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1:調教過程・II ~1
投稿者:
椿
仕事が終わって帰りの電車に乗る時、私の胸はいつも不安と期待で高鳴っています。何故なら、私はいつも仕事が終わると帰宅ラッシュの時間まで駅の近くのコーヒーショップで時間を潰し、帰宅ラッシュで人が大勢乗った電車に下着を着けずに乗り込むからです。露出狂の変態…私の性癖はその一言で片付くでしょう。でも、私はこの方法以外に自分を慰める方法を知らないのです。いえ、勿論知識として他の方法を知ってはいますが、この方法だけが今の自分を一番慰めてくれるのです。自宅に帰ると、下着を着けずに乗った電車の中で目が合った人が私を支配し、メス犬として扱う情景を思い浮かべてオナニーをしてから眠ります。誰かに支配され、メス犬として扱ってほしいのに誰もそうしてくれないから…。寝る前のオナニーの時も、勿論部屋の電気は消しますが、窓もカーテンも全開にして、布団も被らずにクリトリスを勃起させ、ほぼ一ヶ月単位で買い換えているローターを勃起したクリトリスに、オーガズムに達するまで当てています。『見つかるかもしれない』『誰かに見られているかもしれない』そんなスリルが、私のオナニーには欠かせません。でも、たまには変化をつけたりもしています。インターネットを通して購入した無修正のポルノビデオを見て、ポルノ映画の中の女優を私自身にすり替え電気をつけたまま等身大の鏡の前で指だけでオナニーをします。その時私は空想の中にしかいないご主人様に支配される光景を脳裏に思い浮かべ、クリトリスを擦って摘んで、オーガズムを得ます。他には…デパートの男性用トイレにこっそり忍び込み、個室でオナニーもします。隣の個室や小用便器の前に男性が立つと、私の個室に侵入してくれないだろうか、辱めてくれないだろうか、と心密かに願ったりもしていますが、見ず知らずの相手に体を任せる事も出来ず…。
私の仕事はフリーランスライターで、主に雑誌に掲載される記事の代筆を請け負っています。なので、ごく一部の限られた人としか顔を合わせる事もなく、インターネット上の『ご主人様募集中』の掲示板に書き込むような勇気もなく…。ただひたすら自分を自分の妄想、指とローターで慰めるだけの生活を送っていました。でも…。 2ヶ月ほど前…3月の終わり、珍しく仕事が終わるのが遅くなり、くたくたの状態で帰宅すると、仕事部屋には受信したファックスが散乱していました。なんだろう、と深く考えるわけでもなくファックスを手に取り、一瞬息が止まりました。送信されてきたファックスには全て写真で私が写っていました。アダルトショップでアダルトグッズやポルノ雑誌を物色しながら股間に手を置いている私、デパートの紳士用化粧室に入って行く私…。どの写真も、私はカメラの方を見ていなくて、あからさまな隠し撮りだという事はすぐに判りました。一枚だけ文字の書かれたファックスも混ざっていて、何かと思ってそれを読んでみると、『今週の木曜午前11時、×××駅西口のスターバ●クスコーヒー2階の一番隅窓側の席に、下着は一切着けず女子高生のような短いスカートをはいて待つように』と太い黒のペンで力強く書かれていて、更にその下には別の指令が書かれていました。『×××駅西口から見えるスター●ックスコーヒーに行くには、横断歩道か歩道橋を2つ利用しなければいけないが、横断歩道を使ってはいけない。歩道橋を利用して階段の中央を一段ずつ飛ばして大股で歩き、尻を隠してはいけない』今時の女子高生用のように短いスカートをはいて下着も着けていないのに…。『君の事は×××駅に着いた時点から監視している。もし命令に逆らうようであれば、木曜日以降の君の平穏な日常は一切保障しない。俺の命令にさえ従っていれば、君の日常は保障する』急に足元から地面が崩れていくような感覚に襲われ、その場に立っていられず受信したファックスの束を持ったままふらふらと座り込みました。ずっと誰にも知られないようにしてきたのに、どうして…。私は額を押さえながら命令が書かれたファックスを改めて読み直し、ふとこの字は以前どこかで見た事があると感じました。