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崩れていく私
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:崩れていく私
投稿者: (無名)
けたたましく鳴り続ける目覚まし時計のアラームに、布団から腕を伸ばして手を彷徨わせる。固いプラスチックの塊を捉えた手が、解除ボタンを叩く。どうして夜は、こんなにも早く明けるのか。
早見冴子は女の曲がり角を過ぎた36歳の身体をベッドの中で伸ばし、浴室へと向かった。

熱いシャワーで目を覚まし、洗面所の前で歯を磨く。何気なく自分の身体を確認し、まだ垂れることのない乳房を下から持ち上げて納得する。お腹周りやお尻も確認し、毎朝飽きることなくするこの習慣が自分が女であることの証明であり、安心材料になる。

下着も用意せずにいたから素っ裸で寝室に戻り、引き出しの中から清潔なショーツを手にする。
半分近くが無いのは洗濯機の中にあるからである。洗濯は週末に纏めて済ませる習慣は、独り暮らしをする女性ならではと言えるかもしれない。
面倒なのはショーツの汚れを手洗いしてからじゃないと、綺麗にならないことだ。経血はもちろんのこと、おりもの汚れは簡単には落ちてくれない。

下着を上下セットで購入してもショーツの寿命はそう長くなく、消費を考えれば下だけ余分に購入しておく些細な金銭的苦労は、男には分からないだろう。隣の引き出しを引いて、ある事実に気付いた冴子は溜息をつく。まだ使おうと思えばそうできたのに、数セットを処分していたのだ。普段使いの下着は使用頻度の多さから痛みも早く、誰に見せるわけでもないからもう少し我慢して使用していれば良かったと、後悔しても遅かった。

今日はこれを着ていこうと決めた服を、やっぱり身に着けたいもの。それは下着の存在を浮かび上がらせる類であり、ベージュの下着を身に着けるのでなければ、インナーをトップスの下に身に着けなければならない。その普段使いの下着を処分してしまっては話にならず、通常のブラジャーの上にインナーを着ればいいのだけれど、タンクトップは洗濯機の中。キャミソールも洗濯機の中。
薄手のブラウスをインナーにしてシャツを着るのも良いけれど、着たい服を着ていけない不満が消えない。まったく女は面倒臭いと、我ながら嫌になる。

それならと一着だけ捨てずにとっておいた黒色のブラトップのキャミソールを、着ればいい。そう思い直したものの、ブラカップが取れかかっているから着心地が悪く、処分対象にしていたのだ。
脱い直そうにも生地が薄すぎて糸が表に出るので出来ず、いっそのことカップを取り去ってただのキャミソールにしようか迷っていたのだ。それも上手くいけばの話だったけれど、カップが取れかかるくらいだから良い製品ではなかった。

意外にも上手に取れて、嬉しくてそのまま身に着けて見る冴子。捨てるのを迷っていた理由は、肌に当たるこの着心地が気に入っていたから。ただブラトップの機能が失われては乳首の形が露骨に浮き上がり、部屋着にするか厚着をする季節じゃないと外に着て出るのを躊躇わせる。こうと決めたら頑固な冴子は、少し強引に都合よく考える。

胸はCカップ、そんなに目立ちはしないはず。
シーアシャツを合わせて透け感コーディにすれば乳首の響きは分からないし、揺れだって巨乳女に比べれば目立ちはしないはず………と。
頑固な性格が自分を客観視をさせず、これが間違いの元なる。




デニム生地のワイドパンツ、身体にフィットするただのキャミソール化した黒色のインナー、透け感のあるネイビーのシャツを合わせて冴子は出勤した。

胸の揺れは気になるけれど、ふわりとしたシャツが身体を覆い隠してくれる。そう勘違いしている冴子を、すれ違う男性の視線が突き刺さる。薄いヴェールの中に、支えのない乳房が不自然な揺れ動きを見せるのだから男性は気付かないはずがないのだ。それを冴子はいつもより視線を感じるのは、涼しげでちょっとセクシーに見えるに違いないこのオシャレが、男性の目を引くのだと都合よく思い込んでいた。

それを何回も経験するのだから、女として気分が悪いわけがない。それはブラトップを身に着けた日とそのキャミソールを着た日の区別がつかなくなるほど気分が高揚し、駅に向かう足が軽くなるのだった。

