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母の再婚と息子の苦悩
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:母の再婚と息子の苦悩
投稿者: 美香 ◆5QVXLpz8P6
第一章:出会いの予兆
町役場の受付に立つ美香は、季節の移ろいとともに、
自分の人生にも静かな変化の兆しを感じていた。
紺のスーツに身を包み、第三ボタンまで外した白いブラウスの
襟元から、わずかに覗く肌は、彼女が忘れかけていた「女」と
しての輪郭を思い出させる。
泰三が初めて彼女に声をかけたのは、春の雨が窓を濡らす午後
だった。建築関係の仕事で頻繁に役場を訪れていた彼は、いつしか
受付に立つ彼女の姿を目で追うようになっていた。
「美香さんって、バツイチなんだって?」
土木課の職員から聞いたその言葉が、彼の胸に火を灯した。
美香は最初、戸惑った。十年近く、幾人かの男性と関係を持ったことは
あったが、17歳の息子・大樹の存在が、再婚への決意を遠ざけていた。
「私、もう45なのよ」
そう告げたとき、泰三は笑って言った。
「関係ないよ。美香さんが美香さんであることが、すべてだよ」
その言葉に、美香の心は少しずつほどけていった。手をつなぎ、初めて
キスを交わした夜、彼の車の窓に映る街灯の光が、彼女の頬をやさしく
照らしていた。
そして一週間後、ホテルのベッドで彼女は彼に身を委ねた。
その夜、美香の身体は長い沈黙を破るように、歓喜の波に包まれた。
彼の手が、唇が、彼女の奥に眠っていた感覚を呼び覚ます。
声にならない吐息が、彼女の胸元から漏れた。
「すごく感じるの、恥ずかしいわ」
美香は下半身を手で隠した。
「きれいだよ、美香、ほら隠さないで」
泰三が優しくそっと美香の手をどける
「あっ、こんなふうに、誰かに触れられるのは…久しぶり」
美香は恥ずかしさで目に涙を浮かべている。
「怖がらないで、とてもきれいだよ美香、愛してる」
泰三が目にしたその部分は黒い林の中に谷間のように沈み中心部から
湧き出る液体で濡れ、常夜灯の薄明りでキラキラしていた。
そして彼はその部分に軽く舌の先をなぞらせた。
「あうん、あうん、すてき、泰三さん素敵よ、いや、いや、そこはダメ」
彼女は、彼の腕の中で何度も揺れ、心も身体もほどけていった。
45歳になった熟女の白く美しい体はベッドの上で水を得た魚のように泰三の激しい
ピストンの刺激をうけながら波打ち、そして歓喜の絶頂の中で果てた。
その後ホテルで愛を誓い合った美香は泰三は結婚を誓った。
続く
 
