰めてやってよ!」と答えた。
なんてやつだ。
ぶん殴ってやりたいと思ったが、女の子の手前、ビールを流し込んでその気持ちも飲み込んだ。
余計に酒が進んでフワフワと気持ち良くなってきた。

ふと下半身に違和感が出てきたので、トイレへ、と席を外した。

立ち上がると地面に足が着いている気がしない。
壁伝いに歩いて、用を足して戻ろうとしたところ、女の子の中でも一番背が低くて、メガネをかけた地味な子がいた。

「大丈夫?ちょっと、こっち来て。」と促された。

連れてこられたのは店の裏側で、「吐く?」と聞かれたが『ううん。』と答えた。
今度は「そうか…戻る?」と聞かれた。


なんだかそのとき優しくしてくれているその子や、せっかく励ましてくれている柳原や三木にもどうしようもなく申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

気付くと目やら鼻から涙やら鼻水やらのよくわからない汁が一杯出てきて『ごめんね。ごめんね。』って繰り返してた。

メガネの子は僕が落ち着くまで僕の背中をさすってくれた。
何も言わずに、ただ僕の話も聞いてくれた。彼女と今日別れたこと、いつも長く続かないこと、セックスがコンプレックスになっていることも。

「ねぇ、今から…してみる?」

え?今なんて?

聞き返そうとする前に僕の唇は彼女の唇で塞がれた。
今まで初対面の女性とキスなんてしたことがなかった。

どうすればいいか考える間もなく、外気で冷えた唇に温かい彼女の舌が撫でるように僕の唇を通って侵入してきた。

たまらず僕も答えるように舌を絡めた。

「これ、邪魔だね。」

眼鏡を外した彼女はそう言って僕の瞳をまじまじと見つめてきた。
僕はたまらなくなってフッと逸らせてしまった。

だってこの娘、よくわからない汁でべちょべちょの顔した男にキスしてきたんですよ?

余計に申し訳なくなって、『戻ろうか?』と言おうとしたが、彼女は僕の後ろ髪をがっちり捕まえて離そうとしない。

僕もなぜだか彼女の視線に逆らえなくなって、そのまま近くのホテルに行った。




スミマセン、ここまでは全然エロくないですが続きます。


2009/01/25 17:14:36(pt5Ens3N)
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