ここまで変な男に接近されなかったのは、ただの運に過ぎない。電車の中だって男に凝視されるのはそのファッションではなく、砕けたオシャレで開いたシャツの前から見える、キャミソールに形が浮き出た乳首を見られていたというのに、冴子は気付かなかった。

さすがの冴子も座る目の前の男性に、いつまでも視線を浴びていて少し気になり始めていた。いくら何でも露骨に見られ過ぎて、吊り革を握りながら窓の外に向けていた視線を、思い切って男性に下げたのだ。60代だろうか、頭髪が寂しくなった初老の男が悪びれもせずに、冴子の胸と顔を繰り返し交互に凝視してくるではないか。今更になって冴子は、やっと気付いた。

場所を移動したかったけれどそれは叶わず、焼けるように熱くなった身体で、男の下卑た薄笑いを浮かべた顔の視線に耐えなければならなかった。

羞恥と嫌悪、後悔と浅はかさ、それと………。
最後に気付いた気持ちに驚愕し、冴子は顔を急いで背けた。興奮したって、何よ………。
帰りの電車はさすがにシャツのボタンを閉めて、乗り込んだのは言うまでもない。

悶々とした日々が続き、湯上がりの濡れた髪の毛をタオルドライをしながら、冴子はパソコンの前に座っていた。それをを開くと以前に見たことのあるサイトを開き、購入したことのあるリーズナブルなキャミソールをクリックしていた。

後日届いた包を開けて取り出したキャミソールの裏側にあるカップを、そんなに苦労せずに取り去る。こうして白、グレー、ネイビーの色違いが揃った。グレーは危険で、白なんてよく見ると乳首と乳輪の色形まで分かる危うさ………。
冴子の羞恥心は何かを呼び起こしたのか身体の疼きを覚えて、キャミソールをもつ手が震えてしまっていた。



普段ならブレーキが掛かるはずだった。なのに、毎朝のルーティンのシャワーを済ませた冴子の手には、あの白いキャミソール。身体の変化がまた今月もあの鬱陶しい時期がやってくると、そう告げていた。トイレに入れば白くて卵白状の粘度が高いおりものが、長く伸びて垂れ下がる。それがぶらぶらと揺れて、やっと落ちていく。生理が近くなると準備を始めた身体が、必ずこれを排出してくる。いつもより臭いも気になるし、量も多くなるからパンティーライナーを付けるようにしている。昼休みと退社前に付け替えないと、気持ち悪くて仕方がないのだ。

ホルモンバランスがそうさせるように、普段はそんなに気にならない感覚が敏感にもなる。冴子は特にそれが顕著に出て、触覚が妙に敏感になる。
よせばいいのに白いキャミソールを身に着けて、ぴったりしたシルエットの自分の身体が卑猥に見える。細身の身体にはCカップの乳房がバランスが良く、大き過ぎないお尻と腰の括れが女性らしさを強調する。

メイクを済ませて髪の毛にブラシを通すと、今日は透けない水色のシャツに、インナーに合わせて白系のシフォンスカートを選ぶ。透けないシャツだから敢えてボタンは3つ開けて、少しだけ崩した印象にする。厚みのあるシャツブラウスなので乳首が当たるとしんどくて、シャツを浮かせ空間を作ることで凌ぐ。これで軽快で都会的な女性の印象が強くなり、堅い印象が緩むのだ。

朝はどこかで緊張をしていたのか、何事もなくいつもと同じだった。帰りというのは仕事の疲れもあり、誰もが気持ちが緩むのかもしれない。混み合う電車の中で自分の身に着けるシャツブラウスに乳首が当たり、何度も擦られる。乳房との隙間を作りたくて直そうにも人目が気になり、容易にそれが出来る人との感覚がなさ過ぎる。仕方なく4番目のボタンを外して、乳首の接触を凌ぐ。

冴子は気付いていないけれど、斜め後ろに立っている男性からはシャツブラウスの浮いた空間が、丸見えなのだった。彼には冴子が目の前の男性の背中に押されるたび、胸に当たる自分のシャツの空間を開ける、そんな仕草が不思議に見えた。そしてその意味が理解できたのはその直後、何とも魅力的な乳首が、薄手のインナーから浮き出ているのが見えたのだ。どうしてノーブラなのかは分からないけれど、あんなにボタンを開けていたら見られるかもしれない危険を考えないのだろうか。しかも彼女は乳首を勃起させているのは、火を見るより明らかなのだ。

