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1:M
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先生
よくもって半年と癌の余命宣告を受けた。もともと医者嫌いな俺は、身体の違和感を放置して半年、いよいよ背中の疼痛に耐えきれず、受診しての検査結果は膵臓がんだった。
今年古稀を迎える俺は、ある意味その事実を素直に受け入れた。ただし、この命の最後に臨んで、痛みさえ緩和処置さえしてもらえれば、それでよかった。 女房に検査結果を告げた時、意外にもあっさりと受け入れられ、拍子抜けしたものだった。女房はある程度予期していたことだったのかもしれない。俺が自分から検査を申し出た事実から。 俺は脱サラをして、呑気に整体業を営んできた。近頃では、自分の飲み代だけ稼ぐつもりでの整体稼業だが、信用、信頼だけでそれなりの固定の患者さんが、支えてくれて生計が成り立っていた。 その中に10年来の腰痛患者のMさんがいる。歳は来年55歳になるという女性だが、趣味はテニスを若いころから続けているとの事で、スタイルに大きな崩れもない美熟女だ。彼女は2ケ月に1回ぐらいの来訪だが、俺の施術には絶対の信頼を置いてくれていた。 「Mさん、残念だけどこれが最後の施術になるかもしれないと思う。せっかく長い間ここに通ってくれたんだけど」 俺がそう切り出すと『えっ?』と驚いた顔で、Mさんはまじまじと俺をみた。 「どうしたんですか?何があったんですか?・・ダメ、そんなの私、困ります!・・」 「実は・・」 俺が癌である事と、余命宣告されたことを打ち明けると、Mさんはポカンと口を開けて驚いていたが、突然大粒の涙をぽろぽろと流し出した。 まさかのMさんの反応に俺の方が狼狽えてしまった。 「ダメです!、そんなの絶対だめ!、私、本当に困ります!・・」 イヤイヤと首を振り続けるMさんに、俺はなだめるように言った。 「私の患者さんの事は、○○君の整体院に引継ぎを頼んだから・・Mさんの腰痛の今後の事も、申し送りするから大丈夫だよ、心配しないで・・」 「そんなんじゃないんです、私は先生でなくちゃダメなんです・・」 「そう言ってくれるのは有難いんだけれど、こればっかりは神様の決めた事だから・・、本当に済まない・・・」 何故、俺が謝らねばならないのかと、理不尽さに戸惑いながらも、Mさんを取り合えずなだめ、落ち着かせて涙をふかせるために、備え付けのタオルを差し出した。 Mさんは受け取ったタオルを顔に押し当てて、しばらくそのままの姿勢でいた。そしてタオルを握り締めながら、おもむろに話し出した。 「私は10年前、先生に持病の腰痛を治してもらいました。どこの整形外科でも、接骨、整体院でもサジを投げられた、私の腰痛だったのに。 おかげで大好きなテニスも続けられたし、普段の生活も、支障なく送ることができようになりました。 どれだけ感謝してもしきれないくらい、本当に先生に感謝しています。 いつでもここに来れば私の身体は楽になった。先生は恩人であり、私の心のよりどころなんです。 それなのに、そんな先生が私の前からいなくなってしまうなんて、私にはどうしても信じられません・・」 一言一言を考えながらゆっくり喋ベり終えると、新たにあふれ出した涙を手にしたタオルで拭った。 そんな状態を俺は何も言い出せずに、そのままの姿勢でMさんを見つめ続けた。 「先生、私のこの後の、患者さんの予約は大丈夫ですか?・・もしお時間がおありなら、少し私の話を聞いてもらえますか?・・」 Mさんは目にタオルを押し当てたまま、とつとつと話し始めた。 「私が小学校6年生の時、病気で父を亡くしました。先生と同じく癌でした。 父が亡くなった後は、母が女手一つで私を育ててくれました。 その母も一昨年亡くなったのは、先生はみんなご存じですよね?・・ 友達の紹介で、私が初めてここを訪れたのは、ちょうど10年前だったかしら、その時初めて先生を見てびっくりしたんです。 先生の目元や口元が亡くなった父の面影そのまんまだったから。 優しい声もそっくり。 その時私、直感したんです。この先生なら私の腰痛から解放してくれるって。 案の定、どこの病院でも、治療院でもお手上げだった私の腰痛を、先生は治してくれました。本当に有難かったし、嬉しかった。 