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手ほどき…、それから 9
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:手ほどき…、それから 9
投稿者: ずる
「おはようございまぁす」
玄関でオバサンの声がした。

「はぁい」
「ほら、健一ぃ」
母が呼んでる。

俺も母のあとにつづいて玄関にいった。
そこには見慣れないオバサンが居た。
綺麗だった。

昨日、俺を見送って 勝手口の外で話していた俺とオバサンを見つけた綿貫が 部屋に入ってから言っていた事を思い出していた。

「綺麗な人ね、オバサン」

「そうか?」

「綺麗って言うより…、何だろ?、魅力的」 
「良く分かんないけど、何か そんな感じ」
「部屋着とかなんだろぅけど、お化粧とかして ちゃんとしたら 凄く綺麗だと思う」
そんな綿貫の言葉を思いだしていた。

門脇
「ごめんなさいね。大丈夫?(仕事)間に合う?、大丈夫?」

「ええ」
「それより君子さん、何か用事が有ったんじゃ?。それなら私が…」
母が オバサンの格好を見て心配していた。

門脇
「ああ、これ?」
「用事なんて無いの『おつかい』だけよぉ」
「こんな格好で『おつかい』なんて普段は行かないけど、ほら ウチ 子供いないでしょ?、なんだか『ウキウキ』しちゃって。参観日とか こんな感じなのかなぁ?、って。だから 今日は私 楽しみで…」
「だから そんな 気にしないで、ね」


「そぅですか?」
「なら、お言葉に甘えて、お願いしますね」
「ほら、お前も」
母が また俺の頭を押し下げた。
「んもおぉ、本当にこの子ったら…」
「じゃぁ、すみません、お願いします」

門脇
「はい、こちらこそ」
「ギプス、取れると良いわね健ちゃん?」
「(母に)時間でしょ?、どぉぞ。あとの事は気にしないで、ね」


「はい、じゃぁ失礼して…」
「あんた、迷惑かけんじゃないのよ 君子さんに、わかった!?」
「じゃ、お願いします、行ってきます」
母はバックを肩に下げて仕事に行った。

玄関の引き戸から顔だけ出して 様子を伺っていたオバサンが
「どぅしたの?健ちゃん」
「変?、おかしい この格好。そんなにジロジロ見ちゃって。ダメ?、おかしい?」 
ジャケットの裾を持って オバサンがクネクネしていた。

黒いタイトスカートに白いブラウス、その上に縦縞の折柄の入った白いジャケット、スカートから伸びた足は黒いストッキング。
が、なぜか足元はサンダルだった。
化粧もバッチリしていた、ほんのり赤い口紅が際立っていた。
これでメガネでもしていれば 田舎に居た時の中学の担任 そんな感じだった。

「もぉお、ホントに どぉしちゃっの?」
「何か変よ 健ちゃん」
「わかった。こぅお?、でしょ?」

見透かされていたのか?、からかわれていたのか?、オバサンは俺の腰に手を添えて しゃがんだ。
玄関の 一段高いところにいる俺、オバサンにも丁度良い高さだったのだと思う。
ジーパンのボタンを外して チャックを下げ、パンツごと下げたオバサンが また 腰に手を置いて 俺を見上げた。
俺は 左手をオバサンの頭に乗せた。

頭を動かしながら 手を使わずに クチだけで咥えてくれた。
自然と左手に 力が入った。
それに合わせる様に ゆっくりとオバサンの頭が前後しだした。

スカートにジャケットにストッキング。
『きっちり』とした格好で 俺のチンチンを咥えている、『…田舎の担任が…』そんな有りもしない妄想に興奮した。

が、同時に また昨日の事が思い出された。
綿貫を『通り』まで送った時、駐車場にあの『ワゴン車』が停まっていた。
帰りに 辺りを見渡すも 人の姿は無かった。
『今頃オバサンはあの男の人とも…?』
そんな嫉妬が甦ってきた。
そんな嫉妬に掻き立てられて、俺はギプスの右手も使って オバサンの頭を揺さぶった。
強く腰を打ちつけて もぅこれ以上押し込めない、それでも俺は腰を押しつけ オバサンの頭を両手で引き寄せた。

「ぶっ、ぶふっ」
オバサンは頬っぺを膨らませて 両手で俺の腰を叩き 俺を押し返そうとしている。
それでも俺はやめなかった。
グイグイと押しつけた。

オバサンは両手で俺の腹を押し、頭を振りながら、俺から逃れた。
それでも俺は オバサンの髪を離さなかった。
項垂れて ハァハァと肩で息をしている。
俺を見上げた 半開きの口元から 糸を引いて『ダラーッ』とヨダレが垂れた。
オバサンは 何も言わなかった。
ただ黙って また咥えた。
俺は またオバサンの髪を揺さぶった。
オバサンの頭が暴れた。
暴れながら前後し上下した。