不意に彼女の横顔が見えて、衝撃が走る。ほんの3日前にこの電車内で肘に妙に柔らかい感触を覚え、それがこの女性だったのだ。あの時はネイビーの透けるシャツに黒いキャミソールだったはずで、明らかにノーブラの感触だった。慌てて頭を下げたら彼女も追求する意思は無いようで、ホッとしたことは記憶に新しい。こんな女性も世の中にはいるんだなと、可能ならもう一度会いたい気持ちがあったのだ。それが今、目の前にいる。

見れば見るほどぷっくりと突き出た大き目の乳首が魅力的で、彼女の顔も素敵に見える。年甲斐もなく40過ぎの男がときめきを感じ、ナンパなど経験もないのに彼女と話をしたくなっていた。男の部分では下心が無いわけではないけれど、そんな上手くことが運ぶわけがない。

変態扱いをされて嫌われるよりも知人程度の関係が築ければ、たとえ取り留めのない話でも会話が楽しめれば満足なのだ。昔から欲のない男だど蔑まれたこともあるけれど、人を傷つけてまで自分の欲求を満たすクズではないと、それだけは正直に胸を張れるのだから。

電車を降りた彼女を追って駅を出た所で、勇気を出して声を掛けた………。




ファミリーレストランでコーヒーカップを傾ける彼女は、必死に笑いを堪えているようだった。
それもそのはずで、見ず知らずの男が突然声を掛けてきて、しどろもどろになりながら真っ赤な顔で何とか取り繕うと必死になっていたのだから。
不審そうな顔をする彼女にリスクを犯して身分を明かし、そうはいっても中小企業に勤める冴えない男だど証明出来ただけだけれど………。

彼女は人の良さそうな中年男が自分を誘いたくて、必死なのが微笑ましく思える人柄だったのが幸いしたのだろう。何だかわからないけれど話だけならと、お茶に付き合ってくれたのだった。




何がどうということもなく、自分どお近づきになりたかっただけみたい……。話も世間話からお互いの趣味、毎日の混雑する通勤電車と取り留めのない話ばかり。でも不思議と彼からは邪心を感じることはなく、彼の巧みな話し方に引き込まれていく心地良さを感じていた。

だからだろうか、普通ならあり得ない領域まで話が及んでも、利害関係のない彼にならと答えでもいいとする自分がいた。ノーブラなのは実はここ数ヶ月のことで、そういう性癖が自分にあると気付いていること。だからといって、それ以上は特に望んではいないこと。この男性に自分が気付いたくらいだから気を付けるようにと、忠告を素直に受け止めてもいた。

何であんなに楽しかったのだろうか、心が温かくほっこりする充足感を久しぶりに感じていた。
連絡先も告げず紳士なのか勇気がないのか、彼は何も要求してこようとはしない。冴子にはそれが物足りなくて、そうかといってもいざ迫られても困るのだけど、もっと言えば不完全燃焼な自分を感じていたのだ。

素敵な胸だったし、魅力的な乳首の形だった……。

そんなことを知らない男性に露骨に言われたら、普通は間違いなく然るべき所に連絡する。それが会ったばかりのこの男性には嫌悪感を覚えず、もちろん素直な褒め言葉として理解する自分がいる。何なのだろう、このもどかしさは………。

何の危険も感じさせず、もちろん何の保証もないのだけれど、自分の肌が……女の勘が無害だと、そう告げている。冴子は自分がずるいことをしようとしていることを、自覚していた。人畜無害なこと男性を利用することを、身体の疼きがまるで後押しでもするように、口から言葉が突いて出ていた。


私の胸、見てみたいですか…………?



会計を済ませて外に出る。呆気にとられたような顔をする男性が放った一言が、リフレインする。



本当に、いいの………?



遠慮がちに聞いてきたこの男性も、勝手だけれどやっぱり男だったと失望を覚えた。でもそれ以上に今からこの男性に見せる興奮が上回り、見知らぬ客の誰かが駐車した車の列に向かって、駐車場の奥へと足を進めていった。

駐車場の一番奥に空きを見つけた連れらしい2台の車のドライバーが、たった今車から降りてくるところだった。冴子たちはいかにも自分の車に戻る体を装いながら、彼らとすれ違う。今来たばかりのお客なら、暫くは戻ることはないだろう……。
周囲を綺麗に整えられた垣根に囲まれ、一番奥の車の陰に隠れる形で振り向く冴子。