それからはここへ、先生の所へ、通ってくるのが楽しみでした。父に会えるような気がして。 先生は腰の治療だけでなく、私の生活の悩みや色んなことを聞いて、色んなアドバイスをくれましたね。それがどれだけ今まで、私の心の支えになってきたか・・・ 私はここへ通って来るのが、先生の顔を拝見するのが、どれだけ楽しみだったか・・ だから、今の先生の突然のお話に、気が動転してしまって・・見苦しいところをお見せしてしまいました・・本当にごめんなさい・・・」 顔に当てていたタオルを両手で握りしめて、両ひざの上に落とすと、しばらく考えこむように目を閉じていたが、何かを思い出したような素振りでゆっくりと話をつないだ。 「いいえ、本当は違うかも・・ここに通い始めていつからか、父を慕うというより、私は先生を一人の男性としてみていました。 ずっと好きでした、一人の女として・・」 Mさんの唐突な打ち明け話は、俺にとってまったく意外なものではなかった。Mさんが時折見せる俺への視線は、患者としてのそれではなく、女としての感情がこもっているのを、うすうす気づいていた。 実は俺もMさんを初めて見た時から、彼女に心を捕らわれていたのだ、恥ずかしながら、年甲斐もなく一目ぼれだった。 しかしMさんは整体の患者、しかも俺との年齢の差は15歳以上。どうにもならない岡惚れだと胸の奥にしまい込んでいた。 それが今こうしてMさんから心を打ち明けられたのだ。 自分の死をはっきりと自覚した俺へのMさんの告白は、言いようのない切ない、そして残酷なものだった。 「先生、私、先生に何かできることありませんか?・・ 今まで先生にして頂いたべてに、少しでも恩返しをしたい。 なんでもおっしゃってください。私にできることなら何でもします・・」 Mさんは涙の止まった真剣なまなざしで、俺に訴えかけてきた。 「Mさん有難う、まさか君がそんな風に、私の事を思ってくれていたなんて、夢にも思わなかった。Mさんのその気持ちだけで本当にうれしい・・、数か月後に、Mさんのいるこの世界から、自分がいなくなることが、今、本当に悔しい・・・」 こう言い放った瞬間、俺は数か月後には訪れるであろう、俺の確実な“死”を実感し、初めて身震いした。 『そうだ、俺はもうじき死ぬんだ・・・』 医者に癌と余命を宣告された時も、女房にそれを告げた時も、一度も感じたことのなかった恐怖が、今更ながらに頭の中に、湧き上がってきた。 「Mさん、良ければ私の最後の女の人になってもらえないだろうか?」 唐突にそんなセリフをMさんに向かって吐き出していた。 俺は物事を深く考えていなかった。ただ自然と俺の口をついて出てきたのだ。 この瞬間、無性にMさんが欲しかった、抱きたいと思った。 そんな俺の申し出の意味を図りかねて、一瞬『きょとん』とした表情を見せたMさんだったが、言葉の意味を解釈したのか、小さく顔をプルプルと振って、拒否の反応を示した。 ただし両方の瞳は、寂し気に揺れていた。 二人の間に、気まずい沈黙の時間が流れた。 俺の吐いた申し出のとんでもなさに気づいて、急いで否定の言葉を続けた。 「ゴメン、ごめん、悪い冗談だ・・すまん、今の私のセリフは聞かなかったことにして、聞き流してくれ・・折角、長い時間で築いてきたMさんとの信頼関係をこんなことで壊すなんてとんでもない、この通り謝る・・・、済まなかった・・・」 そう言って頭を下げた俺に対して、Mさんは一言も言葉を発せず、ただ黙って俺の顔を見つめていた。 俺は二人の間の気まずさをとりなすように、無理やり話題を変えた。 「医者のいう事には、これから俺は体力も衰えて、徐々に味覚も低下し、食事の消化も悪化して、満足に食べ物を食べられなくなるらしい。 だから今のうちに、目いっぱいうまいもの、食っておこうと思うんだ。 Mさん、もしよかったら一度食事に付き合ってほしい、それならいいかな?・・」 Mさんは無理やり片頬に、寂しげな笑顔を浮かべた。 「はい、こんな私でよかったら喜んでお供します・・」と答えた。 次週、俺たちは町のショッピングセンターの、屋上駐車場で待ち合わせた。 Mさんの車と思しき赤の軽自動車に近づくと、白のニットのざっくりとしたTシャツと、少しだけひざ上丈のデニムのスカートに、身を包んだMさんが車から降りてきた。 シャツの胸の部分はブラの形に押し上げられ、スカートは腰から太ももにかけての身体のラインを際立たせている。とても55歳目前の女性とは思えない若々しさだ。トートバッグを胸に抱えて俺の車に乗り込んだ。 「待った?・・」 「いいえ、今来たところです・・・」 予め調べておいた、ランチの旨いレストランを目指して、車を発進させた。
