圭子と宏枝がレストランで私が来るのを待っている。それまでに食事を済ませ、コーヒーを飲んで
待っていたが、後から行くので待っているようにと云われたので、待ってはいるが中々現れない。一
緒に食事に行く約束をしたとたんに、用事が出来てしまい、圭子と宏枝はやむなく先にレストランへ
行ってそこで待っている事にした。

　来るのがあまりにも遅いので、そろそろ帰ろうかと話している矢先にひょっこりと現れた。今帰ろ
うとしていたところなのよと、「ご免なさい、遅くなっちゃって」と先ずは遅れた事の失礼を詫び
た。

　今こうして圭子と宏枝のふたりを前に、会話をしているが、実はこの二人を別々に深い関係を持っ
ているのだ。そのことは二人は当然知らない。知れたら大変なことになる。家は２００㍍位しか離れ
ていない近所なのである。

　圭子はごく最近の関係だが、宏枝は相当前からの関係である。二人を比較してみると、全然タイプ
の違いがある。ガラっばちと云う感じの圭子、他人の話を良く効かないで、思い込みで判断をし、何
事も決めつけてしまうタイプ。

　宏枝は、穏やかで他人を悪く云った事のない、ほめ上手で、嫌みもなく好感が持てるタイプかな。
細かいことに良く気が付き、姐御肌で何でも気の付く人である。この二人が何時も仲良く行動を共に
しているが、私への話題は常に出ているようだ。

　ところが、セックスについてはこの二人とも全くタイプが違う。圭子は、露骨にやりたがっている
が、いざとなると意外と淡白で、今一に欠ける。そこえ行くと宏枝はねっちりと時間を掛けてじっく
りと味わいながらの、セックスである。

　私は、どちらかと云えば、宏枝のようなじっくりと堪能できるタイプがいい。やったあと云う感じ
が余韻残って最高だ。

　この続きは、それぞれの描写を御報告していきたいです。

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