2025/08/12 23:35:09(8EYiLF4x)
2
投稿者: 美香 ◆5QVXLpz8P6
第二章:息子の影
週末の夜、美香は鏡の前に立つ。
髪を整え、レースのブラウスの襟元を指先でなぞる。
バッグの中には、替えの下着と小さなポーチ。
その中に、彼との約束の痕跡がある。
ラブホテルのポイントカード。未開封のコンドーム。
それらを見つめながら、美香はふと、大樹の顔を思い浮かべた。
最近、息子の目が冷たい。
何かを見透かすような、何かを拒むような。
けれど、母としての自分と、女としての自分は、もう同じ場所には
いられなかった。
大樹は、母の変化に気づいていた。
週末になると、決まって出かけるようになり、帰りが遅くなる日
も増えた。
平日の夜には、誰かと電話する声が聞こえる。
その声は、どこか弾んでいて、時折、笑い声が混じった。
胸の奥がざわつく。
洗濯機の中に、見慣れない下着が混じっていた。
淡いピンク、繊細なレース。
それは、母が「誰かのために」選んだものだと、すぐに分かった。
そのことが、彼の中の何かを静かに軋ませた。
ある夜、廊下の隙間から、寝室で母が胸をさらけ出し、電話をしている
姿を見た。
声は低く、囁くようで、時折、言葉にならない吐息が混じった。
「はぁぁ~あっっ・・」
指先が胸元から黒い乳首をそっとなぞるのを見たとき、目を逸らす
ことができなかった。その姿は、理解を超えた衝撃を残した。
母が遠くに行ってしまう気がした。もう、戻ってこない場所へ。
電話の向こうの泰三の声に、美香は微笑みをこぼす。
「会いたい」と言われるたび、心がほどけ、股間の谷間が濡れた。
けれど、その背後に、大樹の沈黙がある。
彼の視線が、時折、刺すように痛い。
母としての罪悪感と、女としての解放感が、胸の中でせめぎ合う。
それでも、美香は、もう一度生き直したかった。
ある日、大樹は洗濯機の中に、脱ぎ捨てられた母の下着を見つけた。
それは、まだ母の体温を残しているようで、手に取った瞬間、
胸のざわめきが静まった。小さく丸まったパンティーを広げると
クロッチの部分に縦シミの線が入っていた。そっと顔に押し当てると
酸っぱい匂いがした。母の匂いだと感じた。
でものことに気づいたとき、自分が何をしているのか分からなくなった。
けれど、手放すこともできなかった。
母が遠くに行ってしまうなら、せめて痕跡だけでも、そばに置いて
おきたかった。
そして、再婚の報せが届いたとき、大樹は何も言えなかった。
母の笑顔が、遠くに見えた。
その笑顔の向こうに、自分の居場所はもうなかった。
母の再婚相手と暮らす日が刻一刻と近づいていた。
25/08/13 00:43 (a0Pjog2f)
3
投稿者: 美香 ◆5QVXLpz8P6
第三章:新しい家
引っ越しの日の夜、家の中にはまだ段ボールの匂いが残っていた。
新しい壁紙、新しい家具、新しい空気。
だが、美香の胸の奥には、どこか懐かしい緊張が漂っていた。
夕食を終え、食器を洗い終えたあと、美香は静かに寝室へ向かった。
息子・大樹は自室にこもり、泰三はリビングで新聞をめくっていた。
誰にも気づかれないように、彼女はそっとクローゼットを開けた。
そこには、結婚祝いに泰三が贈ってくれた白いレースのネグリジェが
吊るされていた。柔らかな布地に指を滑らせると、心臓が少しだけ
早く打った。
「こんな服、もう着ることはないと思ってたのに…」
鏡の前でネグリジェを身にまとい、髪をほどく。肩にかかる髪が、
レースの縁に触れてくすぐったい。
胸元は大きく開き、肌が透ける。ブラジャーはつけなかった。
下着も、白く小さなTバックを選んだ。
鏡に映る自分を見つめながら、美香はそっと息を吐いた。
乳首を触るとすでに固くなっていた。
「私、まだ女でいていいのかな…」
その問いに答えるように、泰三の声が遠くから聞こえた。
「美香、そろそろ寝ようか」
彼の声に導かれるように、美香は寝室の扉へと歩き出す。
廊下を歩く足音が、静かな夜に響く。
扉の前で一度立ち止まり、胸元をそっと押さえた。
その仕草には、期待と不安が入り混じっていた。
扉を開けると、泰三がベッドの上でブリーフづ型で待っていた。
彼の目が、美香の姿を見て驚きに染まる。
「美香…綺麗だよ。まるで夢みたいだ」
「うれしいわ。これから毎日、あなたと…」
二人の唇が重なり、静かな夜が熱を帯びていく。
大樹は、廊下の影からその姿を見ていた。
母が、まるで別人のように見えた。
「ママが…あんな姿で…」
悔しさと戸惑いが、彼の胸を締めつけた。
寝室の扉の向こうで、母と泰三の声が交わる。
「あうん、あうん、泰三さん」
「美香、美香」
「「あっ、あっ、あっ・・・もっと、もっと・・」
その声は、彼の知らない母のものだった。
つづく
25/08/13 00:49 (a0Pjog2f)