「おばさんッ」
強く腰を打ちつけて 果てた。

「んぐっ」
オバサンが 飲んでいた。
オバサンは いつもの様に『綺麗に』してくれている。

下っ腹 チンチンの根元、色んな所に うっすらと オバサンの口紅がついていた。
嫉妬に駆られ オバサンのクチを犯した。



「行こう(病院)、健ちゃん」
「オバサン トイレ行ってくるから先に(車)乗ってて、ね。あ、戸締まり 忘れないでね」
「じゃぁね、乗ってて、すぐ行くから」

何となく オバサンが気を使ってくれてる そんな気がしていた。
『罪悪感?』、そんな様なものも感じた。
俺は助手席に乗ってオバサンを待った。

「10時よね?、急がなくちゃ」
そぅ言ってオバサンが走りだした。

「どぅしたの?健ちゃん、黙っちゃって」
「(ギプス)心配?」

「… … … …」

「ホント、どぅしちゃったの?」
「そっか、アレかぁ。激しかったもんね健ちゃん、オバサン びっくりしちゃった」
「でもアレよ、彼女にいきなり あんな事しちゃダメよぉ、オバサンだから良かったけどさ」
「それに ちょっと嬉しかったし」
「だからねっ、もぅ気にしないの、ねっ」

見透かされてる。
大人のオバサンには 子供の俺の考えそぅな事など 手に取る様に解ってしまうのかもしれない、きっと『俺がワゴン車を見て…』、そんな事さえ解ってるのかもしれない。

信号待ちで車が止まった。
「もぉ」、オバサンがそぅ言いながら スカートを手繰りよせている。
「慣れないからダメね こんなスカート」
と、更に手繰った。

かなり際どい所までスカートが上がった。
ストッキングに包まれた太ももが ほとんど露になった。
罪悪感も反省の色もなく、俺はその太ももに手を伸ばした。

「こらっ、危ないでしょ健ちゃん、そんな事したら。んとにもぉ」
オバサンは そぅ言いながらも 払い退けるでもなく 車を走らせた。
「好きなの?健ちゃん、ストッキング。彼女だって履く時あるでしょ?、それとも太もも?」
と、聞いてきた。
「何か ドキドキするね?」
「嫌いじゃないわオバサン こういうの」
「でも そこまでよ、それ以上はダメ、ねっ」
そう 続けたのには びっくりした。

病院に着くまでの間、俺はずっと太ももの上に手を乗せていた。 
ストッキングに包まれた太もも、そのスベスベした感触の虜になってしまった。



2020/02/24 11:56:08(Vv4Jvd1R)
2
投稿者: ずる
手ほどき… 10


受付に診察券と予約表を出して待った。
オバサンの ストッキングに包まれた太ももが気になってしかたがない。

「何か飲む?」
オバサンが自販機を指さしている。
「ジュースでいいの?」

「はい、何でも」

戻る途中でオバサンが手招きをしている。
見ると 壁際の隅の椅子が幾つか空いている。
俺は1番隅を空けて2番目に座った。
俺にペットボトルを渡しながら オバサンが隅に座った。

「右手、使え無いもんね」
オバサンは 俺が左側をあけて座った意図を理解してくれていた。
ジュースをひとくち飲むとオバサンがそれを預かってくれた。
俺は 太ももと椅子の間に手を差し入れた。

「ギプス取れると良いわね」
何事も無いようにオバサンが話し始めた。

「うん、そぅだね」
俺は指先でスリットを手繰った。

「痒いでしょ?腕」
オバサンが 片方のお尻を少し浮かせて協力してくれた。

「何か暑い この病院」

「そぅね。朝肌寒かったからかしら?」
「脱ぐ?健ちゃん」
袖も通さず ただ羽織っただけのパーカーをぬがすと バサッと俺の膝の上に掛けた。

周りから見たら パーカーの位置は あまりにも不自然に見えた事だろう。
が、そんな事は構わず 太ももを撫でた。
次第に上へ上へと…、潜りこませた手で オバサンのお尻を撫でまわした。

「何か痴漢されてるみたい」
オバサンは俺の耳元で小声で言った。

「あるの?、されたこと」

「…教えない」
オバサンは『にっ』と笑っていた。

『こっからどぅしよう?』
そんな事を考えてると呼びだしのアナウンス。

先生に診察してもらい、ギプスを取る為に処置室に入ろうとした時『お母さんは外で…』、看護婦さんが そぅ言っていた。

ベッドに寝かされ、カーテンで仕切られ、俺の腕はカーテンの向こうに。
男の技師さんがギプスを外してくれた。

ギプスを取る時には 電動工具が回る音がしていて、その音にかなりビビってしまった。
看護婦さんは 俺が腕を動かさない様に それと俺を怖がらせない為 俺の手を しっかりと握ってくれていた。

筋肉が落ちて 痩せ細った腕。
所々 黒く変色もしていた。
看護婦さんは 前のめりで 優しく アルコールか何かで拭いてくれた。
スタンドカラーの白衣、胸元は閉じられていたが オバサンよりも大きそうな胸が 時々 俺の手に当たる。

看護婦
「痒いよね?、帰ったら良く荒ってね」
「でも、あんまり強く擦っちゃダメよ」

「はい」

看護婦
「山根くんは大学生?」

「いえ、高1です」

看護婦
「ホントにぃ?、背も高いし。そうなんだ?、ゴメンね、看護婦さん てっきり…」
「そう、高1なんだ」

気のせいかもしれない、看護婦の胸の圧が若干強くなった気がした。
後でオバサンに話したら『からかわれた のよ、そんなの』と言いながらも 少し『ムッ』としていた。

看護婦
「明日から、マッサージとリハビリだから ちゃんとくるのよ」
「右手が使えるようになったからって あんまり無茶な事しちゃダメだからね、フフフ」と、
確かに からかわれて いたのかもしれない。