2025/07/24 16:45:51(1Ki9/7pr)
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(無名)
食事を終えて車に戻り、二人で乗り込んでドアを閉めた。
「今日は付き合ってくれてどうもありがとう、おかげでうまいランチにありつけた・・いつまで私が持つか分からないけど、また誘ってもいいかな?すごく楽しかったし・・」 シートベルトを締めてエンジンをかけ、俺がシフトレバーに手を触れた時だった。それまで黙ってトートバッグを握り締めて、じっと前方を見つめていたMさんの右手が、シフトレバーの俺の左手にそっと添えられた。 「先生、このまま帰っちゃうんですか?・・・」 “えっ?” まっすぐに車の前方をみつめて、俺に尋ねてきたMさんの横顔を盗み見た。 「私、今日は夕方まで家に帰らなくていいんです・・だから先生、私をどこかに連れて行ってくれませんか?・・・」 俺にはMさんの心が測りかねた。 「どこかって?!・・・」 「どこへでも・・・、この前、先生が言った先生の人生の最後の女の人って、本当に私なんかでよかったら、私を先生の好きにしてください・・ あの日から、私ずっと考えていたんです。最後の女の人がこんな私なんかでも、先生は本当にいいのかって・・先生は私をからかっているんじゃないかって‥」 「でも、私は先生が好きです・・・、先生がいいのなら私、先生に抱かれてもいい、いいえ、抱かれたいって、そう強く思ったんです・・ だから私、今日は先生とずっと一緒にいたい・・、私をどこへでも連れて行ってください。私、付いて行きます・・・私、今日はそのつもりで来ました、どうぞ私を抱いてください・・お願いします・・」 消え入りそうに、小さな声で、しかしはっきりと俺に告げた。 Mさんの顔は全くまじめで、俺をからかっているような様子はない。 とつとつと話したその言葉の端はしに、Mさんの真剣さがうかがえた。 「Mさん本当にありがとう、そこまで行ってもらえると男冥利に尽きるよ。 今更だけど本当の事言うと、私は初めてMさんと会った時から、あなたに心惹かれていた。好きだった。一目ぼれだったんだ。 でもMさんはあくまで患者さん、私は整体師。ずっと言葉や態度に出さずに堪えてきたんだ。心の奥底にしまってね。だって15歳以上も年齢の違う女性に、懸想するなんてとんでもなく気恥ずかしくて・・ でもただこれだけは本心だから。 でも誤解しないで。Mさんに整体の施術する時は、あくまで患者さんと割り切って、決して邪な考え、不埒な思いは抱かなかったからね。それだけは信じて・・ ただ私の命にタイムリミットがつけられた時、どうしてもMさんに打ち明けたかった。分かっておいてほしかった・・・ 実は私は50歳から今日まで、この20年間、女の人とは全く身体の交渉がなかった。もちろん女房ともね、もともと寝室も別々だし・・・実はある事件があってから、自分に戒めを課したんだ。金輪際、誰とも性交渉はなしで生きるとね・・・ だから今更、Mさんとも上手にセックスすることができるかどうか、抱くことができるかどうかは自信がない。 でもね、最悪、セックスなんてできなくても、Mさんと裸で抱き合う事で、分かり合えたい・・こんな不思議な気持ちは生まれて、初めてだ・・」 「先生、実は私もここ10年間は全くそういう事がないんです。10年前主人の浮気が発覚して、それ以来交渉は私が頑なに拒否してきたんです。もちろん他所の人ともそういう関係はまったくありません。だから最初先生の提案拒んだのも、そのせいかもしれません・・・私、正直に言って、主人しか男の人を知らないんです。だから、本当は怖いんです。 でも先生とならできそうな気がした。もう一度、女の私になれるかも知れない、昔の私を取り戻せるかもしれない・・って」 そう告白すると、Mさんは俺の左手から手を放して、トートバッグを握り締めた。 俺は一つ頷いて、静かに車を発進させた。 とりあえず俺たちの町から少し離れた、昔ながらのカーホテルに車を滑り込ませた。 車を降りる前、シートベルトを外したMさんの身体を、引き寄せて口づけした。