数えるほどしかいない、私を知っている人の誰かが私の秘密を知ったのだろうか、そう思うと再び目の前が暗くなりました。 その日は毎日の週間だったオナニーもしないで眠り、翌朝目が覚めてから壁に掛けてあるスケジュールボードの、今週の木曜日の予定を見て気付きました。今週の木曜日から来週の金曜日まで私は仕事の予定がなく、殆ど休暇のようになっていました。私にファックスを送ってきた人は、その事を最初から知っていたのでしょうか。それとも、単なる偶然か…。 何はともあれ、こんなプライベートでの事を仕事に響かせるわけにもいかないので、私は水曜日まで毎日の仕事をそつなくこなしました。脅迫で警察に訴えでようかと思いましたが、私に命令を送ってきた人はまだ何の実害も私に及ぼしていません。警察に相談しても恥さらしになるだけだとすぐに判ったので、私は何の行動も起こしませんでした。それに何より、もしかしたら今度こそ本当のご主人様に巡り合えるのかもしれないという期待が胸の奥で燻(くすぶ)っていたから…。 木曜日の午前10時40分過ぎ、予定より少し早く私は×××駅西口についてすぐに待ち合わせ場所のス●ーバックスコーヒーを見つけました。確かに、そのス●バに行くには横断歩道か歩道橋を2つ利用しないと行けない位置にありました。顔も名前も知らない人からの命令通り歩道橋の前に立つと、冷や汗で冷やされた冷たい風が、覆う物が何もない股間を通り抜けて短いスカートの端を持ち上げました。私はすぐにスカートを抑えましたが、一歩歩道橋の階段に足を乗せてしまえば、もうこうやってスカートを押さえている事は出来なくなる事に気付き、全身から冷や汗と一緒にアソコの愛液がどっと溢れ出た事がすぐに判りました。歩道橋の階段に足を乗せる前に周囲を見渡して誰が命令を下したあの人なのかを見極めようとしましたが、どの人も疑わしく思えて結局それは不可能だとすぐに悟り、後ろを振り返って歩道橋を使おうとしている人がいない事を確認してから命令通り階段を一段ずつ飛ばして急ぎ足で上まで上りました。歩道橋の上につき、荒い息を吐きながら今自分が上ってきた階段を振り返り、私の後ろに誰もいない事を確認してほっと安堵の息を漏らしましたが、それと同じぐらい残念だった事もまた事実でした。 ス●バに入ってから指定された席に行き、また心臓が飛び上がりました。指定された席の上には『Attention!』と大きく書かれたカードが置かれていて、何かと思ってそのカードの続きを読んでみると、『店内の設計上、この席にお座りの女性のお客様はお召し物にご注意ください。過去、複数の女性のお客様から歩道からお召し物の中を覗かれた、と被害を訴え出ております』確かに、2階の一番隅窓際の席は構造上、歩道を歩く人が容易に座っている人間のスカートの中が覗けるという事が判った。私が座るべきか座らざるべきか、と逡巡していると、携帯電話に見知らぬアドレスからメールが入って、ディスプレイ上の冷たい文字で『座るんだ』と命令をしてきました。私がしぶしぶ座ると、またすぐに次のメールが入って、『椅子を窓にぴったりくっつけろ』を命令されました。この席で、窓にぴったりつけた椅子に座ったら…。思わず私の目から涙が零れるとまたメールで命令が下され、私は一人啜り泣きながら椅子を窓にぴったりとつけました。下の歩道を歩いていた2人連れの中年会社員はここぞとばかりすぐに私の足元に駆け寄り、私が何の下着も着けていない痴女だと判るとニヤニヤ笑って曲がり角に消えていきました。 メールを読んでいるだけで唐突に泣き出した私を不思議に思ったのか、一人の男性が私の傍に歩み寄ってきて、声を掛けてきました。 「大丈夫ですか?」 下着らしい下着を一切身に着けていないことが悟られはしないかと気になって顔を上げられずに答えました。 「大丈夫…大丈夫です…!」 私があまりにも強く、つっけんどんに答えたので男性はむっとしたのか、そのまま何も言わずに席に戻ってしまいました。次はどうすればいいのか判らずただ身を硬くして次の命令を待っていると、すぐ足元の歩道を何人もの男性が通って私のスカートの中を覗き、私の下半身を覆うような物は短いスカートただ一枚だけと判ると、何人かはその場に立ち止まって数分間見上げていました。