駐車場が無くてあちこち探していたら、某用品メーカーの地下駐車場が、目に止まった。「そうだここに止めて用事を済ませればいいや!帰りに何か買っていけばいいか!!」と会議の時間に間に合わなくなると思い咄嗟の判断で地下駐車場に車を止めて、急いで会議場に向かった。「やれやれ間に合ったか」と２時間の会議が終わり、「さて!ズボンでも買っていこう」と店頭にはいるとズボンを探し始めた。すると店員さんが来たので、まずはサイズを測ってもらった。３本を注文して、出来上がりは４日後ということでその場を去った。　　出来上がりのズボンの引き取りをすっかり忘れて、１ヶ月後に、思い出したように引き取りに、そして家に持ち帰り履いてみると、一本がブカブカである。暫くは我慢をして履いていたが、用品屋の近くを通りすがった時に寄ってみた。「これチョッとサイズが違うのかなぁ」履いていたズボンを修理に出して帰って来た。三日後に引き取りに行った時、万が一と思い試着室で履いてみると未だ大きい、もう一度修理をお願いして、又三日後に引き取りに行くと、店員さんが試着してみて下さいというので試着をしてみた。「今度は大丈夫ですね」と言って袋にいれて頂き地下駐車場に戻り車に乗ろうとした時、さっき迄対応していた店員さんが、袋を持ってかけてくるではありませんか。何事かと、車から降りると、「違うズボンを渡してしまったのです。これが寸法直しをした物です。御免なさい」と「エェッそうなんだ、有難う」と言って品物を交換した。店員さんが「何度も優しく親切にして頂いて大変有り難う御座います。山川さんの優しさに感謝いたします。」と何度もお礼を言われました。私は、「ありがとう!又買い物に来ますね!」と云って車を走らせようと、するといつまでも私の車から離れようとしない。思わず私は「近いうちにお茶でしないですか」と誘ってみると、店員さんはすぐに名刺を差し出して来た。更には携帯電話の番号とメアドも知らせてくれた。すぐにテストメールで確認してみると返信メールが届いた。翌日の店員さんが仕事を終える時間、夜１０時に逢う約束をした。その当日に店員さんからメールが入った。「今、会社を出ます。１５分後にそちらつきます、宜しく」とのことでした。初めてプイベートでお会いするのに、喋り口調は営業言葉で、「有り難うございます。夜遅くに大変申し訳なく思います。山川さんは遅くても大丈夫なのですか?」と気を遣ってくれた。　　色々な話をしてくれた。３５歳で１５歳の中学生がいる事、ノロまで間違いばかりしている事、夫について行けなくこどもを出て来た事、等々を話してくれた。帰り際にチュッてしてお別れしようしたら、舌を絡めて来て・・・・・　　　　　　つづく