4
投稿者: 美香 ◆5QVXLpz8P6
第四章:揺れる食卓
引っ越しから数日が過ぎたある日、三人は夕食を囲んでいた。
「大樹君、勉強頑張ってるらしいね」
泰三の言葉に、大樹はうなずくだけで部屋に戻った。
「ごめんね、泰三さん」
「気にするな。思春期の男の子はあんなもんだよ」
夕食を終えたあと、美香はキッチンで静かに食器を洗っていた。
水の音が、夜の静けさに溶けていく。
その夜の美香は、紺のフレアースカートに白い薄地のブラウス
を身にまとっていた。
ブラウスの生地は柔らかく光を透かし、背中越しにブラジャーの
ベルトがはっきりと浮かび上がっていた。
その姿は、家庭の中にありながらも、どこか外の空気を
纏っているようだった。
背後から近づく気配に気づいたとき、彼女は振り返らなかった。
「美香、俺も手伝うよ」
「大丈夫よ」
「遠慮するな」
泰三の声は、どこか甘く、深い。
彼が布巾で食器の水気を拭き取りながら、彼女の隣に立つ。
二人の距離は、ほんの数十センチ。
けれど、その近さが、美香の心をざわつかせた。
洗い物が終わった瞬間、泰三の腕がそっと彼女の背に回る。
「あっ…」
驚きと、微かな喜びが混じった声が漏れる。
彼の唇が首筋に触れたとき、美香は抵抗しなかった。
むしろ、その温もりに身を委ねるように、肩の力を抜いた。
「こんなところで…」
彼女の声は、ためらいと期待の狭間に揺れていた。
「誰も見てないよ」
泰三の囁きが、耳元に落ちる。そして二人の唇が重な
最初は触れるだけの静かな接吻だった。
けれど、時間がほどけるように流れるにつれ、唇の動きは深く、熱を帯びていく。
泰三の手が、美香の肩にそっと触れた。
指先がブラウスの布地をなぞり、柔らかな生地がわずかに揺れる。
その動きに合わせて、彼女の呼吸が浅くなる。
胸元に落ちる月光が、肌の輪郭を淡く浮かび上がらせていた。
「美香…」
彼の声は、呼びかけというより、確かめるようだった。
美香は目を閉じたまま、首を少し傾ける。
その仕草は、拒絶ではなく、受け入れの合図だった。
泰三の手が、彼女の背に回り、ゆっくりとブラウスのボタンに触れる。
ひとつ、またひとつと外されていくたびに、空気が肌に触れ、
彼女の表情がわずかに揺れる。
羞恥と期待が交錯し、頬に赤みが差す。
「……恥ずかしいわ」
彼女の声は、風に紛れるほど小さかった。
「綺麗だよ」
泰三の囁きが、布地の隙間に落ちる。
ブラウスの襟元が開き、胸元に光が差し込む。
彼の手が、そっと彼女の背を撫でると、美香は肩の力を抜いた。
その瞬間、彼の指先が静かに肩紐へと伸び、ブラのカップが音もなく滑り落ちる。
白くふっくらとした乳房が夜の空気に触れ、わずかに震えた。
「美香…」
その声は、呼びかけというより、祈りのようだった。
泰三の唇が、そっと彼女の胸元に近づき、柔らかく触れた。
「チュパ、チュパ・・・」
その動きは、言葉よりも静かに、美香の奥に眠っていた感覚を呼び覚ます。
「はぁ…はぁ…泰三さん、もう…私…」
美香の吐息は、夜の静けさに溶けていく。
その声には、ためらいと解放が入り混じっていた。
沈黙の中で、美香の指先がゆっくりと動き出す。
彼の胸元から腰へと滑るように降りていき、ズボンの上からそっと触れた。
その仕草は、確かめるようでもあり、導かれるようでもあった。
布地越しに伝わる熱に、彼女の呼吸がわずかに揺れる。
泰三は美香を抱き抱えてリビングのソファへと向かい、
二人は腰を下ろした。
彼女のスカートがふわりと広がり、膝の上に柔らかく落ちる。
泰三の手が、そっとその裾に触れた。
指先が布地を押し上げるたびに、美香の肌が夜気に晒されていく。
「美香…綺麗だ」
その言葉に、美香は目を伏せた。
「そんなふうに言われると…嬉しいけど、恥ずかしいわ」
彼の手が太ももに触れた瞬間、彼女の呼吸は浅くなる。
肌の上をなぞる指が、まるで記憶を辿るように動く。
彼女の下着に触れたとき、泰三は一度だけ目を見つめた。
「いい?」
美香は、静かにうなずいた。
白い布地が滑るように抜き取られ、彼女の身体は夜の空気に包まれる。
その瞬間、美香は自分が「女」であることを、強く感じた。
誰かに見られることも、触れられることもなかった年月が、今、
彼の手によってほどけていく。
泰三が彼女の前に膝をつき、そっと身体を寄せる
二人の距離がゼロになる瞬間、彼女は目を閉じた。
「泰三さん…私、こんなふうに求められるの、夢みたい」
「美香…君が欲しい。全部」
彼の体温が重なり、鼓動が重なり、静かな夜が二人を包み込む。
美香は、彼の腕の中で震えながら、心の奥で思った。
「私は、まだ女でいていいんだ」
その喜びは、母としての罪悪感と隣り合わせだった。
けれど今だけは、すべてを忘れていた。
ただ、彼の腕の中で、ひとりの女性として息をしていた。

