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魔少年と熟れた女達:プロローグ

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1: 魔少年と熟れた女達:プロローグ
投稿者: 鉄剣一

都内某所。私鉄の駅から少し歩いたところにある、どこの街にもある普通の住宅街。築年数の経った、少し古びたマンションの一室に、高校二年生の田中健太(たなか けんた)の姿はあった。

梅雨明け直後の、むしむしとした不快な熱気が、まだエアコンの効いていない部屋の隅々にまでじっとりとこもっている。
西日の差し込む薄暗いリビングには、まだ開けられていない段ボール箱がいくつか転がっていた。
健太は手にしたカッターナイフの刃を、カチカチと三つ、長めに引き出した。ガムテープの貼られた境目ではなく、厚紙の真ん中に容赦なく刃先を突き立てる。
ザリ、と鈍い音がして、固い繊維が引き裂かれていく。力を込め、強引に刃を引く手元には躊躇がない。切り裂かれた段ボールの隙間から、クシャクシャに丸められた古い新聞紙が溢れ出るのを、健太は感情の失せた目で見つめていた。

手元でスマートフォンが低く震え、父親からの着信を告げる。健太はカッターナイフを床に置くと、画面をタップして耳に当てた。

『――もしもし、健太か。荷物は無事に全部届いたか?』

スピーカー越しに聞こえる父親の声は、いつも通り落ち着いてはいたが、どこか他人のような事務的な響きがあった。九州の工場へ単身赴任になってから、父親との会話はいつもこんな調子だ。

「……うん。大体片付いた」

健太は短く、そっけなく返した。壁に背中を預け、足元に転がしたカッターの刃を、部屋履きのスリッパの先でじっと踏みつける。

『そうか。ガスと水道の手続きはこっちからネットでやっておいたから、今日から問題なく使えるはずだ。今月分の生活費と家賃は、例の口座に振り込んでおいたから確認してくれ。足りなくなったら言うんだぞ』

「分かってる。別にそんなに使わないし」

『……健太、お母さんの件では、お前には本当に苦労をかけたと思っている。離婚の手続きや引っ越しでバタバタさせてすまなかった。だが、あの家でお前が一人でいるよりは、学校に近いこのマンションの方が生活もしやすいだろうと思ってね。九州へ一緒に来ずに、一人で東京に残ると言い出した時は驚いたが――』

「その話、もういいよ」

健太は父親の言葉を遮るように、少しトゲのある声で言った。電話の向こうの父親が、一瞬言葉に詰まる気配が伝わってくる。

「自分で残るって言ったんだから。お父さんがいちいち気に病む必要ないでしょ。仕事忙しいんじゃないの?」

『……ああ、そうだな。こっちも明日は朝から現場なんだ。本当にすまないが、しばらくは東京に帰れそうにない。何か困ったことがあったら、すぐに連絡するんだぞ』

「うん。じゃあ切るよ」

父親の返事を待たずに通話を切ると、部屋は一瞬で元の静寂に包まれた。
健太はスマートフォンをソファに放り出し、学校の制服から部屋着に着替えるため、リビングの隅にある少し曇った姿見の前に歩み寄った。

鏡に映っているのは、お世辞にも格好良いとは言えない、冴えない顔立ちの少年だ。少し肉付きが良く、お腹周りもすこし太っている。

黒い詰襟のボタンを外し、制服のズボンを脱ぎ捨てる。
薄手のトランクス一枚になった時、フロント部分が不自然なほど大きく丸みを帯びて、ずっしりと下を向いて生地を引っ張っていた。小太りな体型のせいで余計にそう見えるだけなのか、それとも。
健太はそれを、邪魔な肉か何かを扱うように、無造作に上から手で押し込んで位置を直した。他人の目を避けるようにさっと着替えを済ませてきた、その「癖」だけが、少年の日常に深く染み付いていた。クラスの誰も自分になど興味を持たない。誰の記憶にも残らない、ただの背景のような存在。それこそが、彼が学校という空間で手に入れた、最も都合の良い立ち位置だった。

