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美貌貴婦人と雇われ運転手1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:美貌貴婦人と雇われ運転手1
投稿者: kana ◆ESCVVanDCU
美貌貴婦人と雇われ運転手 150

京華が深窓の令嬢として育った醍逢家は当時押しも押されぬ名門華族であった。

幼くして両親と死別した京華は醍逢家に引き取られ、義父母はわが娘として京華を後生大事に育て上げた。その醍逢家頭首である義父、誠司は、帝国軍の物資を調達する商いを一手に取り仕切って巨万の富を築いていた。義母は京華が引き取られる七年前に、名門公家の流れを汲む紫篠家から嫁にきたみるからに淑やかな美貌の貴婦人であった。娘京華は若き義母、千壽(ちず)を実の母のように慕った。

色白でなおやかな義母千壽夫人の抜けるような美貌と、その全身から零れるような熟れきった色気は嫁ぐ前から巷の噂になっていた。その千壽夫人はほかならぬ京華を人一倍いとしい娘として愛情を注ぎ、慎み深い名家の令嬢として慈しみ育てたのであった。

深窓の令嬢として何不自由ない幸せな日々を送った娘京華は、年月が経ち、みるみるうちにひとも羨む香(かぐわ)しい気品溢れる美貌の淑女になっていた。そして、その美貌の令嬢を最終的に射止めたのは、義父誠司が深いつながりをもつ帝国陸軍の若き将校、寿慈であった。

そして寿慈と娘京華の華やかな婚儀の宴がはねたその日、誠司と妻千壽夫人は三十数年に渡って務めてきた老運転手の最後の務めに感謝の心付けを手渡しながら、その誠実な老運転手の退職を惜しみつつ別れを告げ帰途に就いた。

「いい結婚式でしたわね、あなた。」
「ああ、寿慈くんのことだ、きっと京華を幸せにしてくれるよ。」
「そうですわね。いいかたが見つかって、ほんとうに良かったわ。
うちに預かったころの京華は笑顔の少ない多感な少女でとても心配しましたけれど、
いまやひとも羨む美貌の淑女に成長して、漸くりっぱなお婿さんを迎えるまでになりましたわ。
ほんとうに良かった。」
「君のおかげだよ、ここまで娘が申し分なく育ったのは。
それにしても、京華、わが娘ながらみるみるうちに惚れ惚れするほど淑やかで美しい女性になったものだ。ひと頃は、社交界で密かに噂になるほどで、さすがのわたしも少々心配したものだ。世の中、誠実なおとこばかりとは限らぬからな。」
「そうですわね。……そういえば、いつだったかしら、京華を伴ってあなたが社交界の会合に出られて間もなく、京華を気に入ったから是非もう一度会いたいなどと申し入れがあって、お会いするまえには、その方の息子さんが‥‥というお話でしたが。」
「ああ…あれはひどい話だったな。息子じゃなく、結局あの四十超えた中年おとこが娘に懸想して自分の嫁に欲しいなどと‥‥。」
「あの方、軍の物質調達係の大物だったそうじゃありませんか。あなた、あのときお断りなさるの大変だったですわね。」
「ああ、おかげでこちらの商売にもあのあと少なからず影響があったよ。わたしにとって軍はかけがえのない得意先だからな。しかしあのおとこの好きにはできぬさ。軍のまわりの目もある。わたしも伊達に陸軍のお偉方と懇意にさせていただいているわけではない。これまで培ってきた商いの絆のお陰で軍組織のなかには信頼できる方々もあまたおるからな。」
「あの方、その後なんどか社交界でお会いしましたけど、なんだかいやな感じの方でしたわ。」
「あのおとこ、その後例の調達係の統括の座を外され、いまは確か軍の要職にはついていないはずだよ。」
「そうですか‥‥。」
「おいおい、おまえ、娘の婚儀のあとの話題ではないぞ、こんな話。」
「ごめんなさい。思わず思い出してしまって……。」
「済んだ話はともかく、わが醍逢家は良い人たちに囲まれ今日に至ったと思うよ。
さきほど別れを告げた誠吉くん(お抱え運転手)などは実に得難い誠実なひとだったなあ、千壽。」
「ええ、ほんとうに。娘が出かけるときも、あの方が運転席に座っているだけで、なんだか、とても安心しましたわ。」
「ああ、そうだったなあ。娘のひとり旅も誠吉くんがよく面倒みてくれたなあ。歳のことさえなければ、ずっと務めてもらいたかったよ。残念だな。」
「そうですわね。あんないい方、みつかるかしら……。」
「ううむ。代わりの運転手、いま探して居るが…。まあ、見つかっても誠吉くんのようにはいくまい。」
「そうですわね。でも、いい方が見つかってほしいわ。」
「ああ……。」