──そして、その光景を、息を殺して見つめていた者がいた。
廊下の影に身を潜める大樹は、母の姿に目を奪われていた。
リビングの灯りが柔らかく揺れ、ソファに身を預ける母のスカートの裾が、
わずかに押し上げられていた。
白い肌が夜の空気に触れ、静かに浮かび上がる。
泰三の手が、母の膝にそっと触れた。
その指先は、何かを確かめるように、ゆっくりと太ももをなぞっていく。
やがて、白いパンティーが彼の手に絡まり、美香の足元に残されたまま、
静かに揺れていた。母は、足を開き義父に何も隠そうとしなかった。
泰三が母に重なり腰を激しく動かすと、母はすすり泣くような声をあげた。
義父の前で、ためらいもなく身をさらす母を見たとき、大樹の胸は締め
つけられた。
25/08/13 17:04 (a0Pjog2f)
5
投稿者: 美香 ◆5QVXLpz8P6
第五章 家族旅行(1)

「ねえ、大樹。お盆休み、どこか行かない?」

美香の声は、台所から差し込む朝の光のように明るかった。
湯気の立つコーヒーをテーブルに置きながら、彼女は笑顔を向ける。
その笑顔に、どこか無邪気な期待が滲んでいた。

「旅行ってこと?」

大樹は新聞のページをめくる手を止めずに答えた。

「うん。せっかくだし、家族で。ね、泰三さん?」

呼ばれた泰三は、ソファに腰かけたまま、眼鏡を外して目を細めた。

「そうだな。高原なんてどうだ?涼しいし、空気もいい。
テニスコート付きの貸別荘があるって、美香が見つけてくれてな」
「テニス…」

大樹は小さく呟いた。
母と義父が、かつて同じ趣味を持っていたことを初めて知った。
その事実が、なぜか胸の奥で小さく軋んだ。

「大樹も、自然の中でリフレッシュしたら?最近、元気ないし…」

美香は心配そうに息子の顔を覗き込む。

「別に、元気がないわけじゃないよ」

そう言いながらも、大樹の声には熱がなかった。

「じゃあ、行こうよ。二泊三日。新婚旅行も兼ねてってことで」

美香は冗談めかして笑ったが、その笑いに、大樹は返せなかった。
沈黙が、三人の間に薄く降り積もる。
新聞の紙音、時計の秒針、遠くで鳴く蝉の声。
それらが、言葉よりも雄弁に、大樹の心の距離を語っていた。