健太の通う高校は、むさ苦しい男子校だった。
コンクリートの校舎はどこかくすんでいて、廊下にはいつも埃と汗の匂いが染み付いている。高校二年生になって始まった新しいクラスも、荒んだ空気と退屈さに満ちていた。

「おい、聞いたかよ。駅前のマックにいる他校の女さ、マジでビジュ良すぎてバグってたわ」
「マジかよ、お前見たの?」
「おう。色白でスリムでさ、足なんかめちゃくちゃ細くて、ガチでスタイル神ってたわ。あんな可愛い子と付き合えたら最高だよな」

放課後、教室の後方では、制服の着こなしの崩れた不良グループが、机に腰掛けながら賑やかにそんな話をしていた。彼らにとって世界は、画面の向こうにいるような記号化された「可愛さ」と、目先の小競り合いだけで回っているようだった。

健太は彼らの会話から少し離れた教室の隅で、静かに教科書を鞄に詰めていた。誰もが健太のことなど気にも留めない。健太は無害な存在として、静かに帰る支度をしていた。そこへ、同じクラスの野球部員である鈴木翔太(すずき しょうた)が、屈託のない笑顔で話しかけてきた。鈴木はクラスのムードメーカーで、健太のような地味な奴にも分け隔てなく接してくれる、根っから明るい男だった。

「田中、お前また数学トップクラスじゃん。どうやって勉強してんの?」

「いや……たまたま昨日見直したところが出ただけ」

健太はいつもの「大人しい、気の弱いデブ」を演じるように、へらへらと頭を掻いて言葉を濁した。

「またまたー。今度さ、俺にも数学教えてくれよな。じゃあ俺、部活あるから先行くわ!」

「おう、部活頑張って」

鈴木が元気に手を振りながら教室を出ていく。
健太はその背中を見送ると、すぐに顔からへらへらとした笑みを消した。周囲に誰もいないことを盗み見るように確認すると、鈴木が雑に引いたままにしていった隣の机の椅子を、制服のローファーの先で小突くようにコツンと、陰湿に蹴り入れた。それから、自分のノートをパタンと、少し強い音を立てて閉じた。
誰もが楽しそうに、ただへらへらと代わり映えのない学生生活を過ごしているように見えるが、健太にとって彼らの無邪気さは、どこか白々しく、あるいは酷く底の浅いものに思えてならなかった。健太は無害な存在として、静かに教室を後にした。

三時に授業が終わり、健太は特に寄り道もせずマンションに帰宅した。時刻は夕方の四時を回ったところだったが、外はまだもわっとした湿気を含んだ熱風が吹き抜けており、歩くだけで首筋に汗が滲むような暑さだった。
静かな内廊下を歩き、自分の部屋の前で鍵を取り出す。どこに大して特徴もない普通のマンションだが、周りの部屋のドアはどれも固く閉ざされており、住人の気配は全くしない。

自室に入り、鍵を閉める。
ガチャリ、と重い金属音が響き、完全な静寂が戻る。大人の目は一切ない、健太だけの部屋。

健太は制服を脱ぎ捨ててベッドに寝転がると、スマートフォンを手に取った。
特に見るあてもなくTikTokのアプリを開き、おすすめに表示される動画を親指で次々とスワイプしていく。胸元や太ももを強調した流行りのダンスを踊る女子高生の動画でふと指を止めると、健太はベッドの上でじっとそれを見つめながら、「……ふん、頭は悪そうだけど、身体だけはマジでエロいな」とぽつりと独り言を呟いた。それから他愛のないおもしろ動画へと数秒ごとに切り替えていく。続いてYouTubeを開き、登録しているチャンネルの動画をいくつか適当に流し見した。画面の向こうの喧しい笑い声を他所に、健太の心は冷めたまま、ただ時間を潰すためだけに高校生らしくダラダラと画面を眺め続けた。

