◼️あらすじ◼️
上場企業の法人営業部で営業サポートとして
勤務する香澄。
ある日、部長の中島が課長へ降格したタイミングで中途入社した新部長・一ノ瀬と出会う。
仕事ができ人望も集める一ノ瀬に憧れを持った
香澄は、彼の不思議な魅力に惹かれ恋に落ちる。しかし一ノ瀬のもう一つの顔は数々の女性を
調教し、性奴隷に躾けるサディストであった。
一ノ瀬と香澄を中心に社内外で繰り広げられて
いく調教の数々と、2人を取り巻く人々の
行く末は…



第１話　『呼び出し』

コツ… コツ… コツ… コツ…


『あっママ？　
　私、ごめん、今日ちょっと遅くなるの
　言い忘れてた！ごめんね〜』


『ちょっ… 香澄？　
　あまり遅くなりすぎたらだめよっ』


『わかった〜　
　ちょっと今急いでるからまたね！』


コツ…　コツ…　コツ コツ コツコツコツコツ


仕事を終えてオフィスを出た香澄は足早に
東京駅のトイレへ駆け込んだ。


香澄が急ぐのは今日の15時頃、上司である
一ノ瀬から呼び出しのメールがあったためだ。

From：ご主人様
To ：香澄
件名：調教
本文：19時　品川駅へおいで


出張先の仕事が早く終わったため急遽時間を
取ってもらえる事になったのだ。


夕方以降、
久々に一ノ瀬から調教のお誘いを受けて浮き立つ心をなんとか取り繕おうとしたが、
約3週間前に受けた調教の快楽を香澄の身体は
覚えており否が応にも身体は疼いてしまう。


待ち合わせ前に駅のトイレへ駆け込んだのは
下着にたっぷりと染み込んでいるであろう
愛液を拭き取るためだ。


いくら一ノ瀬に見透かされているとはいえ、
待ち合わせ場所へ愛液まみれの下着で向かう
さまが酷く淫乱ではしたない女のように
思えたからだ。


一応下着の中を確かめてみると、
予想通り既に糸を引くほどトロミがかった
愛液が染み込んでおり、一ノ瀬の調教を
身体が欲してしまっている事実を再認識させられ
恥ずかしくなる。


個室で愛液を拭き取った後、
メイクを直して山手線で品川へ向かった。


車内では帰宅途中の会社員や学生がスマホに
目を落とす中、香澄はドア付近に立って
すれ違う電車やビル街の風景を眺めていた。


なんとか心の昂りを抑えようと仕事の事でも
考えて気を紛らわそうとしたが、
これから待ち受ける扱いを妄想してしまい
自然と女芯が疼く。


時刻は19時13分。


一ノ瀬からは遅れても構わないと伝えられて
いたが、待ち合わせの19時は大幅に過ぎていた。


品川駅で下車し、港南口を出て指定された
完全個室の飲食店へと足早に向かった。


ようやく飲食店に着き店員に声を掛けると
個室へ案内された。


逢瀬の嬉しさに加え小走りで向かったことで
香澄の身体は全身ドクドクと脈打っている。


コンコンコン…


『一ノ瀬様、お連れ様がいらっしゃいました。』


久しぶりに2人きりの逢瀬…
この時をどれほど待ちわびただろう。


部屋の襖が開き、香澄は軽く会釈して
掘り炬燵に腰を下ろす。


店員は飲み物の注文を取った後に襖を閉めた。


『ご主人様、遅くなり申し訳ございません。』


香澄は一ノ瀬に遅れた事を詫びたが、
先に一杯やっていた事もあり上機嫌だ。


一ノ瀬は香澄の直属の上司にあたる。
仕事に対する姿勢は厳しいが、普段は人当たりの良いタイプでスーツ姿がさまになるからか
女性社員からも割と人気があるようだ。


『香澄、今日は急に呼び出して悪かったな。
　家の方は大丈夫か？』


『いえ、今日はお呼びいただいてありがとう
　ございます。
　母には遅くなると連絡を入れてありますので
　何時まででもお供しますよ。』


『そっか、てか、今日はなんでオレ好みの
　服装してんの？たまたま？』


香澄はたまたま胸元の開いたニットワンピースを
着て来たのだが、身体のラインが出やすいタイト
な服装を好む一ノ瀬のお気に召したようだ。


その後、1時間半ほど一ノ瀬と香澄は2人きりの
空間で会話と食事を楽しんだ。


互いにほろ酔いになり食事も一息ついた所で
香澄は室内の空気が変わった事に気付いた。


"ご主人様のSスイッチが入った…”と
香澄はすぐに察した。


僅かな沈黙の後、
一ノ瀬の足で香澄の股は大きく開かれ、
直後に香澄の目の前へ人差し指が差し出された。



※続きはこちら
https://note.com/lively_snail7837/n/nb8971228f5b4

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