「……わかった。行くよ」

しばらくして、大樹はそう答えた。
その声は、まるで自分の意志ではないように、誰かの代わりに
発されたものだった。
美香は嬉しそうに手を叩いた。
「やった!じゃあ、私が予約しておくね。荷物は軽めでいいと思う。
高原だし、涼しいから」

泰三も微笑みながら頷いた。

「久しぶりにラケット、引っ張り出すか」

その言葉に、大樹はふと、母のテニスウェア姿を想像した。
白いスコート、風に揺れる髪、笑う横顔。
そのイメージが、なぜか胸の奥に、言葉にならないざらつきを残した。


別荘に着いたのは、午前十時を少し回った頃だった。
高原の空気は澄んでいて、平地の暑さが嘘のようだった。
木々の葉は静かに揺れ、遠くの山並みが青く霞んでいる。
別荘のすぐ横には、白いラインの引かれたテニスコートが広がっていた。

「涼しいねぇ。やっぱり来てよかった」

美香はそう言いながら、車のトランクからラケットケースを取り出した。
大樹は無言で頷きながら、別荘の玄関へと向かう。
扉を開けると、木の香りがふわりと鼻をくすぐった。
荷物を置いたあと、美香は寝室へと向かい、着替えのバッグを手に取った。

「ちょっと着替えてくるね」

そう言って部屋の扉を閉める。
数分後、彼女はテニスウェアに身を包んで現れた。
純白のスコートが風に揺れ、その下には白いアンダースコートがわずかに透けて見える。
ピンクのポロシャツが肩に柔らかく沿い、髪は後ろでひとつに束ねられていた。
陽光を受けて、彼女の肌は淡く輝いていた。
その姿を見た瞬間、大樹は思わず目を見張った。

「どう?まだ似合うかな」

美香は少し照れたように笑いながら、ラケットを手にした。
その笑顔は、母としてではなく、ひとりの女性としての輝きを帯びていた。
大樹は言葉を失った。

「うん、とても似合っているよ」

それが精一杯の返事だった
目の前にいるのは、いつも台所に立っていた母ではない。
風に揺れるスコートの裾、陽光に透ける肩のライン、そして何より、その笑顔。

「…綺麗だ」

大樹は心の底からそう思った。

しばらくするとテニスコートでは、美香と泰三がラリーを交わしていた。
白いボールが空を切り、ラケットの音が高原の静けさに響く。
美香のスコートが風に揺れ、ポロシャツの裾が陽光に透けていた。
笑い声が時折風に乗って届く

「ほら、そっち行った!」

美香が軽く跳ねるようにボールを打ち返す。

「おっと、なかなかやるね」

泰三は笑いながら一歩踏み込んで、低い球を拾った。

「昔、町のクラブでちょっとだけやってたのよ」
「ちょっとだけ、でこの腕前?」
「ふふ、女はね、隠し事が多いの」
「それは…テニスの話だけじゃなさそうだ」

美香は笑いながら、ラケットを構え直す。
その笑顔は、家庭の中で見せるものとは違っていた。
自由で、解き放たれていて、まるで少女のようだった。
ラリーの合間、美香がボールを拾いながらふと顔を上げる。
その視線の先には、泰三がいた。
彼女の目が細くなり、口元に柔らかな笑みが浮かぶ。
泰三もまた、ラケットを肩に乗せたまま、彼女に微笑み返す。
その笑顔には、言葉にしなくても伝わる何かがあった。
長く一緒に過ごした者同士の、静かな了解のようなもの。
少し離れた場所から、大樹はその様子を見つめていた。
母の姿は、どこか遠くの人のように見えた。
軽やかに動く足元、ラケットを振る腕のしなやかさ、そして何より、笑顔。
大樹は、胸の奥に何かが静かに焼き付くのを感じた。
それは、母への憧れとも、戸惑いともつかない感情だった。
彼はそっと視線を外し、別荘の脇に置かれていたレンタサイクルに歩み寄った。
サドルに腰を下ろし、ペダルに足をかけたそのときだった。