命令に従って動く事も出来ず、ただ私は歩道から私のスカートの中を覗いた人達がここまでやってこない事を祈るばかりです。 実際の時間は10分程度でしたが、私には24時間以上に感じました。歩道を歩く全ての人に下着で覆われていない下半身を晒して次の命令を待っているうちに私のアソコは今までに無いほど濡れて太腿の内側全体が濡れました。そうなってからやっとで次の命令がメールで送られてきました。『×××駅西口の駅前に灰色で、窓ガラスが全てしまっているワゴン車が止まっているからそこに』私は席を立ち上がり、つい先ほどつっけんどんな態度で追い返した男性の横に立ち、真っ赤な顔で俯いたままスカートを押さえ、 「さっきはごめんなさい」 の一言だけを言って急ぎ足で離れました。下着を身に着けていない事を悟られないようにしないと…。私は走る事も出来ないので、出来る限りの早足で指定された場所へと急ぎました。一番最初に命令、『歩道橋の階段を上る時はスカートを押さえない』を忘れて…。 指定された場所に確かに指定された車がありました。色も車種もどこにでもある車でしたが、窓ガラスが全て鏡面仕立てになっていたので非常に目立っていたのですぐに判りました。私が恥ずかしさで顔を真っ赤にして泣いている事を悟られないように俯いたまま運転席の窓ガラスを叩くと無言で助手席のドアが開けられました。それはもう『乗れ』と命令されているのと同じだったので、私はおとなしく素直に乗り込みました。それに、車に乗ってしまえば少なくとも衆人に剥き出しの下半身を晒してしまうかもしれない危険からは逃れられたから…。 急いで車に乗り、ドアロックをしてから運転席に座ってハンドルを握っている人を見て私は驚愕しました。 「あなただったの…」 「そう。こうやって会う前に気付かれるんじゃないかって、少しひやひやしたがね」 私の痴態をこっそり調べ上げ、こうやって街中を下着を着けずに歩くように命令してきたのは、以前某専門学校の広報誌を作る時レイアウトのデザインを担当して私と一緒に仕事をしたデザイナーの人でした。 「いつから…」 「俺に聞きたい事は山ほどあるだろうけど、まずは俺の命令に従っているかどうかだ」 私は背筋を飛び上がらせ、スカートの裾を握った両手ががくがくと震えました。アソコからどんどん溢れ出ていく愛液に止まれ止まれと必死で命令したのに、夜のオナニーの時のように溢れ出るばかりで止まりそうな気配はありませんでした。彼は顎をさすってにやりと笑い、私の手を掴んでそのまま私の手を激しく脈打つ私の心臓の上に置きました。 「まずは上から順にいこうか。ボタンを全部外して、おっぱいを見せてごらん」 私が震える両手でボタンを外そうとすると、彼は私の両手を力強くすぐさま掴み、行為を中断させてから少し強い口調で言いました。 「判りました、は?」 「…判りました…」 「それでいい」 私の両手が再び自由になると、私は小刻みに震える両手でボタンを一つ一つ外していきました。あくびがでるほど長い時間を掛けてボタンを全て外し終えると、彼はブラウスを大きく肌蹴させて、剥き出しになった私の胸を吟味するようにじっくりと眺めました。彼はすぐに右側の胸を持ち上げるように掴み、急に冷たい空気に晒されて硬くなってしまった乳首の上に舌を這わせました。 「んっ…!」 「可愛いおっぱいだね」 「やっ…」 彼の肩を掴んで押しのけようとする私の態度とは裏腹に、私のアソコは溢れ出る愛液の量をどっと増やしたのがすぐに判りました。 「さて次は、下の方を確認しようかな」 スカート越しに股間の上に置かれた彼の手をつかんで押しのけ、どっと泣きながら訴えました。 「命令通り、下着なんて着けていません!だからお願い、見ないで…っ!」 「その言葉が嘘か本当か確かめないとね。…それに、どうして太腿の内側が濡れているんだ?この歳でお漏らしでもしたのか?」 「ちがっ…!」 「脚を広げるんだ」 「いやっ!」 私が助手席でばたばたともがいていると彼は鼻息を荒くして、剥き出しになって私が動くたびにぷるんぷるんと滑稽に動く乳房を乱暴に掴みました。 「俺の命令に逆らわないで、黙って脚を開けばいいんだよ!」 今までとは比べ物にならないほど強い声の調子に私は体をびくりと震わせ、彼はその隙に私の右膝を掴んで硬く閉じられていた脚を強引に開かせました。