蒲知(かまち)泰司(たいじ)30歳、呼び名はボルサオ
ボルサオの女友達、萬部(よろずべ)紫音(しおん)30歳
呼び名は馬筆、束ねた髪が馬の尻尾みたいで馬筆と命名された
ボルサオと馬筆には、二人だけのたまり場があった
ピピる(ろくな日じゃない)日は、たまり場集合だった
ボルサオは馬筆にLINEする
ボルサオ「バリピピだ、集合せよ」
馬筆「どーしたの？彼女に振られた？」
ボルサオ「彼女の浮気だよ、マジピピつくんだが」
馬筆「わかった」
たまり場は、使われていない立体駐車場
ボルサオは原チャリで、馬筆(パーマ)はセダンに乗っていた。白アスクラ
ボルサオは馬筆の助手席に乗り込んだ
馬筆「バリピピはやばいね、ボル」
ボルサオ「浮気されて俺マジだせー」
馬筆「なんでわかったの？」
ボルサオ「浮気相手と俺を間違えた、しかも知らねー名前」
馬筆「うわ、彼女は末期顔だろーねー」
ボルサオ「俺は末期を超えて吐期(とき)に突入したわ」
馬筆「バリピピからの吐期のケンシロウ」
ボルサオ「あべしは俺だ！みたいな」
馬筆「持つべきは私でしょ？」
ボルサオ「ま、そういうこったな」
馬筆「心ポキ折れだと、私すら可愛く見えない？」
ボルサオ「視力はバリピピじゃねーし」
馬筆「私は友情ってやつにバリピピかも」
ボルサオ「友情がろくなもんじゃねーのは確かだよ」
馬筆「トモナサクソクラエ(友情クソ喰らえ)」
ボルサオ「マナナサクソクラエ(愛情クソ喰らえ)」
馬筆「聞いてくれる？」
ボルサオ「あぁ」
馬筆「たまに夢見るんだけどさ」
ボルサオ「それがどーした？」
馬筆「その内容がね、セックスしてるんだけど」
ボルサオ「それで？」
馬筆「セックスの夢は大抵同じ男でさ」
ボルサオ「ヤリマンだな、おまえ」
馬筆「でも、その男の顔はいつもボヤけてよくわかんない感じでさ」
ボルサオ「ボヤの王子ってとこか？」
馬筆「それでね、定期的にセックスの夢見るんだけど、ある日ボヤの王子の顔が判明したの」
ボルサオ「ヒヒーン」
馬筆「ボヤの王子、誰だと思う？」
ボルサオ「初恋の男か？」
馬筆「タイプが変わったから、あんま嬉しくないかも」
ボルサオ「忘れられねー男なのか？そいつは」
馬筆「忘れようがないよね」
ボルサオ「例えば？」
馬筆「近すぎる、、かな」
ボルサオ「職場の男か？」
馬筆「草食超えて土食だからね、職場の男たちは」
ボルサオ「胸焼け男子だろ、たぶん」
馬筆「そんなに女を食ったような顔じゃないね、あれは」
ボルサオ「特例で胸焼け起こすような女が居るんだろーよ」
馬筆「ボヤの王子だよ、そお」
ボルサオ「で、誰なんだよ？」
馬筆「知りたい？」
ボルサオ「言いたくないなら、やめとけよ」
馬筆「ボヤの王子は、ボルだよ」
ボルサオ「冗談やめろよ」
馬筆「冗談じゃないんだよねー」
ボルサオ「マジか」
馬筆「バリピピでしょ？これも」
ボルサオ「バリピピなのは、おまえだろ？」
馬筆「それがそうでもないよ」
ボルサオ「夢だもんな？」
馬筆「いつかセックスするんだろーなって思うよ」
ボルサオ「付き合いの年数でセックス出来るわけじゃねーし、たとえいい感じの見た目になってもセックスにはならねーし、それがトモナサだろ？」
馬筆「私は、いつ襲われてもいいって思ってるよ」
ボルサオ「ヤケナサか？(ヤケクソ仲)」
馬筆「やけくそでもセックスしたいなんてならない」
ボルサオ「ピリナサなのか？(終止仲)」
馬筆「友達以上になろっか？」
ボルサオ「ピリナサからのマナナサへ？」
馬筆「今、ノーパンなんだ」
ボルサオ「そっか」
馬筆「友達関係で行儀良くするのも疲れたかも」
ボルサオ「後悔しないのか？」
馬筆「後悔が欲しいの、その時に想いがわかるから」
ボルサオは車から降りてタバコを吸う
無言から20分、馬筆も車から降りる
馬筆「ボル、さっきの話忘れてよ」
ボルサオは黙ったまま
馬筆「今の好きなタイプが、たまたまボルだった。それだけ」
ボルサオのちんぽはギンギンだった
ボルサオはズボンのファスナーからちんぽを出した
それを知らない馬筆は喋っていた
馬筆「どこで友情じゃなくなったんだろー」
ボルサオは我慢出来なくなり、馬筆を羽交い締め
ボルサオはスカートを捲り上げ、指につばを付けマンコを荒らす
馬筆「ぁあんぁあんぁん」
ボルサオは挿入した
馬筆「あーぁんぁあんぁんあぁぁん」
立体駐車場に馬筆も喘ぎ声が響く
馬筆「ぁんぁんぁあんあーぁん」
馬筆「ボルが好きだよぁあんぁんあぁぁん」
馬筆「あーぁんぁあーぁんぁんあぁぁん」
馬筆「ぁあんボルあぁぁん好きなのぁあん」
馬筆「ぁあんぁあんあぁぁんあーぁん」
馬筆「ボル付き合ってぁあんぁあんあぁぁん」
馬筆「ぁあんあぁぁん好きだよあぁぁん」
ボルサオはfinish
ボルサオ「たまり場、不要になったな」
馬筆「そうでもないよ、パコパーキングでしょ」
ボルサオ「想いは本物か？」
馬筆「セックスにバリピピはないよね」
ボルサオ「三十路はバリピピだな」
馬筆「セックスしたかった？」
ボルサオ「まぁな」