「気をつけてね、行ってらっしゃい」

美香の声が、テニスコートの方から届いた。
ラケットを脇に抱え、少し息を弾ませながら、彼女は笑っていた。
その声には、母としての優しさと、どこか遠くへ行ってしまいそうな軽やかさが
混じっていた。

「うん、行ってくる」

大樹はそう答え、ペダルを踏み出した。

続く
25/08/14 00:35 (1gMM1Oaw)
6
投稿者: 美香 ◆5QVXLpz8P6
第五章:家族旅行(2) 白いスコートの風

高原の午前は、静かに満ちていた。
テニスを終えた二人が別荘に戻ると、空気は汗と陽光の
匂いを孕んでいた。
白いスコートの裾が風に揺れ、ピンクのポロシャツが肩に沿う。
美香はキッチンに立ち、麦茶を注ぎながら、背中で静けさを受
け止めていた。
泰三はソファからその姿を見ていた。
視線は、彼女の肩の線をなぞり、腰のくびれに留まる。
かつての記憶が、今の彼女に重なり、過去と現在の境界が
曖昧になる。彼は立ち上がり、静かに背後へと歩み寄った。

「すごく綺麗だよ、美香」

美香は振り返り、笑った。

「何言ってるのよ。もう若くないんだから」
「若さじゃない。今の君は本当に綺麗だ」

彼女は少しだけ目を伏せた。

「汗でベタベタよ。見ないで」
「見てるよ。ずっと見てる」

その言葉に、美香は息を呑んだ。
泰三の腕が彼女の腰に回る。
一瞬、彼女は身を引いた。

「だめよ、こんなところで…」
「誰もいない。風しか聞いてない」
「でも…大樹が戻ってきたら…」
「今は、君と僕しかいない」

冷蔵庫の脇に、美香は背を預ける。
泰三の手が、ポロシャツの裾をそっと持ち上げる。
その動きは、風が葉をめくるように静かで、ためらい
がちだった。肌に触れる空気が変わる。
光が、彼女の胸元に落ち、白い布地の下に隠された
輪郭を淡く浮かび上がらせる。
泰三の指先が、布の境界をなぞる。
衣擦れの音が、沈黙の中で小さく響いた。
彼の唇が、彼女の肌に触れる。
それはキスというより、祈りのようだった。

「美香…君が欲しい」
「……こんなふうに、抱かれるなんて思ってなかった」
「僕は、ずっと君を女として見てた。母じゃなく、妻として」
「……私も、あなたに触れられると、母じゃいられなくなる、
でも、来て、欲しくなっちゃった」

美香は小さく息を呑み、目を閉じた。
その吐息が、彼の耳元で震えた。

「美香」

その名を呼ぶ声に、彼女は無言で頷いた。
言葉よりも深い了解が、二人の間に流れていた。
彼の手が、彼女の腰に滑り込む。
泰三の指が股間に触れるとアンダースコートはすでに
濡れていた。
純白のパンティーとアンダースコートが静かに美香の腰から
引き抜かれ、肌が風にさらされる。
背後のシンクに手を添えながら、彼女はわずかに足を開いた。
光がその間に差し込む。
泰三のの肉体の一部が、彼女の太ももに触れる。
その接触は、問いかけのようであり、答えでもあった。
「……来て、入れてほしい、今すぐにシタイの」

美香の声は、風の中で震えていた。
それは命令ではなく、願いだった。
泰三は、静かに彼女の背に腕を回し、立ったまま重なった。

「ハア、ハア、ダメ、そこ、感じちゃう」

彼の腰が動くたびに、空気が揺れ、光が踊った。

「深い、深い、もっと、もっと・・・いい、イク、イク」

美香の声が、歓喜と解放の狭間でこぼれ落ちる。
25/08/14 00:38 (1gMM1Oaw)
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