それは、両親が旅行に行った日から始まった・・・

「今日のご飯、何にする？ケン兄ちゃん？」
私はいつも部活で忙しい高校生の兄に言った。
「なんでもいいよ。・・・でも、俺が作った方がいいんじゃね？お前は昔っ
から不器用だから、ほら、この前の家庭科の中学の期末テスト、実技で指切
手帰ってきたじゃねーか。」
私はふくれて、
「ひっどいなぁ！パスタくらいは出来るよっ。」
「ああ、なにせ茹でるだけ。」
「そんなことないもん！」
でも、確かにそのとうりだった。
「イタッ！」
「どうした！」
私が包丁で指を切ったと同時にケン兄ちゃんは読んでいた漫画を落として言
った。
「いたいよぉ・・・」
私は涙が零れてくるのを止められなかった。
「だから言ったじゃんか！俺がやるって！・・・ったく！もういいよ！俺が
やるから風呂でも入ってろ！」


「・・・」
お風呂に私は入った。
シャワーでそっと血の出る指先を洗う。

――昔っからこうだった。
なんでもよく出来るケン兄ちゃんと私は違う。
ケン兄ちゃんは、私の事どう思ってるのかな――
出来の悪い、妹って思ってる？？


やっぱり菜緒は怪我したか。
昔からこうだったな・・・。
アホで、ドジで、どうして俺の妹なんだ？って思った。

――そうだ。
タオルきれてる。
持ってってやんなきゃ・・・

「菜緒～？」
俺はタオルを持って風呂場に入った。
――菜緒の匂いと、洗剤の香り――

「なあに？ケン兄ちゃん」
「タオル置いとくぞ～」
「あっ、ありがとぉ！」

かちゃ・・・
俺はパスタをよそった後、俺等兄弟の部屋に入った。

「菜緒の・・・ベッド」
俺は真っ白なカバーのかけられたベッドを指でなぞって言った。
「俺の・・・布団」
・・・俺だけベッドはない。
菜緒―――

この想いを打ち明けたら、君は――？


「ケン兄ちゃんー？どこー？一緒にご飯たべよー？」
私はケン兄ちゃんを探した。
「おっかしいな～。パスタはできてんのに・・・」
私はケン兄ちゃんとの部屋に入った――

「ケン兄ちゃん！いたあ！発見！さー一緒にご飯たべ・・・・」

ぐっ・・・

「きゃ・・・！？」
どさ・・・

私はケン兄ちゃんにベッドに倒された。

「やだぁ・・・しゃれになんないよ。ほら・・・ご飯食べよ？」

「今はご飯なんか・・・」

ケン兄ちゃんの唇が私の首に・・・


「やだぁっ！！！」


どんっ。。
「・・・・ケン兄ちゃん・・・冗談はやめようよ・・・」
私・・・だって・・・

「冗談じゃない」
ケン兄ちゃんは真っ直ぐ私を見て言った。
「冗談なんか―――」
またケン兄ちゃんの唇が―――

「や・・・・やだ！やめようよ・・・兄弟だよ？」
「兄弟が・・・なんだよ・・・！」
パジャマに手が入ってくる・・・
「いやぁ・・・」
だめだ・・・

男の子って強い！

逃げられないよ・・・！
ケンにいちゃんの手がブラをはずす。
パジャマを脱がす。
胸を・・・揉む・・・！

「あっ・・・」
声が・・・！
「聞かせろよ・・・」
「やだよ・・・」
私は自分の口に手を置いた。
もみ・・・もみ・・・

「ん・・・」
「聞かせないと・・・」




「きゃあっ！」
ケン兄ちゃんの手はパンティーに入った。
そっと割れ目をなぞられる。
「あっ――！」
熱い吐息が重なる。
ぬるっと指が入る。

「あぁ――っ！」
はぁ・・・っとケン兄ちゃんの息が重なる。
「指・・・・指なんか・・・入れないで・・・あっ・・・」
私の声は抑えられなくなってきて―――

「あっ、アッ、あぁ・・・」

ケン兄ちゃんが指を動かす度、唇から出る淫らな声。
いやだ・・・

恥ずかしい！

「・・・ごめん・・・菜緒・・・！」








え？





「いやぁぁぁぁ―――！」





痛い・・・・！
痛いよ・・・！
「はぁ・・・」
ケン兄ちゃん・・・
「こんなの・・・酷いよ・・・」
私は泣いて言った・・・。
ケン兄ちゃんのモノが動くたびに涙が溢れる。
アソコガ熱い。
痛くて、痛くて・・・





ぬるる・・・！





「やだぁぁ！」

私はその日からケン兄ちゃんに毎日犯されている・・・