しかし、深い信頼を寄せていたお抱え運転手が去り、頭首である義父 誠司があらたにひとりの運転手を雇ったとき、名門醍逢家の落日は、もはや逃れ得ぬ宿命となってしまったのである。

あらたに運転手として雇われた「蛭田」というおとこは、ひょろっとして一見頼りない骸骨のような痩せ身の、みるからに風采のあがらない禿げ頭のおとこだったが、その貧相な様相から、こんな人物を何故 義父誠司が雇ったのか、いぶかるものが多かった。一説では軍の上層部筋から なんとか雇ってやってほしいとの強い要請を受けたゆえらしいという噂が巷を漂っていたが……その真相は定かではない。

しかし、なにを隠そう、このおとこ、蛭田は、あらたに運転手として雇われて厚遇されたにも関わらず、義父誠司の不在を良いことに間も無くとんでもない破廉恥な事件を引き起すのである。

そして、この蛭田を陰であやつっている人物がいたのである。かって陸軍調達係の大物であった沼山というおとこである。千壽夫人が社交界の会合で幾度か目にし「なんだか嫌な感じの方」と誠司に語ったあのおとこである。このおとこ、柄にもなく醍逢家の美貌令嬢に懸想し、義父誠司にあっさり断られたことに深い恨みを抱いていた。そして、かねてより軍将校たちのお抱え運転手のひとり、蛭田が、運転手たちへの酒宴の席で、誠司の妻である千壽夫人に思いを抱いていることを知った沼山は、画策の末、蛭田に思ってもみない甘い誘いをかけて、醍逢家に運転手として潜入させたのである。


822 :美貌貴婦人と雇われ運転手 151

あろうことか、その蛭田は醍逢家に雇われるずいぶん前から、密かによこしまな恋慕の情を美貌の千壽夫人に抱いていた。千壽夫人は、すでにそのとき三十路を過ぎた年齢だったが、その熟れ盛りの艶美極まる躰(からだ)は華族中のおとこたちの密やかなで評判であった。

双の胸房は、なで肩の華奢な背から想像できない豊かさと弾みを見せてみごとに整っていた。そして、その細腰から臀部にいたる肉づきは、比類なき豊かさと量感を宿し、驚くほど肉感的な芳醇さを湛えた天性の美尻の佇まいだった。

京華令嬢が娘から成熟した女性に成長すると、ふたりの艶媚極まる立姿にまるで血のつながりがあるのではないかと、華族仲間の評判になるほどであった。

三十路の艶熟期に入った千壽夫人、いっぽうそのとき京華は三十路を前にした深窓の令嬢であったが、みるものがみれば、千壽夫人の躰(からだ)の熟れ具合はある意味では娘盛りの若い京華令嬢をはるかに凌駕していたといっても良い。それはいわゆる熟女好みのおとこたちの憧れの極みの豊麗な肉づきのからだであった。

一方、義父の誠司は、愛娘があれよあれよというまに爛熟の極みを見せてゆくのを一種不安の表情で見守っていた。そして、変な虫から守る為、娘をできるだけ外部のひとびとから遠ざけ、広大な邸内に深窓令嬢として大事に育てたのである。

不幸中の幸いといえば 蛇のような蛭田が嫁いでいった京華令嬢ではなく、義母の熟れ盛りの躰(からだ)に異常な好奇心をもったということであろう。もっとも、その後、千壽夫人を巧妙な陥穽に陥れるのに成功した蛭田の触手が、嫁いでいった美貌の京華夫人に伸びる恐れもないではなかったが。しかし、幸せな新婚生活にあったその京華夫人はほどなくして夫寿慈が戦場に出兵したのち、あろうことか忽然と失踪してしまうことになる。

(なお、失踪した京華令嬢の物語は、すでに15話にわたって別途投稿済みであるので、ご興味ありましたら、「小説「淫獣」について」、を投稿者 kana 検索の上ご参照いただければと思います。)

さて、その蛭田はお抱え運転手として、一見誠実そうに務めをこなし、常々千壽夫人に懸想していることなどおくびにもださなかったのだが・・。しかしよこしまな潜在意識は隠そうとしても隠しとおすことなどできるはずもない。

お車にお載せして帰宅した千壽夫人に慇懃に平身低頭しながら車扉を開き車外へ誘導する蛭田。その瞬間目の前を通り過ぎる貴夫人のむっちりした腰つきを決まったように盗み見ては、ゆっくり歩み去る夫人の艶媚なうしろ姿kに濁った白眼を泳がせ、左右に揺れる臀部のたわわな肉づきを舐めるように凝視する蛭田の姿は……いつしか屋敷の女中仲間の間で知らぬものはなかったのである。

 
2025/12/13 17:16:29(e40D2.Xn)
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