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1:売春婦
投稿者:
M.U
これは私の体験談ですが、小説風に書いてみました。
------------------------------------------------------------- 「あなたは、幾ら?」 「は?」 何を言われたのか意味が分からず、私は声の主の顔を見上げた。 四十代半ばくらいの男性だった。焦茶のスーツを着こなし、身なりも言葉遣いも落ち着 いて、品の良さを感じさせた。 「あなたを買いたいんです。幾ら払ったら、付き合ってくれますか」 穏やかな微笑みを浮かべる男性の言葉の意味を理解したのは、一瞬の間の後だった。 (この人、私を売春婦だと思ってるんだ…) 不思議なことに、怒りは湧いてこなかった。 誤解されても仕方のない状況だったからかも知れない。横浜のとある歓楽街。私は同窓 会から一人抜け出し、路上で酔いを醒ましていた。 誰が決めたのか、同窓会の会場は「太田なわのれん」という横浜でも有名な老舗の牛鍋 屋さんで行われたが、店がある通りは、女性が1人で歩くようなところではなかった。 このあたりの日暮れてネオンにあかりが灯る時刻に、路上に女性が立ち並んでいるのが なぜなのか、私には、はじめ分からなかった。カラダにぴったりした派手な色のスーツを 着て、通り過ぎる私を無表情に、あるいは敵意のこもった視線を向ける。東南アジアや南 米系の外国人女性も混ざっており、ラテン系の若い女性たちは、まだ肌寒い季節だという のに、水着とみまがうような服装で肌をあらわにしていた。 「ああ…“立ちんぼ”でしょ」 「たちんぼ?」 聞き返す私に、同級生のひとりは、ちょっと馬鹿にしたような笑顔を浮かべた。 「売春してるのよ。あそこで客をつかまえて、近くのホテルに行くの」 そういう職業が存在することを知らなかったわけではないが、どこか人目につかないと ころで商売をしているのだと思っていた。こうやって路上で堂々と客を誘っているなんて …私の胸の奥に、妖しい動揺が走った。 彼女たちは、見知らぬ男に声をかけ、何万円かの金で、自分の躯をある時間、彼らの自 由にさせる。そして、時間が過ぎると、また別れていって、おそらくは二度と会うことも ない。決して他人には見せも触らせもしない秘密の場所が、知らない男に蹂躙されるのだ 。もし自分がそんな立場にあったら、どんな男に、どんなふうに声をかけるだろう…。 (やだ、なに考えてるんだろう) 私は、頭の中に浮かんできた想念を打ち消した。 酔いを醒ましたい、というのは自分に対する言い訳で、実際には、久しぶりにあった友 人たちの、あまりにもあけすけな猥談から逃げ出したかったのかも知れない。 40歳前後の女性ばかり、独身者も何人かはいたけれど、離婚経験者も含めて、多くは結 婚や出産も経験している。仕事をもってはいても責任ある立場にいる人は例外で、単調な 事務職が大半。となれば、最大の関心事は家庭と生活に向かう。夫や子供の自慢が一回り し、アルコールがいい具合にまわってくれば、行きつく先は性生活の話題である。 夫との交わりの回数や体位にはじまり、友人の夫との不倫関係、テレクラでのテレフォ ンセックス、携帯電話の出会い系サイトで会った大学生の疲れを知らぬセックスなど、私 にとっては、とても信じられないような話が次から次へと友人の体験談として語られる。 夫しか知らず、しかも最近では年に数えるほどしか夜をともにすることのない私は、ただ 下を向いて黙っているしかない。 「相変わらず、お固いのねえ」という友達の言葉の中に侮蔑的な匂いを感じて、いたたま れなくなり、「ちょっと酔ったみたい。風に当たってくる」と誰にいうともなく話して店 を出たのだった。 聞こえないような顔をしていても、話はすべて耳に入っていた。 配達に来たクリーニング屋の主人に襲われ、はじめは抵抗したものの、「アレを握らさ れたらさぁ、ウチの亭主のより、ずっと大きいのよ。エラが張り出しててね。ちょっと入 れてみたいような気になってきちゃって、結局やられちゃったら、もう、たまんないの。 お肉をえぐりだされるみたいな感じで、すっごい良くって。それから、配達に来るたび に、してもらってるんだ」と話す英子。 「マンションのお友達なんだけど」と何度も前置きしながら、ホテトル嬢のアルバイト をしていて、店から指定されたラブホテルの部屋を訪れたら夫の後輩で、それ以来呼び出 されて、屋外や映画館で犯されているという麻美(細かいところが詳しすぎるから、きっ と麻美自身のことなのだろうと、私は思う。そういえば、昔から「友達がさぁ」といいな がら自分のことを話す娘だった)。 中学生の息子の同級生の筆おろしをしてあげたら、何度も通って来るうちにすっかり上 達して、今では何度もイカされてしまう、という理恵。 興奮に目を輝かせ、顔を赤くし ながら早口でしゃべる友人たちをみていると、私の頭の中では、彼女たちひとりひとり が、学生時代より肉のついた躯をさらけだし、足を広げ、それぞれの男のモノを局部に迎 え入れて、あられもない声をあげて腰を振っている姿が、次々と浮かんできて止まらなく なってしまう。 話が聞くに耐えないというよりも、私は自分自身の想像力に圧倒されていたのである。 そんな妄想は、店から出て路上にたたずみながらも、一向に止まってはくれなかった。 (おかしいな…酔ってるのかな…) 男が声をかけてきたのは、そんな時だった。 