必然的に愛液を滴らせるアソコも彼の視線に晒され、私は彼に両手首を掴まれたまま俯いて泣きながら言いました。 「ごめんなさい…っ!」 「下着を着けずに短いスカートをはいて街を歩いただけでこんなにいやらしい液を零して」 彼は私の太腿の内側を伝っていた愛液を指先で掬い上げ、私の顎を掴んで上を向かせてから私の目の前で私の愛液がべったりとついた指先を広げました。私が顔を背けると、彼は私の愛液がついた指を私の口に無理矢理突っ込み、また命令を下しました。 「舐めるんだ」 私は命令されるままにご主人様の指を舐め、私の愛液で汚れた指を綺麗にして差し上げました。 「さて…場所を変えるか。シートベルトをつけて」 促されるままにシートベルトをつけるとすぐに彼は車を発進させ、オフィス街の雑踏を離れました。 大体30分後に着いたのは人気の無い大きな公園でした。彼は駐車場に車を止めるとハンドルにもたれかかり、独り言のように言いました。 「最初会った時は、ただ可愛い子だな、程度にしか思わなかったんだよ。あの時はまだ彼氏がいたみたいだったしな」 「そんな事まで、私は話した…?」 「いや。君がスポンサーと話をしている間に君の携帯電話の送信と受信メールをこっそり読んだのさ。大人しい印象とは裏腹にセックスについて結構過激なメールの交換をしていて驚いたな」 彼が何の事を話しているのかがすぐに判り、私は耳まで熱くしてただ俯くばかりでした。 「外とか男性用トイレで、とか…。君がSM好きで、Mなんだな、ってのはすぐに判った。縛られたいとか首輪をつけてほしい、とかさ」 「いやっ!もう言わないでっ!」 私が首を激しく振って耳を押さえようとすると、彼は私の両手首を掴んでまたにやりと笑いました。 「でも別に、それが判ったからといって君を脅迫するつもりは無かった。もう特定のご主人様がいるみたいだったしな。でも先週、君がアダルトショップでローターを買うのを見かけてすぐに店員に聞いたよ。何でも、ほぼ一ヶ月単位で同じローターを買っていくそうじゃないか」 彼は『これが証拠だ』と言わんばかりにダッシュボードから一本のビデオテープを取り出しました。私はすぐに観念して、泣きながら答えました。 「…そうです…」 「それでちょっと気になって、人を使って調べてみた。そうしたら、君が露出狂だって証拠が出るわ出るわ」 「…やめて…もう言わないで…何でもするから…」 私が彼に両手首を掴まれたままがくがく体を震わせていると、彼は後部座席に置かれていたボストンバッグを取り出してそれを私の膝の上に置きました。 「君がマゾの露出狂女だって証拠は全部この中に入っている。勿論、下着もだ」 「え?」 「君が誰にも支配されず、このままずっと一人でオナニーをするだけでいたいならこれを持ってこのまま家に帰ればいいだろう。でも、ご主人様が欲しいなら、俺を選んでくれよ。後悔はさせないよ?今日だって確かに脅したけど、そうでもしないと会う口実が無かったからね」 「…あ…」 「ご主人様に支配されて体も心も満たされたセックスライフを送るのか、それともオナニーだけの虚しいセックスライフを送るのか…判断は君に任せよう。強制はしないさ」 ボストンバッグを掴む私の手はがくがくと震えました。 「繰り返すが、俺と主従関係を結んでも後悔はさせないよ?ゆっくり、丁寧に調教してあげるからね」 「…ピアスとか…」 「ああ、俺はピアスとか刺青とか、肉体改造?的な事は嫌いでね。奴隷は素のままで可愛がるべきだと思っている」 「……」 私が何も答えられず石像のようにじっとしていると、ご主人様は私の顎を掴んで持ち上げ優しくこういいました。 「…もし俺の奴隷になる気があるなら、俺にキスを。もし嫌ならそれでいい。バッグの中に入っている替えの下着を着けて、自分の家に帰るんだ。一人っきりでオナニーするだけのセックスライフも、まぁ楽しいかもな」 私は、胸を突き破りそうな鼓動と一緒に彼の…ご主人様の唇にゆっくりキスをしました。
2004/06/21 23:43:39(Ez0GmSZ8)
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