そうして部屋に引きこもり、だらだらとスマートフォンの画面を眺めて過ごしているうちに、外はすっかり暗くなっていた。気づけば夜の9時を回っている。むしむしとした空気のせいで、じっとしているだけでも肌がうっすらと汗ばんでくる。
お腹の虫が鳴ったのを機にベッドから起き上がると、薄暗いキッチンでインスタントのラーメンを茹で、リビングのテーブルに運んだ。湯気の向こうで、無造作に放り出していたスマートフォンが、短い通知音を立てて明滅した。
画面を見ると、鈴木からのメッセージが表示されている。

『今日の数学のプリント、マジで意味不明。田中、明後日の放課後ウチ来て勉強教えてよ!美味いもん食わせるからさ!』

健太は割り箸をパチンと割りながら、冷めた目でその画面を見つめた。
(明後日の放課後、か。鈴木の家は地元でもそれなりに裕福だって噂だし、こういうクラスの人気者と表向きだけでも仲良くなっておけば、これからの学校生活で何かと都合がいいかもしれないな)
そんな打算から、健太の指先は、画面の上で全く別の言葉を打ち込んでいく。

『いいよー。じゃあ明後日の放課後、鈴木くんの家にお邪魔するね。美味しいものご馳走してもらえるの楽しみにしてるよ』

語尾に親しみやすい絵文字を添えて送信すると、すぐに既読がついた。表面上は愛想よく応じながらも、健太は鈴木という男の、悩みや陰りなど何一つなさそうな底抜けの明るさに、どこか呆れるような冷ややかな視線を送っていた。

麺を一口、口に運ぼうとしたその時だった。
隣の部屋との境にある壁の奥から、ドン、と鈍い衝撃音が響いた。続いて、何か重いものを引きずるような音がかすかに伝わってくる。一人の時間を邪魔されない限り、ただの日常の雑音だった。

ラーメンを食べ終えた健太は、食器をシンクに片付けると、再びベッドに寝転がってスマートフォンの動画を見始めた。気がつけば一時間ほどが経ち、夜の10時を迎えた頃だった。
静まり返った自室の玄関から、突然ピンポーンと甲高いチャイムの音が鳴り響いた。

こんな時間に誰だろう。
健太は不審に思いながらも、ドアスコープを覗き、それからゆっくりと鍵を開けた。

「あ、夜分遅くにすみません……」

ドアを開けると、そこには見知らぬ家族が立っていた。
ネクタイを緩め、心なしかくたびれた表情をした、痩せて骨張った中年の男。その後ろには、退屈そうにスマートフォンをいじる高校一年生位の長女と、落ち着きのない九歳位の長男。
そして、その真ん主に、母親らしき女性が立っていた。

「今日、お隣の302号室に引っ越してきました、高橋と申します。さっき一時間くらい前ですかね、ガタガタと大きな音を立ててしまって……。本当はすぐにご挨拶に伺うべきだったんですが、荷解きでバタバタしてしまって、こんな時間になってしまいました。ご迷惑をおかけして本当にすみません」

痩せた主人が、すまないね、といった風に頭を掻きながら言葉を続ける。

「いやあ、この歳になってからの引っ越しは体に堪えますよ。さっきもタンスをぶつけちゃってね。……夜分にバタバタしちゃって、ご両親はもうお休みですかね? 起こしちゃったら申し訳ないなと思って」

健太は一瞬で表情を切り替え、育ちの良さそうな、少しはにかんだような笑みを浮かべた。

「あ、いえ、大丈夫です。僕、親の仕事の都合で、ここに一人で住んでるんです。だから全然気にしてないですよ」

「へえ、高校生なのに一人暮らしですか。感心だなぁ。ウチのバカ娘なんて、自分の部屋の片付けすらまともにやらないでスマホばかり見てるのに」

主人がそう愚痴をこぼすと、後ろにいた十二歳位の長女が、無言のまま主人の足をいきなり思いきり蹴りつけた。痛みに主人が「あ、痛っ……」と情けない声を漏らして小さく飛び上がり、娘の顔を怯えたようにビクビクと盗み見るが、長女はふいっと目を逸らして完全に無視を決め込む。二人の間に流れる不穏な空気と、それをハラハラした目で見守る母親の様子から、この家族が抱える根深い確執が、狭い玄関口に静かに滲み出ていた。主人は情けなく肩をすぼめ、引きつった笑みで健太に向かって言葉を続ける。

