『お兄ちゃん！おはよう、早くしないと遅刻するよ』絵美の元気な声でたたき起こされた。
(ゆうべ亜美のやつ、ぐっすり眠っていたよな？…)
そんな一抹の不安が頭をよぎる。実は起きていて、自分たちのいけない行為に、耳を澄ませていたのではないだろうか？この事ばかり気になり、妹達の話しも耳に入らない。『お兄ちゃん、どうしたの？本当に遅刻するよ。』今度は亜美が僕に声をかけた。恐る恐る亜美の顔をのぞきこみ表情をうかがうが、これといって変わった様子がないことで、一応、安心した。
しかし学校に着いて授業が始まっても、ゆうべの絵美のフェラチオや亜美が気付いていたかが気になり、ほとんど先生方の声は耳に入らなかった。
あっという間に、６時限目の授業が終わり、亜美は図書委員の仕事がいつもあるし、絵美はチアリーダー部の練習があるから、帰りは、帰宅部の僕は独りだった。
さて、帰ろうとカバンを肩に下げたところで、メールの着信のバイブが振動した。『まだ学校にいる？チアリーダー部の部室に来て』絵美からだった。
いったいなんで男子禁制の部室に僕を呼び出すんだろう。多少不安を抱えながら向かった。部室の前まで来ると、回りを確認して、ノックしようか迷ったが、絵美に電話をかけた。
通話が始まる前にドアが開き、僕は心臓が飛び出しそうになった。
『いらっしゃい、お兄ちゃん。さあ、中に入って。誰にも見られないうちに』赤白の派手なユニホームの絵美。『えっ、おまえだけ？他の部員さんたちは？』さぞ白い目で見られるだろうと思っていたのに、中にいたのは絵美だけだった。『誰もいないよ。あたしとお兄ちゃんだけ』なにか意味ありげに笑った。『臨時の職員会議で部活は中止だって』『それで僕に何の用？』『お兄ちゃんにあたしの部活動を見て欲しくて』絵美は微笑みを浮かべたまま『こんなふうに踊るのよ』片足ずつ膝を高く上げた。ミニスカートは激しく舞うがまだ、奥は見えない。軽快なステップに、大きめのおっぱいも揺れる。次に大きく足先を振り上げたときだ。『えっ、絵美、おまえ、何、それ？』絵美は答えず、交互に太ももを振り上げた。なんとそこには当然有るべきパンティーはなく、しかもこれまた絵美の年ならあるはずの逆三角形の黒い恥毛もないように見えた。絵美は左右の足を交互に激しく振り上げるが、動きが速くて、じっくりは観察できない。絵美は踊りを止め『お兄ちゃん、見れた？あたしのアソコ』『いや、速くてよく見れないよ』『ねぇ、じっくり見てみたくなった？』いたずらっぽく笑って僕に近付いた。
『ねぇ、あたしゆうべお兄ちゃんを射精させたり、パンティー越しだけどアソコを舐め合ったりしたのに、まだキチンとキスもしてないよね？』今までとは違う真面目な絵美の表情に圧倒され、僕は一歩後ろに下がった。『ちょっと待てよ。昨日から訊きたかったんだけど、おまえ、僕とその…つまりどこまでしたいんだ？』『セックスよ！もちろん』なによいまさら、という感じの絵美。僕は深呼吸をしてから、『絵美、もう一度言うけど、そんなこと、兄妹でしちゃいけないんだよ？誰にも迷惑はかけなくても。おまえはそれでも、僕としたいのか？』
絵美は至近距離で僕の腕をつかむと、うつむいた。『お兄ちゃんさえいやじゃなければ』『…じゃあ、じゃあ、マンションで…』『でもねやっぱり初体験は二人だけでしたいの。マンションじゃ亜美もいるし…だから、今、ここで！』『ここで？今から？』こんな真剣な顔の絵美を見るのは初めてだった。それも息がかかりそうな近さで。抱きつくには半歩ほど離れているが突き出した胸がいまにも触れそうだ。僕は絵美の瞳を見つめつつ、自分の気持ちの確認と心の整理に時間をかけた。そして、『絵美、おまえはすごく可愛い。肉親だから普段は意識しないけど、学校でもトップクラスの可愛らしさだと思う。だから、僕もおまえとセックスしたい』『ああ、お兄ちゃん』絵美は叫び、僕のふところに飛び込んできた。すごい力で抱き締められた。僕も実の妹を力一杯抱いた。(ああ、こいつのおっぱい柔らかい。ムニュって当たってる？)『えっ、おまえ、ブラジャーは？』『ンフン、さっき取っちゃった。どうせすぐお兄ちゃんに脱がされると思ったし』『こいつ、僕がなにを言っても断らない思ってるんだな！』『ピンポーン』おどけた調子でいってから、わずかな沈黙。そして、