「お母さんだって ふふふ」
帰りの車、開口一番オバサンが笑っている。

俺は肘の辺りが痒くて痒くて 太ももどころでなかった。

「そんなに痒いの?」
「まぁ『垢』がたまるのも無理ないけどね」
「どぅしようか?」
「ちょっと見せて健ちゃん」

俺はパーカーの袖をまくった。

「ちょっと どうしたのそれ!?」
「そっか、筋肉が落ちちゃったんだ、『骨と皮』ってこの事ね、可哀想、健ちゃん」
「洗ってあげる、オバサン」
「でも、お腹もすいたでしょ健ちゃん。どぉしようか?。コンビニ弁当でもいい?」

「はい、何でも」

「じゃあ、取り敢えず お弁当買お、ね」

コンビニで弁当を適当に選んで車に戻った。
帰り道が若干違う気がした。
オバサンは市街地を抜けて川沿いを走った。
ポツンポツンと農家らしき大きなお屋敷があった。しばらくすると ブロック塀で囲われた大きなお屋敷が出てきた。

が、『お屋敷』とは幾らか雰囲気が違う。
ブロック塀の中には赤い屋根が幾つも見える。
『???、何だここ?』
青地に白抜きの『空』の看板、それが見えた瞬間 オバサンはそのお屋敷の門に入った。
入ってすぐに植木、その植木を右にまがった。
オバサンの運転する車に乗せて貰ったのは今日が初めてだが、この時ばかりは『植木にぶつかる』そぅ思ってヒヤッとした。

赤い屋根の小さな2階建てが 幾つも並んでいて、下半分は車庫になっていた。
オバサンは その1つに車を停めた。

「行こ、健ちゃん」
そそくさと降りたオバサンが 玄関横に立て掛けてあったボードで車のナンバープレートをかくした。

『そうか、ここが…』
初めて入るラブホテルだった。

玄関に入って 靴のまま階段を登った。
またドアが有る。
オバサンは そのドアから入ると『パチンパチン』と部屋の灯りをつけた。

「何処だか解る?、解るよね?」

「うん」

「何の為の…、かも(解る)?」

「うん、なんとなくは…」

「初めて?、健ちゃん」

「うん」

「そっかそっか」
「で?、食べる?、洗う?、どぅする?」

俺は『どぅする?』の中に『する』も含まれているもんだと思いこみ 返事に戸惑ってしまった。

「緊張してる?」
「そぅだ、お風呂溜まる間に食べちゃおっか?、ね、そぅしよ健ちゃん。オバサン お風呂汲んでくるから」

小さな丸いテーブルに コンビニ弁当とバッグを置いたオバサンが2つ有る扉の1つに まよわず入っていった。
と、すぐにシャワーの音がした。

「お風呂 汲んでるから」
「ほらっ、チンして食べよ 健ちゃん」

『初めてじゃないんだ オバサン、ここ』
『…あのワゴン車の…。』
そんな事を考えていた。








20/02/27 18:16 (oq9cZxzI)
3
投稿者: 新チョン
オバサンとのエロい絡みを期待して、続きを待ってます。
20/03/02 15:24 (lZoMjTF8)
4
投稿者: ずる
手ほどき… 11

『ワゴン車の…』。
頭から離れなかった。

「あっ、いけない、(お湯)溢れちゃう」
食べてる途中で そぅ言ってオバサンがお湯を止めに行った。
「温ったかいうちに入ろっか?」
「先に良いよ、健ちゃん」
「温ったまってて、洗ってあげるから、ね」

身体を軽く洗って 先にお風呂に浸かった。
石鹸 ボディソープ シャンプー リンス、それに並んで 赤 青 黒 の小さな袋、それらは 焼きそばのソース位の大きさだった。
壁には 海水浴場で目にする 空気で膨らます 波乗り用のやつが立て掛けてあった。

「お待たせぇ」
シャワーキャップをかぶったオバサンが 手桶で身体を流している。
ボディソープを泡立て 向こうをむいて 膝を広げて アソコを洗っていたようだった。

オバサンが浴槽を跨いだ。
俺は目のやり場に困った。
オバサンが俺と向かい合って浸かった、『ザバーッ』とお湯が一気に流れ出た。

「ねぇ健ちゃん?、何か変よさっきから」
「初めてで緊張してる?、こぅいぅトコ。それともアレ?一緒のお風呂?、そぅなの?」

「… …、ん?、何となく」

「ほら、やっぱり変、どうしたの?」

「何だか テキパキって言うか 慣れてるみたいで…、その… …」

「何処でも似たよぅなモンよ、こぅいぅ所は 昔っから…」
「…とか言ってもね、誤魔化されないわよね?そんなんじゃ」
「あの集配の人でしょ?ワゴン車の、違う?」
「でも安心して、お別れしたわ あの人とは」
「『旦那が勘繰りだしたから…』って このあいだ。お別れしたの…、私から無理矢理…」
「お別れした って言っても暫くは配達とか来るんだろうけど 替えてもらう 別の人に…」
「… … … …」
「… … … …」
「ね、洗ってあげる。そこの椅子 座って」

湯船から出て 椅子に座った。
金色で 真ん中が割れていて 座り心地も良くないし 何だか落ち着かない椅子だった。

「ホントに痩せちゃって、可哀想」
ボディソープを手に付けて 手→腕→肩と洗ってくれたその手が背中を洗い出した時だった、ゾクゾクッとしてブルッと震えた。
我慢してた尿意がぶり返した。

