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1:俺と困った奴(1)
投稿者:
主任
晩春の頃の、ある日、結婚している姉貴から電話が有りました。
姉貴としては珍しく、俺に頼みがあると言うことです。 俺達は4人姉弟で、一番年長の姉と、一番末の弟です。 姉貴は、仕事の関係で殆ど家に居なかった母親の代わりに、幼い頃から俺の面倒 を、何くれと無く見て呉れた、俺の頭の上がらない女(ひと)でした。 俺の仕事は今日は休みです、俺は運動かたがた、近所に住む姉夫婦のアパート迄、 軽くジョギングをして行きました。 子供の居無い姉夫婦の居間は、姉貴らしく綺麗に整理されています。 俺はテレビの前にトレーナー姿で胡座をかいて座り、姉貴の煎れて呉れた、コー ヒーを啜りました。 姉貴は料理も上手く、煎れてくれるコーヒーやお茶さえも、手早く入れるのに、 何時もとても美味しいのです。 今日の姉貴は、クリーム色のサマーセーターに紺色のスカートです。 「義兄さんは?」 「今日は帰ってこないわ…。」 「姉ちゃんが、ボクに相談なんて…、なに…?。」 俺もうすうす事情は察しています、義兄はパチンコ狂いで連日、仕事もせずにパ チンコに通って居る事を。 その為、サラ金に借金が増え、最近は、姉貴の稼ぎだけでは追いつかず、支払が 出来ないとの事など…。 「義兄さんは何て言ってるの?」 「相談したけど、かえって怒られたの、それ位、自分でなんとかしろって…。」 「酷いな、……!。」 話しをしながら姉貴は涙ぐみました、俺はそんな気弱な姉貴を見るのは始めてで した。 サラ金から義兄が勝手に、姉貴の名義でお金を借りて、居たのだそうです。 そのサラ金の取り立て人が、姉貴の職場まで来て、仕事にまで支障を来し始めた との事です。 姉貴はこの支払いに充てるお金を、銀行から借りる積もりなのです。 銀行に勤める友人に相談した処、幸いに保証人が居れば、低い金利の長期のロー ンが組めると教えられ、その保証人に、俺になって欲しいと云うのです。 「いいよ~、いくら借りるの~…?」 金額は幸い…、とは言えないけれど、長距離トラックの運転手の俺でも、いざ、 と云う時には、何とか成る金額でした。 もちろん義兄は、他のサラ金などから、沢山のお金を借りまくって居るの様子で すが、この借金を姉貴が払う事で、義兄と離婚する約束に成っていると、俺の膝 に抱き付いて泣き崩れながら、話して呉れました。 「必ず働いて返すから…、絶対あんたに迷惑を掛けないからね…、ごめんね…、 あんな人とは思わなかった…、くやしい…。」 と、姉貴は、長い時間、声を殺して泣き、胡座をかいて座る俺の膝に取り縋り、 スタイルの良い躰を横たえ、身を震わせました。 姉貴の伏せた顔が俺の股間の辺りで、嗚咽のたび、ヒクヒクと動きます。 そして頬がトレーナー越しに俺のチンポに時々触れています。 俺はどうしていいかわからず姉貴の肩をそ~と撫でるしか有りませんでした。 「優しいね…。」 長い間、嗚咽をしていた、姉貴が、ぽつり…と、少し落ち着いて、呟く様に言い ました。 俺のチンポは姉の躯の柔らかさを感じて…、クッイーーとトランクスの中で頭を 持ち上げました。 (ヤバいな~)と俺は或る種の不安を抱きました。 俺は頭の中で(待てッ)とチンポに云いました。 (勘違するな~…おちつけ…、変な事、考えるなよッ。) 姉貴は中学生の頃から俺の憧れの女(ひと)です、容姿は勿論ですが…、それに 優しく知的で母性溢れる女(ひと)なのです。 その姉貴が今…悲嘆に呉れているのです、始めて俺を頼って呉れたのです、そん な時に、幾ら何でも…不謹慎な…、俺は頭の中で自分の下半身に言い聞かせまし た。 でもチンポは、徐々に起ち上がって行きます、困惑する俺の事など知らぬげに、 爽やかにすくすくと伸び、育ちます。 (バカ、止せ…、今日は違う…、今日はお前の出番なんかは無い…。) 今日の姉貴は、俺が始めて見る、か弱い女の一面を見せて居ます、それは今の姉 貴に取っては、唯一の心を許せる男…として、俺を頼り、信じて居るからです。 なのに~、チンポの奴は…、尚も、ぐん、ぐん、と力をみなぎらせます、 (おい、不味い…止せ、今はそんな状況じゃない…、) 正直に白状します…、姉貴は俺の最高のズリネタなのです、中学生の頃から姉貴 の豊かに揺れる乳房や、スカートの裾の白い脚などを、盗み見しては、俺は頭の 中で…、姉貴を卑猥で淫乱な女に仕立て上げ…あらゆる姿態を妄想して、演じさ せて居るのです。 ですからチンポの奴が勘違いするのも無理はないのです。 でも今日は不味い。 (ばかッ、落ち着け、辛抱しろ。) 俺は下品なチンポを厳しく叱り付けて遣りました…、でもチンポの奴は益々、反 抗的で、俺の言う事を聴き入れません、それどころか独りで、りきみ返って行き ます。 (不味い…、待て…、待って呉れ…、あとで…後で気持ち良くしてやるから…、 あとで抜いてやる~…もうチョット……家に帰るまで待て…。) 姉貴の無意識に吐く息が、薄いトレーナーの中に忍び込み、辺りを暖かくします、 そして今度は吸う息が涼しく熱を冷まします。 その微かな温度変化を、過敏にチンポの奴が感じ取り、強張りを増し、成長を続 けます。 (お願いだ…、今日だけ…、頼む…、少しの間だけ、辛抱してくれ…) この状況下では、当然俺は姉貴を慰めるべきです…、子供の頃から何かと庇って くれ、世話になった姉貴が、今日始めて俺を一人前として頼って呉れたのです。 此処は俺が一人前に、男らしく振る舞い、姉貴に頼れる男性として認識して貰え る…、願っても無いチャンスです…、格好いい処なのです…。 なのに俺の馬鹿チンポは、下品な欲望丸出しで、グングン勃起を続け、雁首のエ ラさえも形をあらわしていきます。 (やめろ~~、 馬鹿ッ、アホ…、ボケ~…、 ゃ、や、やめろ……、 わ、わ …、分かった、俺が…、俺が悪かった…お願いだ~…、謝る…謝るから大人しく してくれ~~。) 俺は焦りました。 聞き分けのないチンポを、叱ったり、詫びたり、そして頭を下げたりして頼みま した、でもバカチンポには、俺の知的で崇高な誠意は通じません。 おお~神よ~、この状態では遠からず俺のチンポの変化は姉貴に気付かれてしま うでしょう…。 是の状況から逃れる為には、姉の顔を押し退けるべきなのでしょうか…。 いえ、理由はどうあれ、ここで姉貴の顔を押し退けるのは如何にも不味い、とて も冷たい態度と誤解されます、もう二度と口を訊いては呉れ無いかも知れません …。 俺はせいぜい尻を引こうとしますが…無駄でした。 駄目だ~、逃れられません…俺は自分のチンポのふとさを呪いました。 (何とかしなくっては…、何か打開策が有るはずだ…、落ち着け…、そうだ、他 の事を考えろ…!。) そう気付いて、俺は辺りを改めて見回しました。
2002/12/15 19:26:27(TtZZItWS)
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