妹は俺の趣味を知っていた。
俺が風呂に入っていたときのこと。曇りガラスのドア越しに妹の声が聞こえた。
「お兄ちゃん、入るで」
「はぁ? 何言ってんね・・」
言い終えないうちに、妹はドアを開けた。俺は背を向け慌てて前を隠す。
「アホか! はよ閉めろや!」
「何慌ててんねん?」
「恥ずいやろが!」
湯船に逃げる俺を、妹は鼻で笑うのが聞こえた。
「大丈夫やて。これ着てるから。ホラ見てみ」
「見られへんわ!」
「見てみって」
首を回し、細めた横目で妹を見る。が、不覚にも目を見開いてしまった。
「な、何で!」
「どうや? 似合う?」
水着を着ていた。しかも俺の好きな学生用水着、スクール水着だ。
「あ、あほちゃうか? そんなもん着て! はよ出て行けや!」
出ていってくれ。湯船の中で俺のチンコは膨らみ始める。