私が新米の体育教師として最初に赴任したところは東京からさほど遠くない中途
半端な田舎の街でした。私鉄沿線にアパートを借りて一人暮らしを始めたのが２７
歳の時です。
生徒の数が８００人くらいの大規模な中学校でした。学校はかなり荒れていて、毎
日のように何か事件が起きていました。
　国語科の教師で文恵先生という一つ年下の私と出身地が同じ先生がいました。も
ちろん、高校の後輩だったみたいですが、学生の頃の彼女の記憶は全くありません。
髪の毛がさらさらで、目がぱっちりとしていてスタイルも抜群。よくあるエロ雑誌の
モデルになりそうな、そんな女性でした。
　私は彼女と同じバドミントン部の顧問になりました。採用が私の方が遅かったので
彼女が年下ですが、この世界では先輩です。土日の部活終了後はお互い一人暮らし
なので、よく、デニーズとかすかいらーくとかに夕食を食べに行きました。

　初めて彼女の部屋に入ったのは練習試合で隣の市にある中学校と試合をした帰り
でした。その日の朝彼女のアパートまで行って彼女の車に同乗し、試合会場まで
行きました。生徒は電車で一本なので部長が引率して連れて行きました。
もちろん帰りも同じです。
「今日は私が料理を作るから、アパートに来る？」信じられない誘いに喜んで頷き
ました。部活の試合の後で二人ともジャージ姿です。もしかしてシャワーとか使う
事が出来ればこっちのもの。と思ったのですが。

　スーパーで買い出しをして私たちはアパートに向かいました。
彼女のアパートは１Ｋでユニットバスが付いている当時としては画期的な作りでした。
秘密の花園はどことなく甘いにおいが漂ってきて、女性の部屋らしく小物がタンスの
上に、仕事用の机のは綺麗に整頓されていてとても堅そうな女性を思わせました。
結局その日はすき焼きと冷蔵庫の中の少しのビールを飲んで素直にアパートに帰り
ました。ただ、トイレに入ったときにユニットバスにかけられていた洗濯物の中に
かなり小さなスキャンティを見つけることが出来ました。
　
　下着とその中身が気になって仕方ない私は、彼女の学年が２泊３日でキャンプに
行ったときに、犯罪とは知りながら彼女の更衣室のロッカーの中に彼女のにおいの
付いているものが無いか、職員がみんな帰った後に探しに行きました。
すると、フックに付けられた彼女のキーホルダーを見つける事が出来たのです。
車と部屋と学校の鍵が付いているんです。私は早速手に取り、車を自分のアパートに
置いて彼女の部屋まで歩きました。今日と明日、ここに泊まろうと考えたのです。
部屋に入るとまず彼女の布団を広げ、タンスから下着を全部出して広げてみました。
そしてシャワーを浴びて素っ裸でその下着の上をごろごろと転がったのです。
レースのゴワゴワした感触がとても気持ちよかったのを覚えています。
私はその中の一つを頂く覚悟で履いてみました。履いた瞬間から私のものはどうし
ようもないくらい堅くなったのです。早速布団の上でオナニーをしようと寝転がった
時です。留守番電話に電話がかかってきたのです。「ハイ。〇〇です。ただいま…」
定番の案内の後、男の声が聞こえて来ました。「文恵。留守なのか？＿今から行くから。」
という内容でした。私は急いで布団をしまい、下着を綺麗に片づけて部屋を後に
しました。一つだけ拝借してきた下着を持って。しかし、男って誰だろう？
私はそっちの方が気になってまた彼女の部屋まで行くことにしました。
今度は彼女の駐車場に車を止めて男の来るのを待ちました。それまでの時間は約
３０分くらいだったと思います。

　男が来ました。同じ職場のヤツだったらどうしようと思っていたのですが、全然
知らないヤツでした。でも、今日がキャンプで泊まりだと言うことを知らされてい
ないと言うことは、たいしたヤツではないなと見当は就きました。
歩いて来たので、たぶん近くに住んでいるヤツだと推測できます。しばらくベルを
ならしたり新聞受けから中をのぞいたりしていたのですが、あきらめて帰る様子でした。
が、私の車が彼女の駐車場に入っているのに気が付きこちらに来ます。私は寝ている
ふりをしてその場を過ごしました。
長くてすみません。つづく。

Tweet