「オバサン、ゴメン、ちょっとトイレ」

「なぁに?、オシッコ?」
「それなら ここで しちゃえば?、有るでしょ?健ちゃんだって お家のお風呂場で。ないの?したこと」
思いがけない大胆発言だった。
「どぅせ流すんだから 同んなじよぉ」

「…でも…」

「でも、何ぁに?。恥ずかしい?」

「…ちょっと」

「なら、一緒にする?、オバサンと。それなら恥ずかしくないでしょ?、ね」
「オバサン、見てみたいな、健ちゃんがオシッコするところ、ダメ?」

「ダメじゃないけど…」

「…ないけど、何ぁに?」

「出なくなっちゃうから。その、大っきくなっちゃうと」

「あら大変、早く早く、早く見せて、『元気』になる前に、ね、お願い」

『んーン』と気張ると、半勃ちのチンチンの先っぽから チロチロと少しずつ滴りはじめた。
そして少しずつ 勢いを増していった。

「健ちゃん、ここ、ここにしてッ」
オバサンは オッパイを両手で下からもち上げて 谷間と窪みを作っている。
どぅやら その窪みで受け止める気の様だ。

が、上手く狙いが定まらない、肩や胸や顎の辺りに掛かってしまう。かといって『下に向ける』と勢いが死んでしまう。 
仕方なく がに股で歩み寄って チロチロのオシッコを窪みに貯めた。
チロチロが滴になり やがて ポタッ ポタッ と垂れた。
いつもなら ここで チョンチョンと振るのだが、オバサンの顔に掛かってしまいそぅで それも出来ない。
が、突然 オバサンが俺のチンチンを咥えてしまった。
俺が イってしまったあとの様に クチで綺麗にしてくれている。

「温ったかくって気持ちいい、健ちゃんのオシッコ。オバサンもしていい?、ねぇ健ちゃん?、いい?」

「い、良いよ、見せて オバサン」

「見ててくれる?」
「ねぇ健ちゃん、見ててくれる?」
「ねぇ、…言って」
「見せろっ!って言って」
「ションベンしろ!って命令して 健ちゃん」

「オバサン、見せてよ」

「もっと。もっと言って」

「ほらオバサン、早く」

「ションベンしろ!って」
「ションベンして見せろ!って言ってぇぇ」

「早くしろよ!」
「早くションベンしろよ! オバサン!」
「ションベン漏らせよ、ほら、ほらッ」

「嫌ぁぁ」
「出ちゃうぅぅ」
「見ないでぇ」
「見ないで健ちゃぁん」
「いやァァァ」
勢い良く出だしたオバサンのオシッコが お風呂場の床に『シャーッ』とぶつかり 飛び散っていた。


20/03/02 23:41 (nCMEAKR5)
5
投稿者: ずる
手ほどき… 12


シャワーで互いの身体を洗い流すオバサンを見ていた。
精子だけではなく オシッコをしたチンチンまで 舐めて綺麗にしてくれる。
それだけでも 相当興奮していたのに 今度は『命令して』と言う。
俺の興奮は 振り切っていた。

オバサンとの この何回かを振り返っていた。
どぅやらオバサンは『命令好き』、に加えて『乱暴にされる』のが好きなんだ?。
そぅ思うと いつか見た雑誌の 縄 洗濯バサミ お尻叩き にんじん 胡瓜 疑似男根 etc…、『オバサンは何処まで許してくれるんだろぅ?』と、そんなページが頭の中をグルグルと回った。『SM何とか…』、結構な衝撃を受けた そんな雑誌だった。

「座って健ちゃん」
「マッサージしてあげる、ね」

俺が椅子に座り直すと オバサンは『黒い焼きそばの袋』を手に取って ひっくり返して眺めている。
オバサンは その袋を破くと 中身を俺の肩にかけた、少しひんやりした『ドロッ』とした透明の液体が胸や背中に流れた。

オバサンが その液体ごと 肩から腕 腕から指先まで 優しく撫でてくれた。
『ヌルッ』として滑りが良く 何とも言えず 心地良かった。

俺の手を持って 優しくマッサージしてくれていた その手が背中に回った。
背中半分をマッサージすると 今度は『青い袋』を破いて 左の肩に掛けた。
青い方は さっきより ずっと冷んやりしている、オバサンは また同じように肩→腕→手のひら→背中とマッサージしてくれた。

両手で背中全体をマッサージしていたその手が 前に回ってきた。 
肩から流れ落ちきた液体を 俺の肩越しに覗きこんで探していた。
液体を俺の身体にまぶす様に お腹→脇腹と優しく撫でて その手のひらで俺の乳首を転がす様に撫でた。

「うっ」
思わず声をあげた。
気持ち良かったし、初めての感触だった。

「気持ちいいんだ?」
「…こぅしたら?、もっと かもよ?」
オバサンは圧力を微妙に変えたり 指先で弾いたり、俺の乳首を弄んでいる。
『女性の様な…』小さく喘ぐ声がとまらない。

