幸代さんがご主人を亡くした時は30代後半だそうです。その時清水君が中学
生で早熟な子だったようです。その時にはもう経験済みだったようで、しか
もその相手は当時隣に住んでいた人妻だそうです。彼女も彼の毒牙にかかっ
たそうです。半ば強姦同然で目的を遂げたらしいのですが、その人は世間体
をきずかい、秘密にしたそうです。その為にそれから後も時々清水君の相手
をさせられたらしく、遂に引っ越して行ったそうです。そんな彼が、自分の
性欲のハケグチに幸代さんを考えたのは当然の事かもしれないのです。
しかも、父親が亡くなったのです。誰に遠慮する事もなくなりました。
それはご主人の葬儀が終えたその夜の事だったそうです。
親戚の人々を送り出した後、祭壇を祭る部屋の中でそれは起きたそうです。
幸代さんが祭壇の前でご主人の思い出に浸っていたそうです。
そんな所に清水君が姿を見せたそうです。
「父さんの事考えてるの？　いつまでも死んだ人のこと思ったってしょうが
ないじゃないか・・寂しいのは判るけど。」
そう言いながら清水君が幸代さんの傍らに座ったそうです。そして彼が祭壇
に向かって言った言葉・・。
「今夜から母さんは僕が引き受けるよ。父さんだって母さんが外の男に盗ら
れるよりは安心だろ、　任せてよ。これから父さんに良いもの見せてやるか
らさ、そこで見てると良いよ・・」
清水君がそう言いおえるや否や、いきなり喪服姿の幸代さんに襲い掛かった
そうです。それは突然の出来事だったようです。