人に見咎められる心配はあったが、死を覚悟した俺と、そんな俺に寄り添う決心をしたMさんの二人には、今更関係はなかった。 Mさんの覚悟を促すつもりで、キスを続けながら、スカートからのぞいているMさんの膝にから、そのまま内腿の間に沿って、俺の手を奥に滑り込ませた。手が一番奥につきあたった。ストッキングとショーツ越しに女の部分に軽く触れると、Mさんの口から『むむぅー』とため息が漏れた。 俺は車のナンバーの目隠しをして、二人で部屋へ向かった。 心に残った若干の後ろめたさからか、恥ずかしさからかMさんは俺のシャツの裾を、軽くつまんでうつむいてついてきた。 『イラッシャイマセ、清算はお帰りの際お願いします。ごゆっくりドーゾ』 部屋に入った瞬間、突然の自動精算機の音声にびっくりして、二人とも一瞬固まってしまった。顔を見合わせて、思わずほほえんでしまった。 「へぇーー、まだこんなシステムのままなんだ・・・」 俺は10年1日のカーホテルの変化のなさに驚いて、呟いてしまった。 久しぶりのカーホテル利用が、少し照れ臭かったせいもあるが。 振り向いて、トートバッグを胸に抱き締めた、Mさんの腕を取って引き寄せるた。Mさんはそのまま俺の胸に飛び込んできた。俺はきつく抱きしめて、目を閉じたMさんの唇に、俺の唇をそっと押し当てた。 まるで若者の幼い恋のようなふたりだった。 二人はベッドに腰を降ろすと、俺はMさんの肩を抱いてを引き寄せ、改めてキスをした。差し入れた舌に、唇を開いて優しく受け止めた。 ニットシャツの裾から手を滑り込ませ、片方の乳房をブラの上からそっと握りしめた。 シャツの胸の盛り上がりから想像はできたが、乳房は張り詰めた反動を、俺の手に返してきた。更にブラを押し上げて、両乳房を露出させ片方の乳首に吸い付いた。 『フウー―ウッ』 Mさんの大きなため息が漏れる。 Mさんをベッドに横たえて、しばらく乳首への甘噛みと、乳房への愛撫を繰り返した。 俺の唇をみぞおちからヘソへ、そしてスカートの上辺まで滑らせる。 右手でスカートの裾から太ももに沿って捲り上げる。ストッキング越しにショーツの上から、女の部分を軽く愛撫した。 車を降りるときの挨拶代わりの愛撫とは、明らかに性的要素の高いものだった。 しばらくの後、Mさんは俺の手を押さえて、やるせないため息をついた。 「待って先生、私、シャワーを浴びたい・・」 ここまで来たら別に焦る必要はない。 「分かったよ、そうしよう・・それじゃぁ、先に私が済ませてしまおう・・」 Mから身体を離し、ベッドを後にしてシャワーに向かった。 俺は簡単にシャワーをすませて、マウスウォッシュで口をゆすいだ。裸の腰にバスタオルを巻いただけで部屋に戻り、ベッドのMさんの横に腰を降ろした。 「Mさんも済ませておいで・・」 「はい、そうします・・」 Mさんは大事そうにトートバッグを胸に抱えて、バスルームに歩いて行った。見送るMさんのスカートの尻が、悩ましく左右に揺れた。 Mさんを送り出して、ダブルベッドの宮の部分に寄りかかると、ベッド横の広めのカーテンが気になった。興味に任せてカーテンを少し開けてみると、そこには大きなガラスがあって、向こうはバスルームだった。そういえば洗い場の鏡が、やけに大きくて広かったのを思い出した。 しばらくして、全裸のMさんがタオルをシャワーキャップ代わりに、髪に無造作にまいて、ドアを開けて入ってきた。俺は思わず見とれてしまった。 もうじき55歳の熟女だというのに、やや太めとはいえ身体の線、特に下半身のラインはほとんど崩れてはいなかった。 流石に毎週のように、テニスとスポーツジムで汗を流しているだけの事はある身体だった。 160cmのやや小太りの身体に、大き目の乳房は若干垂れてはいるが、程よい弾力である事は先程、両手と唇で確かめてある。下腹に少し余分な肉があるものの、見苦しいほどではない。むしろ卑猥な色気を感じさせる。尻は程よく垂れて、張りが若々しい。先ほど布越しに感じた陰毛は、処理されているのか、濃くも薄くもなく逆三角形に、黒い陰りを見せている。こんなに見事なプロポーションだったのか。 整体施術の時は、Mさんはいつも緩めのジャージに着替えるし、あえて異性として意識した目で見ることはなかったので、俺はMさんの新たな魅力の発見に、正直のところ驚いていた。 Mさんの旦那は、なんとこの身体を放置していたのか、10年間も。 