「可愛いい、健ちゃん、女の子みたい」
「こっちは? どぅなっちゃうんだろ?」

赤い袋を破いて 俺の前に回ったオバサンが 俺のチンチン目掛けて 赤い袋を指で絞り出して垂らしている。『温ったかい』、それが赤い袋の印象だった。

「HOTだって健ちゃん」
「どぅお?、温たかい?」
どぅやら 赤=hot 青=cool 黒=regular
といぅ事だったらしい。

『このヌルッとした感じ』に 乳首以上かも?と 嫌がおうにも 期待は高ぶった。
肉茎を握った手は上下し 亀頭をくるんだ手が回る、乳首の時の様に絶妙なタッチで。

肉茎を上下していた手がそのまま下に降りた。
袋を撫で 玉を転がし 更に奥に伸びる。
オバサンの指先が 俺の尻の穴を捕らえた。
小刻みにつついたり 穴の周りに這わせたりしながら更に奥に伸ばした手で 俺の尻タブを撫で回している。
自然とオバサンの身体が 俺の身体に近づいてくる、オバサンは そのまま 俺の乳首を含んだ、『ゥくっ』 また小さな声を洩らした。

『金色の椅子』の なぜ真ん中が『割れている』のか、この時ようやく理解出来た。

尻タブを撫で回し、尻穴をつつき、玉を転がし、肉茎をしごき、そぅしながら 片方の乳首をついばんでは もぅ片方を指先で弾く。

俺は 小さな声を何度も洩らしながら、身体が勝手に よじれた。
顎が上がり、背中を反らせ、腰を突きだし、『ピクッ、ピクッ』と身体が勝手に反応してしまう、僅かに出来た椅子の縁に両手をついて身体を支えるのがやっとだった。

「ホント女の子みたい、可愛い」
オバサンがそぅ言いながら 俺から離れて
「こぅいぅの好き?、健ちゃん」
と、背中越しに聞いてきた。
「… …(無言)… …」
俺は 答えられずにいたが 
「こんなのも有るんだよ…」
と、波乗りチューブを床に敷いた。
が、波乗りのそれと違うのは 縦の凸凹の他に 端の方に『ボコッ』とした 更に大きな出っ張りがある。

「ねぇ、どぅされたい?健ちゃん、どぅして欲しい?、教えて、どぅされたいか」
椅子から動けずにいる俺の前に しゃがんだオバサンが聞いてきた。

またも 答えられずにいた。

「教えて、健ちゃん」

「…舐めて」

「はい」
オバサンは舌を伸ばして 舌先だけで チンチンの先っぽだけを『チョン』と舐めた。
「これで良いの?」

俺は 首を振るのが精一杯だった。

「どぅして欲しいの?、ちゃんと言って」

もぅ訳が分からない、何も答えられない。

「意地悪でしょ、オバサン」
「オバサンね、意地悪するの好きなの」
「でもね、意地悪されるのは もっと好き。意地悪されたり、命令されたり…、だから…」
「だからね…、…して、今朝みたく」
「髪つかまれてぇ、無理矢理つっ込まれて、ガンガン腰振られて、『オェツ』ってなって、それでも やめて貰えなくて…」

髪を鷲掴みにして オバサンを引き寄せた。
オバサンは 大きなクチで咥えた。
鷲掴みにした髪をゆすった。
それに合わせる様にオバサンが頭を振る。
何度も何度も髪をゆすった、前後させたり回したり グイッと引っ張ったり 上から押さえつけたりもした。
オバサンは、『ぅグッ』とか『ぶほっ』とか『ぶはぁっ』とか 苦しそぅにしながらも チンチンを吐き出すわけでもない。
吐き出すどころか 自らが 強弱をつけて 頭を振っている。

「オ オバサン、でる」
オバサンは、咥えたまま 頷いている。

「出る、出るよ オバサン」
俺は両手で オバサンの頭を強く押し付けた。


「好き?、ヌルヌル」
「このヌルヌル好き?健ちゃん」
綺麗にしてくれたオバサンが 俺を見上げて聞いている。

「うん」

「そう?」
「気持ちいいよね これ」
「ウチにも有るから 今度 ウチでもしてあげる。そうだ 今日みたいにサンプルだけじゃ足りないから 1本買って車に積んどこ。ね健ちゃん?。それなら もっといっぱい出来るから、ね そぅしよ、オバサン買っとく、ね」

「そぅだ それが良い そぅしよ」
オバサンが 独り言の様に そぅ言いながら 俺の身体を洗い流してくれた。
「コーラでも飲んでて、オバサン 少し(風呂場)綺麗にしてく、ねッ」

バスタオルだけを腰に巻いて 小さな冷蔵庫を開けた、が 取り出し方がいまいち分からない、小さな扉を開けて キャップの辺りに指を掛けて 力任せに引っ張った。

コーラを飲みながら部屋の中を物色した。
枕元に何やらカタログが有った。
ベッドに座ってパラパラとめくった。
幾つもの疑似男根が載ってる、極太 強振動
コードレス、色も大きさも形もさまざま。

「何みてるの?健ちゃん」
俺と同じようにバスタオルを巻いて オバサンが戻ってきた。
「興味があるの?、健ちゃんでも そぅいぅのに。何だか解る?それ」

「何となくは…」

「へぇ、そぅなんだ」
「オバサンにも少し頂戴」
俺からコーラを取り上げて見下ろしている。
そして 枕元にコーラを置くと 後ろ向きで 俺の膝の上に座ろうと尻を突きだしてきた。
俺は咄嗟に膝を開いた。
バランスを崩したオバサンが よろけながら 俺の足の間に深く座った。

「凄ぉい、まだ大っきいまんまなんだ」
「アレ(カタログ)見てて 変な気になっちゃったとか?、そうなの?」
オバサンの腰に当たった 俺のチンチンに気付き からかう様にそぅ聞いている。

