あの後外に出て男が出てくるのを待っていた。一時間以上は待ったように思
う。予想した通りだった。私の見覚えのある顔の男が母と一緒に出てくる
と、2人揃って出かけて行った。私は再び家に中に戻るとあの客間を覗いてみ
た。驚いた事に、そこには生々しい情事の現場がハッキリと残されていた。
布団が敷かれたまま、しかもシーツがかなり乱れていた。二つ並んだ枕の片
方には母の髪の毛らしきものが残されていた。そして私が母を犯そうと考え
付いたその最大の原因を作ったその衝撃的なものを目にしたのだ。
それは乱れたシーツと枕の丁度脇に丸めた感じで置かれていた。それは母の
パンティーだった。ピンクのパンテイーに包まれていたのは使い終えたコン
ドームだ。中にはしっかりと精液が入ったいた。此処で何が行なわれていた
のかは明らかであった。母が男に抱かれて声を上げている姿が目に浮かんで
いた。私は怒りが込み上げると共に家を飛び出して行った事を今でも覚えて
いる。母が許せなかった。親父以外の男とそんな事をしている母がどうして
も許せなかった。父に代わって私がいつか母に判らせなくては・・と。

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