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身代わり 沙織編1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:身代わり 沙織編1
投稿者: ケンシロウ
香川沙織29才、3年前に一流商社に勤める夫の信行(38)と結婚した。
子供はまだだが、順調に愛を育んで幸せな人生だった。
夫の信行とは私が25才の誕生日に友達が開いてくれた誕生祝いで知り合った。
若い時からモデルなどして派手な業界に身を置いていた私にとって、一流企業とはいえ真面目を絵に描いたようなサラリーマンの信行はとても新鮮に映った。
その日をきっかけに交際するようになって1年後にめでたくゴールインした。
交際している間、信行は全く身体を求めてこなかった。
そんな信行の誠実さに結婚を決めたのだけど、結婚してからの2年間はほぼ毎日のように求めてきた。
身体の相性も割とよく、毎日のセックスが当然のように当たり前になっていた。
ところが…

2年を過ぎた頃から、あれだけ毎日のように私の身体を求めて元気だった夫が勃たなくなったりするようになった。
飽きられたのか?浮気をしてる?とか不安になってたら、それから半年もしないうちに全くダメになってしまった。

医者にも診てもらったが原因は仕事のストレスだろうとしか判らず、いろんな薬を試したがダメだった。

信行が浮気をしている訳でも悪い訳でもなく、激務によるものと判って、別にセックスだけが愛じゃないと自分に言い聞かせていた。
けれど、
結婚してから毎日のように求められて馴らされた身体の疼きは静められず、
信行が寝てから自分で慰めるようになった。
ただ、自分でシても虚しくなるだけで29才の熟れた身体を鎮めることはできなかった。

そんな時、信行が

「信頼出来て沙織がそういう気持ちになれる人がいたら、俺の代わりに寝てみないか?」

と言ってきた。

突然の話に
「何をバカな事言ってるの!」
と怒って突き放した。

だっていくら私の事を思ってとはいえ、私が男に餓えているみたいでムカついた!

その夜、いつものように仕事で疲れた信行が先に眠ってから、
昼間言われたことを思い出して見知らぬ男に抱かれることを想像すると、身体が疼いて自然に指が秘園に伸びた。
その夜は今までにないくらい興奮して、クリトリスに触れると電気が走ったようになって自分でも驚くくらい濡れていた。

信行にはあんなふうに言ったけれど、身体は男を求めてるのかも知れない。

自分の指を見知らぬ男の性器に例えて深く沈めると、思わず声が出そうになってもう一方の手の指を噛んだ。
その指の痛さが今の自分なのだと思うと哀しくて涙がこぼれた。


それから何度も身代わりの話しをされて、信行が本当に私の為を思って言ってくれてることが理解できたし、自慰をしていることも気付いてたと言われて、そこまで私のことを思って言ってくれるのなら、意地をはっている自分がイケナイような気持ちになった。
それにここで拒否を続けたら一生後悔するかもしれない。
自分に素直になるべきだと思ったし、
信行との結婚生活を続けていく為に肉体と精神の安定が必要だと思い、

「あなたが本当にそれでいいのなら」

と、渋々といった感じで了承したが内心ドキドキ、ワクワクした自分がいたのも事実だった。

その夜は前戯だけだが久しぶりに信行と肌を合わせた。
凄く幸せな気持ちになれてやはりこの人を愛していると感じたけれど、また同時に見知らぬ男に抱かれているような錯覚にも陥っていた。
どちらにせよ久しぶりに自慰以外でオーガスムを感じたのは間違いない♪

「今日の濡れ方すごいね?さっきの話しで興奮してるの?」

「違うわよ、貴方と久しぶりに抱き合ったからよ♪」
と答えたが、信行に見抜かれた気がして動揺した。

やっぱり男の人の温もりが必要なんだ。
信行さえ元気になってくれたらと思う半面、違う男に抱かれたらどうなっちゃうんだろうと期待する自分がいた。

それからはどんな相手がいいかなど二人で想像してそれなりのセックス?を重ねたけれど、
そうすればそうするほど身体の疼きは激しくなっていき、知らない男に対する期待がふくらんでいった。


そしてついにその相手の男性が決まった!!


信行がよく飲んだり仕事の相談相手になってくれている山本さんだと言う。

山本さんのことは以前から信行によく聞かされていたが会ったことはなかった。
48才で背が高くガッチリしているが笑顔がすごく優しい人だと聞いていたが、
いざ自分がセックスをする相手となると、
どんな人なのか?

どんなエッチをするのか?
アソコのサイズは?

などなど不安は尽きない。
でも私のことを本当に心から愛してくれている夫が、私を思って選んでくれた相手なら間違いないだろうと思った。

それに夫には申し訳ないが、この身体の疼きを鎮めてくれるのは信行の愛情深い前戯ではなく、膣の奥深くをえぐってくれるペニスなのだから。

とりあえず会って気に入らなければ、その場で断ってもいいということで今度の土曜日に会うことになった。
話が決まってお互いに興奮が高まったのか、その日の夜も次の夜も信行は私を求めてきたが、見知らぬ人への期待が高まり過ぎて、前戯だけでは私の燃え上がった炎は消えなかった。