男は、私の目をまっすぐに見つめて、微笑んだ。 「うん、やっぱりあなたがいいな。こんなに魅力のある人は久しぶりに見ました」 歯が浮くような台詞なのに、不思議なほど素直に、私の心に入ってきた。女を金で買お うという後ろ暗さを微塵も感じさせず、相手から爽やかな印象さえ覚えたことに気づい て、私は可笑しくなった。そして、男に微笑みかけると、こう答えた。 「高いですよ、わたし」 「それでこそ私が見込んだ女性だな。いいでしょう。10万円さしあげよう」 冗談で答えたつもりが具体的な金額、それも10万という高額を示されて、私は絶句し た。 売春婦の値段については何の知識もないけれど、10万円という金額が非常識なものであ ることぐらいはわかる。コギャルの援助交際だって3万とか4万とかいう噂を聞いた。ま して自分は若くもない子持ちの主婦なのに…。 私の動揺を見透かしたように、男が話しかける。 「10万じゃ、ご不満かな?」 「い、いえ、そんなわけじゃ…」 「じゃあ、交渉成立だ。行きましょう」 男がすっと肘を浮かせると、釣りこまれるように、私は自分の手を添えた。男が歩き出 すのに従って、私は寄り添ってついていく。傍目には普通のカップルにしか見えなかった だろう。 2度ほど角を曲がって、男は、ホテルの入り口をくぐった。ラブホテルなんて、結婚前 に夫と来て以来だ。男は迷うふうもなく部屋を選び、ルームキーを手にエレベーターに向 かう。ずいぶん慣れているように見えた。 歩き出してからずっと、男は無言だった。 こんなこと止めなくちゃ、理由を話して謝って別れなきゃ…。そう思いながら、切り出 しそびれて、私はここまでついてきてしまった。ホテルの部屋まで入ってしまったら、も う「違うんです」とは言いづらくなる。そう思いながらも、男に連れられて歩く自分に、 私は妙な解放感を感じていた。 私を部屋に通すと、男はドアを閉め、鍵をかけた。急に周りが静かになったような気が した。男は立ったまま、ポケットから財布を取り出した。 「先に渡しておこう。10万円だったね」 「あの…わたし…」 「さ、確かめてください」 私のためらいに気づかないように、男は二つ折りの1万円札の束を突き出し、私の手を 取って握らせた。私は、されるままになっていた。高額の臨時収入に気を取られたという よりも、事態の展開に頭がついていかなかった。男に指示されるままに、金をバッグにし まうと、男は、私をソファに座らせた。 「さあ、ここからは私の時間だ。まず、これをくわえてもらおう」 私の頭が男の手で後ろからつかまれると、ぐいっと男の方を向かされた。そして口元に 何か柔らかいものが押し付けられ、口の中に押し込まれた。かすかに塩辛く、生臭い肉。 それは男がいつのまにかズボンのファスナーから取り出していた男根だった。 「逃げちゃダメだ。しっかりくわえなさい」 口調はさっきまでと同じように優しかったが、反射的に逃れようとした私の頭を、男の 手はがっちりと抑えて許さなかった。そして、息をするのが精一杯の私の口の中で、男の モノは少しづつ硬さを増していく。 「舌を使って、ちゃんとなめるんだよ」 男はそう言いながら、硬くなったモノを、ゆっくりと私の口に出入りさせる。と同時に 男の手は私の頭を、男のモノの動きに合わせて、口の中にこすりつけるように動かす。 (…おおきい…それに硬い…) 男のモノを頬張りながら、私は思わず、夫のそれと比較していた。夫のものを同じよう にくわえた時よりも、ずっと圧迫感がある。 「あまり慣れていないようだね。それじゃあ、こっちを試してみよう」 男はそう言いながら、口から男根を引き抜くと、私の肩を両手でつかんで反転させ、ソ ファに押し付けた。私は、絨毯に膝をついて、尻を突き出す恰好になった。 男はそのままスカートをまくりあげ、後ろからストッキングとパンティに手をかける と、一気に引き降ろす。 「あ、ダメ、まって、まってください、」 私の口から、ようやく言葉らしいものが出てきたが、男のもう一方の手が背中を後ろか ら押えつけて抵抗を許さない。 「悪いが待てないんだ」 そう言うと、剥き出しにされた私の尻の間に、硬いものが押し付けられ、まさぐったか と思うと、一気に肉を押し分けるように、ずぶずぶと押し込まれた。 「あ、あっ、ああああっっ、いや、ああっ」 抵抗する間もなく、私の陰部は、さっきまで口の中にあった男の男根に貫かれていた。 出会ってから10分たったかどうかもわからない男によって、私の貞操は打ち砕かれてい る。信じられない出来事だったが、現に男の男根は容赦なく私の陰部を犯し続けていた。 男の両手が私の尻をつかみ、男根は奥まで突き刺さったかと思うと、私の女陰の内側を えぐるように引き出され、そしてまた突き刺さる。 (いや…そんなの…どうして…) たえまない刺激にさらされた陰部の内側から、躯が快楽を見い出そうとしていること に、私は気づいていた。 --------------------------------------------------------------------- ・・・って、これって始めに「体験談」って書きましたけど、 本当は途中まで、実はホテルの中までは入らずに逃げてきてしまいました。 でも、ドキドキの体験でした。 でも、本当にお部屋まで着いていったら、どんなだったかな。 ????興味津々
2003/11/15 10:59:42(5tYflGMV)
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