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嫉妬   1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:嫉妬   1
投稿者: ゆう
初夏を思わせる陽気が続く4月下旬、僕は2回生になり上級生との交流も多
くなった。
 隣棟の木島さんの部屋に初めて遊びに行った。

 彼はイラストや漫画、似顔絵など巧みに描く事の才能があった。
しかし、彼は趣味として楽しむ程度で将来は仕事に生かすことなど考えてい
ない。
 でも彼の本棚に並んだ美術に関した本が並び、相当なものだった。
本棚の片隅に漫画本があり、笠間しろう、ケン月影といたアダルト漫画が数
冊あるのが僕の目に入った。

 僕はその1冊を取りひらげると、男女の性描写が巧みに描かれデフォルメさ
れた女性の裸体が目をひいた。
 時代劇画の代表作家の作品はさすがに線が生きている。
女性の肉体美がいかんなく表現され、僕は興奮を覚えずにはいられなかっ
た。

 「オイ・・ゆう、こんな物描いたがどうだ」木島さんが言った。
差し出された画帳はA3の大きさで閉じられている。
 僕は興味深くその画帳をゆっくりひらけた。

 「先輩、この似顔絵・・寮母さんですか」と聞いた。
「そうだ、よく似てるだろう」自慢げにそう言った。
 似ている、ふっくらした顔、色っぽい唇・・・。
「見て描いたんですか・・・」
「いや・・・写真を内緒で撮らせてもらったんだ」

 すかさず「次のページひろげてみな・・」と木島は言った。
 僕はなにげなく次のページをひろげた。

「あっ・・・なんで・・・なんで・・」自問しながらクギ付けになった。
一糸まとわぬ寮母さんの裸体、しかも男との絡みが鮮明に描かれているでは
ないか。
 デッフォルメされた乳房とお尻、後ろから男に抱きかかえられ蜜壷
に・・・。
 そして、垂れた蜜までも鮮明に・・・そして、寮母さんが快楽で歪んだ眉
白いうなじに乱れ髪・・・。
 
 ああ・・・なんという画だ・・。
 僕はやるせない気分で観ていた。

「オイ・・ゆう、相手の男は俺だ」フフフと笑った。
なるほど、髪型は先輩そのものだ、リーゼントで角ばった顔。
 くそー・・僕は心で悔やんだ

「よく描けてるだろう、これから彩色するんだ、これからがいいんだよ」
どういう意味か分からなかったが静かに画帳を閉じた。
 
 嫉妬なのかこの気持ち、僕は無性に腹立たしかった。
「少し彩色して見せようか・・・」いやらしい目付きは僕にあてつけている
ようにも思えた。

 木島は絵の具を取り出し筆を執った。
面取り筆が滑らかに走る、彩色が進むとますます寮母さんの裸体が生々しく
浮かんでくる。
 木島はこの秘画を毎晩のように眺めて何をしてるのだろう・・・・
僕だったら・・・きっとマスターベーションの道具・・・そんな・・。

 その頃、この町の駅に中年の男が大きなバッグを片手に降り立った。



 
2010/01/18 16:23:40(cp4di7cF)
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