いよいよ当日、

期待と不安であまり眠れず早めに起きてお風呂にゆっくり浸かった。
最近サボっていたムダ毛処理をしながら全身をくまなくチェックした。
学生時代にバイトでレースクィーンをしてた頃は下の毛の処理は欠かせなかったが、水着の仕事をしなくなってからは大胆なカットはしなくなっていた。
どうしようか迷ったが、決して濃い訳ではなく、むしろ薄い方なので、ありのままの自分でいこうと思った。
お風呂から上がって鏡に写った全身を眺めて、スリーサイズは変わってないのに何となく丸みが出て全体的に張りがなくなったと思う。
やはり29才と20才では違うなあと少し落ち込んだ。

山本さんはこの身体を気にいってくれるかしら?と思うとトキメキと不安が同時に襲ってきた。

下着もあれこれと悩んで、あまり華美になり過ぎないものを選んだ。
服は自分に1番似合う白のスーツと決めていた。


約束のホテルに向かう車の中で信行はずっと私の手を強く握っていた。
信行もやはり不安なのだろう。
私も信行以外の男性と肌を合わせるのは、信行と付き合い始める前からだから5年以上も前のことで、
どんな風に接したらいいのか不安と緊張でいっぱいだった。

車を降りてロビーに向かう間も膝が震えてうまく歩けないほどで、
心臓が張り裂けそうだった。

ロビーに着いて回りを見渡していた信行が

「居たよ」

と言ってその人に近づいて行ったので慌てて後を追った。
後ろから肩を叩いて山本さんが振り返る瞬間は、大学受験の発表の時みたいドキドキした。

びっくりしたように振り向いた山本さんは、信行が言うように優しそうな顔立ちで笑うと人懐っこい笑顔がステキな人だった。

その笑顔を見た瞬間、
ああ、私この人になら抱かれてもいい!
と思った。
向かい合って座って
夫が話している間ずっと
この人に抱かれてる自分を想像しながら山本さんを見ていた。
最初に手を見ると長い指の爪は深く切り揃えられている。

夫はガッチリ型と言っていたが、ジャケットの上から見る限りほっそりしているように思えるし、実年齢よりもかなり若く見えた。

不意に夫の

「よろしくお願いします」
と言う声に気付いて、慌てて頭を下げた。

山本さんは立ち上がると私の肩に手を置いて

「行きましょうか?」と微笑んだ。

いざとなると怖くて身体が震えたが、山本さんの爽やかな笑顔に引き寄せられるように後をついていった。
席を離れる時に信行の顔を見たが、何と声をかけていいのか判らず

「行ってきます」

と一言だけ言って山本さんの後を追った。

エレベーターのドアが開くと、優しく私の腰に手を添えてエスコートしてくれた。
もしその手がなかったら足が前に出なかったと思い、この人なら大丈夫と思って少し安心した。

二人っきりのエレベーターの中は静かで息をするのも憚られて着くまでが何10分にも感じた。

ドアが開いて部屋までの廊下を歩いている間、
本当にこれでいいの?
と自問自答しながら
「止めるなら今しかないのよ!」
ともう一人の自分が囁いていた。

「カチャッ」

とドアロックの開く音に我に返って、信行が薦めてくれたんだもの!
と覚悟を決めた。

部屋に入って

「少し話しましょうか」

と言って、山本さんはビールを飲んだけど私はミネラルウォーターを頂いた。

山本さんは私の緊張をほぐそうとしてくれて、いろんな話をしてくれたし、
聞き上手なのでつい自分のことも話してるうちに気持ちが和んできた。

「シャワー使いますか?」
って聞かれて、来る前にお風呂に入って念入りに洗ってきたけど

「来る前にシャワー使いましたけど、どうしたらいいですか?」

と聞いたら、そのままでいいと言われて山本さんだけがバスルームに消えた。
私はどうすればいいのだろうと思いながら窓に映る景色ををボーッと眺めてた。
暫くして、バスタオルを腰に巻いただけの山本さんが出てきた。

どうしたらいいのか解らなくて山本さんを見ると

「とりあえず服を脱いでくれますか?僕だけこの格好じゃ恥ずかしいんで」

と言われて、潔く脱ぎ始めたものの下着姿になった途端怖くなって手が震えてブラが外せなくなってたら、
彼がそのままおいでと言ってベッドに引き寄せられた。
心配しなくても大丈夫みたいに言われて
優しくキスをされた。

なんだかすごく暖かくて安心できるキスだった。

彼の舌が入ってくると頭がボーッとして夢中で舌を絡めた。

気がつくといつの間にかブラが外されていて、咄嗟に両手で胸を隠したが、
彼に両手を掴まれて大きく開かれた。
胸をさらけ出されて
恥ずかしさで顔がほてる。
「よく見せて」

と言われて余計に恥ずかしいのに

「綺麗だ、本当に綺麗だね」
と言って褒めてくれてから乳首にキスをされた瞬間、身体に電気が走ったように感じた。
それから耳、首筋にキスをされて思わず首を竦めた。もう何をされても堪らなく感じる。
唇がまた乳房に降りてきて乳首にくる!と構えたら、乳房の回りを優しく舐めるだけで乳首には触れてこない。
もどかしくて太腿をよじるが、唇は腋下に上がってきた。
舌先が腋下を這うと、くすぐったいような気持ちいいような感じで脇を閉じようにも両手を掴まれてて動けない。
出掛けにお風呂に入ってきたけど時間もたっているし、緊張で汗もかいたから気になって恥ずかしい。
でも羞恥心に煽られて余計に感じてしまう。
 
2008/07/18 10:24:40(j4vqA9cL)
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