「試してみたいの健ちゃん?、そぅいぅので」

「あるの?。持ってるの?オバサン」

「さぁあ、どぅでしょ?」

「そんな事より健ちゃん 後ろ向いて」
俺の手を引きながら立ち上がったオバサンが 俺を後ろ向きにさせた。

うなじに軽くキスをすると そのまま舌を這わせて 少しずつ背中を降りてゆく。
蛇行したり 8の字を書いたりしながら。
その舌が腰から尻タブに差し掛かった時 オバサンは俺の背中を軽く押した。
俺は そのまま 両手をベッドについた。
オバサンは 尻タブを舐めまわしながら 片足づつ 俺の膝をベッドの上にあげさせた。
膝が ベッドの端っこのギリギリ 今にも落ちてしまいそぅな所で俺を四つん這いにさせた。

太ももの裏側を右に左にと舐めながら だんだんと上に登ってくる。
てっきり『袋』に来るもんだと期待していた その舌が すんでの所で 離れてしまった。

オバサンは 両手で俺の尻タブを掴むと 左右に広げた。
『ビクッ』となって思わず尻穴に力が入った。
俺の尻穴を『ヌメッ』とした生暖かい感触か襲った、オバサンが俺の尻穴をなめていた。

「健ちゃん、ここも好きなんだよね?」
「こぅしてあげる」
オバサンは びっくりして すぼまってしまった俺の尻穴を両方の親指で広げて 舌を這わせてきた、舐めたり つついたり 吸い付いたりまでしている。
尻穴の周りを舌で大きな円を書いては 舌を押し付ける様に 尻穴を下から舐めあげる。
舐めあげる その始まりが 穴 戸渡り 袋と 少しずつ下に降りてゆく。
と同時に オバサンの右手がチンチンに添えられ 肉茎や亀頭を 触れるか触れないか 歯がゆくも絶妙なタッチで弄んでいる。

「オバサン、それ」
「それ、出ちゃう」

「イヤ」
「まだ嫌」
「ねぇ健ちゃん、オバサン 上になっても良ぃい?、オバサン もぅ我慢できないの」
オバサンが俺をひっくり返して仰向けにした。

俺を仰向けにするとすぐに 待ちきれなかったかの様に跨いだ。
オバサンの中は いつもよりも熱く思えた。
と、すぐに『クイックイッ』と腰を振りだす。
オバサンは腰を振りながら 枕元のティッシュの辺りをさぐっている。

「ゴメンね健ちゃん、危ないから…」
オバサンがコンドームの袋を破いた。
無意識だったし (生で)そんなつもりもなかったが 咄嗟にオバサンの腰を両手で抱えた。
「いい子だから、ね、危ないの」
「本当はオバサンも中にかけて欲しいんだけど…、ね 判って」
オバサンが尻を浮かせた。
その尻を手で追いかけた。
指が尻の割れ目を滑る。
中指が尻の穴を捕らえた。
オバサンは優しくコンドームを被せてくれた。
俺は 指をはなさない。  
オバサンが尻を沈め チンチンは熱いオマンコに また包まれた。
それでも まだ 俺は指を離さなかった。
むしろ その中指をオバサンの尻穴につきたてた。

そんな事は思いもしなかった、さっきの『お返し』のつもりで オバサンの尻穴を中指で つついた。

「そこが いいの?」
「そこで したいの?、健ちゃん」

「…????…」

「したいの? アナル」
「お尻で したいの?、ねぇ健ちゃん?」
オバサンは そぅ俺に尋ねながらも ゆっくりと廻す腰は止まる事はなかった。
「オバサンもね 経験が無い訳じゃないけど 今日は許して、ね お願い」
「健ちゃんは まだ無いでしょ?、お尻で した事。オバサンはね2回、でも健ちゃんみたく 2回とも『未遂』、ただ痛いだけだったの。健ちゃんのより小っちゃかったのに凄い痛かった、でも健ちゃんとなら オバサンもしてみたい、健ちゃんが したいんなら」

気のせい じゃない、オバサンの動きが速くなってる。そぅ思った。

「でも今日は許して。色々『準備』とかも有るし。雑菌とかいっぱい居るし、綺麗にしてからじゃないと…」
「だからって『そのまま』は駄目、バイ菌とか健ちゃんの おチンポに入ったら大変な事になっちゃうから『生』は絶対ダメ、守れる?」

今度は ゆっくりだが 大きくなった。
オバサンも 想像したりしてるんだ? そんなふうに感じた。

「だからね、お尻は今度…」 
「そのかわり 前で…」
「オマンコで気持ち良くしてあげる」
「ほら、こうやって…」
更に大きく 更に速く、縦横無尽?にオバサンの腰が暴れる。
暴れるだけじゃない、クイッ クイッ と締め付けてもくる。

「だからね、だから今日は我慢して」
「オマンコだけで我慢して、ね 健ちゃん」
「『おまんこ』なんて、恥ずかしい」
「でも いい オマンコいいの」
「おチンポも凄い」
「健ちゃんの おチンポ凄い 凄くいい」
「オバサン もぅダメ」
「これが これがお尻に…、おかしくなる」

ダメなのは俺のほうだった、もぅとっくに限界を越えていた。
オバサンの、女性のクチから聞く 初めての『チンポ』そして『おまんこ』、卑猥な言葉の連呼に すでに爆発してしまっていた。

