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冷たい廊下を、子供たちの賑やかな声が響いていた。窓の外には、初夏の日差しが眩しく降り注いでいる。今日の授業参観は、息子が念願の「算数」の授業だった。真剣な眼差しで教師の話を聞く子供の姿に、胸が熱くなる。隣には、同じクラスの息子の友達の母親、佐藤さんがいた。彼女もまた、愛おしそうに我が子を見つめている。
授業が終わり、教室を出ると、参加した保護者たちが談笑していた。佐藤さんと目が合い、自然と会話が始まった。子供たちの学校での様子、家庭でのこと。何気ない会話のはずなのに、なぜか互いの距離が急速に縮まっていくのを感じた。普段は、学校という公の場でしか会わない、顔見知り程度の関係。しかし、今日はお互いの子供がいない場所で、母親としての顔だけではない、一人の女性としての顔を覗かせている。 「うちの息子、最近ちょっとやんちゃで…」 「あら、うちもですよ。でも、ちゃんと『やればできる』ってところを見せてほしいですよね」 微笑み合いながらも、目には微かな熱が宿っていた。言葉の端々に、抑えきれない感情が滲む。ふと、佐藤さんが僕の視線に気づき、頬を染めた。その瞬間、二人の間には、言葉にならない、甘く危険な空気が流れた。 「そろそろ、お迎えの時間かしら…」 「そうですね。でも、なんだか、まだ話し足りないような…」 名残惜しそうに別れを告げ、それぞれ家路についた。子供がお土産のお菓子を買ってくれるというので、少し遠回りをして、商店街に立ち寄った。子供が選ぶお菓子を優しく見守りながら、先ほどの佐藤さんの面影が脳裏から離れない。あの視線、あの微笑み。それは、単なる母親同士の共感ではなかった。それは、もっと深く、 proibitivo な、触れてはならない感情の芽生えだった。 家に着き、子供がおやつを食べている間、僕は一人、リビングのソファに座っていた。授業参観の疲れか、それとも、午前中の佐藤さんとの予期せぬ心の触れ合いのせいか、身体に微かな熱があるのを感じる。子供が部屋にこもり、ゲームを始めた気配を感じた。静寂が戻ってきた家。それは、あの禁断の扉を開けてしまうには、あまりにも十分な静寂だった。 あの熱は、一体何だったのだろうか。授業参観の日の、あの教室の片隅で、静かに燃え始めた炎。それは、もう消し去ることはできないのかもしれない。子供が寝静まった後、無意識のうちに、僕はスマートフォンに手を伸ばしていた。震える指先で、「佐藤」という名前を検索する。背徳感と、抑えきれない衝動が、僕の全身を駆け巡っていた。 子供が寝息を立て始めたのは、とっくの昔のことだった。時計の針は、深夜の二時を指している。リビングの窓の外は、満天の星空。しかし、僕の心は、あの授業参観の日の教室の熱気と、佐藤さんの熱い視線で埋め尽くされていた。スマートフォンは、未読のメッセージが一つだけ表示されている。佐藤さんからの、あの夜の「…」という短い返信。それは、僕の期待を煽り、同時に、この先にある禁断の深淵へと誘う、悪魔の囁きだった。 意を決して、僕はメッセージを打った。「今、大丈夫ですか?」。指先が震える。返信がない。もう一度、送ろうかと思った、その時。 「…大丈夫です。まだ起きてますか?」 画面に現れた、佐藤さんの文字。まるで、僕の心の叫びを聞いていたかのように。 「はい。眠れません」 「私もです」 短いやり取りが、火花のように散る。互いに、言葉にならない「何か」を求めている。このまま、この熱を、この衝動を、どこへ向かわせればいいのか。子供たちが眠る寝室のドアが、今は遠く、そして、かすかに開いているような気がした。 「…明日、話したいことがあります」 「…私もです」 それは、もう、意思の疎通ではなかった。互いの身体が、本能的に、この危険な魅力を求めているサインだった。 phone の画面が、暗闇の中で妖しく光る。そして、僕は、もう後戻りできない一線を越えてしまった。 翌日、子供が学校へ行き、佐藤さんの子供も保育園へ向かった。約束の時間は、昼下がり。互いの家は、近かった。子供がいなくなった静寂の中、僕は佐藤さんの家のチャイムを鳴らした。心臓が、不安と期待で激しく鼓動する。 ドアが開くと、そこにいたのは、授業参観の日の、あの佐藤さんだった。しかし、その表情には、どこか違う、鋭く、そして、欲望に満ちた光が宿っていた。普段の、少し控えめな彼女の面影は、もうない。 「…どうぞ」 彼女の声は、微かに震えていた。リビングに通され、ソファに座る。