Mさんは先ずシャワーを浴びて、両手にボディソープを垂らし、全身に塗りたくって洗い始めた。映画のいちシーンを見ているような心地だった。そのまま身体をこちらに向けてバスチェアに座わり、無防備に身体のソープを洗い流すMさん。股を遠慮がちに開き、指を陰毛の中の割れ目に差し入れて、ソープで丁寧に股間をこすり洗った。これから始まる儀式を意識してか、じっくりとオマンコにシャワーを当てる。当たる水の勢いが快感を呼ぶのか、Mさんはうっすらと目を閉じて、しばらく刺激に浸っていた。 俺のほんの目と鼻の先、距離にして数10センチに、こんな光景を見せられて、ペニスは反応し始めた。 これなら数年レスのギャップを案ずることなく、Mさんを抱くことができそうだ。 バスタオルを巻いて、恥ずかしそうにうつむきながら、バスルームからベッドに近づいてきた。 「おいで、ここに・・・」 ベッドの俺の横を指さすと、おずおずと近寄り、恥ずかしそうにシーツの中に身体を滑らせてきた。 「コレ、見て・・」 俺がベッドの横のガラスを指さすと、怪訝そうな顔をしてガラスの奥を覗き込んだが、それがなんであるかを理解して目を丸くした。 「キャッ!」 小さな叫び声をあげると、いまさら意味などないのに、両手で俺の目を塞いできた。 「先生、ここから見たんですか?私を?裸の私を!?・・やだっ、恥ずかしい!本当に見たんですか、全部?・・洗っているところも?・・」 俺は笑いながら黙ってうなずくと、Mさんはもう一度 「もぅ、やだっ、恥ずかしい!」 そう叫んでシーツの中にもぐりこんでしまった。 「Mさん、とても綺麗だったよ・・・久しぶりに目の保養をさせてもらった・・」 「やだっ!言わないで、言わないで、言わないで、恥ずかしい・・」 シーツにもぐりこんで、いやいやをした。 「それにしても整体施術のジャージの中身が、あんなにも素晴らしい身体だったなんて、思いもよらなかったよ!・・」 「だからぁ、先生、恥ずかしいから、言っちゃダメだってばぁ・・・」 シーツから上半身だけ這い出して、甘えて両手で俺の口をふさぎに来た時、Mさんのバスタオルが外れた。 剥き出しの乳房が、俺の裸の上半身に押し付けられた。 俺は両腕でMさんを受け止めると、背中に手を回し、思いきり抱き締めて口づけをした。 Mさんの口は、俺が使ったマウスウォッシュと同じ匂いがした。
25/07/24 16:47
(1Ki9/7pr)
投稿者:
(無名)
しばらく抱きしめたまま、唇を楽しんだ。長年密かに思いを寄せてきたMさんが、今俺の腕の中にいる。両腕で俺に抱きついたMさんの頬を、俺の唇が横に這う。
耳を軽く甘噛みすると、「ひゃん!」と子犬のような悲鳴を上げて、身体をのけぞらせた。俺の唇から逃れようと、イヤイヤをする。 「アハー、私、駄目なんです、耳は・・小さい頃から耳の周りは弱くって、くすぐったくって、触られると変になっちゃうんです・・」 そうだったのか、腰の整体には耳の周りに施す施術はなかったから、今までMさんの性感帯に、全く気が付かなかったのも、当たり前のことだ。 肩で息をするMさんを見つめて俺は言った。 「M・・」 初めて、名前を呼び捨てにした。 「ハイ」 「私はこんなにも女の人を、愛おしく思ったのは、生まれて初めてだ・・嘘じゃない。もっと早く心をMに打ち明けていたら・・・ もしそうしていたら、Mは受け入れてくれたかい?」 俺の顔を斜め下から見上げながら、コクンと頷いた。 「ええ、私、多分初めて先生と会った時から、先生に恋してたんだと思う。そしてこうなることも、最初からうすうす予感していたかも・・ でも、そんなこと打ち明けたら、先生も困るだろうし、私が先生に軽蔑されて、まともに相手してもらえなくなるのが、怖かったから。 だから先生に 《最後の女に・・》って言われた時、正直とても嬉しかった。すぐにでも「はいっ」って返事したかった。 でもあの時、軽い女だと軽蔑されたくなかったし、どぎまぎして『イヤ』って、拒否のポーズを取ってしまったの。私、後で凄く後悔した・・だからこうして先生に、正直な私をまっすぐに見てほしかった・・・」 俺の胸に額を押し付けると、Mはすすり泣きをはじめ、俺の肌に涙が伝わるのを感じた。 それ以上、言葉はいらない。 そっと抱き着いた腕をほどき、Mの身体をベッドに横たえた。そしてシーツを剥いで足元に押しやる。Mの下半身には、バスタオルが絡まってはいるが、上半身の裸には見事な乳房が露わになっている。 