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色を変えながら…[1]
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:色を変えながら…[1]
投稿者: 美美
こうなることを自分は望んでいた。初めてその声を聞いた時から。彼の声
は、まるで媚薬のように私の五感を刺激する。
もう嘘をつかなくて良い。
本当の私で良い。
女でいて良い。
そう言ってくれている。
だから。

「大丈夫だから、信じて…」

だから何の迷いもなく、彼の腕の中へ堕ちて行ける。



手持ち無沙汰でホテルの部屋に入っても落ち着かない私は、側にあったソフ
ァーにペタンと腰掛けた。すかさず彼の手が腰を引き寄せてくれて、
「え…」そんな感じで彼の方に振り向くと、頬に手を当てられ…。それは濃
厚な接吻だった。
主人以外の男性を知らない私にとって初めて知る、恋人どうしが相手を貪る
ほどに欲する濃厚な接吻だった。
意思を持った彼の舌は、口腔内をまるで蹂躙するかのように舐めまわし、私
の舌に絡みつき、根本から強く吸い上げた。その強さでもたらされる痺れ
が、心の奥に眠っていた女に火をつけた。燻るように燃えはじめた炎は瞬く
間に全身を覆いつくし、私から理性を奪っていった。
私も彼の舌を求めた。必死に。彼の動きに追い縋るように。ぎこちないだろ
うことは判っている。それでもどうしようもなくて。
「んん…ん…」
背中に回された彼の腕にまるで反発するように身を任せ、頬や肩に触れてく
る手に沿うようにしてその腕にしがみ付いた。
ちゅっ、と湿った音を残して、ほんの僅かな間見つめ合う。こんな私を欲し
てくれる彼の瞳を、嬉しいはずなのに、けれど、それ以上見ていられなくて
俯いて目を伏せる。恥ずかしいから。知られたくない気持ちが先にたってし
まうほど、胸の奥が疼いて仕方がないから。

気づかないで。

彼の指先が私の顎を捉え、そっと顔を上向かせてくれた。
目を開けると、優しさと情欲さを湛えた瞳に見つめられる。切なくなるよう
な時間の中で、彼にはもう気づかれていることを知る。

ああぁ、私を……

もう、無我夢中で彼の唇を彼の舌を求めた。絡めて強く吸い上げれば、さら
に強く吸われる。角度を変えながら、何度も何度も。こんな激しい接吻を、
私は知らない。
彼に、これから私は変えられていく。どんどん変えられていく。まるで石が
坂道を転げ落ちていくように。真っ逆さまに堕ちていく。

「立って…」
彼の唇をまだ求める私を立たせた彼は、私の肩からキャミソールの紐を下ろ
していった。下着姿だけにさせた私に微笑みながら、パンティのなかに手を
滑り込ませてきた。
「あ…」
私は、思わず身体を固くしてしまった。彼の手に、もうそこが濡れそぼって
いることを教えられたから。

 
2008/10/03 23:18:13(YF8ukWSq)
2
投稿者: ゴンちゃん
読みました。
なかなかいいです。
続編をよろしく。
美美さんや彼のことをコメントでもよいので教えてほしいなぁ。
08/10/04 06:04 (r2hUlryj)
3
投稿者: 美美
>>ゴンちゃん
コメント、有り難うございます。
正直なところ、コメントを貰えるなんて思ってなかったものですから、
とっても嬉しいです。
続編は、書くのが遅いですが頑張ります。楽しみにしていて下さい。
彼と私の事を少し…。彼・42歳、私・52歳です。
08/10/04 17:41 (L76ElP5e)
4
投稿者: ゴンちゃん
お返事をいただけて、感激です。美美さんの方が彼より年上かなとは思っていましたが、10歳も差があるなんて、どうやって知り合ったのですか?
五十歳までご主人一筋だった美美さんが浮気をされたのはどうしてですか?
続編で明らかになるのかな?
続編、楽しみにお待ちしています。
08/10/04 20:50 (r2hUlryj)
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