スカートからシャツを引きずり出して見せると全てのボタンを外し、胸の突起が露骨な薄手で純白のキャミソールを見せつける。等間隔に立つ柱からの照明が、身体半分を照らす冴子の乳房を立体的に浮かび上がらせる。息を飲む男性が見詰める中、ゆっくりと薄い生地を捲くり上げていくその下から艶めかしい白い肌が現れ、形の良い2つの乳房が露出する。


もっと近くに来て、見たかったのよね………。



自分でもこんな言葉を人に吐くなんて、信じられない。でも自分の言葉で興奮を覚え、さらに言葉を続ける。



触らないでくださいね、見るだけにして………。



襲われても文句を言えない状況にしておきながら、息が吐きかけられる至近距離に近づいた男性が、堪らなそうな表情を見せる。そのひりひりするような視線と、乳房に吐きかけられる吐息がくすぐったい。乳首に生温かい息が触れて、冴子はついに我慢できなくなっていた。



少しだけなら、触れてもいいわよ………。



えっ……?……そんな顔をした男性が、恐る恐るといった感じで片方の乳房を手の平に包み込む。
男性の厚い皮膚をした手に優しく揉まれ、男女の行為に相応しくない場所で背徳感を覚える冴子。
不意にもう片方の乳房、乳首にヌメヌメした温もりを感じてハッとなる。そこまでは許したつもりはないのに、触れるという行為に口の愛撫も含まれると勘違いしたらしい………。

口から突いて出そうな抗議の言葉が喉まできているのに、くすぐったくて甘い快感を呼ぶ舌の躍動に捩じ伏せられていく。生理前で敏感になっている身体が男性の舌先の動きに、唇の強弱をつけた吸い方に文句の言葉が跡形もなく溶けていく……。

本当に感じてしまいそうで、男性の顔を押しのけてしまった。ごめんなさいと謝る彼に、そうじゃない、貴方のせいではないからと落ち着かせる。
ここからはかなり迷って、男性に聞いてみた。


あたしまだ帰宅前だから、お風呂はまだの………。
生理の前だし、綺麗じゃないのよ……。
この意味、理解できる………?
それでもいいのなら、見たい……?


男性の答えは、冴子の期待通りだった。
スカートの中から引き降ろされていくショーツが、交互に足首から抜かれていく。あまりに恥ずかしくてスカートで男性の頭を覆い隠し、ぼんやりと遠くを見ながら男性の吐息が恥部に触れる恥ずかしさに、頭がどうにかなりそうだった。




聡明な彼女は脱毛処理をしているに違いないと、勝手にそう思っていた。咽返りそうな女の臭いを放つ彼女の恥部はしっかり黒々とした陰毛が残り、さらに言うなら艶々した光沢が滲み出て始めていた。あぁ……ここに触れてしまいたい……。
そんな気持を見越したように頭に被せられてしまったスカートの上から、頭を抱えられて引き寄せられていた。

モシャリとした縮毛が鼻と口に押し付けられて、舌先を捩じ込んでいた。彼女のお尻を抱えないと首の角度が辛くて、そっと片脚を肩に誘導してみたら素直に従う彼女。そこはからはお尻に両手を回して彼女を支え、生理前で興奮した女の芳香を放つそこを丁寧に弄び始めていた……。




男性の舌から逃れたくて腰を引いてもお尻を支えられ、前に逃れようにも肩に脚を乗せていては動きようもない。中途半端に下半身を拘束されて、上半身だけが快感に捩って抵抗する。的確に捉えられたクリトリスが猛攻に晒され、呼吸もままならず暴れる下半身がピクピクと条件反射を見せる。2台隣の車に人が乗り込み、エンジンが掛かる。車の屋根から女性の頭が覗き見え、不自然に動く様子をルームミラーが捉えている、それに気付かないその車が発進していく………。


バッグから攻められる冴子が頭を跳ね上げ、硬直した首が頭を固定しながら髪の毛を揺らす。
休まず打ち付けられる男性の下半身に視界が歪み、形容し難い快感が頭を支配していく。

がっしりと両手に捕まえられた腰が、身動きを取らせてはくれない。

永遠とも思える腰の躍動が止まったとき、自分の膣の中で男性のモノが脈動を繰り返すのを感じていた。

例えようのない幸福感に包まれ、冴子はその場に崩れ落ちてしまった。
 
2025/09/06 05:00:03(tzjjEDEp)
2
投稿者: 恵介
小説の一節みたいな文ですね。
25/09/06 05:52 (UgJb6T6H)
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