あれから、暫く時間が流れた
今でも互いが僅かに緊張している
義母は意識して気を遣っている
でも私は無理に緊張を解すつもりは無い

祝日は実家に泊まる事も増えた
もちろん努めて距離は保っている
焦りたくない
今夜みたいな好機をひたすら待っていたから

キッチンで洗い物をする義母
済んだ食器を重ねて正面から近づく
妻は今ちょうど入浴した
そう、今日はシャワーではなく入浴した

食器を置くと、感謝する義母
私は義母の背に付くと優しく腰から手を回す
「お義母さんが私を避けるから妻に叱られた」
「でも嫌われても仕方ない」
「今だってまた我慢できなくなっている」
「いっそ突き飛ばしてほしい」

義母が背中越しの私の言葉に明らかに戸惑う
そして慌てて「こんなオバサン」と自虐を並べる
「嫌なら、突き飛ばしてほしい」

義母を振り向かせ、向かい合う
そして、あの日の行為を再現する
鼻頭が優しく重なると僅かに義母の顔が強張る
逃げるように目を瞑る義母の股間を優しく撫でる
驚き、喘ぎ、思わず目を開け私を突き飛ばす

混乱しつつも私を気遣う義母
あらためて私が真剣な表情でゆっくり近づく
今度は先に股間を優しく撫でる
服の上からでも体温が伝わってくる
「ダメよ⋯」
ありきたりな拒絶が弱々しく響く

鼻頭を再び重ね、愛撫を続ける
義母の鼻息が震え、吐息が混ざる
耳を甘噛みする
首筋に舌を這わす

初めて甘い声が漏れる

股間に掌を押し当て、強く揉み込む
唇を噛んで健気に我慢する義母
その顎を左手で掴み強引に視線を合わせる
恥じらう顔を見つめながら愛撫を続ける

どれくらい経っただろう
既に抵抗の気配は無い
寧ろ僅かに腰が揺れている感覚さえある
だが、妻が浴室から上がる
その音に義母が我に返る
デニムの股間は色濃く濡れている

「次はスカートの時だけ、にしますから」

耳元で囁く声にさえ甘い声を漏らす義母
慌てて部屋に戻る姿を見て、私も婬欲を必死に鎮める