「ダメ、ダメダメ」
「おかしくなる」
「おかしくなっちゃうってばぁぁ」 
「突いて、突いて健ちゃん」
「… … … …」
「嫌」
「嫌」
「嫌、嫌」
「嫌ァァァァァ」

(この時はまだ(潮)を良く知らなかった)
俺を跨いだままのオバサンが オシッコを漏らしながら 奇声をあげて震えていた。


20/03/06 00:07 (mfEsyuBs)
6
投稿者: ずる
手ほどき… 13

帰りの車中、ボーッと外を眺めていた。
色んな思いが グルグルと頭の中を巡った。

「どぅしたの健ちゃん?ボーッとしちゃって、腕 痛いの?」

「ん?、そんな事ないけど…」

「なら どぅしたの?」

「何か いっぱい色んな事、その、オバサンと…。これって『浮気』って事になるんでしょ?、『不倫』してる とかって…」

「そぅね…」
「ゴメンね、健ちゃんの事巻き込んじゃって」
「… …(無言)… …」
「ゴメン。そぅね、そぅよね」
「終わりにしましょ、ね そぅしましょ」
「帰ったら近所のオバサンと高校生に戻るの、今なら まだ誰も気付いてないし私達の事」
「健ちゃんは 綿貫ちゃんと…、それは自然な事だから 誰にも遠慮する事もないし 誰も健ちゃん達を攻め立てたり出来ないわ。度が過ぎたら多少注意はされるだろうけど、2人の恋愛は自然な事だもの…」
「オバサンは良いわ…。『いい年したババァが高校生誑かして…』ってとか『色キチガイ』とか言われても。実際 健ちゃん誑かしたのオバサンだし、健ちゃんと『こう』なりたかったし。オバサンはいいけど 健ちゃんに変な噂がたったら健ちゃんが可哀想。だから……ね」

「そんな…」

「変な噂がたったら 最悪 引っ越しとか転校とかって事になっちゃうんだよ、嫌でしょ?そんなの。綿貫ちゃんとだってそぅだよ 度が過ぎたら 別れさせられちゃうからね 気を付けないと、『節度』とか五月蝿いから大人は…」

「… … だけど…」

「だけど、何ぁに?」
「オバサンはいいわ、『浮気』なんて珍しい事でもないし世間では、『噂』だけのも入れたらだけどね 結構 聞くもの、みんな『噂ずき』だからさ。だから『噂』で惚けられるけど健ちゃんは?、出来る?、出来ないでしょ?」

「そんな…、頑張る、頑張るよ俺」

「頑張るって 何を?」

「その…、『噂』にならない様に」

「いいの?、『オバサン』だよ ただの。出来る?、『健ちゃんとオバサン』、そのぉ『男と
女』、使い分け、出来て…、ね?」
「『出来て』って変ね、白状しちゃうとね オバサンも嫌 健ちゃんと終わりにするなんて」
「だから お願い『普通』にしてて普段は、『近所のオバサンと高校生』なの、ね。でも それ以外は…」

「それ以外…、って?」

「色んな事…」

「色んな事…、って?」

「そぅねぇ…?、今日から健ちゃんは『旦那様』、もちろん戸籍上の旦那様はあの人よ、それは代えられないわ、だけど それ以外、それ以外は健ちゃんが旦那様 身も心も全部、旦那様なんだから 何でもしてあげる、『メッ』って怒る時も当然あるけど 何でも言って ねっ。ね旦那様(笑)、やだ ちょっと恥ずかしい、これ、でも、いいかも、ね 旦那様」
「でも守って、2人きっりの時だけよ、ね、守って、守れる?」

「うん、守る、守るから絶対」
「守るから…」

「守るから…、何ぁに旦那様?」

「その、俺、何て…、オバサンの事…」

「何て呼べば良いか?、って?」

「うん」

「そんなの適当に呼んでよ、旦那様なんだから。旦那様なんだから『おい』でも『なぁ』でも『おまえ』でも、何なら呼び捨てでも良いわ『君子』って、そんなの健ちゃんの呼びたい様に呼んでよ、ね 健ちゃん」

「やだ、旦那様って…とか言いながら オバサンも『健ちゃん』って、どぅでも良っか?そんな事。でもね健ちゃんは私の『旦那様』、大切な人!、そぅいぅ事、ね?」

「でもさ健ちゃん、何処で覚えたの?、その 浮気とか不倫とかって」

「春休み。卒業式が終わって しばらくした頃に その おばさんが お袋の妹が1人だけで訪ねてきて何日か泊まって、従兄弟とかは来なかったからさ 春休みなのに。で、おかしいと思ってて…。『別れる』とか『離婚』とかって親が おばさんが帰ってから話してて、で、それ聞いちゃって…」

「おばさんが…?」
「で?、おばさんが したの? されたの?」

「何だか したみたい おばさんが…」

「そぅそぅなんだ?」
「やっかいね、それって。て 人の事言えないかオバサンも」

「で、もしバレちゃったら、バレちゃったら どぅなっちゃうんだろ?、って オバ お前と、って…。急に思い出して焦っちゃって」

「嬉しいッ、健ちゃんが『お前』って呼んでくれた。ね もっ回 もっ回呼んで」

「ヤだよ、恥ずかしいよ」

「でもさ、チャンとしてて、同じ事してるオバサンが言う事じゃないけどさ。ね お願い」

やぶ蛇だったのか何なのか、話しが思わぬ展開になってしまった。
毛頭、オバサンとの関係を終わりにするなど考えてもいない。もっともっと色んな事を知りたかった、1つの事を知れば その先へと…。
『上手くやらないと…』、そぅ思った。