「まあ、そんなわけですから、何か困ったことがあったら、隣なんだから遠慮なく言ってくださいね」

「ありがとうございます。わざわざご丁寧に嬉しいです」

いかにも大人しくて礼儀正しい、近所の好青年。その完璧な演技の裏で、健太の鋭い視線は、主人の横に佇む人妻の肉体を、じっとりと品定めするように捉えていた。同級生たちが追い求めるあの薄っぺらい少女たちとは正反対の、本物の「女」の質量がそこにはあった。

小柄な背丈の女性だった。だが、その肉付きは驚くほど豊満だった。
むしむしとした夏の夜の空気の中、彼女が着ている薄手のサマーニットは、汗を含んでわずかに肌に張り付いている。その布地を内側から強烈に押し上げるようにして、圧倒的な存在感を主張しているのは、信じられないほど大きな胸の膨らみだった。下着のワイヤーが肉に深く食い込んでいるのが服の上からでも分かり、その重そうな肉の質量が、彼女がお辞儀をするたびにずっしりと形を変えて揺れる。

「これ、本当に安物なんですけど、使ってください」

人妻が少し上気した顔で微笑み、タオルの箱を差し出してくる。
それを受け取る瞬間、健太の指先が、彼女の手のひらの、水仕事で少し荒れた、しかしもち肌特有の柔らかく湿った肉厚な感触にかすかに触れた。
その刹那、母親らしきその女性の鼻腔を、部屋の奥から漂う濃密な、どこか腐った生のイカのような男くささがかすめていった。気のせいか、一瞬だけ血圧がふっと上がるような微かな目眩を覚えたが、目の前の健太が浮かべているのはどこまでも無邪気な少年の笑顔だったため、やはり気のせいかと思い直して微笑みを返した。

「ありがとうございます。一人暮らしなので、すごく助かります」

健太はどこまでも無邪気な高校生として微笑んだ。
挨拶を終え、痩せた主人が「じゃあ、お休みなさい。お邪魔しました」と子供たちを促して翻る。

その後に続いて人妻が背を向けた瞬間、健太の目は彼女の背後へ釘付けになった。
薄手のサマーニットの背中側には、肉厚な背肉に深く食い込んでいる、大きなブラジャーの幅広なバンド(紐)のラインがくっきりと浮き出ている。さらに、穿き古したタイトめのスラックスの生地を、内側から丸く、不格好なほどに押し広げているのは、大人の女性特有の、ずっしりと肉厚で大きな尻の膨みだった。歩くたびにその重みのある肉が左右にどっしりと揺れ、太ももの裏までなだらかな肉感が続いているのが、薄暗い内廊下の明かりの中で生々しく浮かび上がっていた。

「失礼します」ともう一度深く頭を下げた彼女の、胸の谷間と、振り返りざまに揺れる巨大な尻の質量を、健太は網膜に焼き付けるように見届けた。

ドアが閉まり、再びガチャリと重い金属音が響く。
完全な静寂に戻った部屋の中で、健太は静かに立ち尽くしていた。
あの人妻の、生活臭のする生々しい肉の感触と、一瞬かすめたあの不穏な空気。へらへらとした仮面の裏で、健太の奥底にある歪んだ悪知恵と、仄暗い熱が、静かに、しかし確実に鎌首をもたげ始めていた。
薄暗いリビングの真ん中で、健太の口元は、普段学校で見せる大人しい少年のそれとは完全にかけ離れた、酷く歪んだ笑みに吊り上がっていた。

続きは、pixivのR18「魔少年と熟れた女達」をお読みください。
https://www.pixiv.net/novel/series/16060234
 
2026/06/18 19:30:29(MIj4szuR)
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