無言の時間が流れる。しかし、それは、決して気まずい沈黙ではなかった。互いの視線が絡み合い、火花が散る。二人の間に、濃密な空気が充満していく。 「あの…」 「…言わなくても、わかります」 佐藤さんが、静かに僕に近づいてきた。その瞳は、誘うように、そして、深く、僕を見つめている。彼女の吐息が、僕の顔にかかる。その熱が、僕の身体の奥底に眠っていた、熱い衝動を呼び覚ました。 「…許されないことだって、わかってる」 「それでも…」 僕の声が、かすかに上ずった。彼女が、ゆっくりと、僕の首筋に手を伸ばす。その指先が触れた瞬間、全身に電気が走ったような感覚が走った。普段は、子供に触れるのとは全く違う、女性としての、熱い、そして、 proibitivo な温もり。 「…こんな気持ち、初めて」 「私も…」 言葉は、もう必要なかった。互いの瞳に映るのは、ただ、激しい欲望と、背徳感。そして、この禁断の果実を、今、この瞬間、味わい尽くしたいという、抑えきれない衝動だけだった。 佐藤さんの手が、僕のシャツのボタンに触れる。一つ、また一つと、ボタンが外されていく。その度に、僕の身体は、彼女の熱に呼応するように、昂ぶっていく。彼女の吐息が、僕の耳元で甘く響いた。「…もう、止められない…」 僕もまた、彼女の身体に手を伸ばす。滑らかな肌触り、そこから伝わる熱。それは、禁断であるがゆえに、あまりにも甘く、そして、強烈だった。子供たちがいない、静寂に包まれた家の中で、二人の熱は、静かに、しかし、激しく燃え上がっていく。それは、授業参観の日の、あの教室の片隅で芽生えた、小さく、しかし、抗えない炎が、ついに燃え盛る瞬間だった。 リビングのソファに、二人の吐息だけが響いていた。授業参観の日から始まった、この禁断の衝動は、もはや理性を完全に吹き飛ばしていた。互いの視線が絡み合い、激しく求め合う。佐藤さんは、僕のシャツを全て外し、素肌に触れる。その指先は、まるで炎のように、僕の肌を這い回った。 「…あなたの熱が、私を狂わせる…」 彼女の囁きが、僕の耳元で甘く火花を散らす。僕も、彼女のブラウスに手をかけた。ボタンを外すと、そこには、驚くほど滑らかで、熱を帯びた肌が現れた。その柔らかな感触に、思わず息を呑む。 「…なんて、綺麗なんだ…」 僕の声は、欲望に震えていた。彼女の頬が、僅かに赤らむ。その表情が、さらに僕の興奮を掻き立てた。手探りで、彼女のブラジャーのホックを外す。露出した胸は、驚くほど艶かしく、僕の指先を待っていた。 「…もっと…」 彼女の喘ぎが、部屋に響く。僕の指が、その柔らかな丸みを優しく、しかし、大胆に撫でた。彼女の身体が、僕の方へと傾いてくる。その熱、その匂い。すべてが、僕を求めている。 「…あなたも…早く…」 佐藤さんの指が、僕のズボンのベルトに触れる。その仕草が、僕の理性をさらに焼き切った。互いの衣服が、床へと滑り落ちていく。露出した肌と肌が触れ合う。そこから伝わる熱が、二人をさらに昂らせた。 「…待てない…」 僕の声は、もう、ほとんど叫びに近かった。佐藤さんが、僕をソファへと押し倒す。彼女の瞳は、激しい欲望の炎で燃え盛っていた。 「…私を、満たして…!」 彼女の言葉と同時に、僕たちは激しく求め合った。指先、唇、そして、身体のすべてで。互いの熱が、火花を散らすようにぶつかり合う。 僕の指が、彼女の最も敏感な場所へと辿り着く。その途端、佐藤さんの身体が、弓なりに反った。 「あ…あっ…!」 激しい喘ぎ声が、部屋を満たす。僕の指が、彼女の奥深くへと滑り込む。その度に、彼女の身体は震え、熱を帯びていく。 「…もっと…強く…!」 彼女の要求は、僕の欲望をさらに煽った。僕は、彼女を激しく抱きしめ、その身体を、僕の激しいリズムへと導いた。 「…ああ…ああぁぁ…!」 佐藤さんの声が、悲鳴のように、しかし、悦びに満ちた響きで、天へと昇っていく。彼女の腰が、僕の身体に激しく呼応する。その瞬間、僕の身体もまた、爆発寸前の熱を抱えていた。 「…あなたに…あなたに…!」 彼女の喘ぎ声が、最高潮に達する。僕の内部で、抑えきれない波が、今、まさに、打ち寄せようとしていた。 「…一緒よ…!」 佐藤さんの叫び声と、僕の激しい衝動が、一つになる。二人の熱い吐息が混ざり合い、部屋中に満ちていく。そして、僕たちは、互いの熱に溶け合い、禁断の快楽の頂点へと、共に駆け上がっていった。
2025/12/09 19:46:51(vBNRGniT)
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