Mは両腕でそれを搔き抱くように、乳房を隠して小さな声で言った。 「先生、部屋の灯りを消して・・このままじゃ明るくて恥ずかしい・・」 コントロールパネルに手を伸ばして、一つ一つ確かめるように灯りを落とし、ダウンライトの薄明りだけを残して、Mの身体に寄り添った。 「まだ明るい・・」 責めるようにMが呟いたが無視する。 「見事なプロポーションのMの身体を、見ていたいから、このままで・・」 「もおぅ・・私、デブだから見られるの、恥ずかしいのにぃ・・」 甘えて咎める声を出したが、それ以上の拒否ではなかった。 ベッドで着衣のままと、シャワーの時とすでに2回は見てはいるものの、あらためて見下ろしたMの乳房は、身体の両脇に向かって崩れ、年齢相応に色のついた乳輪と、乳首は卑猥さを増して俺の愛撫を待っていた。横座りした俺は黙って片方の乳房を柔らかく握り掴むと、残りの乳房にむしゃぶりついた。 「あっ、んん・・ムン」 鼻から抜けるような吐息で、俺の愛撫を受け止める。 吸いだすように乳首に口づけすると、Mは両手で俺の頭を抱いた。両方の乳首は完全に勃起していた。 乳房を交互に愛撫しながら、まだすこしMの身体に纏わりついていたバスタオルを広げた。 女の心理は計り知れないが、恥じらいか、熟女の身だしなみなのだろうか、下半身にはショーツが、脱がずにあった。薄暗くなった部屋のせいで、色ははっきりしないが、股上の狭い、薄い色のショーツだった。 「ショーツ、脱いでこなかったんだ?!」 「だってぇ・・」 Mは恥じらいの甘えた声を出した。 乳首を軽く甘噛みしながら、片方の手をみぞおちから、ヘソに向かってはわせ、子供を3人産んでいるという妊娠線をなぞり、骨盤の上部のお腹の肉の薄いくぼみを軽く抑えた。 Mは「アッ」と身体をのけぞらせた。 ここは男でも性的感覚の鋭いところだ、そんなことを考えながら指を這わせていた。 Mはやはり陰毛をショーツの線と、鼠経部に沿って処理をしていた。手触りに髭の剃り残しのような感触がした。 指をそのままショーツの上を、股間の奥に進める。クロッチの部分にMのゾワゾワとした陰毛の感触を楽しみながら、生地の上から中指を割れ目に沿って進ませた。 「ああ、アッ・・そんなところ・・」Mの声が漏れる。 そこはうっすらと、湿り気と熱を帯びて佇んでいた。 俺の指を待っていたかのように、軽く開かれた太ももの、奥の割れ目をなぞるように、指を上下させた。 「ムッ、うーーーん」 俺の手を挟み込むように、両腿をよじりながら、M の切なげな声がする。 しばらくMのオマンコの感触をショーツの上から楽しんでいた。 だがしかし、俺はその時とんでもない事実に気が付き、愕然とした。 気持ちの昂りを、喘ぎ声で表現しているMとは裏腹に、俺の一物は先ほどガラス越しにMの裸身を見た時のまま、半勃起状態だったのだ。 俺は焦ってより強い刺激を求めて、手をMのショーツのゴムをくぐらせた。 Mのオマンコに直接指を伸ばし、クリトリスをこすり、蜜壺の中に中指を差し入れた。 「あっ、ああーン・・」 そこはもうしとどに濡れて、愛液がこぼれそうになっている。 たったあれだけの愛撫でも、Mは充分に感じていたのだ。 少し蜜壺の中をかき回しても、小ぶりのクリトリスをこすり上げて、Mの悲鳴のような喘ぎ声を聞いても、俺のペニスに変化はなかった。中途半端で、このままでは行為に及べない、情けない半勃起状態だった。 『フウー・・』 思わずため息が漏れてしまった。 それを聞き咎めて、Mが怪訝そうに尋ねた。 「先生、どうかしました?・・私の身体が何か?・・」 Mは何か自分の不具合が、俺のため息を誘ったのではないかと、心配したのだろう。 「イヤ、M、そうじゃないんだ、この期に及んでだけれど、私はMを抱けそうにないかもしれない・・」 「えっ、どういうことですか?私を抱けないかもしれないって?・・・」 「実は・・恥ずかしい話だけれども・・」 そう言ってMの手を俺の股間に導いた。 最初はおずおずと触れていたが、しかし俺の状態を確かめるように、そっと握りしめた。 「まぁ‥!」 Mはしばらく俺のペニスをもてあそんでいたが、変化のない俺のペニスに、意を決したように、俺の身体を押してベッドに横たえた。 「私に任せてください・・・、あんまり上手じゃないかもしれないけど、何とか頑張ってみます・・」 そう言ってMは俺の半勃ちのペニスを、愛おしそうに頬ずりをした後、口に含んだ。