車が通を曲り さらに細い道に曲がった。
家よりも先に見えたのは 自転車に乗った綿貫だった、綿貫が自転車でやってくる。
オバサンが 『プップーッ』とクラクションを鳴らして車を止めた。

「綿貫」、窓を開けて呼んだ。
「山根くん…」

「心配だったのよね?綿貫ちゃんも」
「そぅだ、ケーキか何か買ってくるわオバサン、降りて健ちゃん、待ってて」
俺の横から身を乗り出したオバサンは そぅ言うと車をUターンさせた。


「良かったぁ、(ギプス)取れて」
部屋に戻った綿貫の最初の一言だった。
そぅ言いながら抱きついて 唇を重ねてきた。
「学校は?、いつから?」

「来週ぐらい」
「今週は休む、リハビリとか有るし」

「来週かぁ、そっかぁ来週かぁ」

「何で?、来週じゃまずいのか?」

「来週なんて すぐでしょ、ノート届ける事も無くなっちゃうし…」

「そんなの どぅだって良いじゃん」

「そんな言い方ヒドイよ!」

「ゴメンゴメン、そぅじゃなくてさ、オバサン教えてくれるって ミシンとか、帰ってきたら聞いてみなよオバサンに」
「俺んち じゃなくて『ミシン習ってる』って言えば良いじゃん、オバサン家で…、だろ?」
「綿貫だって興味あるんだろ?、服飾って言うんだっけ? そぅいぅの、だろ?」

「それは そぅだけど…」

「あのさ 何も毎度毎度 真面目にオバサン家に来てオバサン家から帰るつもり?、出来ないだろ?そんな事、寄れば良いじゃん、そん時」

「そぅだけど、毎回って訳にも…」

「だからさ、毎回って訳にもいかないだろぅけど 学校でしか会えない訳でもないんだからさ、な?、そぅだろ?。毎回毎回 オバサン家に行く事もねぇんじゃねぇの?、だろ?」

「そぅだよね?。そぅだよ、そぅしよ」

「健ちゃん、健ちゃん?」
オバサンが窓を叩いて手招きしている。
俺が気付いた事を知ると オバサンは勝手口から戻っていった。

「オバサン?」
綿貫を連れて勝手口を開けた。

「どぅぞ、上がって、テレビでも付けてて」
「ケーキ、大丈夫でしょ?」
お勝手で 忙しなくしてるオバサンを横目に テレビをつけて座った。
いつもの癖でテーブルの真ん中に座った俺に
「私は?」と綿貫が聞いてきた。
「ん?、ここ座るか?」
端に寄って綿貫のスペースを空けた。

「ゴメンね、座布団も出さないで」
「お祝いしましょ、健ちゃんのギプスが取れた、ね、綿貫ちゃん?」

「はい」綿貫が恥ずかしそぅに答えた。

「ちゃんと紹介して下さい!山根くん、彼女なんでしょ?健ちゃんの」
「彼女なら彼女って ちゃんと、ね?綿貫ちゃん、そぅでしょ?。ほら 健ちゃん!」

「んと、ん、んッ、綿貫幸子さんです、彼女です。で こっちがオバサンで…」

「ちょっと健ちゃん、私だけオバサンはひどくない?」

「ゴメンなさい、いつもお世話になってるオバサンでって言おうとしたんだけど。その 門脇君子さんです」

「はじめまして。って初めてでもないけど 健ちゃんが ちゃんと紹介してくれたのは初めてだから、ね」

「ところで綿貫ちゃんは やっぱり『幸ちゃん』?、幸ちゃんでいい?」

「はい」

「何だか 服飾とか好きなんだって健ちゃんが…、そぅなの?。将来はそっちの方に…、とかって事?」

「なんとなく そんな感じです」

「そう。でも私スパルタよ!、ついてこれるかしら?、大丈夫?」
(綿貫が返事に困っていた)
「冗談よ。遊びにいらっしゃい、いつでも」
「教えてあげる色んな事、縫製だけじゃなくて…。お母さんや健ちゃんにだって話せない事もあるだろうし。お化粧のしかた とかも…」
「ね、遊びにいらっしゃい。堅っ苦しく考えなくて良いから、ね、そぅして」

「はい。ありがとうございます」

「もぉぉ、だから 固いって2人とも」

「そんな 急に言われても無理だよオバサン、綿貫は初めてなんだしオバサンと…」

「そぅだったわね、ゴメンね幸ちゃん」
「でも良いじゃない?、彼氏みたいで健ちゃん、何だか妬けちゃうわオバサン」
「でも本当よ、そんなに かしこまらなくて良いからね、遊びに来てんだと思ってさ、ね」
と、終始 オバサンに圧倒されていた。

残りのケーキを綿貫に持たせてくれたオバサンと2人で綿貫を見送った。

「じゃぁね」
「そろそろでしょ?、お母さん帰ってくるの」
「また明日。なんだね」
「明日、お迎えにあがります 旦那様」
そぅ言って 勝手口から帰っていったオバサンの顔が 心なしか 雲っていた。



20/03/07 15:50 (Bw1PeXfN)
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