私はガラスから顔を覗かせて、中の様子を凝視していた。

先輩がこちらを見た！

私は直ぐ様、身体を隅に隠した。
【やばい！目が合った。見つかったか？】
私は小さくなり身を隠した。
中からは先程のまでの会話の続きが聞こえてくる。
『でも、本当にノーパンなんですか？』
溝口の声だ。

『本当にノーパンだよなぁ？なんだったら、証拠みせてやれよ？』

【ノーパン？何の話だ？】私はまたゆっくり身を乗り出して中を見た。

誰もこちらは見ていない。先程の姿勢とは変わらなかったが、先輩の手は妻の太ももに伸びていた。

『な、何言ってるのよ…。そんなの無理無理。』
そう言いながら、スカートを下に引っ張っている。

『そんな事言わずに少しだけお願いしますよぉ！』
堂々と、犬が寝転んでいるかの姿勢で、妻のスカートの中を覗き込もうとしている。

『ちょっと、溝口くん。何してるのよ…！』
妻はスカートの裾を押さえている。
しかし、決して本気で怒っている様子ではない。
ノーパンで人前に出て、しかもそれを覗こうとしている男がいるのに、顔は笑っている。

『いいじゃないか！少し見せてやれよ。』
先輩は太ももの内側を触りながら、足を開こうとする。
『やぁ！何するのぉ、大ちゃん…』
甘えた声で言う。
先輩の手がスカートの中に伸びる。

『ちょ…ちょっと…大ちゃん。やり過ぎ！溝口くんが見てるんだよ！』
足を閉じて抵抗する。

お構い無しで、先輩の手が動いているのが見える。

『なんで見られちゃったら駄目なの？こんな風に濡れちゃうから？』

『いやぁぁ……言わないで…。』

『マジですか？』
溝口は更に顔を妻の股間に近付ける。

『ちょっと、溝口くん！』少し不快な顔で、溝口の肩を押して遠ざける。

先輩は容赦なくスカートを捲り上げようとする。
妻もスカートを押さえるが、太ももは丸見えの状態に。

私の位置からは見る事は出来ないが、溝口の位置からは性器が見えるのだろう。
『おお！』
溝口が雄叫びを上げて、強引に顔を股の間に入れる。
隠そうとする妻の手を押さえてしまう先輩。
『いやぁ、本当にダメぇ。』
足をバタバタさせたが、それは足が広がるだけの行為だった。
スカートは捲り上がってしまい、私の位置からでも妻の陰毛が見えた。
足の間に入った溝口には、丸見えだろう。

『ほら、溝口や井上の視線で濡れちゃったんだろ？だったら、もっと見えて貰えよ！見られて興奮したんだよな？』

あそこを弄りながら言う。
妻は身体を時折ピクピクさせながら、恥ずかしそうに顔を背けたまま無言だった。

『言わないんだったら、もっと続けちゃうよ？』
先輩の手は激しく動き始めた。
妻の口からは吐息が漏れる。
『あぁ……んっ…っ…あ…』
そして、
『見られていると思って……あっ…んっ…興奮しちゃった…あぁっ…』

『そうだよな！唯は見られて感じちゃうＭだもんな！だったら…』
先輩は両手で妻の両足を大きく広げた。

妻は喘ぎ声にも似た声を発した。

『うおぉ！唯さんのおまんこだ！すげぇ！マジ、ビショビショだし、クリがビンビンになってますよ！』
無抵抗の妻をいい事に、溝口は息が掛かるほど顔を近付けていた。


私はあそこを勃起させたまま、こっそり外に出た。

玄関を出る際、妻の
『いゃん、言わないで！』と言う声が聞こえた。


もはや、私の知ってる妻はいなかった。


昔だったら、怒りが湧いていただろう。
しかし今は不思議と、怒りや不快な気持ちはなかった。

妻の大切な部分を、違う男に見られているにもかかわらずだ。


なんとも言えない複雑な心境だった。
１つ言える事は、妻のあそこを後輩にまで見られているのに、私の肉棒は納まる事がなかった。
【もっと見たい…】
私の欲求はどんどんエスカレートしていった。


しばらく歩くと井上と合流した。
【今、帰るとまだ最中かもしれない】
そんな心配もあったが、私はそれならそれで構わないと思っていた。


【もし…まだ行為が続いていたら…】
私は期待感にも似たドキドキ感で、家に入りリビングのドアを開けた。

３人共席に座っている。
【帰ってくるから、もう終わってしまったのか…】
私は少し残念だった。

『お疲れ。』
振り返り、先輩が声を掛ける。

【あれ？】
先輩は溝口の隣に座っている。
妻の隣には誰も座っていなかった。
私は意図を察して、元の席に座る。
井上はキョロキョロとして困惑していた。

『ほら、座って飲めよ。』先輩は隣を指差し誘導する。
井上は妻の横に座った。
私は妻がどんな風に接するのか？
そこに興味津々だった。

溝口は不貞腐れた態度の様に見えた。


私は必要以上に酔ったふりをした。
その方が行動しやすいと思ったからだ。

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