最初は亀頭を、そしてそのまま口の奥深くまで、咥え込んでいった。 上目遣いに俺を見て、次第にジュルジュルと音を立て、一生懸命に顔を上下させた。 「へんへひ(先生)、ほへでいいへふか(これでいいですか)?ふほひはかはんひはふは(少しは感じますか)?」 ペニスを咥えたまま俺に聞く。 感じてないわけではないが、俺のペニスはなんとも心もとない。 「M、後ろ向きになって、俺の顔をまたいでくれないか?・・」 俺はそう提案して、Mの腕を引いて後ろ向きに俺をまたがせた。Mは素直に従った。俺はそのままMのショーツの股間に顔をうずめた。 Mは黙ってペニスを咥えたまま、俺のなすがままに任せた。 ショーツ越しに鼻と口のあたりに陰毛の感触がして、オマンコからは若干、ソープと女の匂いがした。 Mは相変わらずジュポジュポと、音を立ててペニスを咥えている。 俺はショーツのクロッチ部分を横にずらした。 ダウンライトの光の中で、初めてMのオマンコを見た。ヌラヌラと漏れ出た愛液が、陰唇の間に糸を引いていた。俺の愛撫と、フェラチオの奉仕をする自分に感じて、溢れ出たものに違いなかった。 「ダメーーッ、」 Mは片手を後ろ手に、オマンコの部分に蓋をしてきたが、俺はそれをそっと外して、尖らせた唇をそこに押し当てた。 「見たいんだ、Mのすべてを・・・、綺麗なオマンコだよ。たとえMとセックスできなくても、こうしてMのオマンコを見れて、触れることができただけで本望だ、十分だよ・・」 オマンコに人差し指を差し入れ軽くかきまぜた。指をある角度に曲げると、Mの尻はビクンと反応する。 俺はペニスの不具合を考えずに、しばらく舌と指でMのオマンコを楽しんだ。 『フウゥ・・』 Mは感じているのか、時折軽くペニスに歯を立ててため息をついた。 暫くそんな状態が続いて、俺のペニスから唇を外したMが叫んだ。 「先生、これ見てみて、もう十分大きくなったよ、もう大丈夫みたい・・」 そう言って俺の手を俺の股間に導いた。 そこには若い頃には及ばないものの、しっかりと十分に屹立したペニスがあった。 『これならできるぞ、Mを抱ける・・』 心の中で軽くガッツポーズをした。 「さぁ‥M・・」 「ハイッ」 Mは俺の身体から離れると、俺の横に身体を横たえた。 広げたMの股の間に俺の身体を置くと、ショーツの上部に両手をかけて脱がそうとしたが、ふと気が変わってそのままMのショーツの股間部分を凝視しながら、両手をはずした。 「どうしたんですか?」 若干腰を持ち上げて、ショーツを脱がせやすい体勢にしたMは、怪訝そうな目線を俺に送ってきた。 俺は黙ってショーツのクロッチ部分を横にずらしてオマンコをさらし、Mの腰を軽く持ち上げた。 「えっ?!??」 そのままMの十分に愛液に塗れた、オマンコにむしゃぶりつく。 そのまま舌をオマンコに差し入れた。 普通の女性よりはMのオマンコがやや下についている。俗にいう『下付き』のオマンコなのだろう。 「先生、もう・・私は充分です、先生をください、お願い・・入れて・・」 もう頃合いは充分だ。ショーツは脱がさず、クロッチ部分を横にずらしたままでオマンコにペニスをあてがった。 「えっ?このままで?・・」 ショーツをはいたままするのか、と聞いたのだろう。 俺はそのままペニスを持って、亀頭をオマンコからクリトリスまでこすり上げた。亀頭がクリトリスを通り過ぎるとき「ひっ!」と声を漏らす。 その往復を何度か繰り返すと、切なそうな声で懇願した 「先生、もう、もうください!・・」 俺ももう限界だった。 立膝のままペニスを前に押し進める。 亀頭がオマンコの入り口に包み込まれた。 「あぁーー、うぅーーー」 Mの小さな悲鳴が上がる。 そのまま進む。 オマンコの内壁がじんわりと、俺のペニスを包み込んでゆく。 徐々に進む俺のペニスを、オマンコの壁が、すっぽりと咥え込んでいった。 多分、人より若干豊富であろう、俺の女遍歴の過去の女たちには、かつてなかった初めての感触の経験だった。 ペニスが一番奥に到達したとき、Mの子宮口がはっきりと亀頭に感じられたほどに、密着感が半端ではなかった。 「入ったよ、Mのオマンコの一番奥まで、これが私だよ・・」 Mは目をつぶって数回頷くと、小さな声で言った。 「嬉しい!・・やっと先生と一つになれた、うれしい・・」 それからは言葉はいらなかった。 