これも夏休みの出来事です。
　ある日、３０代前半の女性教諭が日直だった日のことです。
私はこの日が来るのを心待ちにしておりました。なぜなら、音楽室のピアノに少々
細工をして置いたからです。私の学校は音楽室に幽霊が出るという噂が私が着任
する前からありました。それはたぶん夏休みにピアノの調律をしていてたまたま
その音を聞いた小学生が怖がって流した噂ではないかと思います。が、私は音楽
室の入り口にセンサーをつけ、入り口を開けるとピアノの鍵盤をマイクロモーター
が糸を引き、音がする仕掛けを昨晩のうちにして置いたのです。
　当日日直の文江さんは３０代なのですが、遠距離恋愛の末、相手が裏切りいまだ
独身を余儀なくされている状態です。私も互いに独身なので何度か彼女のアパート
に招待されて夕食をごちそうになったこともありましたが、公然に遠距離恋愛を
していると発表されていたんで、何もしないでいました。
　夕方、彼女が見回りに行く頃、「僕も一緒にゆこうか？」などと促したのですが
彼女は一人で平気だと言って、さっさと見回りに行ってしまいました。３０分が過
ぎても帰ってこないので、もしかして「ひっかかったな」と思いながら音楽室に向
いました。案の定文江さんは腰を抜かして倒れていたのです。
　「どうしたの？」　「ピアノが」　「ピアノがどうしたの？」　
　「ピアノが鳴ったの」　　　
「やっぱり噂は本当だったんだ。」
私は彼女を抱きかかえて保健室に行き、ベッドの上に寝かせてしばらく手を握って
いました。「大丈夫だよ。もう一度僕が見てくるから。それから見回りもしてくる
ね。」「気をつけてね。」
　音楽室に行き仕掛けを元通りにして何食わぬ顔で保健室にもどった僕は彼女を
そっと抱き寄せるようにして狭いベッドに添い寝をしました。
あたりは薄暗くなり、保健室はカーテンが閉まっている。玄関もさっき見回りして
内鍵をかけてきた。もう大丈夫。
　僕は彼女のＴシャツの上から優しく胸を揉み口づけをした。「もう、怖くない」
「いつも一緒にいてあげるから。」文江さんはまだ全身の力が入らないようで私
のするがままに半分口を開けて、うつろな目をしながら小さくうなずいた。
Ｔシャツを脱がしブラをはずす。お椀型の乳房が薄闇の中で白く光っている。
乳首を舌で転がすと軽く息が漏れた。キュロットスカートの裾から手を入れると
そこにはもうすでにしめっている彼女のショーツがあった。ショーツの中に指を
入れ、クリトリスを探す。ビクンと彼女が反応する。胸を吸いながらショーツの
中をいじり回して、保健室のベッドには丸裸にされた文江さんがいる。
　私は何度も正上位でのピストン運動をくりかえした。次はベッドの鉄の枠に手を
つかせてバックの体勢で挿入を試みる。普段ならここには具合の悪い子どもが寝て
いることを思い出すとさすがの私も罪悪感にかられる。
私と文江さんは騎上位の姿勢でお互いに果てた。

Tweet