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1:レベル100の勇者を育てあげた母親
投稿者:
ダイエットキング
『ふぁ~ぁ~、眠たぁぁ~。アンタもはよ寝なよぉ~。おやすみぃ~。あぁぁ~、えらぁ~。』
目を擦りながら、僕の部屋をあとにしていく母親。時刻は午前三時過ぎている。夜更かしが過ぎてしまった。 母が去ってから二十分、僕はゲームのコントローラーを握り締めながら、今夜も寝落ちをしていた。 人気のオンラインゲーム、僕と母は完全にハマってしまったようです。 去年の十二月二日、発売前から話題だったオンラインゲームの購入をした僕は、すぐにその面白さに夢中となっていた。 夜の九時前から始めるゲームは深夜の三時や四時にまで、そのまま徹夜をすることもあった。それは翌日の仕事にも影響を及ぼしてしまうものでした。 ゲーム購入から四ヶ月後、夜の十一時も関わらず、ゲームをする僕のとなりには母親の姿がありました。 そんな母が、『ちょっと、私にもやらせてみて?』と言ったのが、きっかけでした。 慣れない操作ながらも、物珍しいオンラインゲームに触れ、全国のどこの誰だか分からないキャラ達と会話をする。 それは、昼間に家を一人で守っている49歳の専業主婦にはとても新鮮なものだったようです。 『これ、私もやるなら、ファミコン(母はゲーム機全てをこう呼ぶ)がもう一台あればいいの?他には?他に何かいる?』 母は本気だったようで、すぐにゲーム機とゲームソフトを購入。 狭い僕の部屋には、母用のゲームモニターまで持ち込まれていました。 最初こそ、僕が手取り足取り教えていましたが、母もすぐに慣れ、ゲームの攻略、知らない間にゲーム内に友達まで作っています。 そして、恐かったのは、専業主婦の時間の作り方。家事をてきぱきと行えば、もうあとはゲームの世界へ。 夜も僕と一緒なだけにゲームの世界で過ごすので、気がつけばキャラのレベルは僕を越え、強い装備も身につけています。 時間のあるニートや主婦が大威張りの出来るのがオンラインゲーム。いくら頑張っても、仕事をしている僕ではもう勝てません。 その夜も、僕は母とゲームの世界にいました。この日は他のプレイヤー達と組んで、強い敵を倒しに行きます。 しかし、一戦目は敗退。二戦目も敗退。気がつけば、時間は深夜一時半過ぎ。 それでも僕と母は三戦目に突入をしていました。 最後の戦いは、僕も母も他のプレイヤーも大善戦です。それでも最後の最後に、大きな落とし穴が待っていました。 ある一人のキャラが動いてなかったのです。きっと、戦いの途中で寝落ちをしてしまったのだと思います。 オンラインゲームであれば、よくあることです。 『なによぉ~、あの子~!寝るって、信じられないんだけどぉ~!バカらしぃ~!』 母も僕も呆れたように笑っていました。母は『バカらしぃ~。やらなきゃよかったわぁ~。』と言って、床に転がります。 そして、『寝るぅ~!もう寝るぅ~!頭に来た!もう、ここで寝るぅ~』と本当にそこで寝てしまうのです。 一人残された僕でしたが、四戦目はありませんでした。時刻は深夜三時過ぎ、当たり前です。 床に寝る母に布団を被せ、ベッドで寝るつもりでしたが、その夜はなぜか母と同じ布団で眠ってしまいました。 朝まで大きな母の背中に張り付き、いつの間にかその身体に腕が回っていました。 生まれて18年、僕は初めて女性と一緒に眠ることが出来ました。その女性とは、現在僕よりもレベルが12も高い僕の母親でした。
2024/11/14 00:15:45(U6aCvBLx)
投稿者:
ダイエットキング
母のゲーム内でのキャラ名は『エミマル』、本名の『絵美』から来ている。
職業は戦士で、大きな敵の正面に立っては果敢に剣を振るっていた。気の強い母らしい選択に思える。 それに加えて、僕の職業は回復専門の僧侶。いつも、母に守られながらの戦闘をしている。 『そっちに逃げないでよぉ~!』『回復、お願い!』、戦士から飛ぶアドバイス。もうこのゲームでは母の方が上級者だった。 バカな二人は時間が経つのも忘れ、毎夜毎夜深夜までのゲーム三昧。 父は母よりも7歳年上だが、気の強い妻には何も言えず、一人自分の部屋で先に眠っている。 バカな嫁とバカな息子、もう完全に諦めているようです。 この日、僕と母はあるアイテムを取るための冒険をしていました。 戦士エミマルはすでに持っているアイテムでしたが、どうしても息子の僕に取らせたかったようです。 オンラインゲームでよくある『いつ手に入るのかも分からない、完全に運だけのアイテム』、それは本当に鬼畜となっていた。 いくら敵を倒しても、敵が落とすのは目的ではないアイテムばかり。時間だけが過ぎていきました。 『これ、最後にしよ?もう私、無理ぃ~。』 午前三時を過ぎて、母が諦めました。もう数え切れないほどに同じモンスターを倒してるのです。今夜は無理そうです。 ところが、最後と決めて倒した敵が奇跡のドロップを見せました。 手に入った僕は『やったぁー!!』と、母は『終わったぁ~。これで寝れるぅぅ~』、とても対称的なリアクションでした。 アイテムゲット後、すぐにどちらのゲーム機の電源は落とされました。もちろん今夜はお開きです。 そんな母は、僕のベッドから布団を引き出すと、『アンタももう寝るんよ?』と二人の頭から被せました。 母はこのままここで眠るつもりのようで、僕はまた大きな背中にすがるように、その夜も二人で眠ることになったのです。 疲れ切った母はすぐに眠りにつきました。 僕はと言えば、念願だったアイテムが奇跡的に手に入ったことで、興奮をしてなかなか寝つくことが出来ません。 布団に入ってはゲームのシーンが呼び起こされてしまい、気がつけば午前四時近くにもなっていました。 それでも寝ようと布団の中へと顔を入れた時、見えたのは母のパジャマから飛び出していた下着でした。 大きなお尻を付き出すように寝ていたので、少しパジャマが上がってしまい、パンティーの端が見えていたんです。 普段であれば、気にもしなかったと思います。 しかし、毎夜のように一緒に遊んでいる母に、どこか特別な気持ちが芽生えていたのかも知れません。 母親と言うよりも仲間、戦友、憧れの人、そんなところかと思います。 そんな僕はパジャマの端を指で摘まむと、少しずつ下へと下げ始めてしまうのです。 薄いピンクのパンティーがゆっくりと現れて来ます。息は止まり、何とも言えない興奮に襲われます。 (あと少し…、あと少しだけ。) やめようと思っても、やめ所の分からなくなる気持ち。その時の僕は普通ではありませんでした。 しかし、そんな歯止めの効かなくなっていく僕を止めてくれたのは、母でした。 『それ以上やったら、本当に怒るからねぇ~?』 それは寝起きでは出すことの出来ない、普通に注意をしてくる母の声でした。 背中越しに言われた僕の手は止まり、慌てて眠る振りをします。 そんな僕に、母はそれ以上のことは言いませんでした。 『背中越し』、あの時、母に見られていたら、僕はどうなっていたでしょうか。 母も僕にどんな言葉を掛けなければいけなかったでしょうか。 目と目を合わせなくて済んだことは、あの時の二人にとっては救いだったのかも知れません。
24/11/14 17:24
(ft4RUirc)
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