俺はゆっくりと長いストロークのピストンを繰り返した。 「アッ、アッ、アッ、アッ・・・」 ピストンを繰り返すたびにMの声が漏れる。 「ねえ、お願いです、これ脱がせてください・・」 まだ履かせたままのショーツの事だ。 「先生の肌、じかに感じたい・・」 「分かった・・」 俺は一旦ペニスを抜いて、尻を浮かせたMのショーツを下げ降ろし、両脚から外した。膝立ち姿勢のままで、俺の両太ももにMの両脚を乗せ、ペニスを膣口に宛がうと、再びMのオマンコに突き立てた。 「あーー、アッ・・あーーーー!」 Mは顎をのけぞらせて、長い悲鳴を上げた。 しかしこの変形の正上位の体勢では、ペニスが下付きのオマンコの奥まで届く感じが、いまいち物足りない。ペニスを挿入したまま、Mの腰を浮かせ強引に引き寄せた。密着度がはるかに強い。俺の下腹がMの大陰唇に触れている。そのままピストンを続けた。 「これ深い、すごい、すごい、先生が奥まで来ます、アアァー、アアァー」 しばらくMを昂らせた後、両太ももを俺の両肩に担ぎ上げて、そのまま腰を突き入れた、屈曲位というやつだ。Mの抱えられた両太ももが、両方の乳房を押しつぶす。ペニスはオマンコの、もっと奥の深いところに突き刺さった。 「あああぁーー、んぐー」 Mは押しつぶされたような声を出し、俺の腰に両腕を回した。 俺はそのまま、より深く、より深くペニスを差し入れた。 「すごいっ、これ凄い、わたし壊れちゃう、きつい、これだめっーー・・」 Mは叫び声をあげて身をよじった。 俺は一旦腰を引き、ペニスの頭を入り口までもどしてから、一気に押し込んだ。 『ブッ・・ブウーー』 Mのオマンコから空気の漏れる大きな音がした。 Mは大きく目を見開き、俺の顔を見た。 「やだっ、なに? いまのなんですか? 私の? 私の音なの?」 「そうだよ、Mのオマンコの音だよ」 俺が頷くと恥ずかしそうな顔をした。 「やだぁーー、はずかしいーー、こんなの初めてェ――!」 そう言って両手で顔を覆った。 「Mのオマンコと、私のがぴったりと合ったということだと思う。私もこんなのは初めてだ、最高に気持ちがいい!・・」 しばらくゆっくりとストロークの長いピストンを繰り返したが、その後、恥ずかしい音は2,3回小さくしただけで収まった。 この体位はよほどMの琴線に振れたらしい。 「何、これっ、だめぇ、これダメぇ!逝く、イク、逝っちゃいます、壊れちゃうぅ――、もぅ、もぅ!だめぇーー、またっ、またっ、また来ますぅ!」 俺が動くたびに喘ぎ声というより、何度も叫び声を漏らして逝き続け、入口から奥にかけての、ピクピクとした締め付けは、際限なく続いた。 しばらくして、Mの両脚を肩から外して正上位に戻り、両脇に腕を差し入れて、思いきり抱き締めた。大事な人形を愛おしむ様に。 二人はそのまま繋ぎあったまま、呼吸を整えた。 鳥のように唇をついばみ、Mも目を瞑ってそれに応えた。 しばらくして、その体勢のまま俺はMの上半身を引き起こした。ペニスとオマンコはつながったままだ。胡坐をかいた俺の両足にMの尻がすっぽりとおさまっていた。 二人の結合部には白くMの体液が、泡立って絡みついている。 「M、見てごらん、私のがMのオマンコに入っているのがみえるかい?・・」 Mは前かがみに二人の結合部を覗き込んで、その部分を見つめ、『ウン』と頷いた。Mが顔をそのまま俺の胸に押し付けてきた。 俺はきつく抱きしめてやった。 その時、ふいに近く訪れるであろう、二人の永遠の別れに思いをはせ、鼻の奥にすっぱいものを感じた。 その体勢のまま俺は手を股間に差し入れ、クリトリスに指をあてがって愛撫を加えようとした。 Mは切なそうに俺の手首をつかみ、首を横に振った。 「もうこのままでいいです、私、一杯逝きました、死んじゃうかと思ったぁ・・こんなの初めてです、こんなに感じたの、生まれて初めて・・」 そう言って両腕を俺の首に巻き付け、縋り付いてきた。俺は試しにいたずら心で直ぐそばにあるMの耳たぶに口づけた。 『ぴくっ』とは反応したが、先ほどみたいに身体をよじって逃げることはなかった。くすぐったさは、性的刺激に変ったのだろう しばらく二人はその体勢のまま、繋がったままでいた。Mのオマンコの蠢きは、かすかに続いていた。
25/07/24 16:49
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